――龍神の迷宮、地下4階。
「ぅ……ぁ……」
 金の髪を揺らし、一糸纏わぬ惨めな姿で、女が掠れた声を上げる。
 だが、その声に、その様子に構う者はその場に存在しなかった。
「へっへっ……いつもすみませんネェ」
「何、これも拙僧の務めよ。もっとも、少々味は確かめさせて貰ったがな」
 嫌らしい笑みを浮かべるならず者共の前で、女を抱きかかえたその男は、同種の微笑を浮かべていた。
 腰に提げたメイス、その身を覆うローブ……その容姿が、彼が一介の僧である事を示している。
 ――破戒僧、ゴルゴダス。それが、聖職者にあるまじき振舞いをする彼の名であった。
 好色が高じ、何人もの女性に暴行を働いたがために、教会を追われたのはもうどれ程前の事であろうか。暫くの逃亡生活の後、辿り着いたこの地での生活を、今や彼はこの上なく堪能していた。
 腕に抱える女に目を落とし、彼はにんまりと笑う。この戦時にそんなに王位継承の儀が大事なのか、愚かしくも王国はこの迷宮に幾人もの女冒険者達を送り込んでくる。――つまり、捕らえ放題なのだ。彼の術の前に、女の敵は存在しない。正に選り取りみどり、哀れな女達を食い放題。この状況が心地良くない筈があるだろうか。
「けど、気をつけて下さいよ……賞金首に挙がってんでしょ? ギルドにとって盟友とも言えるアンタにもしもの事があれば困りやすからね」
 ならず者の一人が、声を潜めて言った。ゴルゴダスが捕まれば、何がしかのギルドの情報を王国に掴まれてしまうかもしれない……もっとも、それで王国に何が出来る訳でも無いのだが。何より問題なのは、労せず女を監禁する手立てが減ってしまう事だ。
 だが、自信たっぷりにゴルゴダスは笑う。
「何、迷宮をうろつく女達など、拙僧の敵では――」
 ……その笑いは、その瞬間途切れさせられた。玄室の扉が開く音に……
「あ! あの人は……!」
 開け放たれた扉の向こう、賢者らしき身形の小柄な娘が声を上げた。その前に進み出た女忍が小刀を構える。
「ゴルゴダス! こんなトコに居たなんて……! 罪状などは今更問いません。観念して縛につきなさい!」
 その姿を見て、ならず者達は色めき立った。ならず者達の中でも名のある者の一人、バロッグの一味が散々辛酸をなめさせられたという、少女賢者リムカ・スターロートのパーティ。立ち向かうには明らかに人数が少なすぎた故だ。
 一方、ゴルゴダスは――余裕を崩さない。
「慌てず、その女を連れて行け。あの女達は拙僧が相手しよう」
「……そんな余裕ぶってていいのかな? ボク達、容赦しないよ!」
「ええ、その所業、私も許せない」
 軽装の小娘が拳を握り締め、後方にいた魔術師の少女も険しい目を向けてくる。
 今の女を引き渡している光景を目撃した事で、どうも彼女達の心には火がついたらしい。――揃いも揃って、生娘の匂いがする。
「ほほう、良い女が揃っておるではないか。どれ、売り渡す前に拙僧が味を確かめてやろう」
 これだからこの生活は堪らない。ほくそえむと彼は、得意とする金縛りの術の詠唱を始め……!

 ――夕刻、クルルミク城下町警備兵屯所。
「すみませーん」
「ん?」
 少女の声に振り返った警備兵は、その瞬間驚愕した。
 迷宮から戻って来たらしい、4人の女冒険者の姿……だけではなく。ボコボコにぶちのめされた男が一人、縛り上げられていたのだ。
「この人、指名手配犯さんでしたよね? 引き取って下さい」
 突き出されたその男の人相は、戦闘の為か腫れ上がり原型から少し変化してはいたが――見間違える筈も無かった。
「馬鹿な……こんな小娘共如きに……」
 まだ自分の敗北が信じられないのか、うわ言のように繰り返す哀れな男。
 驕りがあったためか。絶対の自信を持って詠唱する術は、ポニーテイルを振り乱し突進した小娘の拳が腹にめり込み、女忍者の小刀がメイスを持つ手を深く切った所で途切れさせられ。その直後、隙を作らず賢者と魔術師から放たれた火矢に直撃されて転倒し。
 その後はもう、成す術は無かったのだ。
「おお、おお、ご苦労さん! この男は今の荒れたクルルミクの象徴のような犯罪者だ、逮捕されたと知れれば国民も安心するだろう。あんた達の名前も大々的に表彰させてくれ!」
 喜びに声も弾む者達。――その場にこれ以上居合わせる事すら許さないとばかりに、惨めな犯罪者は警備兵達に引き立てられていく。
 それが……幾人もの女性達に悪夢をもたらし、悪名を轟かせた破戒僧、ゴルゴダスの終焉であった。


