猫娘、屋敷で散歩する

「うにゃうにゃ…もう食べられないよぉ……」

お休み中のボク。
我ながらテンプレートな寝言だなぁ、と思ったのも束の間。

「ホレ、いつまで寝とるんじゃ!?」

バケツ一杯分はある冷たい水が頭からかけられる。
うにゃ!?って叫んで眼を覚まし、体を震わせて水気を払っていく。
そして目の前にはオーク…の、ご主人様。

「…う、うにゃ…おはようございます……」

こわごわとご主人様を見上げながら、ボクはお辞儀をする。
ご主人様は満足気にフヒヒ、って笑っていた。



「ホレ、ご主人様に挨拶せんのか?」

ご主人様はとっくに裸になっていて、おち○ちんもギンギンになってる。
ボクはそれに顔を近付けて…うわ、相変わらず凄く臭い…のに、美味しそう…

「に、にゃ……おはようございます……」

あーん、って口を開けて、ご主人様のおち○ちんをゆっくり咥え込む。
くさい臭いが口の中に溜まって、涎が出てくる。
涎をしっかり塗りつけて、ボクのザラザラした舌で舐めていく。
じゅるじゅる、って音を立てながら吸い付いて、口の中で扱いていくと、ご主人様に頭を掴まれた。

「まったく、相変わらずトロいのう!
 これぐらいやってみんか!?」

グイグイ、って頭を激しく揺さぶられて、おち○ちんが口の中を凄いスピードで往復する。
くさい臭いで口の中が一杯になって、頭が真っ白になりそうになったその時に…

「んぐ、ッ…出すゾイ!」

びゅる、びゅるるっ、って精液が口の中に流し込まれる。
口の中を一杯にしてもまだ出てくる精液に、ボクは喉を鳴らして飲み込んでいくけれど、それでも口の端から涎みたいに垂れていく。
………何回喉を鳴らしたか分からないぐらいになって、ようやく精液が止まって…おち○ちんに残った分をちゅるちゅると吸い取って、ごちそうさま。

「ブヒヒヒヒヒ…やっぱり朝一番はメスネコの猫舌じゃノウ!
 …そら、朝飯をくれてやるわ!」

満足そうにボクの口からおち○ちんを抜いたご主人様が手を叩くと、メイドさんとかいう人がボクのご飯の乗ったお皿を運んで来る。
…メイドさんの服、可愛くて良いなぁ…ボク、裸に首輪だけなのに……
…って考えてたら、メイドさんと目が合ってしまう。
ものすごく、ケーベツしたような目。
そんな目で見られるたびに、ボクはニンゲンじゃないんだ…って思い知らされちゃう。
…でも、仕方ないかもしれない。
だって、メイドさんの持って来てくれたご飯は……

「ブヒヒ、メスネコのメシはやはりザーメンライスじゃのう!
 …こんなモノ、人間は恥ずかしくて食おうともせぬワ!」

大笑いしながら部屋から出て行くご主人様とメイドさん。
後に残されたのはボクと、ご飯だけ。
そのご飯には、タップリと精液がかけられてる。
ツーンと臭いそのご飯でも、ボクは他に何も食べさせてもらえないから、食べるしかなくて。
今日も、ニンゲンどころか動物だって食べないようなご飯を食べる事にした。



…ボクがご主人様に買われてからもう一ヶ月。
ひょっとしたら、まだ一ヶ月、っていうのかもしれないけど…とにかく一ヶ月が経った。
ご主人様の家…お屋敷、っていうらしい…に帰るとすぐにボクは地下にある部屋に連れて行かれて、一晩中ご主人様にエッチな事をされた。
ボクも、最初はキモチヨクて鳴いてたけど、その内相手がオークだって思い出して嫌がって、抵抗した。
…でも、最後の方はそんな事無駄だって分かって、ご主人様の言うメスネコになっちゃって…結局、ボクのお尻もおま○こもご主人様の精液で一杯になって、カラダの外だってドロドロにされてた。

…その次の日に目が覚めると、メイドさんに紹介されて、水をかけて体を拭かれて…精液ご飯を食べさせられた。
……ボクだって、最初は「こんなモノ食べられない!」って言ってたけど、それも一日ともたなかった。
結局、最後はご飯を全部捨てられた後で「やっぱり精液ご飯ください!」って叫び続けて、捨てられてたご飯を持って来てもらった。

