●基本ルール●


○街での行動

 冒険者は、町でパーティを組んだり、休息したり、成長したりします。これらも全て自動的に行われます。パーティを組んだ後はダンジョンに潜り、戻ってきて回復、また潜る、というのがひとつのサイクルです。町に帰還したパーティのHPや状態異常などは自動で完全に回復しますし、迷宮で消耗した装備レベルも町の住民の善意(或いは畏怖)によって名声レベルまでは回復します。が、裸で町に戻ってきたりすると名声が下がり、場合によっては街中でならず者に襲われてしまいます。
 パーティはメンバー四人が決定するまでは組めず、一度組まれたパーティは原則としてメンバーが誰かしら脱落するまで解散はできません。またロウパーティの場合はメンバーが脱落してもその居場所が確認される限り、救出を試みなければなりません。
 パーティ結成の優先順位は基本的に「早い者勝ち」で、登録時期が早いキャラほど優先的にパーティを組めますが、パーティを組めなかったキャラは単身酒場に残留することとなります。「選別」オプション取得者などは、運が悪いとなかなかパーティを組めずに酒場に滞在し続けるだけ、という状況も出てくるかもしれません。その場合は他パーティの解散や、脱出/救出されたキャラが酒場に戻ってくるのを待つか、「雇用」オプションで傭兵を雇ってダンジョンに赴くことになります。また、あまり長い間迷宮に行かずに酒場に入り浸り続けていると、町の人たちに胡散臭がられ、白昼堂々町中で悪党達に襲われても誰も助けてくれないかもしれません。
 町の様子は酒場で確認できます。イベントの進行度合いによっては、段々と酒場の登場人物も増えていきます。

○ダンジョンでの行動

 ダンジョンは、地下10階構成で、最下層にワイズマンが居ます。迷宮は広く複雑で、全ての道を知り尽くしているパーティが挑んでも、1階層を攻略するのに1日かかります。一日の初めにパーティリーダーの運勢乱数によっては何らかのイベントに遭遇する事もあり、パーティ方針やパーティの性格などによってイベント結果が決定されます。
 各階層には迷宮の複雑さや仕掛けなどの数に応じた
迷宮難易度が設定されており、パーティの迷宮攻略値がその数値に満たない場合下層に下りる階段に辿り着くことが出来ません。迷宮攻略値は毎日パーティのダンジョン方針に応じて少しずつ増えてゆき、鍵や地図などのキーアイテムを入手すると大幅に増加します。また、中には迷宮攻略値に関わらず、一定の条件をこなさなければ先に進めない階もあります。逆に転送装置などが使用できるようになると、浅い階層から深い階層へ一気にワープすることも出来ます。
 ダンジョンの中には様々な罠や敵が存在し、その難易度は階層が深くなるほど大きくなって行きます。基本的には「イベントの発生→迷宮の攻略→罠の捜索→怪物との戦闘→ならず者の襲撃→お宝の探索」の順に判定を行います。それぞれの判定によって必要となる能力値は異なるため、なるべく色々な系統の職業を含めたパーティの方が有利になります。まともに攻略しようと思うならば、最低でも回復力と探索力を特性に持つ職業のキャラをパーティに加えておくべきでしょう。
 一日が終わった時、そのまま冒険を続行するか、それとも街へ帰還するかの判断はダンジョン方針に従って決定されます。帰還する場合も、迷宮攻略値の高いパーティは一度に複数階層を戻る事が出来ます。

○ハイウェイマンズギルドとキャラの凌辱

 ハイウェイマンズギルドとは、迷宮を根城としたならず者や犯罪者の集団であり、このギルドに目をつけられた冒険者は拉致され、監禁され、凌辱される事になります。
 ギルドは毎日、各階層に幾人(場合によっては何十人、何百人)ものならず者を派遣して迷宮内にて疲弊した女冒険者を捕らえようとしてきます。名声レベルが高いキャラはより多くのならず者にターゲッティングされてしまうでしょう。冒険者たちはそれを切り倒し人数を殺ぐことが可能ですが、それでも人数が多ければ多勢に無勢となって捕らえられ、その階層のいずこかの玄室に監禁されて身包みを剥がされ、凌辱されてしまいます。ならず者達はパーティ単位でなく、キャラ個別に狙って襲い掛かってくるため攻撃力が低いキャラはやや不利となりますが、隊列後方に居るメンバーはそれだけ捕縛されにくくなっています。
 
