『女は怖いよ』 byMORIGUMA 「いたわっ、あっちよっ!」 「あっ、あれ足跡っ」 ゼエゼエゼエ・・・ 『なっ、なんて執念ぶけえんだっ』 足がガクガクするが、それでも必死に逃げた。 他の二人は、足の筋やカカトの腱を切られ、逃げる余裕すらなかった。 女だけに、情けも容赦もない。 筋や腱を斬られたら、これまでのように楽に稼ぐ事など、 何をどうやってもできなくなる。 『くそおおっ、女どもめええっ』 クルルミクが、ワイズマン討伐の女性冒険者をつのってから、 迷宮に挑もうとする女性冒険者が続々と現れた。 だが最初のうちは、人が足りず、傭兵を雇う冒険者も少なくなかった。 仲間と三人、重戦士の傭兵のふりをして雇われ、 適当な所で後ろからどついて、縛り上げて、 ハイウェイマンギルドに売り渡せば、 実にいい儲けになった。だが、 『ギルドのアホどもめっ、せっかく渡した獲物、逃がしやがってええっ!』 売り渡したほとんどその場で、 がまんもこらえ性も無いクズどもは、 女を犯し、陵辱し、意志が壊れるまで嬲りぬく。 だが、すでに大勢の冒険者チームが入っている迷宮内。 すぐに他のチームに見つかり、救い出された魔法使いが、 彼のことをしゃべった。 3人で酒場で豪遊していた所を、 売り渡した女も含む、14人の怒り狂った女たちが押し寄せた。 女性冒険者の、横の連携を舐めてはいけない。 仲良くなったら、損得抜きで本気で戦う。 『くそっ、くそっ、せっかくうまくいってたのにっ!』 女で冒険者になると言うのは、 男性以上に過酷で、難しい。 男以上に実力が無ければ、冒険者などやれるものではない。 そんな女性たちを敵に回すのが、どれほど恐ろしいか、 未だにこの男は理解できていなかった。 ちなみに、捕まった二人の運命は悲惨を極めた。 女性の容赦なさが、徹底的に行われたのだ。 とりあえず止血された後、 建物ののきから地面ギリギリで、逆さに吊るされ、 全身に蜜をぶっかけられたのである。 地面についた髪から、群がるアリ、 身体中に飛んでくる蜂や虫、 全身真っ黒になるほどたかられるのに、 30分とかからなかった。 悲鳴や絶叫が、際限なく続き、 知りうる限りのことを白状しながら、 その声は、次第に細くなっていった。 そこでばれたテルトというのが、この男の名前である。 ちょっと見、かっこうが良いので、 女を騙して、財産を巻き上げたり、 奴隷商人に売り飛ばしたりをしすぎて、 あちこちにいられなくなったあげく、 ハイウェイマンギルドと手を組むことにした。 ギルドの幹部や奴隷を買う貴族などとも、 ツテを広げ、コネを作って、のし上がるつもりだった。 もちろん、ブイブイ言わせて、遊んで暮らせるようにである。 大体『ハイウェイマン』などに入ろうという連中は、 『楽してのし上がり、俺様絶頂で、一生好き勝手に遊んで暮せる』 という妄想が全てと言っていい。 だから、どいつの頭の中をのぞいて見ても、 ほぼ同じ、低レベルの俗物思考しかありえない。 腕の立つ女冒険者たちから、酒場で逃れられた幸運が、 何とか続いていたらしく、暗闇にまぎれたテルトは、 竜神の迷宮に転がり込んだ。 「くそっ、くそっ、あの女ども覚えてろよ。 必ずだまくらかして、泣き叫ぶまで犯して、売り飛ばしてやるからな。」 小声で、近くの壁をけりつけながら、 身勝手な怒りをドロドロと渦巻かせる。 キュオー どこかで、モンスターの泣き声がして、 びくついて口を塞いだ。 まだ入り口数メートル入っただけの、 見つかりにくい岩のくぼみのような場所だ。 それでも、一人では恐ろしくて進めない。 ガシャッ、ガシャッ、 誰かの足音がして、飛び上がる。 「?」 かなりカンがいいらしく、 暗い洞窟にもかかわらず、テルトの気配に気づいた。 ヒュッ くぼみの闇の中、目の前に白刃が突きつけられ、 テルトは腰を抜かした。 「ひいいいいっ!」 「だれ?」 とりあえず口だけは達者なテルトは、 冒険に雇われた戦士だと名乗り、 トラップに引っかかって、一人飛ばされたとごまかした。 「なんだあ、同類かあ。」 ティーチと名乗った娘は、茶髪のショートカットがサラリとゆれ、 可愛らしい顔がニヒッと白い歯を出して笑った。 「アタシもパーティから落ちちゃってね〜。」 