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             『Decision』 〜ウィノナ〜            
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「それじゃ、皆の健闘を讃えて……カンパーイ♪」
「おー♪」
 その日の夜、宿屋の食堂の一角が賑やかだった。
 4人の女の子が囲むテーブルには、いつもよりちょっとだけリッチな夕食。明るく笑いながら女の子達が酌み交わすグラスには当然の如くお酒……は入っておらず、あるのは水やらジュースやら。何となく質素な感じはするものの、明日の朝にまた冒険を控えた冒険者としては仕方のないところだろうか。
 ……いや、もしかしたら、お酒を口にしたリーダーに暴走されても困るからだろうか。
 それにしても、この一角の何と明るい事だろう。
「でも、ウィノナさんの突進、早かったですよねー。あたし、置いて行かれるかと思ったですよ」
 今日の賞金首との戦いを振り返り、チェリアは隣に座るウィノナに笑いかけた。ウィノナは首を傾げてみせる。
「そんな、それは言いすぎじゃない? ボクとチェリアさんと、大体同じタイミングだったと思うよ?」
「そうね、二人共とても素早かった。……私達の出番、あまりなかったね」
「本当にそうですよね。わたしももっと頑張らなくっちゃ」
 穏やかに話すセララが目を向けると、リムカは「むんっ」と拳を握り、力を入れて見せる素振りをする。
 その姿が可愛くて、セララは、チェリアは、そして……ウィノナも、声を上げて笑った。
 良いパーティだ。接近戦と遠距離戦のバランスが取れ、役割分担がしっかり出来ている。実力もそろそろ申し分ないのは、今日の戦いとその後の評価が物語っている。
 でも、何より……皆が純朴で明るくて。仲良く、結束している感覚。実力が上のパーティは他に数あれど、他のどんな組よりも彼女達はこのパーティが好きそうだった。
 否、人の心は覗き見る事は出来ないから、正確な所は分からない。けれど、少なくともウィノナにとってはそれは真実だった。
 ――と。
「ところで、リムカさん。私達に何か話があるんだった……よね?」
 笑い声が治まった頃を見計らい、セララが話を振った。何事か、と首を傾げながらチェリアはリムカに目を向け、ウィノナもそれに倣う。
 3人の視線を受けて……こほん、と可愛らしく咳払いを一つすると、少女賢者は真剣な顔つきになった。パーティのリーダーとして話す合図だ。
「今日の事でわたし達、大分有名になりました。それに見合う位、力も付けて来ていると思います。これから先の冒険も、皆の力を合わせればやっていける、そんな気がします」
 頷きあう少女達。
「けれど……ここから先には、今以上の苦難も伴う事も否定し切れない事だと思うんです」
 女の子達はこれにも頷く。5階より下の噂は実際、耳にする事も多くなってきている。
「だから、それに立ち向かっていくために……一度、このパーティの役割を考え直したいと思うんです」
「……どういう事?」
 問いかけるチェリアに目配せで応えると――彼女は、はっきりと告げた。
「ウィノナさん。わたしとリーダーを交代しませんか」
「――え? ボク!?」
 突然の話に飛び上がらんばかりに驚き、狼狽するウィノナに向かい、リムカは頷いて続ける。
「ウィノナさんにはもう、それだけの……皆を先導し導くだけの実力はついてると思います。そうすればわたしは探索や後方の支援に集中出来ますし、今の実力の関係を考えても、それがいいと思うんです」
「ちょっと待って、そんな事急に言われてもボク……」
「ううん、急じゃないですよ。リムカさん、その事は割と前から考えてたみたいですし」
 腕組みしてチェリアが言い、セララも肯定するように頷いてみせる。今や、仲間の視線を受けるのはウィノナに変わっていた。
「明日の出発から、わたしのパーティではなく、ウィノナさんのパーティとして動きましょう。……そうしませんか?」
 小首を傾げて見せ、可愛らしく微笑むリムカ。けれど――頭の中が真っ白にでもなったのか――その目を見て、ウィノナは曖昧に笑うばかりだった。

