『ネージュの悩み』 byMORIGUMA 「ふんふ〜ん」 ベッドの寝乱れたシーツに、 甘酸っぱい男女の香り。 スラッとした長い足に、ストッキングが絡められていく。 片ひざを立てて、きれいで豊かな乳房が、ムニュと歪む。 長い茶色の髪が、小麦色の肌にまといつき、 よく引き締まった身体は、ツヤツヤとして輝くようだ。 もう片方の足を曲げ、そちらもストッキングをからめていく。 ふさふさとした茂りが、動きにあわせてくねるのが見えた。 「んっ・・・やん、垂れてきちゃった。」 ちょっと頬を赤らめて、身体を震わす。 先ほどまで、散々注ぎ入れられたザーメンが、 奥から逆流してきている。 「そんな声出されると、また立っちまうぜ。」 ベッドで寝ていた、無骨で筋肉隆々とした傭兵は、 リネアの鼻歌で目を覚ますと、美しい肢体を楽しむように見ていた。 「あら、ほんとね。」 シーツのそこが、露骨なほど突き出している。 昨夜は、ほとんど夜明けまでSEXしまくっていたのに、 なかなかの精力だ。 酒場で、リネアのしなやかな腰つきに、 傭兵が思わず手の甲でポンと触れ、 『今夜、オレとどうだい?』 触り方が気に入ったリネアは、即座にOKした。 「もう一戦できる?」 「おおっ、あんたとなら一日中でもやっちまうぜ。」 ガバッと抱き寄せられ、 リネアはちくちくする口ひげを感じながら、 激しく唇を絡めあった。 まだ16だと言うのに、よく鍛えた身体に、 男を知りぬいた粘膜、幾重にも締まる襞が、男を捕らえて離さない。 ストッキングをはいたまま、 両脚を高く上げられていた。 「んはっ、はあんっ、あんっ、ああっ、あっ、」 グリュッ、グリュッ、ズブッ、ジュブッ、 黒々としたペニスが、すでに濡れきっていたヴァギナへ、 激しい突入をかけると、 小麦色の肢体は、激しくくねり、のたうち、 形の良い乳房が、突き上げ、跳ね上がる。 満たされる気持ちいい感覚に、奔放な声を上げ、 リネアは、蕩けきった顔で、のけぞった。 「朝からお盛んなのはいいけど、少し抑えてよ〜」 食堂でハーフエルフで盗賊のクリオが、ぶうたれる。 ちなみに、同じハーフエルフで僧侶のネージュは、 真っ赤を通り越して、酔ったような顔だ。 ちなみに、リネアの部屋の両側がこの二人。 「あははは、ごめ〜ん。昨日ひっかけられた傭兵さんが、 けっこう元気で具合いい物もってたから、ついね〜。」 クラッ、免疫の無いネージュは、めまいがする。 「うらやましいです・・・私も今度紹介してくださいね。」 妖艶に微笑む賢者のオルエン。 漆黒の長い黒髪をかき上げるしぐさ、 大きく開いた胸元や、白い脇下がちらつく様子。 周りで食事していた男性は、 思わず前かがみになる姿が続出する。 彼女も男は大好きなのだが、あまりに妖しすぎて、 びびられる事も多い。 ネージュにとっては、お盛んすぎる二人に挟まれ、 気の休まる暇が無い。 どちらも悪い人ではないのだが、彼女には刺激が強すぎる。 「ネージュも、そんな立派な胸をしてるんだから、 そろそろ男性ぐらい知ってもいいんじゃない?。」 あっけらかんとリネアに言われ、 思わずスープを吹きそうになる。 「そういう話題を振らないでください。 困ってるんですから、これ・・・・・。」 小柄なハーフエルフだというのに、95を超える胸。 あまりに目だって仕方が無い。 以前にはヴァイオラという、 彼女のコンプレックスが吹っ飛びそうな女性戦士がいたが、 ヴァイオラが竜神の迷宮で行方不明になってからは、 かえって目立つハメになってしまった。 自然な成長でなったのなら、あきらめもつくが、 外道魔道師に横恋慕された上に、呪いでこんなありさまでは、 死んでも死に切れないほど恥ずかしい。 「殿方は喜びますわよ、フフフフフ・・・・」 「そーそ、男って貪っても挟んでも、おっぱいは嬉しい物みたいだし。」 ゲホッゲホッゲホッ、 回り中のテーブルで、一斉にむせる声が。 『かんべんしてくださいいいっ!』 心の中で、絶叫するネージュだが、 「いーかげん、ネージュも慣れなよ。 男狂いのこの二人に、何言ってもムダムダ。」 カンのいいクリオにこう言われては、四面楚歌のネージュでした。 『それにしても・・・、』 ネージュの悩みは、尽きない。 だいたいこのPT“目立ちすぎる”。 リネアは16歳の人間の軽戦士。 茶髪のポニーテールが可愛らしいし、 顔だちも良く、明るい美人なのだが、 『露出持ち』というのは、軽戦士でもめったにいない。 