ある日の朝食の席にて


フランム:そういえば……迷宮では稀に、性格が反転するような出来事があるそうだな。
ウィルカ:性格の反転……ですか。
アリス:聞いたことがあるわね。詳しくは知らないけど、強いショックを受けると性格が変わっちゃうことがあるとか。
タン:性格、反転……フェリルが、反転したら、どうなるかな。
フェリル:私!?
フリーデリケ:そりゃあもう、色々凄いデスヨ?
フェリル:なんで知ってるような口ぶりなんですか!?

メラノーマ:フェリルさんの性格が反転したら……タンさんは、どうしますか?(微笑)
タン:ん……。変わらないよ、今までと、おんなじ。
ウィルカ:タンちゃんは、どんなことがあっても、フェリルちゃんについていきそうなイメージがあるかな。
タン:フェリルは、恩人、だから。
メラノーマ:犬系の獣人の子は、恩人にとても忠実になると聞いたことがあります。
フリーデリケ:お腹を見せて降参ポーズとか、シマスカ!? いや、
シテクダサイ!!
ウィルカ:ふ、フリーデリケさん、落ちついて。
タン:え……ええと。
メラノーマ:フェリルさんが、やれって言えばやっちゃうかもしれませんね(微笑)
フェリル:いや、流石にそれはねぇ。
メラノーマ:(じーー)
フェリル:え、えっと…。
メラノーマ:(じーーー)
フェリル:………(あれ、なんだろう。クラクラして…)
メラノーマ(じいいいいいいいいいい)
フェリル:……タンちゃん。
タン:ん? なあに?






やれ
   
イラスト:無人さん(メッセで手書き)



フェリル:………はっ、私、今何を!?
メラノーマ:………くすっ(微笑)
タン:………………
フェリル:た、タンちゃん!?
タン:………………………………(ころん)



許してください



フリーデリケ
お持ちかえりいいいいいいい!!
タン:あみ゛ゃあっ!?

アリス:……あ。
フランム:……さらわれた、な。
ウィルカ:フリーデリケさんの傍であんな格好するから……。
アリス:フェリル、すごい迫力だったわね。性格反転すると、ああなるのかしら。って、フェリル?
メラノーマ:いません。巻き添え食ったようですね。

 ………………。

ウィルカ:………た、助けにいく?
フランム:………ミイラ取りがミイラになるぞ。

 ………………。

アリス:だ、大丈夫。フリーデリケもすぐ出発だから、変なことはされないわよ。
ウィルカ:そ、そうですね。
フランム:そうだな……。

 一同は天井を仰いで己の無力さを嘆き、再び朝ご飯を食べ始めた。


メラノーマ:(ぼそっと呟く)因果応報……くすっ(※『ワイズナー戦闘力別キャラ表』参照)
ウィルカ:ところで、メラノーマちゃん。今さっき、魅了の術の波動が感じられたような……。
メラノーマ:なんのことでしょう(微笑)
ペペ:(遠くを見つめた目で)今日も空が青いぜ……


 窓の外にはどんよりと曇ったクルルミクの空が広がっていた。





 メッセで話してるときに出たネタを再現したらこんなことに。
 色々間違ってたらすいません。

おまけ
黒いフェリル by 無人さん(メッセ手書き)

悪夢

悪夢