 ……
 ……
 ……

「いい加減にしてよね、アンタ!」
 バンッ! 力一杯テーブルを叩きつける音に、私はびくりと体を震わせる。
「で、でも……ボク達がここで諦めるのを、あの人は望んでないと思うんだよ……?」
「五月蝿いわね、何でアンタに彼の気持ちが分かるって言うのよ?」
「それは――」
 口篭った所に、別の声が浴びせられる。
「あんまり言いたくはないけれどね……君がパーティに与えた被害って物凄いんじゃないかな?」
 口調こそ穏やかに、告げられた言葉に体が凍りつく思いがする。
「うちのリーダーが命を落としたのは、誰のミスのせいだい?」
「そうよ、アイツを返してよ!」
「ちょっと待てよ、そんな事を――」
「……駄目、クレス……」
 庇おうとしてくれる声。それは嬉しく思ったけど、止めた。
 だって……本当の事だよ、それは。立場悪くするのは、ボクだけでいいよ……
「――このまま終わりたくないって言う気持ちは分かるわよ。それは私も同じだもの」
「お姉様……」
 かけてくれる声は優しい。でも……お姉様まで諦めたように目を閉じて……
「……でもね、ウナちゃん。この状況では、幾ら貴女が彼に長くついて来た人間でも――貴女が彼の後を継ごうと思っても――」
 ああ、言わないで。その優しい声で、ボクを否定しないで……
「貴女にはこのパーティを纏め上げる事は、出来ないと思うわ――」

