『奥さん、蜂蜜屋です!』その1 by MORIGUMA  カラン、カラン、  遠くから、牛につけられたベルが響く。 赤い大きな台車と、車体にかかれた蜂蜜の絵。 年に一度のペースで回ってくる蜂蜜屋の車です。 彼らは花の咲く時期を追いながら、その地方の蜜を集め、 それを売るのを商売にしています。 きれいで愛らしいエルフの若奥様、スピリアさんも、 甘い物は大好きです。 また蜂蜜は、色々な薬の材料や形成に欠かせない材料。 薬の調剤も行ってるため、蜜や蜜ロウが必要です。 ですが、村の商店のオヤジさんたちは複雑な表情。 「ヤアヤアヤア、村のみなさ〜ん、蜂蜜屋のクロードが、 おいしい蜂蜜を持って参りました〜。」  若く色男風のクロードと、その下数名の若者たちが、 にぎやかに商売を始めます。  元は、けっこう高齢のおじいさんが、 蜂蜜屋をやっていたのですが、その人を追い出すように、 クロードとその連れが蜂蜜屋を始め、おじいさんは引退。 『前のじいさんの方が、蜂蜜の質がよかったんだが。』 と、これはパン屋のご主人。 『よそでもそうなんだが、前に来た時も、 その後泥棒が増えたんだよなあ。』 村長さんが、首をひねります。 『ウチの娘が、連中が来るとおかしい』 年頃の娘を持ってる人たち。 まあこれは、甘い物に女性が弱いのと、 ハンサムなクロードにキャアキャア言うのはありましょうが。 ですが誰より気分を尖らせているのが、 スピリアさんを心身愛して止まない、『スピリア愛玩血盟』の方たち。 蜂蜜を大量に購入するスピリアさんに、 露骨に色目を使うクロードや取り巻きたちに、 気が気では無いようです。 「おーっ、スピリアさん。お待ちしておりましたよおっ。 会いたくて会いたくて、このクロード胸が痛い一年でした。」 スピリアさん、露骨な言葉にちょっと頬を赤らめますが、 言われて悪い気はしません。 「どうです、前に言った事、考えていただきました?。」 急にザワッと殺気が立ちました。 実は、昨年クロードが『ほざいた』言葉、 それがスピリア愛玩血盟のいらだちの種だったりします。 「?、何の事でしたかしら・・・ごめんなさい、覚えてませんわ〜。」 コロコロと天真爛漫に笑うスピリアに、 ちょっとがっくりしたクロードですが、 「私たちと一緒に花を追って、蜂蜜を集める仕事しませんか?って、 言ったじゃないですかぁ。 ご主人を待ってる時間が、もったいないでしょう。」 花や蜂蜜を追う仕事のすばらしさを、 とうとうと続けようとするクロードですが、 スピリアさん、こればかりはニッコリして、 「ごめんなさい、今日もお薬を頼まれてますの、 蜂蜜と蜜ロウ急いでくださいます?。」 エルフで賢者のスピリアさん、その可愛らしい外見に似合わず、 薬の知識が豊富で、それを頼りにしている人たちがいます。 医者のいないこの辺りでは、彼女はとても大事な人なのです。 おじさんたちは『ザマミロ』と笑いをこらえ、 クロードは、本気でがっかり。 ですが、荷物を抱えて帰っていくスピリアさんに、 笑顔で手を降っていたクロード、その姿が見えなくなると、 途端に暗い笑いを浮かべました。 さて、蜂蜜屋が立ち去って二日後。 ガサッ、ガサガサッ 暗闇にまぎれて、数名の黒装束の姿が、 スピリアさん宅に近寄りました。 かんぬきに油と細い器具、鍵もそっとはずし、 キ・・・・ ほとんど音も無くドアが開きます。 「何か御用ですか?」 驚愕する黒装束たちの目に、魔法の明かりが強く入り、 一瞬目がくらんだ所へ、火の矢が手や足にぶち当たり、 入ろうとした4人が転げまわりました。 さすが元冒険者、 普段のオオボケでは想像がつかぬ素早さ、容赦なさ。 もっとも、この明かり、ちょっと欠点がありました。 薄く透けるネグリジェ(しかもピンク)一枚で、 下着も何もつけないまま、仁王立ち。 