…それからはずっと、ご主人様のおち○ちん突っ込まれて、精液ご飯食べて、カラダを洗って…の繰り返しの一ヶ月。
朝と夜に来るご主人様と、その時にもらえる精液ご飯だけがボクの楽しみになっちゃってた。



……だから、その日は凄く驚いた。
だって、お昼(お腹のすき具合で大体分かっちゃう)にご主人様がやって来て、ボクとお散歩に行く、って言ったんだから!
ボクは喜んでご主人様について地下室を出て…そこでふと気がついた。

「…ご主人様、ボク…その、裸でお散歩するの…?」

そう、ボクってばずっと裸だった。
…そして、ご主人様の答えは、簡単だった。

「ン〜〜〜〜?
 ケダモノが服を着てどうする?」

…そう、ボクはニンゲンじゃなくてケダモノ…ただのメスネコだった。
首輪に紐をつけて、四つん這いで連れ出される。
話には聞いた事があったけど、ニンゲンがペットを散歩に連れて行く時と全く同じ。

「さて…それじゃあまずは屋敷の庭でも散歩してみようかノウ?」

…正直、ボクはホッとした。
だって、街の中に出るんじゃないか、って心配だったから。
だから、安心して散歩に出る。



「…うわぁ…」

…お屋敷の庭は広くて、ボクは目をまん丸にする。
さすがに端っこが見えない、なんて程じゃなかったけど、それでも柵の端から端までどれくらいあるんだろう……

「…んにゃ?柵…?」

そう、柵がある。
しかもこの柵、近くに木が生えてない所もあって、そういう所からは街の様子が見えてた。
それってつまり、街からもこっちが丸見えで……

「ホレ、なにをグズグズしとる!」

そんな事を考える暇もなく、ボクの首輪に繋がった紐を引っ張られる。
首を絞められないように引っ張られるまま歩いていくと、草がカラダに当たってくすぐったい。
ちょっとだけふるさとに帰ったような感じがして嬉しいけど、首輪のせいで、ボクはご主人様に飼われてるんだ、って事を思い出す。

「…さて、それじゃあ向こうへ行ってみようかノウ…?」

ご主人様が指差すのは、ベンチが置いてある休憩場所。
そのすぐ前には柵があって、お屋敷の前の通りが見える。

「にぁ、ッ…ヤ、やだ!
 それはヤだよぉ…ッ!!」

慌てて首を振るけど、紐を引っ張られればボクはついて行くしかなくて、結局ベンチに辿り着く。
…今は人が通ったりはしてないけど、いつ人が通るかって思うと、体が震えちゃう。

「…ンン?
 人に見られるかもしれんから、濡らしておるのかノ?」

いきなり、ご主人様がボクのおま○こに手を伸ばす。
ビクン、って体が震えて…ご主人様の言うように、おま○んこを濡らしていた事に気付く。

「ブフフフ…何を期待しとるのかノォ…?」

そのまま、ボクのおま○こに太い指を突っ込んで掻き回してくる。
そんなにされたら、声が出ちゃうよぅ……

「…仕方ないノウ……
 そんなに見てもらいたいなら、見せ付けてやるとするかノ?」

にゃ、にゃぁ…って小さく鳴いてるボクの脚を抱えると、ご主人様はいきなりボクを抱え上げて、おしっこの格好にさせる。

「にゃッ…なに…?」

これから何をするのかなんて分かりきってるけど、聞かずにはいられなくて。
ズブズブ…ってご主人様のおち○ちんが入って来る。

「は…ふぅ、にゃぁぁ―――!」

初めて入れられた時とおんなじように入れられて、ボクは甲高く鳴いちゃう。
ズンズンズン、って突き上げてくるおち○ちんに掻き回されて、ボクのおま○こはすぐにドロドロになる。

「はにゃ…ぁ!にゃあ!にやぁぁぁぁぁ!」

おっきな声を出したらニンゲンに気付かれちゃう。
それは分かってるのに、ボクは鳴き声を我慢する方法なんて知らない。
だからおっきく鳴きながら、誰も来ないで、って何度も心の中で叫んでた。