 ……
 ……
 ……

 がばっと跳ね起きる。
「……夢……?」
 ぼんやりとした頭を二度三度と振ってみると、段々頭がはっきりとしてきた。時間はまだ夜中らしい。
 いつの間にかびっしょりと汗をかいていたようだ。気持ち悪いと思い、ウィノナはベッドを降りると、着替えるべく服を脱いでいった。
「……リーダーなんて、ボクなんかには……無理だと思うんだけどな」
 窓越しに月を見上げながら、ウィノナは一人呟いた。
 ここを訪れる前の事。未知の世界に憧れ、家を飛び出してまで身を寄せた冒険者パーティでの生活。そして……その破綻と離散。
 仕事で遺跡探索に挑んだ事。そこで致命的な失敗をした事。その癖、そこで命を落とす羽目になったのは自分ではなかった事。
 ――記憶からはどうしても消えてはくれない。仲間だった人達の、拒絶の言葉も覚えている。
 反論など出来なかった。あれ程にこじれた感情を解きほぐし、引っ張っていく事は出来なかった。……リーダーの遺志を継ぐどころか、パーティの気持ちをバラバラにしてしまったのだ。
 何処にリーダーの資質があると言えるだろうか?
「……きっと無いよ、そんなの……」
 汗ばんだ下着を脱ぎ捨て、洗っておいた替えの下着を出した所で、不意に涙が零れた。慌ててごしごしと拭い去る。
 ――パーティが離散した後。
 『お姉様』と呼び慕った先輩冒険者は、自身の次の目標として、幾つかの冒険のネタを聞かせてくれた。現実を諭してもくれたけれど、最後まで今後を心配してくれもしたのだ。
 その中にあったのが、クルルミク王国の龍神の迷宮と、ワイズマンの噂。彼女は、そこに挑もうと思うと話していたが……後にクルルミクを訪れてこの方、ウィノナは『お姉様』の消息を聞いてはいない。
 もしも、彼女が本当にクルルミクを訪れ、迷宮に挑んでいたとしたら……その後、何があったのか……
「……ッ」
 少し震え出した裸身を、自分でぎゅっと抱きしめる。人並みには育った胸に腕が触れ……肌が冷え切っている感触を受けた。
 子供だった。ここで何が起きているのか、当初はどこか甘く見ていたような気もする。――今は違う。
 汚された女の人。城下町から姿を消した同業者。性の奴隷として売り物にされたという噂話――
 もう分かっていた。
 しくじればこの身もきっと汚され、貶められる。……どんな風にされるのかまでは、想像も出来ないけれど。
 けれど、それだけじゃない。
 新しく得る事が出来た、あの大切な仲間達も――
「リムカさん、凄い子なんだね……」
 若干14歳にして聡明な、賢者の少女の事を思う。仲間の命運に関わるという、こんな重圧を彼女も感じていたのだろうか。
 そんな事はおくびにも出さず。明るく。それでいて適切な判断で皆を導いて。
 そんな彼女が、自分にリーダーを任せたいと言っている。……挫けきった心でも、信じていいのかもという気になってくるから不思議だった。
「セララさん……それでいいの?」
 次に、最年長のメンバーである魔術師の事を思った。
 生き別れた家族の情報を知らないかと、問われた事がある。詳しくは聞かなかったが、過去に並ではない苦労も経験してきたのだろう。
 それなのにあんなに明るく……しかも、魔術師として独り立ち出来るに至った実力も確かな物だし、最後尾で常にパーティを見守るその目はいつも冷静だ。素敵な人だと、胸を張って思える。
 そして――チェリア。
「ホントに……ボクで良いのかな」
 明るく笑いながらも、きっと大丈夫と言ってくれた彼女の事を思う。遅れてパーティに参加してきたこの年下の女忍者が、ウィノナにとってはもっとも驚きに満ちた人だった。
 天才少女リムカをも凌ぐ、溢れんばかりの天性の才能。それを遺憾なく発揮しながらも、決して驕らず油断しない。出会った時は名もまったく知らない人だったけれど、詳しくは教えてくれないまでも、王室に仕え闇で働いてきた事を聞いた時に、妙に納得した覚えがある。
 それなのに、シビアにきつく振舞う事無く、ああも他人に気を配り愛嬌を振りまけるのは、その人格のなせる業なのだろうか。
 実はスタイルだってとびきり良いし……ふと思い出して自分の胸に目を落とし、はぁ、と溜息を一つ。――少し考えが逸れたような気もするが。
 いずれにせよ、3人共……本当に素敵な人達だ。自慢の仲間と言っても良い。彼女達とならずっと一緒に居たいとも思える、大切な人達だ。
 ――この身を汚され、弄ばれる未来も怖い。けれど、彼女達を汚され、失う未来は、ある意味それ以上に恐ろしく受け入れ難い想像だった。
「そんなの、認めないよ……」
 リーダーを引き受け、彼女達と冒険を続けるとして。それだけは許す訳には行かないと思い、ウィノナは唇を引き結ぶ。
 実際、夕食の席で結論は出ていた。残り全員の意見の一致がある。新たにリーダーを務める事は、もう受け入れようと覚悟はしていた。
 後は、決意するだけ。
「クレス……お姉様……」
 かつての仲間に思いを馳せ、胸の内で呟く。
 いつも、ううん、最後までボクの事庇って、支えてくれたよね。嬉しかったんだよ。離れても、冒険を繰り返して……いつかまた会おうねって約束した。覚えてるよ。
 そして、お姉様……ごめんね、最後まで迷惑ばかりかけて。パーティも滅茶苦茶にして、最後まで気にしてくれたお姉様が苦難に挑む時もお手伝い出来なくて。
 ――もう、同じ過ちは繰り返さない。
「ボクは、皆ともっと冒険したいんだ。だから……頑張ってみるよ」
 実の所は不安だらけで、心の中には弱気な言葉が相も変わらず渦巻いているけれど。それを捻じ伏せ、敢えて素直な願いを、思いを口に出して。
 月を見上げ、ぐっと拳を握り締めた。
 ――もし、その光景を見ていた者が居れば。
 月光を浴びて白く輝く、しなやかな少女の裸身の美しさに、言葉を失っていたかも知れない――

