俺の背骨に花よ咲け

グリューネ、マジェアサと続いた「グラッセン戦役」シリーズの外伝です。
ルールは単純なので、お手軽にどうぞ。

『俺の背骨に花よ咲け！！』

"Be fertilizer,my body!"

～the misery of the Gurassen war Another Story～

　グラッセン軍事領における『帝国軍』とそれに反旗を翻す『革命共和軍』との戦争は、『最強傭兵』や『罪人軍師』にまつわるエピソードとして一般的には知られている。
　だが、戦争という、日常とかけ離れた空間内においては、ほんのちっぽけなたった一人の狂気が、時に大きな悲劇を招くこともある。
　それは歴史を大きく動かす力こそ無けれ、されど確実にその歴史の中に存在していたという証として残る。
　『彼』が為したことは、戦の勝ち負けにも国の興亡にも何の関わりはなかったけれども、それでも『彼』自身にとっては己の一生を賭けてみるに値する所行であり、『彼』のちっぽけな、己の器に分不相応なささやかな野心の賜物でもあった。

　これは、そんなちっぽけな男が一生を賭けて挑んだ、なんの記録にも一切残らない小さな野心の物語……。

　今回のあなたは、『彼』、すなわち名もない帝国の一兵卒です。
　『彼』の目的は、戦争のどさくさに紛れ、女を凌辱すること。
　最強の傭兵でも最高の軍師でもないただの一兵卒である『彼』は、「勝てそうな」相手だけを探し、自分なりのやり方でこれをものにしなければなりません。少しでもミスが在れば、『彼』の人生はそこで簡単に終わることとなります。

　『彼』が移動できるのは、帝国領３カ所、そして戦場６カ所の合計９地点です。この９つの地点にそれぞれ１人ずつ、『彼』がターゲットとして定めた女が居ます。凡庸な一兵士に過ぎない『彼』の全能力を極限まで駆使して、見事目的を達成して下さい。

　今までは、コマンド事に指定された番号を選択し、それをURLに打ち込んで貰っていましたが、今回は、その選択肢がありません。

　とりあえず、『彼』には次の４つのパラメータがあります。

１　腕力(Power)……この数値が大きいほど、力ずくで物事を運びやすくなります。
↓
２　注意力(Careful)…この数値が大きいほど、周囲の状況に気を配ります。
↓
３　スタミナ(Stamina)…何事にも体力は大事です。
↓
４　集中力(Concentration)…気が散漫になっては成功するものも成功しません。

　そして、『彼』は２０ポイントのエネルギーを持っています。
　この２０という数値を上の４つの能力に振り分けて、その振り分けた結果を上記の１→２→３→４の順番に４ケタの数字として半角英数で入力して下さい。この時、エネルギーが余ってはいけません。２０の数値、全てを使い切るように振り分けて下さい。彼は人生と全身全霊をかけて今回の凶行に挑んでいます。

　入力する位置は、各ターゲット場面で表示されているURLの、最後の「.htm」となっている「 . (ピリオド)」の前です。企画に慣れた方にはもはやお馴染みですね。
　例えば、「腕力を５、注意力を４、スタミナを８、集中力を３」、と言うように振り分けたならば、「5483.htm」と入力するわけです。数字の順番と、ピリオドの位置には気をつけて下さい。

<注意　「.htm」の前には元々ファイルを区別する二文字のアルファベットが並んでいるのですが、それを消して入力するのではなく、それとピリオドの間の部分に入力して下さい。間違わぬよう！>

　例によって正解は一つしかないので、間違ったコマンドを打ち込むといつものように「File Not Found」の画面に行ってしまいます。新しいコマンドをそのまま入力するか、ブラウザのバックボタンで戻って下さい。正解の能力値を入力すれば、彼の「凶行」の様子を見ることが出来ます。

　マップのサムネイルをクリックすると、その地点にいるターゲットと、『彼』の判断したその攻略法が表示されるので、それを参考に４つの能力値にうまく２０ポイントのエネルギーを配分して下さい。

・基本的には、市街地に近いほど人目が激しいために『注意力』が、最前線に近いほど相手が強いため『腕力』が重要になります。が、無論例外もあるので状況は良く判断して下さい。

・ヒントは「ほとんど」「そこそこ」「かなり」など全て文章による曖昧な表現でしか書かれていません。そのファジーな表現をどう数値に置き換えられるかが攻略のカギとなります。最低が０、最大が９、そして平均が５、と言う辺りを頭に入れて判断の材料として下さい。何気ない一言にもヒントが隠されていることもあります。

・基本は全て「さんすう」です。暗算が苦手な人は紙に書き出しながらやった方が比較的楽です。

・最大のヒントは「合計が２０」と言うことです。また、数値は全て整数のみなので、そこから逆算することで数値が判明することもあります。

・今企画の「クリア」は「END」マークが出た瞬間です。そこに至る過程は自分で見つけて下さい。「END」マークの下にクリアパスワードが表示されるので、そのパスワードを書いてメールしてくれれば例によって早解き名鑑に上位５０名まで名前を載せます。この時、ハンドルネームと別の名前をランキングネームに使いたい、と言う人はその旨をちゃんと記載しておいて下さい。その記載がない場合、ハンドルネーム(とこちらが推測した名前)をそのまま載せてしまいます。

(クリア時間は自己申告なので、メールで送られてきた順番のみ。なお、敬称略)

※　メールまたは掲示板に書かれていた「お気に入りキャラ」を集計します。複数書いていた場合は人数分の小数点で割ります。