……だけど、ゲンジツはそんなに甘くない。

タップリ鳴いたボクが前を向いたら、柵の向こうには何人もニンゲンが集まっていた。
もちろん、ボクの鳴き声を聞きつけて、ボクのエッチなところを見るために。

「ホレホレ、見られとるゾ?」

分かってるのに、わざわざ教えてくれるご主人様。
突き上げられるたびにボクの腰が跳ねて、入ってる所が丸見えになる。

「にゃ…見ちゃ、だめぇ…」

ニンゲンに見られながら、ボクは必死に首を振る。
だけど、そんな事で見られるのは止まらないし、ボクは見られてエッチな気分になっていく。

「どうしたどうした?
 見られて感じておるのじゃロウ?」

耳元でご主人様に聞かれて、ボクはこくこくと頷く。
ご主人様は満足したみたいに頷いて、柵に近付いていく。
…そ、そんなに近付いたら…ボク……

みんなの目がボクのおま○こだけを見てる。
おま○こがヒクヒクしてるところまでじっと見詰められて、オカシクなっちゃいそう。

柵のまん前でジュブジュブって出し入れさせて、オツユが噴き出していく。
ボクのおま○この匂いを嗅がれて、オツユを浴びられて…

「ブヒヒ、メスネコはここをこうすると、どうなるんじゃったかの…?」

ご主人様が、しっぽを扱き始める。
おま○こだけでもキモチヨすぎちゃうのに、しっぽまでいじられると、ボクは気持ち良過ぎて…

「ひにゃ!?
 うニャ――――――――――――!!」

ビクン!ビクン!
腰が震える。
オツユがたくさん噴き出して、柵の向こうに飛び出ていく。

でも、それだけじゃなくて。
一緒にオシッコも出て、柵の向こうのニンゲンにかかりそうになる。
みんな、それを避けながら、汚い汚い、って言って帰って行く。

…ボクは、そんな事言われて悲しいはずなのに、おま○こがヒクヒクするのを止められないでいた。



「…さて、今日も散歩しようかノウ?」

今日もご主人様はボクをお散歩に連れて行く。
アレから一ヶ月以上経ってるけれど、ボクは毎日のようにお散歩に連れて行かれていた。
ウワサなんてすぐに広がっちゃうものらしくて、今では柵の前に最初からニンゲンが待ってて、ボクが来ると待ってましたとばかりに騒ぎ始める。

いつものようにオシッコの格好で突っ込まれて、みんなの目の前で見せ付けられる。
しっぽを扱かれて、イっちゃいながらお漏らしする。
…最近はこれで終わりじゃなくて…

「ブヒヒ…ホレホレ、メスネコらしいかっこうをせんか!?」

ピシャリ、ってお尻を叩かれる。
ボクはのろのろと四つん這いになると、お尻だけ高く突き出して。

「…ご、ご主人様…これで良いですかにゃ……?」

恐る恐る、ご主人様を振り向く。
ご主人様は答える代わりにおち○ちんをボクのお尻に突っ込んで、柵との間にサンドイッチにする。

「どうジャ!このメスネコめ!
 尻でヤられて感じる変態ネコめ!」

おち○ちんだけじゃなくて言葉でもたくさんいじめられる。
ボクはただ鳴きながら腰を振って、柵の向こうのニンゲンを見る。
みんな、エッチな目でボクを見て、こっそりおち○ちんを出して、自分で扱いてボクにかけてくれる。
嬉くて、ボクが扱いてあげたいのに、ご主人様はそれを許してくれない。
手を伸ばせば握れちゃうのに…って、ボクは残念そうにおち○ちんを見詰めて…

「…ブヒヒ、今日は扱いても構わんゾ?
 …お前達も、今日はこのメスネコを好きに嬲ってやれイ!」

思いもしなかった、ご主人様の言葉。
ホントかな…と思ってご主人様を振り返ろうとしたら、柵の向こうから頭と手を掴まれた。

「へへ、この時を待ってたんだよ!」
「ネコちゃん、タップリイかせてくれよ!?」

手におち○ちんを握らされ、柵に引き寄せられて口にも入れられる。

「…は、ッ…ふにゃぁ…♪」

久し振りに手に握るおち○ちんの感覚に、手がゾクゾクしてくる。
どうやって握れば良かったっけ…ドレくらいチカラを入れれば良かったっけ……
そんなコトを考えるヒマなんてくれないように、ボクの頭が掴まれて、前後に揺さぶられる。

