猫娘、仲間を助ける

「ボクは右の階段昇るからっ、アリス達は左の階段よろしく〜!」

そう言ってアリスちゃん達と別れたボクは、ひらりひらりと踊るようによーへいとかならず者の攻撃を避けながら、館の奥へと進んで行った。

辿り着いたのは最初に兵士の集団と会ったのよりももっと大きなホール。
騒ぎを聞きつけたヒトとかがボクの出て来た出入り口以外からもやって来て、ボクはすっかり取り囲まれてしまった。

「へへ…もう逃げられないぜ、子猫ちゃん・・・」
「へへっ、俺もういっぺんケモノ娘っての、犯ってみたかったんだよ」

じりじりと近付いて来るオトコのヒトたち……
なんだか、会った事があるヒトがいるような気がするけど…それはそれとして、実は狙い通りだったりする。

「うん…もう、逃げられないみたいだね……でも……」

からん、と両手のクナイを床に落として、服からちょっとだけ出てるヒモを引っこ抜く。
すると、はらり…と服が脱げて、ボクは丸裸になってしまった。

「…ボク、脱いでも凄いんだヨ…♪」

いきなりの事にビックリしてるみんなを見て、ボクはにんまりと笑う。
…そう、こんなに広い場所で、相手はこんなに沢山。
そしてボクは真のジツリョクをハッキ出来る裸になった……という事は…

「…さっき聞いちゃったんだ……みんな、女日照りでタイクツしてたんでしょ……?」

ホールの中央に座り込み、ゆっくりと脚を広げていきながら…

「…おにぃさんたち…ボクと遊んでかない?」

喉を鳴らしたりアソコをおっきくしてるおにぃさん達を、猫なで声で誘ってあげた…



…そもそも、ボクにとって竜神の迷宮はちょっと…ひょっとしたらゼンゼン、物足りなかった。
久し振りにジユウっていうのを楽しめたのは良かったんだけど、ゼンゼンえっちな事をしてもらえなかった。
ショクシュっていうお魚の仲間みたいなのにえっちな事をされたヒト(ウィルカちゃんもそうだったらしい…)もいたのに、お魚ダイスキなボクはそんな事されなかったし……つまんなかった。

…それに、ウィルカちゃんやフィアナちゃん、ムーンストナちゃん……ホントはボクが代わってあげたかった。
…だって、ボクは元々メスネコ奴隷だし、そういうの嫌いじゃないし……
だから、よーへい達にえっちされて、ならず者に売り渡された時に聞いた言葉が凄く悔しかった。

……そんなだから、ボクは竜神の迷宮の探索が終わった後、踊り娘をしながら色々なオトコのヒトをご主人様にしていた。
…目的はえっちな事だけじゃなくて、ひょっとしたらみんなの事が分かるかもしれないからだった。

もちろん、そんなにすぐにみんなの情報が入るなんて事は無くて…むしろ、ボクと同じような獣人の女の子が売り飛ばされた、とかいう話だけだった。

……それでも、ボクがウィルカちゃんの事を小耳に挟んだのは、ある酒場での事だった。
沢山のご主人様…ご主人様ズ?のふっといのをお尻にもアソコにも咥え込むのは当たり前。
口でするのも両手でするのも、しっぽでするのも当たり前。
ただ、いつもよりも凄かったのは裂けちゃうんじゃないか、ってぐらい大きい道具をアソコに入れられたり、最後にはお酒のビンもアソコに入れられて、オツユを溜められたりしてた。

…そんないつもよりも変態みたいな事をしてたら、同じように変態プレイをさせられているふろーふしの性奴隷の話が耳に入って来た。

そこから色々と調べていると、やっぱりそれはウィルカちゃんの事で…それが分かったボクはすぐにアリスちゃんに会いにキシダンとかいう所に行ったのだった。



…そんな事を思い出してたら、いつの間にかボクの周りはオトコのヒトだらけになっていた。
すっかり発情してたボクのアソコにはギンギンになったアレが入っては、すぐにとっても濃いミルクをタップリ出していく。
お尻だって変わらないけど、違うのは穴だけじゃなくてその周りにもこすり付けられて、我慢できずにかけられてるところ。
お口だって、ザラザラしてるボクの舌が何かを舐めてない時間は10秒もない。
トウゾクとかニンジャとして冒険して、凄く器用になった手はすぐにみんなを満足させてボクの体にシャワーを浴びさせてくれるし、何よりもしっぽは千切れそうなぐらい乱暴に扱われて…でも、それがキモチよくて。

