邪魔などめったに入らない地下8Fの監禁玄室。 大勢集まった仲間たち。 相手は妙に協力的なエルフの若奥様。 調教は順調に進むかと思われた―― ――だが。 予想を覆す事態。 一向に衰えを見せない奥様の性欲。 一人、また一人と倒れていく仲間たち。 全裸のまま、母乳を零して誘う母エルフに、男達は戦慄した。 これは男達の二週間にもおよぶ闘いの記録である……。 プロジェクトS  〜〜陵辱者たち〜〜   二章 最初は普通の陵辱だった。 「やめて……胸を見ないでください……」 監禁玄室に連れ込んで武器を奪い、男達がよってたかって身包みを剥ぐと、スピリアは恥ず かしそうに手で乳房を隠した。 息を飲むほどに白い滑らかな肌に男達の視線が集まる。 女は、そのほっそりとした姿態にたわわな果実を実らせていた。 「こりゃすげえ!」 ならず者の一人が鼻息も荒く背後から掴みあげると、たっぷりとした豊乳の先端から甘く香 る白い液体が零れた。 『………!!!』 「やぁ……ミルク出ちゃうぅ……っ」 「こ…こりゃあどうなってやがんだ……?」 「本物か……?」 男達が戸惑っていると、スピリアが答えた。 「……わたしには生まれたばかりの子どもがいるんです。だから、お家に帰してください」 言葉とは裏腹に、陶然とした表情だった。 乳房を掴まれただけで、もう瞳が甘く潤んでいる。 ――ごくり。 若奥様の淫蕩な表情にあてられて、男達が喉を鳴らした。 「へっへっへ……奥さん、だが身体のほうはそうは言ってないみたいだぜ……?」 ならず者その1が、こんな時に定番中の定番のセリフを口にする。 「ああん……そんな……♪」 股間に手をやられると、スピリアは身をくねらせてやはり定番の反応で返した。 スピリアのそこはすでにしっとりと潤んでいた。 それでいて、すべり込ませた男の指先をきゅうきゅうと妖しい力で締め付けてくる。 具合が良さそうだ。 「――そういうことなら話は早ぇ。たっぷりぶち込んでヤルぜ!」 女冒険者のなかには、まれにこんな淫乱もいる。 男達はスピリアの性質を理解して燃え上がった。泣き叫ぶ女をヒイヒイ言わせるのもならず 者冥利に尽きるが、たまにはこんなのも悪くない。 むしろ彼らの多くは人妻調教が大好物だった。偶然そんな趣向の者が集まっていたのである。 正面にまわったならず者の一人が、スピリアの中にいきなりぶち込んだ。 「あはぁ……っ♪」 途端に、スピリアの唇から嬌声が溢れる。 「だめ……ぇ……っ。あなた……助けてぇ……っ!」 どう聞いても男達を誘っているようにしか聞こえない声でスピリアは夫の助けを願った。 玄室に詰め掛けた七十九人の男達は全員、女エルフの甘い嬌声にいきり勃った。 スピリアの穴という穴は、あっという間に埋められてしまった。 玄室のなかで女エルフの艶やかな姿態が妖しく踊る。 乳房を揉まれるたびに、スピリアは母乳を零して身をくねらせ、男の分身を妖しく締め 付けてきた。 エルフ女性の母乳は、修飾的な表現ではなく――甘い。 たゆたゆと揺れるスピリアの豊満な乳房の先端を口に含みながら、ならず者たちは女エルフ の母乳をさんざんに味わっていった。 スピリアのありとあらゆる場所に、たっぷりと汚液を浴びせていく。 スピリアのとば口が男達の精液を溢れさせてヌラヌラと濡れ光りはじめたころ、興に乗って きた男達は女エルフの足を大きく割り開き、その場所にかつて彼女の武器であった、妖しく 振るえる魔法の杖をねじ入れた。 ならず者の武器に比べて三倍ほどもサイズがあるそれを、母エルフは平然と受け入れてしま った。 「は…ぁぁ…杖が、中で震えて……でも、ダメ……こんなの、じゃあ…」 外法の業で鍛えられた杖が胎内で震えると、スピリアは感想を漏らした。 どうやら若奥様は男達の熱した武器の方がお好みのようだった。 ならず者はスピリアの胎内からズルズルと魔法の杖を引き抜くと、言った。 「くっくっく。それじゃあお望みどおり、オレ様の熱ーい肉棒をくれてやるぜっ!」 「ああん……♪ そう、これ……っ、熱いのがいいのぉ……♪」 スピリアは正面から挑みかかった男に抱きついて、脚を絡めながら蕩けた声をだした。 「へっへっへ、ノリノリじゃねえか、奥さん」 「あんっ、そんなこと……いわないでぇ……っ」 「男の味をたっぷり教え込んで、オレ様がおまえを淫蕩な性奴エルフに調教してやるぜ」 「ああん……だめぇ♪」 男がスピリアの尖った耳に舌を這わせながら囁くと、スピリアは妖しく身をくねらせた。 ここまでは――いつも通りの展開だった。                                       続