美しいラインと、盛り上がった美麗な乳房、 薄く透ける金茶の茂みがキラキラ光り、スリットまで見えてしまいます。 「うおおおっ!」 鼻血を出して目を見開く黒装束に、 はっと自分の格好に気がつきます。 「きゃああああんっ!」 途端に真っ赤になって、身体を隠してしまったスピリアさん、 黒装束の一人にタックルをくらい、引き倒されてしまいました。 もう一人が奥のドアに進もうとします。 ブンッ 必死にヴァーイヴの杖を降り、強力な魔力でドアにシールドをかけました。 これで魔法使いがいない限り、しばらく誰も開けることができません。 ですが、寝室で寝ているラフリアちゃんを守った代わりに、 スピリアさんの細い首に手刀が打ち込まれ、彼女は失神しました。 「ちっ、赤子はあきらめるか。いくぞ。」 低い声で指揮をしながら、立ち去ろうとして、 鼻血をぬぐいながらマヌケ面をしているのは、あのクロードでした。 森の奥の草地に、焚き火と赤い車が止まっています。 ガコン 蜂蜜の車が横腹を空けると、 色々雑多な金品や金になりそうな物がぎっしり。 蜂は一匹もいません。 戻ってきたクロードたちは、さらに金品を押し込みます。 「クロード兄ぃ、蜂蜜がそろそろ切れますぜ。」 「ぅるせえな、そんなもなあまた業者脅してぶんどりゃいいだろが。」 ラフリアちゃんをさらえなかったクロードは、すこぶる不機嫌。 クロード一味は、蜂蜜屋を装いながら、村や町の様子を調べ、 盗賊をはたらく連中だったのです。 最近は奴隷商人ともつながりができ、 その最初の標的に狙ったのが、美人で有名なスピリアさんと、 かわいいと評判のラフリアちゃんでした。 「くそっ、この雌エルフ一匹じゃ、割りにあわねえ。」 スピリアさん一人でも、とんでもなく高く売れるのですが、 ラフリアちゃんとセットになれば、 何と3倍の、濡れ手に粟の大儲けの予定でした。 ですが、元々脳無しの盗賊。 欲を出して、先にあちこち荒らしてから襲ったために、 シールドが解けるまで待つと、致命傷になりかねません。 「くそっ、くそっ、すげえ大金が手に入る予定だったのによおっ!」 思うとおりにならないと、ぶちキレまくる凶暴なクロードに、 誰も近寄ろうとしません。 「このぉ雌エルフ孕ませるっきゃねえな!」 ズボンを引き下ろすや、失神しているスピリアさんを、 脚を広げ、突っ込みます。 クチュルッ 「うおっ・・・!」 ものすごく濡れて、頭に上がった血が、一気に下に下りるような、 ヌルヌル、濡れ濡れ、 歯を食いしばって、耐えるクロード。 「こっ、この雌エルフ、何て穴してやがんだ・・・ふっ、ふっ、」 ズジュルッズジュッ、 自分から、軟体動物の大群のようにからみついて来る粘膜、 コリコリ、ザリザリ、何ともいえぬ刺激が混ざり、 動かすと出てしまいそうな胎内。 「はあ、はあ、はあ、」 失神していながら、スピリアさんの息も荒く、乱れています。 実は、先ほど全力で振った『ヴァー=イヴの杖』、 振動させると魔力を強化するという杖ですが、 同時に、持ち主を強烈に興奮、動揺、理性低下などを引き起こし、 最後は淫乱な肉欲の虜になってしまうという、凶悪アイテム。 ただ、あまりにも希少アイテムなので、賢者であるスピリアさんすら、 『振動させると魔力強化』の能力しか把握できていません。 「うおっ、うおっ、うおっ、」 細い脚を両脇に抱え込み、呻きながら、腰を使うクロードに、 夢の中のスピリアさん、凶悪な淫夢に責め立てられています。 ヒヒーン、ヒヒーン、 凶暴そうな、馬面人身のモンスターたちが、 まさに馬並みのペニスをおっ立て、裸のスピリアさんを取り巻きます。 「ひいっ、こっ、こないでええっ!」 あんなおっきなのが入れられたら、裂けて壊れてしまう。 