「うおォ…ザラッってくる…!」

舌に押し付けるようにおち○ちんが突っ込まれて、とっても苦くて、少ししょっぱい。
頭を押さえる手が、キモチヨクてピクピク震えてた耳を掴む。
まるで、耳の動きがカラダに伝染したみたいに、今度はカラダがピクピクと跳ね始める。

「なるほど〜…尻尾だけじゃなくて耳まで性感帯なんだ…発情猫ってホントに凄いな……」

親指が、耳の中に入って来る。
中をグリグリって弄られて、腰が震える。
震える腰を掴まれて、ご主人様のおち○ちんがお尻の奥まで突き上げてくる。

「にャ!…深い…よぉぉ…!」

鳴き声を上げると、口の中に溜まってた涎がドロドロと溢れる。
でもすぐに頭を押さえられて、喉の奥におち○ちんが突っ込まれる。
口の中のおち○ちんは先っぽからヌルヌルを出して、もうすぐ精液出してくれるみたい。
早く欲しくて、ザラザラな舌を擦り付けて、先っぽに吸い付く。

「ほらほら、こっちもしてくれなきゃ!」
「そうそう、こんな風にね!」

ボクの手に握られてるおち○ちんの持ち主二人が、柵の隙間からしっぽに手を伸ばす。
一人が先っぽを、もう一人が根元の方を掴んで、お手本を教えるみたいに扱き出す。

「…ッは…!…にゃ、ぁ…!……しっぽ、だめぇ……!」

一人に触られるだけでもキモチイイのに、二人でイッショに扱かれて、体中、それに頭の中も痺れてくる。
膝が震えて立てなくなってるのに、柵とご主人様に挟まれて、無理矢理立たされる。
ボタボタ、ってエッチなオツユが溢れて、ふとももも膝も、足首も濡らして、足元の芝生に水溜りを作る。

「よしよし、やれば出来るじゃないか!」
「さすが雌猫、手コキの才能もあるな!」

手の中で、とっくに馴染んできたおち○ちんがビクビクって踊る。
先っぽから出てきたヌルヌルで手の平もヌルヌルして、びちゃびちゃ、って音を立てる。
ご主人様のおち○ちんも、もう破裂しちゃいそうなぐらい大きくなって、ボクのお尻を一杯にする準備を整えてる。

…もうすぐ、ボクのお口も、手も、お尻の中も精液でドロドロにされる……

「にゃ…にゃふぅ……♪」

その、少し先の事を考えると、ボクは頭も体も蕩けてくる。
お口の中の苦いのも、手の中で暴れてるのも、お尻の中で膨らんでるのも……
ゼンブゼンブ、ボクを可愛がってくれるおち○ちんに吸い付いて、扱いて、締め付ける。

「「「「く、ッ…!…雌猫、出してやるぞ……!!」」」」

みんなが同時に叫んで、ボクの喉に、手の平に、お尻の中に注ぎ込む。
全部飲みきれなくて、口の端から零れる。
手の平からおち○ちんが飛び出して、ボクの頭にも、カラダにも、精液のシャワーがかかる。
お尻の中からお腹の中まで、ご主人様の精液が流れ込んで、お腹が一杯になって……ボク、お尻でニンシンしちゃうかもしれない。
…そしてボクもビュクビュク、って…エッチなオツユだけじゃない、もっと恥ずかしいオシッコまで溢れさせて、芝生の水溜りがどんどん広がっていく。

「はにゃ……すごい、にゃぁ……」

久し振りにたくさんのヒトにしてもらって、頭の中も体の外も真っ白になる。
みんなスッキリして喜んで、ボクもキモチヨクてうっとりする。
……このお散歩、クセになっちゃうよぉ……

「…ブフフフ…満足そうな顔をしおって。
 ……じゃが、まだまだ可愛がってやるゾイ……」

後ろからご主人様の声。
…これからもこのお散歩してくれるんだ…嬉しい…♪

……ボクはそう思っていたのに、ご主人様や他のヒト達がそうじゃなくて…
次の日もお散歩、じゃなくて、すぐにさっきの続きが始まって、ボクをもっと真っ白に染めていった……



あとがき
本当は三部作にするつもりだったマリル嬢SS……けれど三部目になる部分が長かったので予定変更になりました(笑)

ワイズナーは終了してエピローグに入っているというのにプロローグ的なSSなわけですが(´Д`)読者様とマリル嬢、もう少しお付き合いお願いします(o*。_。)o