それでなくても、16歳にしては良く熟れた肉体をしている。 バストは88ぐらいありそうだし、腰のくびれ具合もすごいエロティック。 何より、肩あて、腕のパックラーと呼ばれる軽い盾、皮の頑丈なブーツ、 半分だけ隠してる乳あて、 それ以外は、ほとんど透ける薄い布!。 お尻のきれいなラインはむき出しに近く、 豊かなバストも半分出ている。 巨大な剣を持っている事以外は、 ビキニの水着姿と、ほとんど変わらない。 盗賊のクリオは、彼女と同じハーフエルフで、 スタイルはエルフの血を引いて控えめだが、 こちらは別の意味で悪目立ちする。 腿までのロングソックスが、 目にギラギラ来るような極太の横じま。 頭に巨大な赤リボン、服は天然小悪魔系。 その顔をみると、可愛らしいが、 どう見ても、何かたくらんでるというイメージを抱かせる。 トドメが賢者のオルエン。20の人間。 真っ黒いぬばたまの髪に、青いほど白い肌。 それだけでも妖艶なのに、 前を太い帯でゆるやかに止める服、 それも前を大きく開き、胸や肩をむき出して、 下は太腿ギリギリでばっさり切って、 ぬめるような白い足が、ほとんど全てむき出しになっている。 彼女がかがむと、周りで事故がよく発生するのは、 スケベにのぞきこむ男性ばかりも、責められまい。 その上に、リネアもオルエンも、 男好きで有名で、毎日男性をベッドに引っ張り込むので、 ネージュは宿では寝られない夜も多い。 「はう・・・」 重いため息をつくネージュだが、彼女は気づいていない。 もし回りが目立たないPTだったとしたら、 その巨乳の目立ち方は、ハンパではないという事を。 「あら?」 リネアが、いたずらっぽい目をした。 視線の先にいるのは、どう見てもならず者の一人。 それが他の仲間と、ひそひそ話しこんでいる。 つかつかとそちらに近づくと、4人はビクッとして顔を上げる。 「お久しぶりじゃな〜い。」 にこやかに、気軽に話しかけるリネア。 だがネージュは、その背中に黒い殺気が立ち昇るのが見えた。 「え?え?、どっ、どっかでお会いしましたっけ。」 貧相な顔をした男は、 パッチリした目元に立ち昇る殺気に気づかず、 美人が親しげに話しかけたことで、下心をひどく動かした。 「え〜え、私の口にもあそこにも、貧相な代物突っ込んだでしょ。」 ズバッ 男の首が驚愕した表情のまま、宙に飛んだ。 血のシャワーが、1メートル以上も吹き上がる。 「なめるんじゃないよ!。」 巨大な剣が、縦横自在に繰り出され、 周りのならず者たちも、逃げる間もなく、手足をぶちきられた。 以前、リネアのPTは、 パーラという新米冒険者を助けた後、一度崩壊している。 そのときリネアと、駆け出しの魔術師だったフローラが拉致され、 激しい陵辱を受けた。 「んッんんっ、んうっ、うっ、んんっ!!」 リネアの胎に目一杯突っ込んできた亀頭が、激しく震え、放出した。 口にも、アナルにも突っ込まれ、くりかえし貪り、貫いている。 ドビュグッ、ドビュグッ、ドビュグッ、 熱い精液が、胎内にほとばしる感覚は、嫌いではないが、 臭い汚れた男たちだと、ちょっと気分が乗らない。 『もうちょっと、きれいにしてくれれば・・・気持ちいいのにっ』 呻きながら、膣を探りまわすように、突きまくるそれに、 腰をあわせ、下から突き上げるペニスに、尻をくねらせて絞ると、 たまらず男がうめき、アナルを一杯に突き入れた。 ドビュッ、ドビュッ、ドビュッ、 口にも押し込まれたので、口をすぼめてすする。 ドクッ、ドクッ、ドクッ、 精液が口から喉へ流れ落ちる。 あきらめて喉を鳴らすように飲み込む。 「うへへへ、だいぶん慣れてきやがったか。」 「俺らの仕込がいいからよ。」 別の連中がのしかかり、広げ、押し込んでくる。 『何を言ってんだか、ドへタックソ。』 貧相な代物にがまんしながら、アナルに押し込まれる物を受け入れてやる。 『あ〜あ、バックスの外道たちは、もっとSEXはすごかったわよ。』 外道部隊と呼ばれたバックス傭兵隊に、リネアは敗戦で捕まったことがある。 ここの貧相な男どもと違い、徹底的に鍛え上げられた傭兵たちはすごかった。 「うあああっ!、こっ、壊れるううっ!」 まるで拷問器具か何かのように、浮き上がった血管は、 凶悪な凹凸となって突き出し、 反り返るペニスは、恐ろしいまでの力にあふれていた。 小柄ではないリネアを、軽々と抱えて、 アナルをガスガスと突き上げられると、意識が飛んでしまう。 だが、その強烈な刺激が、 勝手にアナルを締めさせ、腰をくねらせ、悶えさせた。 