ヒュンッと刃音がして、鞘にカチッと納まる。 けっこう腕が立つのが、その動きでも分かる。 スレンダーな身体つきで、露骨にボディラインが見えるのは、 軽装の軽戦士らしいが、その動きは舐めてかかれるようなものではなかった。 『けっこう美味しそうな娘だな』 胸は少し小さめだが、腰のくびれ具合が実に良く、 この手の娘は、あそこの締りが実にいいのだ。 顔つきも、いたずらっ子のような可愛らしさで、 この手の『商品』としては、変態どもに、かなり人気が高いはずだ。 「何じろじろ見てんのよぅ、そんなにアタシのボディラインが気に入った?」 「ああ、なかなかいいぜ。それに腕も立ちそうだしな。」 かなり気分屋らしく、急にウキウキした顔になって、 はぐれ者同士、しばらく一緒に探索をしないかと聞いてきた。 何しろ、行動パターンが大胆なので、二人でも稼げる所は稼ぎたいという。 『カモがネギをしょってきた』と、テルトはほくそえんだ。 ・・・・・・とはいえ、彼女の暴れっぷりには手を焼き、 ある程度満足して出口へ向う頃には、へとへとになっていた。 さすがに二人では、かなりきつい。 安全そうな一室で、ティーチに休憩を申し込んだ。 部屋に入るとき、テルトは扉のすみにマークをつけた。 ハイウェイマンギルドで使われている暗号である。 何しろ、見かけは親切で、一応必死で戦っていた事もあり、 テルトに気を許していたティーチは、 甘い言葉で抱きしめられ、ポオッとした顔になる。 元々が、感じやすく快楽主義者の彼女は、 異常な環境での快感に、特に敏感になっていた。 引き締まった体だが、肌は柔らかく、しなやかで柔軟。 首筋から、耳の愛撫で、体を震わせ、 器用な指先で装備を剥がれ、次第に露にされていく。 回りは、モンスターの息遣いすら聞こえそうな迷宮で、 狭い部屋の中、熱い息遣いだけが部屋を満たす。 ティーチの甘酸っぱいにおいと、テルトの汗のにおい、 上になったティーチが、貪るようにテルトのペニスを咥え、 下からテルトの舌先がつんつんとスリットをなぞり上げる。 69のスタイルで、お互いの粘膜を貪りあい、 口に深く咥え、唇をすぼめ、からみつかせる。 スリットを開き、可愛らしい肉芽を剥き出し、すすると、 ティーチのしなやかな身体が、闇の中で白く震える。 「んあっ、はああっ、かんじるうっ。」 ヌチュ 指で開いた柔らかな陰唇、その奥の幾重にもなった襞に、 舌が蛇のようにくねり、もぐりこんで、 足がビクビクと突っ張る。 「ンあああっ、ああんっ、そんなあっ、あひいっ」 あそこをすりつけられ、口から喉がドロドロになるほど濡れる。 がまんしきれず身を起こすと、そそり立った逸物を、 あそこに一気に突き入れた。 「はひいいいっ!、おっきいいいいいいっ!」 しなやかな腰がくねり動き、 肉欲の槍が突き刺さるのを、朦朧とした目で感じ取る。 「深い、深い、とっっても深いよおおっ!」 多少大柄とはいえ、ティーチの体には、 入りきれぬのではないかと思うような、そりかえったペニスが、 長いストロークで膣をこね回す。 犬のように這い、バックから獣じみたスタイルで貫かれ、 ジンジンと痺れが胎内に刻まれていく。 「どうだっ、どうだっ、俺のものはっ!」 テルトは、女を這わせて姦るのが、一番気に入っている。 いかにも犯しているようで、興奮する。 また、この女の胎内。 幾重にも何段も、俵締めと呼ばれる複雑な締め方で、 あらゆる所が、粘膜にしごかれ、こすれて気持ちがいい。 コツコツと当たる子宮が、それを嬲ってやりたい、 中出しして、孕ませてやりたいと、興奮が高ぶる。 きれいな尻肉に、指を強く食い込ませ、広げ、突き入れ、のけぞる。 「いいぜっ、いいぜっ、ティーチっ、スゲエいいぞおっ!」 「だめっ、ああっ、もうっ、どうにかっ、なっちゃううっ!」 体ごと揺さぶられ、可愛らしい乳が激しく動く。 つままれ、勃起し、のけぞりながらもまれる。 高ぶりが、ふくらみ、膨張する。 「いくっ、ぞおっ!」 「ああっ!、だめっ、中はっ!、中いやあっ!、」 だが、ガンガンつきまくられる腰は、いう事を聞かない。 「愛してるぜええっ!、ティーチィィィっ!」 