(解説者紹介)
太・北:読みは「ター・チェ」。中央ゲルマ公国の第6公女にして外交官。
「マーベラス・メイガス」に一身上の理由から参加。
故郷、中央ゲルマ公国の人々の為に大会の様子をリポート。試合に参戦中。
晴・嵐:読みは「シャ・ラン」。中央ゲルマ公国第2公女、太・北の異母姉。
気分屋で、何故か大阪弁。
丸・木:読みは「ム・スン」。太・北に付き従う忠実なる老侍従。
常にその側に従い、身の回りの世話等を行っている。
暗・仁:読みは「アー・ジュ」。晴・嵐に付き従う「影」。
〜16日目〜
(以下、実戦生中継)
観 衆:(ざわざわざわざわ・・・)
暗・仁:・・・・・・・・・・・(観客席から見下ろしている・・)
〜16日目・第1試合「修練魔道士リーザ嬢VS酒仙巫女リバーサイド殿」〜
うぐ嬢:16日目、第1試合、リーザ選手VSリバーサイド選手の試合を開始します。
観 衆:(おおおおおおおおおおおおっ!!)
眼帯男:おや・・、こんなところにいたんですかい?アー・ジュ様も人が悪い・・。
暗・仁:・・・・・・・黙ってろ、気が散る・・・。
リーザ:くすくす・・・、ボクは強いよ?きみで・・・、勝てる?
リバー:(頭を掻き・・)こいつ倒せば、強くなんかな?
リーザ:・・・・・・・・・・・無理だよ!(残像・・・)
リバー:・・・・・・・・ふん・・(目線を遊ばせる・・)
リーザ:・・・これできまっ(たたたたたんっ!!!:3連撃)
リバー:(こここここんっ!!!:魔力を帯びた棍を回転させ、防ぐ)・・何が?
リーザ:・・てない??!!
リバー:・・・・・・・・・これのこと?(がこんっ!!!:返し棍の一撃っ)
リーザ:!!!!(吹き飛ばされて・・、・・転がる・・)・・う・・(身体に力が入らない)
リバー:・・・・まだ?(棍の先を地に置き、頭を掻きながら、うぐ嬢を見る)
うぐ嬢:だ・・・、第1試合勝者っ、リバーサイド選手!
観 衆:(おおおおおおおおおおおおおおおおおお・・・)
リバー:さ〜・・・、酒のも☆(背を向けてすたすた→観客席に入ってそのまま露店に・・)
リーザ:(呆然と天井を見上げてる)ボクが負けるなんて・・、世界は・・、広いや(はは・・)
暗・仁:・・・・・・・・・・・・・・・。
うぐ嬢:それでは、リーザ選手の陵辱に入ります。皆様暫しお楽しみください☆
リーザ:・・・・・・・・・・・・え?
男たち:(わらわらわらわらわら・・・)
リーザ:???!!!あ・・、や、な、なにっ?いや・・、や、いやあっ!!
眼帯男:しかし・・、あっしらならともかく、アー・ジュ様はこんなの見て、楽しいんで?
眼帯男の後ろにたむろしている厳つい男たち:(にやにやにや・・・)
暗・仁:・・・・・・・・・かもな。それより、・・わかっているんだろうな、仕事は・・。
眼帯男:・・まかせてくだせえ。これまで与えて貰った分はきちんと働きまさあ・・。
リーザ:いやぁ・・・、もう・・・、やめてぇっ・・・、おねがい・・、だから・・。
晴・嵐:・・・・・・・・大丈夫か?・・・・・ター・チェ?
太・北:・・・・・・・・うん。
丸・木:・・・・・・・・・・・・ター・チェ様・・(がふ)
太・北:じゃ・・・、じゃあ、行って・・・、来るね?
晴・嵐:ああ・・・・、頑張ってきい☆(励ますような微笑み)
丸・木:ご武運・・・、お祈りしておりますじゃ(がふ)
〜16日目・第2試合「公女太・北嬢VS「大守護」キサナ殿」〜
太・北:(両手を組んで・・・)・・・・・・・・ん!(思い切り伸ばす・・)
キサナ:(静かにたたずむ・・)・・また、・・きた(静寂なる瞳でター・チェを見る)
太・北:(肩の震え・・・)・・・?(肩を押さえる・・、しかし、止まらない・・)・・う(身体
が、感じてる?・・やっぱり・・、この人・・、強・・い・・?)