監禁され凌辱されているキャラは毎日実力レベルが才能レベル分だけ減少します。これが0になると、そのキャラはもう冒険者を続けられなくなるほど堕ち、性奴隷となって売り払われ、ゲームオーバーとなります。
 性奴化する前に運良くその監禁現場の玄室に他のパーティが訪れてくれたりすれば、救出してもらえることもあります。また、もっと運がよければ玄室内に居る女達で力を合わせ、自力で監禁状態から脱出できることもあるでしょう。ただし、ロウキャラが誰にも救出してもらえず自力脱出するハメになったり、カオスキャラが他人に救出して貰えてしまったりすると、性格が逆転してしまうことがあります。
 一部の例外を除けば、基本的には
キャラの凌辱はならずものに捕らえられた時にのみ起こり得ます。

○怪物との戦闘と罠

 「ワイズナー」では怪物との戦闘によってキャラが死ぬことはありません。勝ち目の無い敵と戦うはめになり、あげく全員のHPが0になったとしても、命からがら逃げ延びることが出来た、という扱いとなります。ただし、怪物との戦闘でボロボロになった直後の、回復もままならぬ状態のパーティをならず者達は狙ってきます。あまりに直前の戦闘で疲弊すると、たやすく彼らの毒牙に落ちてしまうでしょう。
 また、迷宮内には試練としての仕掛けだけでなく、ワイズマンやハイウェイマンズギルドの仕掛けた様々な罠が満ちています。これらは探索力の高いキャラがパーティに居れば回避することも出来ますが、引っかかってしまうと怪物との戦闘に匹敵するほどの被害を受けることもあります。ちなみに罠の探索はメンバー全員が個別に行うため、一人でも探索力の高いキャラが居れば容易に発見できる反面、運勢レベルの低いキャラが絶対失敗を出してしまうと罠を踏んでしまいますので過信は禁物です。
 罠にはただ単純にHPや装備レベルにダメージを与えるタイプのものや、動きを封じてしまうもの、別階層にワープさせてしまうものなど様々です。深い階層になればなるほど危険度の高い陰険な罠が多くなり、回避も難しくなります。ただし、これまた怪物との戦闘と同様、
罠によって冒険者が死ぬことはありません。しかし、罠チェックは必ず戦闘チェックの直前に行われるので、回避出来ないと罠の被害を被った不利な状況で戦闘を切り抜けねばならなくなってしまいます。また、パーティ全員が行動不能になってしまうような罠に陥ってしまうと、パーティの強さに関わらずそのままならずもの達にお持ち帰りされてしまいます。
 また、ダンジョン内部にはワイズマンやハイウェイマンズギルドの集めたお宝が大量に蓄えられており、罠もモンスターもならず者共も切り抜けたならば、そのお宝を発見する事が出来ます。お宝の中に今よりも上質の装備があれば、装備レベルが上がります。深い階層ほど上質のお宝があります。

○アイテムとキャラの成長

 お宝の中には装備する物とは別に、強力な力を秘めたアイテムもあります。そういったレアアイテムは滅多に手に入りませんが、一つ入手するだけでもかなり冒険が便利になる物も多いです。ただし強烈なリスクを伴う呪いのアイテムもあり、それらは自分の意思では手放す事が出来ません。アイテムは基本的にパーティ全員の共有物となりますが、代表としてリーダーが持っているため、パーティがはぐれた時はリーダーの居る側のパーティが所持する事になります。
 入手したばかりのレアアイテムはパーティにレベルの高い賢者が居ないと名前も効果もわかりませんが、町に持って帰れば酒場に常駐している高レベル賢者に無償で鑑定してもらえます。効果の判明したアイテムは、アイテムリストに掲載されてゆき、酒場で自由に閲覧できます。
 なお、冒険者たちは監禁されると同時にただちに身包み剥がされてしまうため、装備レベルと共にレアアイテムも全て失います。特に武器はギルドのならず者たちによって再利用されてしまうため、彼らをより強力にしてしまうことになるでしょう(防具は女性用のものは男のならずものには装備出来ないため再利用されない。と言うか身包み剥がされた時点でボロボロに壊される)。
 また、モンスターを倒すとその強さに応じた経験値が入り、町に帰還した時にこの経験値が一定値を越えていると実力レベルがひとつ上がります。一度にレベルアップ出来る回数は、才能レベルと同じ数値までです。経験レベルが低く、才能レベルが高いキャラならば、一度にたくさんレベルが上がって早く強くなるでしょう。また盗賊は更に成長が早くなります。