おびえながら逃げようとするスピリアさんの、 細い足首をむんずと掴み、逆さに引き上げると、 ペニス状に変形した舌が、 嫌がる彼女の股間を直撃、 「いひいいいっ!」 グジュルッグジュルッ、ジュブッジュブブッ、 音を立てて出入りするペニス状の舌に、あそこがびしょぬれになり、 蠢く感覚に、意識が乱れ、身体が痺れます。 群がる馬人たちの舌が、脚を広げ、あそこを晒しだして、 恥ずかしさで真っ赤になる彼女を、さらに嬲りだします。 「んあああんっ、ああんっ、あっああっ、そこはだめええっ!」 アナルにグイと押し込まれ、白い尻肉を広げられ、 中に突入してくる感覚が、背筋をビクビクと震わせます。 「はひいいっ、いやあっ、やめてえっ、感じちゃううっ!」 叩きつけるクロードの腰、陰茎が深く突入し、 薄い壁の向こうで、部下のペニスがアナルから突き進み、 スピリアさんを二本差しに貫いて、同時に責めまくり、 ゆすりあげ、こね回します。 白い裸身が淫らに染まり、汗が肌にキラキラはじけます。 馬人たちの舌が、深く突っ込まれ、顔が脚をグイと広げ、 晒されて恥ずかしさに涙するスピリアさんを、 痙攣が、ほとばしり、陵辱します。 呻くクロードと、部下のペニスが、 あそこが裂けるかと思うほど、深く突っ込み、 うめき声を上げました。 「はひ・・・・・あ・・・・っ!!!!」 夢うつつで、スピリアさんがのけぞり、痙攣しました。 ドビュウウウウウウウッ、ドビュウッ、ドビュウッ、 ドクドクドクドクドクッ、ドクッ、ドクッ、「 黄色い精液が、 ヴァギナいっぱいにあふれ、 アナルがあふれるほど噴き出し、 泣きながらのけぞるスピリアさんを、穢し尽くします。 「ふうっ、ふうっ、」 血走った目で、スピリアさんに射精したクロードは、 身体を入れ替え、かわいい尻をグイと引き寄せて、 突き入れます。 ズブブブッ、 「んふ・・・う・・う・・」 ひと筋の金髪を口に咥え、かすかに呻き、悶え、 その色っぽい喘ぎに、グイと長い脚が広げられます。 「こっちも入れろ、孕むまで容赦なく犯せ!」 締め付けるアナルに、腰を突き上げながら、 からみつく粘膜を貪りつつ、 サンドイッチにされて、挿入する感覚がズルズルと響きます。 「んはああああんっ!」 喘ぐスピリアさんを、馬人たちは、押し倒し、 凶悪なペニスを、前にも後ろにも、突き入れます。 「あうっ、ああっ、裂けるっ、裂けちゃうううっ!、いやああっ!」 悲鳴を上げてのたうつ彼女を、せせら笑うように、 ヒヒーン ズコッズコッズコッズコッ、 ズジュッズジュッズジュッズジュッズジュッ、 性急な律動が、細い身体を叩きつけ、 四つんばいになって、壊れたばね仕掛けのように、 ガクガクと跳ね上げられ、 あそこが二つの巨根でグチャグチャに突きまくられて、 涙が止まりません、 「壊れるっ、壊れるっ、助けて、あなたあっ、助けてえっ!」 愛しい旦那様を必死に呼ぶスピリアさん、 でも、助けの声ひとつ無い闇の中、 ヒヒーン、ヒヒヒーーーーン 不気味な雄叫びが、身体を引き裂き、子宮まで串刺しにしました。 「ヒイイ−−−−−−−−−−−−−−−−ッ!!!!」 ガクガクガクガクッ クロードのひざの上で、突きまくられて、胸がちぎれそうに跳ねまくり、 涙がかすかに流れました。 痙攣が、白い下腹部を突き上げました。 ドビュルルルルルルルウウウウウッ ビュグウウッ、ビュグウッ、ビュグウッ、ビュグウッ、 わななく腰いっぱいにねじ込んだまま、亀頭を震わせ、炸裂させ、 存分に中出しすると、また自分の方へ向けて、 広げたあそこを突き刺します。 ズブブブブ 「口も犯せ、メチャクチャにしろ、徹底的に雌奴隷にして、 目が覚めたら俺様のチンポの事しか、考えられないようにしてやる。」 二人の部下が、スピリアさんの唇を犯し、アナルを突き刺し、 クロードが膣に、深く、突き上げ、 3人に、激しく責められ始め、身体がバラバラになりそうに揺れ動きます。 