「……クシュンッ」
 もっとも。肌寒さに思わず放ったくしゃみで台無しになったかも知れないが。


 ――翌朝。
「ウィノナさん、遅いですね」
「まだ踏ん切りがつかないのかな」
 すっかり仕度を整えたリムカとセララが、気遣わしげに2階に目を向ける。昨夜の話は承諾して貰えたものの、何やら葛藤があるらしい事は見ていて当然気付いていた。だからこそ、様子は気になるところで……
「あたしは大丈夫だと思いますよ?」
 けれど、髪を結いながらチェリアははっきりとそう告げた。
 昨夜、物音に敏感に反応して目を覚ました時……隣室の少女の呟きは、彼女の耳にも届いていたのだ。
「きっとすぐ来ますですよ」
 そう言って、黄金色の髪を結い終えた彼女が階上を見上げた、その時。
「遅くなってごめーん!」
 大声で謝りながら、赤髪の小娘が駆け下りてきた。
「はぁ、はぁ……新しい装備って着慣れないから、準備に手間取っちゃったよー」
 手を合わせて謝って来るその様子は、もういつものウィノナだった。
「もう、時間は守って下さいよね、新リーダーさん?」
 安堵に顔を綻ばせ、リムカはからかうように言った。声には出さないまでも、セララの表情も彼女と同じ事を言っている。
「だからゴメンってばぁ」
 困った顔で拝み倒すウィノナ。暫くそうしていたが……誰からともなく、ぷっとふき出し、笑い始めた。
 大丈夫、いつもの4人だ。リーダーは変わっても、自分達は何も変わっていない。
「よーし! これからも頑張りますよー!」
 明るく笑ってチェリアが言うと、少女達は示し合わせたように、全員で拳を天に突き上げた。
「せーの、えいえいおー!」

 それが、彼女達のパーティの、新たな出発で。
 破滅と隣り合わせの、次なる試練と苦難の幕開けでもあった。


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   追記 〜3/22付ハイウェイマンズギルド『DAILY GUILD NEWS』より抜粋〜            
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 盟友ゴルゴダス氏、捕縛さる!

 我らギルドにも多大な貢献を頂いていた破戒僧ゴルゴダス氏が、本日未明リムカ・パーティに敗北、捕らえられた。
 おそらく死罪と思われる。ちと早いが冥福を祈ろう。
 そして小生意気なリムカ・パーティを是が非でも捕らえて散々に嬲りつくし、彼の供養としようではないか。


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以下、蛇足。

 ぱっと出人物釈明。PLの頭の中におぼろげにある事を書き殴っておきます。

1.クレス
 16歳男盗賊。以前ウィノナが所属していたパーティの仲間で、パーティがこじれにこじれた時もウィノナを庇っていた。
 多分、惚れていたのだと思われる。けれどウィノナは多分気付いてなかった。リーダーに憧れてたようだし。
 でも、別れる時に再会の約束を交わしているらしい。良かったね、まだこの小娘ちゃんも覚えているってさ。
 ……いや、会えるといいけどね、ホント。
 ウィノナ性奴化時は救出に動くキャラ、と想定した人物ながら、ウィノナ程PLの拘りが無いのでどうしたものか。

2.『お姉様』――本名シェラ
 21歳女魔術師。以前ウィノナが所属していたパーティの仲間で、ウィノナを「ウナちゃん」と呼んで可愛がっていた。
 呼び名がお姉様だからって、別に百合な関係にあったという裏話は聞いていないですよ?(あっても良いけどさ)
 パーティ離散後、ウィノナに龍神の迷宮を教えた人で、ウィノナより先に王国を訪れ迷宮に挑んでいます。
 まぁ、その後はどうなったか……言うまでもないかな。
 ウィノナ性奴化時に再会したら面白いかなーと思って妄想しているキャラ。でも、エロいの書く自信は無いのです……

※このSSはフィクションです。
 実在する人物・団体名等には何の関係も無いのは勿論、3月22日〜翌23日にかけて、上記のようなやり取りがあったと確証する物でもありません。