「PT? いいよ、別に組んでも。私も迷宮には行きたいから。
でも、先に言っておくけど――私、裏切りだけは許さないから」

・名前 フェリル・タフィル

・性別 女

・設定
エイフェンス家の次女。16歳。
「エイフェンス家」は北方の民主制王国、シュフルースの独立時に功績を残した将軍の家系であり、
国内指折りの名士として親戚筋からは王国議会の議員だけでなく大臣も輩出している。
また、魔術師の家系としても隣国まで名前が聞こえる程に有名である。
この政治的、職的な背景から方々にコネクションを構築し、今では国内の財界にも強い影響力を持つようになっている。
生家は特に大きな役職に付く事もなく地方都市に隠棲しているが、実は将軍直系の家系であり、エイフェンス一族を実質束ねる立場にある。

フェリルには兄と姉がそれぞれ一人ずつおり、エイフェンス家の中では末娘に当たる。
父親の「家督に余計な波風を立てるのは得策ではない」という考えと
母親の「せめて末娘くらいは家の重責を背負わせたくない」という想いにより、社交的な場には顔を出すこともなく育てられた。
家督を継ぐ必要がないこともあり、幼い頃に本で読んだ遺跡や景観を訪れ、自分の目で見るために、家族の反対を押し切り、冒険者として旅に出た。
今回のワイズマン討伐には武者修行と路銀稼ぎのために参加。

旅に出た当初は危機管理の「き」の字もなかったため、エイフェンスの名で堂々と旅をしていたが、
エイフェンスの名前を知るならず者に二度に渡り襲われたことがある。
パーティを組んでいたフレシアという女性の奮戦であわや、というところで助かったが、結果として彼女の冒険者人生を絶ってしまうことになる。
ちなみにこのとき襲われたならず者には変装後も一度襲われている、がその時も難を逃れている。

彼女はこの出来事を境にフレシアから受け継いだローブを羽織り、髪を結い上げて、エイフェンスの名前を隠して行動することになる。
これはこのまま旅を続けていると厄介なことになる(主に報復や他のならず者の襲撃)という理由もあるが、
それ以上に家柄に捕らわれず、ただ一人の冒険者として歩んでいこうとする決意の表れでもあった。
ちなみに公の場に出たこともないので本人自身の顔と名前はあまり知られていない。のでこちらはそのままの名前を使用している。

この経験で、パーティの仲間を二度と失いたくないと強く思うようになるが、自分を囮にして他の人を逃がせるほど実力が備わっていないため、
自分がパーティを守る手段として周囲の状況に常に気を配るようになり、冷静に撤退も視野に入れた行動を行うようになった。

エイフェンスの名を隠して旅を続けることを決めた後、本当は出自のわかってしまうものにはできるだけ気を使っている。
その中でも特にエイフェンス家を示す紋章が彫られたペンダントは外したいところではあったが、
旅の前に母親からもらった唯一の家族とのつながりなので、考えた結果結局肌身離さず身に付けることにしている。

母親の方針からか特に家でも本格的に魔法を習っていた訳ではなく、本での独学で多少かじった程度のため、魔法は話の種程度にしか使えない。
そのため、旅の途中で戦いに巻き込まれた場合には剣を中心とした近接戦を主としていたが、
魔力は決して低くなく、また、旅の当初からパーティの一員である魔術師から手ほどきを受けているため、もう少し経験さえ積めば戦闘でも十分使えそうではある。
その辺りは家系。

旅に出てからも機会がなかったので男性経験はない。この辺りは襲撃された件が元で男性に軽い不信感を持っていることから仕方のないことかもしれない。
唯一、ずっと旅を共にしている男の魔術師がいるが、フェリル自身、彼を魔法の師匠としてみていて、特に男と意識したことはないようである。
遺跡についてからも彼が隠れて動いているが、フェリル自身は気づいていない。
胸は少し小さい程度。よく話のついでにからかわれたりして、それに本人も反応したりもするが、本人は言動ほどには気にしていないらしい。

性格は家督を継ぐ必要がなく、必要以上の作法教育を受けてないためか自由奔放。
しかし、フレシアに「強くなりたいなら強い人の動きをよく見て、マネをして、コツをつかむこと」と言われたことを(解散してからも)遵守している。
尊敬する女性に言われたこともあるだろうが、それでも今なお続けている辺り、根は真面目である。
暗い雰囲気が苦手なので、パーティの中ではムードメーカーを買って出る。

・性格 カオス

・職業 軽戦士

・設定レベル  経験レベル 8
         名声レベル 14
         才能レベル 11

・運勢レベル 14

・オプション  向上(2) 変装(2) 開眼・魔法戦士(2)

・ダンジョン方針 堅実

・ハンドルネーム 無人