「このスケベ女め、自分で腰を振ってやがる」 「だって、だってえええっ!」 「なら、こっちから入れたら、どうなるかなっ!」 グリュウルウッ 足が広がり、あそこが悲鳴を上げた。 「ひいいいいいっ!」 ゴリゴリゴリッ 目が星が散り、エクスタシーが突き抜ける。 「もういきやがったか、このスケベめっ!」 「ひぐっ、ひいっ、だめえっ、こすれっ、ちゃうっ、あっ、ああっ、」 子供のように抱えられたまま、前も後ろも叩きつけるような律動。 壊れる、壊れる、壊れる、 だが、右手は後ろの男に、左手は前の男に、 足は、離すまいとがっしとからみついて、 くねる身体が、悦び、喘ぎ、悶え狂う。 凶器も同然のペニスが、暴力的な亀頭が、 胎内を蹂躙し、征服し尽くしていく。 目を涙でうるませ、快感に悶え狂いながら、 声を上げて、絶叫していた。 「いくうっ、いくうっ、いっちゃうううううううっ!!」 のけぞる身体に、根本まで突きぬく。 「ひぐううううううううううううううっ!!」 ドビュウウウウウウウウウウウッ、ドビュウウウウウウッ、 ドクウウウウウウウウウッ、ドクウウウウウウッ、ドクウウウウウウッ、 強烈な鈍い音が、串刺しにするように突き抜けた。 熱い精液に、子宮がわななき、痙攣した。 尻を淫乱に振り、腰をぐいぐいとくねらせ、 男たちのザーメンを残らず搾り取ろうとしていた。 置かれたリネアに、さらに大勢の男が群がってきた。 口にも、アナルにも、胸にも、膣にも、 ズブッ、ズブッズブッグジュグッ、ズブブッグリュッズブッ 身体中を輪姦され、狂おしい狂気が襲いかかる。 『いくううっ、いき狂っちゃうううっ!』 凄まじい暴力と体力が、若い全身を貪り、犯し、蹂躙する。 リネアは、もう正気を保てなかった。 「んはああ・・・いい、すごいい・・・壊して・・・もっとおお・・・」 ほとんど飼い犬同然に、肉奴隷として扱われ、 毎日貪られまくったが、それに嬉々として従い、 服従して、セックスに溺れまくった。 虐殺で有名なバックス傭兵隊だったが、 あまりになじんでいるリネアに情が移ったのか、 ある日、全員で失神するまでリネアを輪姦したあと、 服と金をかなり持たせて、失神したまま宿に放りこまれていた。 『あいつら、よかったんだけどなあ・・・』 ぼうっとSEXを続けるリネアが、はっと気づいた。 「や、やめないでください・・・・もっとしてくださいいい・・・・」 ケラケラと、壊れた笑いが聞こえた。 『フローラっ・・・!、あいつら壊しやがったっ!』 あの可愛らしい笑顔は、もはや見られまい。 自分はいい、子供の頃の病気で子供は産めないから、女は捨てている。 でも、あんな娘まで、壊さなくてもいいじゃないか!。 「だから、あたしは・・・ギルドは許さない・・・」 昼間の殺戮の後、 ほとんど酔いつぶれて、ネージュに部屋に運ばれたリネアは、 ベッドで、つぶやき続けていた。 服を脱がされ、タオルでていねいにぬぐわれる。 『きもちいいな・・・母さん・・・』 リネアは、母親のことをひさしぶりに思い出した。 そっとぬぐってくれるネージュの優しさが、とてもありがたかった。 「きゃっ!」 ガバッと抱きしめられ、ネージュはベッドに倒れこんでしまう。 その豊かな大地のような胸に、顔を埋め、リネアは泣いた。 ネージュは慈母の笑みを浮かべ、そっとその胸に抱いてやった。 「ネージュ・・・ありがとうね」 「いいのよ。」 沈黙と、静けさ、 ドックンドックンと、鼓動だけが聞こえる。 「でもさ、やっぱりもったいないよ。こんな立派な胸してるのに。」 「え??」 フニュッ 「きゃんっ!」 びくっとする肢体に、ニヤリと笑うリネア。 「ほら〜、こんなにフェザータッチ。感度いいんだから、開発しなきゃ。」 「ちょっ、ちょっと、何をするのっ!」 「だめだよ〜、もっと開発したら、男が喜んで離さないようになるよ。」 モミモミモミ 「やんっ、やっ、やめっ、だめっ、そっそこはっ、」 「ほれほれほれ、ええのか、ええのんか〜」 ほとんど痴女と化して、酔っ払ったリネアは、 爆乳をむき出しにするや、もてあそび、すすり上げる。 「やっ、いけないわっ、かっ、神様が許しませんよっ!」 身悶えするが、ますます図に乗り、揉みまくる。 「産めよ増やせよ地に満ちよって、いうじゃない。 二人で、男探しにいこうよ〜、モテモテだよおおっ」 「それ違ううううっ!」 ネージュの悩みは、ますます増えそうな夜なのでした。 FIN