「ミラルド・リンドと申します。
<カラミティ>って呼んだら全力で殴り飛ばしますので覚悟してください(にっこり)」

・名前 ミラルド・リンド

・性別 女

・設定 
『いろんな意味』で有名な十七歳の冒険者。
彼女自身の生まれは割と平和な地方都市の娼館のそこそこ人気のある娼婦が生んだ父親不明の少女。
元々『なんとなく感がいい』少女で、また彼女が育った娼館もやたらと高級だったり黒い噂があったりする訳ではなく義理人情にあふれた店。
イメージ的には『男はつらいよ』シリーズの浅草柴又みたいな感じ。
彼女はそこで育ち、母に憧れて自分の意思で彼女自身も娼婦になろうと考え、『先輩達』から色々と『技』を教わり、十四歳の誕生日に初めて客をとる(母もまた十四歳の誕生日に初めて客をとったから)。
しかし、この『最初の客』から彼女の『伝説』がはじまる。
その『最初の客』が『たまたまお忍びでやってきていた』後継者の問題と正室と側室の問題を抱えていたとある国の国王で、その国王にえらく気に入られて七日連続で彼女の客になり、そのまま帰ったのだが。
この一ヵ月後、彼女の妊娠が発覚(ちなみに魔法で調べたらしい)。
妊娠期間から逆算した結果、お腹の子供は『最初の客』、つまり件の国王であることが判明する。
この情報がその国王の正室側の勢力、側室側の勢力、国王自体に叛旗を翻そうとしているクーデター勢力、その国と敵対している別の国。
この『全て』にその情報が行き渡り、どこにでもいる年若い娼婦はわずか一ヶ月で巨大な権力を有する複数の勢力にいろんな意味で狙われる超重要人物になってしまう。
そしてそれらの勢力『全て』が『たまたま』同じ日に『強硬手段』を選択したことによって、平和な地方都市に複数の勢力の軍勢が雪崩れ込む事態が発生し、比喩でもなんでもなく『大混乱』状態に陥る。
その後すったもんだあった挙句、結局彼女の子供は『王位継承権を持たないただの娼婦の子供』という扱いになることで何とか落ち着く。
そんなとんでもないトラブルを起こしたきっかけになった彼女は責任を感じたのか、誕生日から三ヵ月後、町を離れることになる、なるのだが。
そのあともまるでトラブルを引き寄せる、あるいはトラブルに引き寄せられるかのごとく数えるのも馬鹿らしくなるほどの大量の大規模トラブルに巻き込まれていくことになる。
全てを挙げるのは不可能なのでそれらの一部、二つだけ挙げると、
『ドラゴンの花嫁事件』:エルダードラゴンの長の息子に見初められ、エルダードラゴンの一族とそれに敵対するさまざまな魔物達との大規模な抗争に発展、最終的に件の息子とダークエルフの少女がくっついて終結。
『聖剣ぶち折れ事件』:伝説の英雄が作り上げた国の国宝である英雄が持っていた聖剣(実はニセモノ)を偶然折ってしまい、その国にとんでもない賞金首にされてしまい、数多の有象無象に狙われまくる、最終的に本物の聖剣を彼女が発見して終結。
このような事件が日常的に彼女を中心に起こりまくったために、とある戦いの神を信仰する高名な神官が『もう神頼みしかない』と戦いの神に仕える戦乙女を召喚、彼女の監視に当てることにするのだが。
その戦乙女が彼女に一目惚れし、その戦乙女をストーキングしていた暗黒神官(ちなみにこちらも女性)が嫉妬のあまり破壊神を召喚、それをきっかけに危うく数多の神々達が入り乱れる世界終末戦争になりかける『神々の黄昏未遂事件』が起こってしまい、これが原因で世界中のあらゆる知性ある存在が『こいつは手に負えない』
と世界でただ一人の『災害存在』として認定してしまう。
ちなみに『神々の黄昏未遂事件』自体は戦乙女に仕える天使の少女が破壊神とくっつき、それをきっかけに神々たちがデタントの方向に進むことによって終結している。
つまり彼女の実力は『常人の数百倍のトラブルに巻き込まれた結果身についてしまったもの』。
彼女の名声は『危険すぎる存在としての知名度』。
彼女が持つ技能の『人徳』は本当の意味での人徳ではなく『触らぬ神に祟りなし』。
彼女が持つ技能の『向上』はそれがないと『生き残れない』。
彼女の職業『忍者』は『実力以外に頼ると却ってトラブルを引き起こす』がゆえに『実力しか頼れない』。
では彼女はとんでもない人物かというとそうでもなく、彼女自身の性格は基本的に『平和主義者』。
だからといって善人でも正義でもなく、世の中は善も悪も簡単にひっくり返ることを文字通り『身をもって知っている』から中立中庸の思考をする(正義の神官騎士団達に三日ぶっ通しで陵辱されたかと思えば、世界最悪の犯罪者に助け出されたりなんてことが当たり前にあったから)。
また、『堅実』な思考は元々『慎重』で『石橋を叩いて渡る』な性格だったのだが、彼女の場合『石橋をあっさり押し流せる土石流』クラスのトラブルがやたらと起こり、結局少しだけ妥協した結果で、もしもう少しトラブルに巻き込まれていれば『無難』か『大胆』あたりになっていたかもしれない。
多くの人は名前の『ミラルド』と『リンド』の間に『カラミティ(災害)』を入れて呼ぶが、彼女はそれをえらく嫌っている。
戦闘中に『災害』と呼ばれるとブチギレるので要注意。
実は彼女がかかわったトラブルにおける死者はトラブルの被害者総数の0.01%以下だったりする。
ちなみに、彼女が着ているコートはただのコートではなく『着ている人間の肉体能力を半減させる魔法』がかかっているコート、つまりこのコートが脱がされる(=装備0)になるとコートを着ている状態の倍の肉体能力(=『真価』発動)になる。
かなりの高級品で、一着で高級装備一揃い分のお値段(=最低でも装備レベル20分)。

・性格 ニュートラル 

・職業 忍者

・設定レベル  経験レベル 20
         名声レベル 20
         才能レベル 3

・運勢レベル 12

・オプション  人徳(4) 向上(4) 

・ダンジョン方針 堅実

・ハンドルネーム 片羽の妖精