『Festival of three days』
First day(Part2)
バックスはリネアを見下ろしながらズボンを下着事脱ぎ、すでに準備がいらぬほどカチカチになった肉棒を外気に晒す。部下達もそれに習うように、肉棒を露出させる。
その光景を見ると、リネアはくらくらとしてしまう。バックス傭兵隊のメンツはガタイが良いし鍛えてある。それが直接の要因になってるのかどうかは解らないが、彼らの肉棒はそんじょそこらのならず者の物よりも太く、大きい。
それが、自分の身体の穴という穴を貫くのだ。
「舐めろ」
「きゃあっ…んんっ!」
男は乱暴に少女のポニーテイルの付け根を掴むと、力任せに自分の肉棒をくわえさせた。小さな口一杯に広がる肉で出来た棒と、特有の臭い。喉奥まで貫かれたそれに吐き気を覚えて堪えていると、男はその表情から気づいたのか、若干髪を掴む力を緩めた。だが、完全に抜くことはままならず、口内の大半を肉棒が占めていた。
「…んっ」
拘束された身体で数少ない自由に動かせる部分、舌を使ってバックスの肉棒を舐め始める。頭を固定されたうえ、深く入れられているので亀頭や袋を舐めることが出来ない。仕方なく、頬張った口の中にある竿を舐めるだけだ。
リネアは肉棒を舐めて美味しいと思ったことは無い。くわえてどちらかと言えば、上の口で味わうのはあまり好きじゃない。
「リネア。もっと丁寧に舐めろ。これでお前を犯すんだからな」
だが、上の口を犯される被虐感は、他の二つとは比べものにならない。これから己を犯す物を自由に動く舌でご奉仕する。死刑囚が自分の首を吊る為に縄を結うようなものだ。自分をさらなる崖に追い込む行為が、その絶望が、快感と感じてしまう。
これはバックスを悦ばせるものではなく、リネアと言う具材を美味しく調理するための儀式。
少女は瞳を閉じ、頬を恥じらいで朱に染めながら、口にある己を犯す物の存在を舌で味わっていた。
「もういいだろう。立て」
リネアの口から肉棒を抜き、バックスは命じる。だが、リネアは荒い吐息を繰り返すだけで、立ち上がる気配はない。腰が抜けた様に座り込むリネアの足下は、柄杓をひっくり返したかのように濡れていた。
バックスが指示を出すと、二人の部下がそれぞれ左右から腕を掴んで立ち上がらせる。囚人を連行する様に歩き、ベットの上にあがるとリネアを俯せに倒した。
「きゃっ!」
二人の部下は互いにリネアの両肩をベットに押しつけ、身動き取れないようにする。お尻を突き上げる姿勢で、足下の方から見れば、二つの穴が無防備に晒されている。いや、それどころか、雄を誘うように愛液を纏わせ、淫らに男の物を求めているようにしか見えない。
バックスは場所を違えることなく、肉棒をリネアの秘所の入り口に入れる。後は少し腰を突き出すだけ。
「犯すぜ、リネア」
言われなくとも、秘所の入り口に肉棒を感じている。まもなくリネアは犯される。リネアの都合を全く無視して、陵辱は遂行される。
投げてしまった石は、二度と戻らない。その石が人に当たる軌跡を描いても、軌道を変える術はない。その石が人に当たるまでの時間に出来ることと言えば、投げてしまったと言う後悔を味わうこと。
犯される。これから。止められない。止めてくれない。ほんの数秒後の被虐と快感。まだ起きていない未知の味は、想像を無限にも膨らませる。
「ん…っ」
秘所の入り口に肉棒が入ってくるのを感じる。目に見えない分、触覚だけではオーバーに感じてしまうが、まだ人差し指の一関節も入ってないだろう。だが、それだけでも、心臓の真上にナイフを突き立てられたような、ゾクゾクと身体を震わせる被虐感を感じる。
「ん…ああああぁぁっっっっ!!」
バックスが容赦なく奥深くまで突き立てた肉棒に、身体が悲鳴を上げる。いや、悦びだろうか。穢らわしいものが身体の中に入るというのに、愛液はそれを手伝うかのように潤滑油となり、膣はそれを歓迎するかのように何度も収縮する。
「はっ、はぁっ、あっ、はぁ、あっ、はぁん、んあっ!!」
陵辱者は少女の腰を掴み、凶器を抜いては同じ所に何度も突き刺す。身動きの取れない少女は唯一自由な口で悲鳴を上げるだけ。それも陵辱者の攻撃によって、断続的な喘ぎ声にしかならない。
助けは来ない。白馬の王子様は居ない。いるのは悪い傭兵のみ。物語で言えばバットエンド気味な展開。悪い男に無理矢理貫かれ、そして
「んんんーーーっ!!」
少女の膣内に、熱い液体がぶちまけられる。男の精液。愛する人の物でない白濁の液体。子供を宿すための女の大事な部分を、無惨にも穢された。
だが、肉棒を貫かれ、精をはき出され、膣内を熱くさせた行為は、女として本能的な淫靡な快楽を得てしまう。
「はぁ…あぁ…はぁ…」
リネアの周りにいる男達は、バックスが肉棒を抜き終えてもそのままリネアを拘束している。そのため、リネアは膝立ちから肩をベットに押しつけられた、腰を高く上げる姿勢のままだった。
「どうだ、リネア。犯された感想は」
先ほど陵辱していた男がリネアの隣に座りながら言う。リネアは『犯された』と言う言葉に反応してぴくりと肩を振るわせたが、後は荒い息でシーツを湿らせるだけで、答えない。男はリネアの表情を見て、にやりと笑みを零すと、リネアのポニーテイルを掴み、強引に顔を上げさせる。
「…はぁ…はぁ…」
髪を引っ張られ頭を上げさせられた痛みも感じていないかのように、蕩けた瞳でバックスを見上げる。口元からよだれが流れるのを指ですくい、口に運ばせてそのまま指を舐めさせる。リネアは命令されるまでもなく、指を丁寧に舌で舐め始める。
「まずは一人一回ずつだな」
リネアの舌が止まり、唾を飲む。あと九人。九人に同じ事をさせられる。九回無惨に犯される快楽を想像させられながら、それを現実にさせられる。
ぴたっと、冷たい指がお尻を撫でる。熱い肉棒が秘所の入り口に触れる。
また犯される。それは確定だ。だがいつかはわからない。タイミングは男が決める。リネアは犯されるのを待つだけ。待っている間は一日千秋の思いで、犯されて一方的に与えられる快楽と被虐を想像する。いや、否応なくさせられる。
「早くしろよ。一回ずつ終わったら、次は二本差しなんだからな」
バックスの言葉に、秘所から愛液をはき出す。
確定している逃れられない陵辱の未来。
それがリネアの身体と心を陵辱し、淫乱な身体を蕩けさせる。