「ふにゃ…ご主人様がイッパイで……ボク、嬉しいにゃぁ……♪」

じょろろろろ…って、オツユだけじゃない、もっと恥ずかしくて汚い液だって遠慮なく出しちゃう。

「子猫ちゃん、俺達に追いかけられてる時から発情してただろ…?
 廊下中やらしい匂いでいっぱいだったの気付いてたか…?」

耳を噛みながらそんな事を言われても…当然気付いてた。
…だって、最初からみんなに可愛がってもらいたくて、セッカクのご主人様コウホなんだから、殺さないように、って逃げ回ってたんだもん……



…ドレぐらいみんなでえっちしてたのか分かんない。
気付いたらボクのカラダは中も外も当たり前のようにドロドロのミルクまみれで、ホールいっぱいにエッチな匂いが溜まって、それだけでどんなヒトでも発情しちゃいそうだった。

…そんな時に、どこかで何かがバクハツする音。
ピンと耳を立てると、ボクでみんながエッチする音にまぎれて、前にアリスちゃんを助ける時に聞いたバカデカい声が少しだけ響いてきた。

「うにゃ……始まっちゃったみた…む、んちゅ……」

しみじみと言おうとしたのに、新しいアレが口の中にねじ込まれて最後まで言えなかった。

…当然、この館を調べてみんなで楽しめそうな場所を探してる時に、ここに雇われているアイツの事は分かってた。

…だけど、アリスちゃんやみんなには教えなかった。
…だって、これは先に知ったりしてないで、アリスちゃんがカイケツしないといけないモンダイだって思ったから。

…まあ、それはともかく……

「うみゃ…みんな……そろそろ、逃げないとだよぉ……」

急いで口の中にミルクを出させて、それを飲み込んでから、口を押さえてみんなに教える。
…今、お口にねじ込まれたら危ないから、お口に欲しいのを今だけはガマン。

…みんな不満そうだったけど、そろそろ逃げないと捕まっちゃうっていうのを教えると、それでもまだまだ不満そうだった。
…だから、後でまた楽しもうって約束をして、何とかみんな逃げ始める……こんなにみんなをトリコにしちゃうなんて、ボクってマショウノオンナだね♪

……その後、アリスちゃんやウィルカちゃんの前にミルクドロドロ姿で行くわけにはいかないから、カラダを洗って…ようやく、ボク達は二度目のカンドウのサイカイを済ませる事が出来た。



…それからすぐにボクはみんなと別れて…
まずはあの館にいたヒト達でまだ捕まってなかったヒト達とタップリ楽しんで、それからは気ままな一人旅。
フィアナちゃんはボクが話を聞いた時にはもう助けられてたけど、ムーンストナちゃんだけは探しきれなかった……



アリスちゃんはカレシとらぶらぶしてるみたいだけど、満足してるのかな……
ボクの方が性奴隷としてずっと先輩なんだし、色々と教えてあげようかな、とも思う。
……まあ、さすがにカレシさんの性奴隷だって言ってるからボクが豚ご主人様に最後にされたみたいな、他の豚みたいなお金持ちの前で料理のお皿代わりにされる、みたいなのは無理だろうけど……



…何年かしてからフィアナちゃんから手紙が届いて、ボクはケッコンシキに行く事になった。
そこで幸せそうなフィアナちゃんや、アリスちゃんのらぶらぶ話を聞いて、幸せって良いな、と思う。

…だけど、ボクはこうも思ったりしちゃうんだ。

…アリスちゃんもウィルカちゃんもフィアナちゃんも、性奴隷にされて、そこから助かって幸せになった。
……でも、そのままエッチな事を受け入れて性奴隷になるのもキモチ良くて良いのになぁ……って。



……そんなボクは、今でも踊り娘、毎日ご主人様募集中♪



―――あとがき―――
だんQさんのアリス嬢エピローグSSを見て浮かんだ妄想をそのまま書き出してみました。
…が、折角の幸せなアリス嬢のSSの裏でマリル嬢が乱交パーティやってた、とかだと問題があるかもなぁ…とも思ったりでなかなか難しいところですね(;´ρ`)

何はともあれこの場を借りてアリス嬢のハッピーエンドをお祝いいたします(o*。_。)o