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レイラ達は 龍神の迷宮 の 最下層 を 無謀 に進んでいる・・・
扉を開けると、大きな広間に出た
中には、数え切れないほど無数のならず者達がひしめき合っている!
部屋の中では数人の女冒険者達が凌辱の憂き目を見ているようで、
絹を裂くような悲鳴、くぐもった嗚咽などが男達の下卑た罵声に掻き消されそうになりながらも聞こえてくる・・・
更に、部屋の中央には、天井から吊り下げられた鎖に繋がれた、
明かにならず者のものとは思えぬ、白く細い手首が力無くうなだれているのが見える
ならず者達はその手首の主の付近に群がっているようだ
まさか、あそこに繋がれているのは・・・
「おいおい、今日は千客万来だな」
声は頭上から聞こえてきた
一人の男が魔力でもって宙に浮き、一行を見下ろしている
どこかで見た顔だ・・・
そうだ、あれは酒場の賞金首リストの一番右端・・・
ハイウェイマンズギルドの頭領、
"ボス・ギルドボ"!
「今日一日嬲ってやれば《王女》の調教も完了したものを、仕方ねえ。
仕上げは新たなアジトに着いてからだ。
ずらかる準備と行くか。
だがその前に────」
"ボス・ギルドボ"は 一行の姿を見て、
醜く顔を歪め、嫌らしく舌なめずりをした
「せっかくの鴨葱だ。
逃がさず捕らえて、少しでも財産を増やすとするかな。
野郎ども、逃がすんじゃねえぞ。
この場で調教してるヒマは無えがな、
逃げる気力が無くなる程度になら、ちと《いたずら》してやっていいぜ」
"ボス・ギルドボ"の言葉に
無数のならず者達が一斉に一行の方を振り向くと、
血走った目で一行に襲い掛かってきた!
*モンスターが現れた*
*肉の壁* 472(472) |
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*クリムゾンブラスターは無効化された*
*逃走不可*
「俺様のギルドが力を得るたび、俺様はチカラを増す!」
ボス・ギルドボの攻撃力がギルドレベル分増加した
ボス・ギルドボは 貫通魔法でパーティ全員を攻撃してきた
一行は 2ターンで
ボス・ギルドボに勝利した!
レイラは 13のダメージを受けた
フィルは 13のダメージを受けた
15は 13のダメージを受けた
カテリーナは 13のダメージを受けた
「うぎゃあああ!馬鹿な、こ、こんな馬鹿な!」
"ボス・ギルドボ"は血飛沫を上げ、倒れ伏した
荒い息で地に膝を突き、目を血走らせた形相で一行を睨みつける
「くそ、くそくそ、終わらねぇぞ、終わらねぇ!
俺様が死なない限り、幾度でも、何度でもハイウェイマンズ・ギルドは再生する!
知ってるか、この最下層への《転移》魔法は封じられてるがな、
最下層からの《転移》は自由なのよ・・・」
呪詛の様にそう呟くと、"ボス・ギルドボ"は転移魔法を唱えた
一行が阻む間もなく、"ボス・ギルドボ"の姿は掻き消えた!
それに合わせ、残ったならず者達もあわててわらわらと逃げ散った
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累々たるならず者達の屍の中、
嬲られていた女冒険者達は解放された
そして・・・
広間の中央、台座の上に、
天井から鎖で吊るされ、オブジェの様に力無くうなだれているその姿は・・・
セニティ王女だった
その全身は、まるでヨーグルトの湯船に漬かったがごとく白濁の液で塗りたくられ、
かつての意志の強そうな瞳からは、ほとんどその意思の光が消えかけていた
だが、一行がその戒めを解き、抱き起こすと、
虚ろに、しかし思いのほかはっきりとした発音で、言葉を発した
「私…助かった…の……? そう…《冒険者》に…助けられたのね…… ……皮肉な話…ね……」 |
とにかく、王女を助け出したのだ!
多くの冒険者が志半ばで迷宮で散っていく中、
幾多の苦難、
幾多の出会い、
そして幾多の別れを乗り越えて、
ついに、私達は、ついに《使命》を果たしたのだ!
だが、とにかく城に連れ帰らねば《使命》は完遂しない
一行は《王女》を助け起こすと、急ぎ帰還の途を目指そうとした
その時
「すみません、ほんの少しだけ、待っていただけませんか?」
アイテム バツギア 完璧な地図 オートケンタウリ サイドチャリオット 錆びた鍵 プサイのリュック バラの花束 破れた地図 剣の仮面 鬼の仮面 クリムゾンブラスター ロウフルパスポート Cコイン Aコイン |
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パーティHP 91/141 (65%) パーティ攻撃力 175(×2)+40 パーティ防御力 81 迷宮攻略値 100
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