唇が笑いながら、心にも無いことを叫び、 わずかに、手が、後ろを掴もうとあさり、震え、力尽きた。 「ひぐうううううううううううううっ!!」 ドビュグウウウウウウウウウウウウウウッ ティーチの胎深く、子宮口に押し込まれた亀頭が、 ぎらつく精液を、どっぷりとだしまくる。 目を潤ませ、腰を震わせ、 抵抗力を失った胎内が、男を受け入れてしまう。 腹が喘ぎ、波打つ。 中にぶち込まれるザーメンが、甘く、ジンジン染み込んでいく。 テルトはバックから存分に注ぎ込みつつ、ニヤニヤ笑った。 こうやって、快感と感情に負けて屈服した女の胎に、 思う存分精液を注ぎ込む快感が、たまらなく気持ちがいい。 絶頂に喘ぐ手が、誰かに取られた。 ガチャリ 「え・・・?」 両手首が、背中で固い金属に縛られていた。 「えらい気持ち良さそうやんけ、オネエちゃん。」 「ワイラもまぜたってや。」 小部屋に5人の男たちが入ってきた。 テルトがドアに小さく書いたハイウェイマンの暗号は、 『この部屋を調教に使う、調教役の男5人手配されたし』 調教のための、拘束具も少し持って来ていた。 ティーチの両手はがっちりと固められてしまった。 ズブッ、ズブッ、ズブッ、 「ひっ、ちょっと、ああっ!」 しかも、テルトは萎えない物を突き上げ、さらに責めだす。 「実に、具合いいぜっ、一人じゃ勿体ねえだろっ!」 「なっ、何を言ってるのっ!、やめっ、あうっ、やめてっ!」 さらに腰が加速し、体を引きずり起こされる。 「められるわけ、ねえっ、だろっ、おらっ、おらっ!、こんなにっ、気持ちいいのにっ、よおっ!」 体を、ぐるりと回され、目の前に、ニヤつくテルトの顔が来る。 ティーチのしなやかな体を責め上げながら、 尻をグイと広げさせる。 「ちょっ、ちょっと、いやっ、」 乱杭歯の醜い傷だらけの男が、ぎらつく黒い男根を押し当てた。 「ひぎいいっ!」 ミリミリッ 肉が裂けるかと思うような、強圧的な物が、入って来る。 「あがっ、あぎいっ、ひいいっ、いやあっ、やめてええっ!」 無防備な状態に晒され、広げられた尻に、男の欲望が律動を開始する。 腰がきしみ、膣が悲鳴を上げる、アナルが痙攣する。 同時に二人から犯される。 のけぞり、のたうつ、 唇から泡をふかんばかりに、よだれと、荒い息がこぼれ、 目が明滅し、視点を失う。 ズボッ、ズブッ、ズブッ、ズブブッ、 グリリュッ、ジュグッ、ジュグッ、グリュウッ 「くううっ、このケツいい具合だぜっ。」 「マンコもいいぜえっ、ほめてやらア、ティーチっ」 だが、声を出す間もなく、口も臭いペニスが押し込まれ、犯される。 「ふぐうっ、んうううっ!、んうっ!、んん〜〜っ!」 ガックガックガック ティーチのしなやかな身体が、前後に、上下に、激しく突き揺さぶられる。 ズブンッズブンッズブンッ ズグルッズグッズグッズッグッ クリュックチュックチュッ 卑猥な音のリズムが、よく鍛えられた肉体を引き割り、こじ開け、ねじ込む、 痙攣が突っ走り、アナルにたたきつけた。 「んううっ!!」 ドビュグッ、ドビュグッ、ドビュグッ、 痙攣が腸に走り、粘膜にぶちまけられる。 「んぐふっ、ぐふっぐふっぐふっ!」 たたきつけられた衝撃に、口に喉まで押し込まれ、シャワーのようにほとばしる。 痙攣する尻をさらにひきつけ、子宮口をこじ開けてねじ込み、 テルトの亀頭が子宮内へ突入、 ビュグルウウウウウウッ、ビュグルッ、ビュグルッ、ビュグルッ、 痙攣するペニスの、生々しい精子が、群がり襲い、子宮内膜を徹底的に犯しつくす。 のけぞり、痙攣するティーチに、飲ませ、注ぎ込み、孕ますばかりに中出ししまくる。 特に、今日散々な目にあったテルトは、 その憤懣をティーチの胎に目一杯ぶちまけないと、 気がすまなかった。 さすがに萎えたペニスを引き抜くと、 待ちかねた3人が、ティーチのひくつく身体を広げさせ、犯しまくる。 「っふううっ、んっ、んっ、んうううっ!」 くぐもった悲鳴が、狭い暗がりの中に充満する。 下から、後ろから、口から、猛々しい欲望が若い肉体を貪り、犯し、晒しつくし、 徹底的に陵辱する。 その淫らで凄惨な光景を見ているうちに、 交代した男たちの欲望が復活してくる。 あえぎ、身をよじるティーチに、 興奮しきった男が、激しく腰を使い、中をこねくる。 