キサナ:・・止めておけば、良いのに・・。
丸・木:・・・・・・・・ター・チェ様・・(がふ)
晴・嵐:・・・・・・・・・(ふふ・・・)
太・北:(・・・・・・勝てない?・・怖い?・・でも、・・でも!!)
うぐ嬢:16日目、第2試合、太・北選手VSキサナ選手の試合を開始します。
観 衆:(おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!)
太・北:(逃げるわけには・・・)
丸・木:ター・チェ様ああああああああああああっ!!!!!!(がががががー!)
太・北:・・・・・・いかないっ!!!(きゅんっ:姿が消える・・)
キサナ:・・・・・・・・・・・(目線だけが動く・・)
太・北:・・・・・・・ごめんっ!!(目線と異なる方向に出現・・)
キサナ:・・!!(反応!)
太・北:っっっっっっっっ!!!!!!!(たたんっっ!!:重い二連撃・・)
キサナ:(後方に倒れる力を利用し、瞬時に下がる)
太・北:(このまま、速攻で・・・)
キサナ:(倒れながら)・・・・・・・・・「ガード・フィールド」(キュウンッ!!!)
丸・木:っ!(がふ)
晴・嵐:・・・・・・・・・・・・・(終わったな・・・)
太・北:っ!・・・わあああああああああああ!!(だだだだだだんっ!!:超連撃)
キサナ:(「魔道防壁」が防いでいく・・・)・・・終わりにしましょう(たんっ!)
太・北:あっ!(怯)
丸・木:ター・チェ様っっっっっっっ!!!!(があああああああっ!!!)
太・北:(ム・スン?!!!)くうううっ!!!!(かろうじて防ぐ)
キサナ:・・・。
太・北:まだ・・・、まだっ!!!(たたたたたたたたた・・:超連撃・・)
キサナ:何故・・・、そんな・・・(「魔道防壁」が全てを防ぐ中、照準を定める・・)
晴・嵐:・・・・・・・・・・・・。
キサナ:・・・・・・・・・・・無駄なことを・・(きゅんっ:一撃の重い魔法・・)
太・北:(無駄なこと・・、なんかじゃ・・!!)っっ!!!(吹き飛ばされる・・)
キサナ:・・・・・・・・・・・・・・・無駄。
太・北:あ・・・・・・、あ・・(呻き、立ち上がろうとするが、砂を掴むことしか出来ない)
うぐ嬢:・・・・・第2試合勝者っ、キサナ選手!!
観 衆:(わああああああああああああああああっ!!!)
丸・木:ター・・・・・チェ様あっ!!!(がふうううう!!!)
晴・嵐:・・・・・・・・・・・・(ゆっくりと紫煙を吐き出す)
キサナ:だから・・・・・・・、言ったのに・・(淡々と立ち上がる・・)
太・北:(ようやく上半身を起こすが・・・)負け・・・、ちゃったの・・・?う・・・、う・・・
(へたりこんで肩を震わせる・・・)
丸・木:ター・チェ様!!!!!!!!!!!(身を乗り出し掛ける)
晴・嵐:っ!!??ちょ・・・、ちょい、ム・スン?!!(慌ててム・スンを止めようとする)
太・北:(俯いたまま・・・)・・・・・・・来ちゃ駄目ッ!!!
丸・木:・・・な?!!!(がふ??)
うぐ嬢:それでは、敗者太・北選手の陵辱に入ります。皆様暫しお楽しみください☆
男たち:わらわら・・・(太・北に近づいていく・・・)
太・北:(ム・スンを目線で制する・・・)
丸・木:・・・・・ター・チェ様?(がが・・・)
太・北:・・・ごめん、・・なさい・・・(俯く顔に零れる涙。その上に男たちが群がっていく・・・)
丸・木:・・・・・・・・・がうううううう(俯き、歯を食いしばる)
晴・嵐:・・・よお、我慢したなあ・・・、よう我慢した!!ター・チェの為にも、ここは・・。
太・北:・・・う、・・・ぅ、い・・・、いや、ああああああぁ・・・(押し殺した悲鳴・・、さら
し者にされ、処女を奪われた瞬間を観衆に見せつけられる・・)
観 衆:(おおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!)