「ひいいっ、ひいっ、いやあああっ!」 悲鳴を上げる口も、いっぱいに塞がれ、 アナルがミシミシと軋み、 膣がギリギリと広げられ、今にも裂けそうになって、 快感より痛みと苦痛が、激しく突き上げてきます。 スピリアさんは、こんなつらいSEXはいやでした、 でも、誰も聞いてくれません。 壊れるっ、壊れるっ、壊れるううううっ! あなたあっ、助けてえええええええっ!! ブルルルッ、ヒーヒヒイイイイイインン 闇夜に、巨大な馬の声が響きました。 まるで猛獣の咆哮のような、本物の巨馬の雄叫び。 全員が驚き、回りを見回しました。 右上の低い崖の上に、巨大な馬と、 真っ黒い騎士が、さらに巨大に輝く鎧姿で乗っています。 背中に黒字に赤で巨大な『S』を染め抜き、 腰の剣を ズラアアアアアッ 恐ろしい刃音を立てて引き抜きました。 青く光る刃が、月の光に輝きを放ちます。 クロード一味は、凍りついたように、それを見ていました。 ドドッドドッドドッドドッドドッ、 崖を駆け下りてくる地響きに、我に帰ったクロード、 「てっ、てめえら、敵襲だっ!」 裸のスピリアさんを押しのけ、情けない格好で立ち上がると、 急いで車の後ろに逃げ込む所は、 実に能無しのならず者らしいといいますか。 元々、完全武装の馬上騎士に、ろくな装備もないならず者が、 100人いても相手になるわけがありません。 なぜなら、 「ぐわああっ!」 「げぼおっ!」 二人が、巨馬のひづめに頭を踏み潰されました。 戦闘馬は、それ自体戦車に等しいのです。 20人あまりの一味は、途端に浮き足立ちました。 「馬を抑えろっ、縄をうてっ」 樹に絡めた縄で、馬を止めようと放ちましたが、 その瞬間、騎士の姿が消え、軽くなった巨馬は綱ごと樹を引き倒し、 数人が巻き込まれて下敷きになりました。 ヒュオウウウウウ 軽々と飛んだ騎士は、車の向こうへ着地、 刃を軽く向きを変えて、真下に突き立てるように降りました。 ドスッ 「ぐえ・え・え・・・・・」 頭から串刺しにされて、真っ二つになったクロードが、 バタリと両側に倒れ、静かになりました。 「ひっ、ひえええええっ」 「バケモンだああああっ!」 残った一味は、それこそ蜘蛛の子を散らすように逃げ出し、 騎士は面を上げると、片目で豊かなひげを生やした渋い中年の男性。 敬虔な面持ちで、ドロドロのスピリアさんを、 そおっと、おびえるように優しく抱き上げました。 その優しい抱き上げ方が、スピリアさんの肌にホッと安らぎを与え、 潤んだ目がぼおっとしたまま、抱きついてきます。 「あなたあ、怖かった、怖かったのおおっ、ええん、えええんっ。」 まだ夢の中にいるスピリアさんですが、 目の前にいるのは、大好きな旦那様のようです。 中年の騎士は、恐る恐る、そして、優しく抱きしめました。 彼女は、冷たい金属も、ごわごわした皮鎧も、 ほとんど気にならないようです。 「大将〜〜っ!」 数名の足音が近づき、あらわれたのはスピリア愛玩連盟のおっちゃんたち。 「ありがとうございます、間に合ってくださったようで。」 「よかった、スピリアさん無事だった。」 全員ゼエゼエいいながらも、 一応槍や剣や棒を持っていました。 「何をいう、私も誇りあるスピリア嬢愛玩血盟の一員じゃ。」 そう言って、背中にひるがえる巨大な「S」!。 「じゃあ、今日はくやしいですが、大将におまかせしますよ。」 「あたしらは、後続の村の連中に知らせないとね。」 騎士はばつの悪そうな顔をしたが、 おっちゃんたちがにやっと笑うと、笑い返して愛馬に乗った。 泣きながら眠っているスピリアさんを、マントで包むと、 馬をそっと走らせ始めた。 馬上の騎士は、トーマス・フォン・ランドン。 スピリアさんたちの村も含む、今の領主ランドン卿の父親だったりします。 続く