「出すなら、中に出せよ。孕んじまってもかまわねえからな。」 「おうっ!」 イヤイヤするティーチに、男は腰を根元までぶち込み、激しくふるわせた。 「んん〜〜〜〜〜っ!!」 痙攣が子宮を強姦した。 入れ替わる男たちの勃起が、前以上の猛々しさで、ティーチの尻の穴を犯し、 口を犯し、膣をえぐった。 白目を剥いて、ぱっくりと足を開いたまま、 冷たい床に裸身が広がる。 ごぼごぼと、前後から詰め込まれるだけ詰め込まれた精液が、 あふれて、吹き出してくる。 「おいおい、壊れてねーだろうな。売り物になんねーぞ。」 「どうせ壊れてたって、売るくせに。」 下品な笑いが、一息ついた連中の間に広がる。 「さあーて、次は吊るして、また嬲らねえとな。」 テルトは、ようやく少しうっぷんを晴らして、 次の獲物をどうするか練りながら立ち上がった。 「後は頼んどくぜ、次の獲物をつれてこねえとな。」 「ねえ・・・テルト・・・」 拘束された両手首を、吊るされかけたティーチが、ぼんやりとした顔を上げた。 顔中どろどろにされて、汚されきった身体に、足元へぼたぼた滴りが落ちる。 「さっきの・・・ウソだったの・・・」 あえぐような声に、げらげらと笑った。 「何カン違いしてやがる。雌豚が!。」 「ふーん、15点ねサイテー。それでも女たらしのつもり?。 アレもちょっとでかいだけの粗末ちんちんだったけど、頭もそれじゃあねえ。」 急に声が、せせら笑うような、軽蔑しきったものに変わった。 一瞬、男たちは何を言われたのか、分からなかった。 誰よりテルトが、呆然とし、そして顔を激怒で赤く染めた。 だが、その瞬間、 コキッ、コキッ、 軽い音がしたかと思うと、吊るされかけたティーチの身体が、 ふわりと床に下りた。 はずした手首の関節を瞬時に直し、だっと走り出す。 「ぶ、武器を渡すなっ!」 あわてて武器を押さえようとした連中は、 自分がどういう格好だったか、すっかり頭の外にあった。 しなやかで長い足が、指を開いて宙を切った。 ブチブチブチブチブチッ 「・・・・・・・・・・・」 「!!!XX※※※△△!」 「へ・・・・・・・・・XXXXX」 華麗な舞のような足先が、醜い袋を次々と引きちぎり、 血まみれの玉が、転々と転がった。 声も出せず、絶息したり、悶絶したり、 すでにズボンをはき終えていたテルトをのぞく全員が、 悲痛な顔で、血まみれのあそこを抑えて転がっている。 「ろくすっぽ戦ってもいねーのに、あの程度のSEXでどうにかなると思ってたの?。 それに、男殺すのに、力なんかいらねーよ。」 小悪魔のように笑いながら、血まみれの足をぷるっと振ると、 血のりがテルトの顔を直撃した。 「うぎゃっ!」 逆上したテルトが、ロングソードを振り下ろしたが、 戦いなれたティーチから見れば、ど素人の素振り程度。 さっさとよけた剣先は、勢い余って自分の左足を派手に切り裂いた。 「ぎゃあああっ!」 SEXのし過ぎで、腰が定まらず、 右足を出すところを、左足を出してしまったらこうなるという見本である。 しょせんはハイウェイマン、戦士としてもろくなもんではないのだ。 「ついでにこっちもね。」 笑いながら、右足のアキレス腱もすぱりと切り、 転げまわるテルトを見もせずに、 転がっている男たちの財布を抜き取っていく。 足の血を男の背中になすりつけると、さっさと自分の装備を抱えた。 「女の情けで、剣だけは置いといてあげるわ。 もうすぐ血のにおいをかいで、あたりのモンスターが全部集まってくるんで、 がんばってね〜〜〜。」 当然、モンスターは血の匂いに引かれて、ティーチのことなど見向きもしまい。 全て計算ずくだったりする。 「お、おいっ、まてええっ、おいてくなあっ、置いてかないでくれええええっ!」 悲痛な声が、大きく開かれた扉から、白い背中に投げかけられるが、 笑いながら逃げていくティーチには、何の役にも立たなかった。 ドドドドドドド 無数の大小軽重の足音が、部屋を目指して駆け寄ってくる。 よだれを垂らし、牙をむき出しにして。 「くそおっ、くそおっ、何で、何でこんなことになっちまったんだああっ、 女の悪魔どもめえええええええええええええええええええええええっ!」 絶叫が、迷宮にむなしく響いた。 FIN