丸・木:!!!!!!!!(があふっ)・・・どいて、くだされ!(ががっ)(目には殺気・・)
晴・嵐:やっぱり・・・、そぉなるかぁ・・・、おまえはやはりなあ・・(俯き)
丸・木:・・・・・・・迷惑はかけませぬ!(がが)命に、換えてもっ・・(があぐうう)
晴・嵐:(ゆっくり首を振って、・・静かに微笑む)確かに・・、おまえなら、一人でも助けられる
やろうな、だから・・(たんっ!:乾いた音・・)
丸・木:(一瞬、何が起きたかわからない表情)・・・・・・・・・?(が?)(とぽとぽと腹から
吹き出す鮮血・・)・・な、ぜ?(が・・ふ)(口から零れる赤)
太・北:ひあ・・・、うっ・・・、た・・・す・・(首を振って言葉を飲み込む・・、代わりに漏
れる悲しい悲鳴・・)ぅうっ・・・、うっあうううっ・・
観 衆:(おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!)
晴・嵐:(感情のない目)「生かせる」訳には、いかへんねん(たんたんたんたんたんたん!!!)
丸・木:か・・・・・・・・・(どさあっ・・・)
晴・嵐:(沸き上がる歓声の中、さらに数発、撃ち込んで・・、止める)・・・(ム・スンの心音が
止まっているを確かめると・・、ゆっくりと闘技場を見下ろす・・)
太・北:ううっ・・・、あ・・・、ぐ・・・、ひうっ・・・(苦しそうに宙を彷徨う手・・・)
晴・嵐:ええ・・・・・・・・・、風景や(タバコをくわえ、にやりと微笑む・・)
(参考)公女太・北嬢VS「大守護」キサナ殿=履歴3F―3
修練魔道士リーザ嬢VS酒仙巫女リバーサイド殿=履歴1F−16
失われし記憶のフォリア殿VS酒仙巫女リバーサイド殿=履歴1F−18
(欄外)
男たち:・・・・・・・・・(汚されたままのター・チェを塔の外に投げ出す・・)
太・北:(どさ・・)あ・・・・、う・・
男たち:・・・・・・・・・ばたん!(扉を閉める音)
太・北:う・・・・・・(震えながらも、服を少しでも整え、立ち上がろうとする・・)
ちんぴら風の町の男数名:ちょっとねーちゃん・・、壊れかけかい?なら、良い働き口が・・。
太・北:かえ・・・、ら・・・、なきゃ・・・(ふら・・、ふら・・)
ちんぴら風の町の男の一人:おい、ちょっと待てよ!(肩に手を掛ける)
<ザンッ!!!:刎ね飛ぶ男の手首・・>
ちんぴら風の町の男の一人:・・・・・・・・び?(胸元を突き破る刃・・)おあ・・?
眼帯男:(男の背後から現れる)悪いな・・、その子は我々が「保護」する事になっているんだ。
眼帯男の後ろにたむろしている厳つい男たち:そーそー(他のちんぴら達を笑顔で殺す・・)
ちんぴら風の町の男数名:・・・・・・・・うぎ・・(どさっ・・:・・絶命)
太・北:・・・・・・・・え?(呆然と見上げる・・・・)
眼帯男:あそこで、完全に壊れときゃあ・・、よかったのになあ、あんたも・・(がすっ!!!:
鳩尾をつま先で蹴り上げる・・・)
太・北:あ・・(声を上げる間もなく崩れ落ちる・・・)
眼帯男:お陰で・・、俺達が「まぐわって」やらなきゃならねぇ・・、・・なあ?(くく・・)
眼帯男の後ろにたむろしている厳つい男たち:ひゃっひゃっひゃっひゃ(下品な笑い声)
太・北:(ム・スン・・、シャ・ランおねえ・・)(視界が・・、完全に闇に包まれる・・)