暗殺者と獣姫6





「く〜くっくっくっ。久し振りだな。」

「あらあら、クロウくんじゃない。」

「・・・・・・。」

スラム街の酒場で厄介な奴らと再会した。

気分転換に来たはずが、早々に暗々たる気持ちになったよ。

男の方は自称『謎の吟遊詩人』こと【アリアン】。

気色悪い笑いに、悪趣味な服装。

赤いマント、赤い上着、赤いズボン、赤い帽子と、全て赤。

目立つ事この上ない。

目立つ事が嫌いだと言っておきながら、相変わらずその服装か。

捻じ曲がった性格は健在だな。

女の方はエルフの魔法医【フォースリー】。

同じく性格が捻じ曲がっている。

いや、腐っているのか。天然も含まれるが・・・。

医者としても魔法使いとしても、腕は超一流。

大人しくしていれば美人なのに。

酒場の野郎共の視線が、フォースリーに釘づけ状態だ。

やめとけ、お前ら。

関わると不幸になるぞ。

そこのアリアンに興味ありげなウェイトレスもな。

大きな溜息をついて、俺は席に座った。

もちろん、アリアン達から離れた席にだ。

自ら不幸に関わるつもりはない。

注文を取りにきたウェイトレスに酒を頼む。

小汚い酒場だが、酒は良い品を揃えている。

俺にとって馴染みの酒場だ。

スラム街の酒場だけあって、客は犯罪者が圧倒的に多い。

店の主人は全く気にしていないが。

金さえ払えば、誰であろうと客なのだ。

俺の正体を知っている客の反応はちょっと違う。

避けていく。

自慢じゃないが、それなりに名前の知れた暗殺者だ。

畏怖されて当然だろう。

今も周りにいた客が俺から離れていく。

静かになって都合がいい。

「友人が居るのに1人寂しく飲むなよ。」

「そうだよ〜。」

静かじゃなくなった。

アリアンとフォースリーが、俺を挟むように両側の席に座る。

誰か教えてくれ。

不幸が自らやって来た場合、どう対処したらいい?

キララだけで手一杯なのに・・・勘弁してくれ。

それと言わせてもらおう。

お前らは友人じゃない。

「2年振りかな?」

ワインを飲みながらフォースリーは微笑する。

「以前より元気そうだね。」

「・・・そうか?」

自分では実感がない。

・・・あんたは変わってないな。

初めて出会った時から。

さすがは長寿のエルフってところか。

「頭の中はガキのままっぽいがな。」

黙れ、赤服野郎。

お前に言われたくない。

フォースリーが変わらないのは分かるが、何でお前も変わらない?

老け顔か?人間じゃないのか?

化物め。

「・・・・・。」

思えば俺って、変な知り合いしかいない・・・。

益々気分が憂鬱になった。

部屋に戻って、何もかも忘れて寝たい。

いや、駄目だ。ベッドはキララに使われている。

昨晩の事だ。キララとチェスで勝負をした。

悔しい事に完敗。

意地になった俺は、勝つまで何度も何度も勝負を挑んだ。

0勝10敗・・・か、勝てない。

その上「お前、弱イ。やルだけ無駄。」とまで言われた。

ちくしょう・・・!

さらに意地になった俺は、ベッドや食べ物などを賭けて勝負を挑んだ。

結果か?聞くまでもないだろう?

今のあり様を見ればな。

自業自得はいえ、俺は安息できる場所すらないのか。

「いいのか?」

ニヤニヤするアリアンに、俺は仏頂面で不機嫌に聞き返した。

「何がだ?」

「お嬢ちゃんが待ってるんだろう?」

「なっ!?」

キララの事を知っている!?

驚いた俺の顔を見て、アリアンは実に楽しそうに笑う。

その隣では、フォースリーが目を輝かせていた。

絶対に勘違いしてやがる。

「なになに?クロウくんの恋人?それとも奥さん?」

ほらな。

やっぱり180度違う方向で勘違いしている。

フォースリーを無視して、小声でアリアンに問う。

「エスメラルダに聞いたのか?」

「く〜くっくっくっ。俺に知らない事はないのさ。」

「ふざけるな。真面目に答えろ。」

「さてね。ここの代金を払ってくれるなら話してやるぜ。他にも色々な。」

意地悪な笑みを浮かべると、アリアンは次々に料理を注文する。

分かっていたが、本当に最低な男だ。

だが、今の状況を考えれば、少しでも情報は欲しいところ。

腹が立つが仕方ない。

「・・・わかった。」

「よしよし。」

渋々了承する俺に、アリアンは上機嫌だ。

ハムケルと同じだ。そんなに俺を虐めて楽しいか?

「ねぇねぇ、教えてよ。」

無視無視無視。

後ろから抱きつくフォースリーをほっておく。

背中に当たる胸の感触は悪くないが・・・。

何気に無数の視線も痛い。

羨ましいのか?

いつでも代わってやるぞ。

その後の不幸は一切責任を持たないがな。

アリアンは1冊の本を鞄から取り出すと言った。

「俺の情報は半端じゃないぜ。お前の今の状況も分かっている。」

「言ってみろよ。」

「ロリコンに目覚めたお前は幼女を誘拐。」

「ちょっと待て。」

「その後、自室に監禁して調教する。」

「・・・・・・。」

怒鳴るのを我慢して、アリアンを睨む。

周りの連中に聞かれ、変な誤解をされたら困るからだ。

この野郎。わざと言ってやがるな。

「そ、そんな・・・クロウくんがロリコンで、幼女を誘拐・監禁・調教するなんて!」


フォースリー!?

大声で言うな!俺を破滅させたいのか!?

周りの空気が変わるのを感じた。視線が冷たい。

耳を澄ませば、聞きたくないものが聞こえてくる。

「聞いたか。あのクロウが。」

「暗殺者って、まともな奴いないからな。」

「ロリコンか。変態め。」

お、終わった・・・。

俺の立場というか、世間の見る目が変わっていく。

失敗だ。こいつらを見つけた時点で、酒場から出て行くべきだった。

己の迂闊さに後悔する。

「クロウくん!そんなの駄目よ!私が更正してあげる!」

いや・・・もういいから・・・それ以上はやめてくれ。

俺の肩を掴み、ガクガクと身体を揺さ振るフォースリー。

泣きながら叫ぶのはやめろ。

俺が泣きたい。

「さてと、楽しんだし、真面目に話すか。」

「・・・・・。」

今までにない殺意が俺の中で膨らむ。

「最初から真面目に話せ。」

「分かった分かった。だから、その物騒な物を戻せ。」

いつの間にか相棒の黒刀を抜いていた。

このまま斬りたい衝動に駆られたが、残っていた自制心を総動員する。

馴染みの酒場を血で染めたくないしな。

鞘に戻して再び席に座った。

今度ふざけた事を言ってみろ。容赦しないぞ。

後ろでまだ泣き叫ぶフォースリーは・・・忘れよう。

「キララを巡って、エスメラルダと一触即発の状態だろう?」

「ああ。」

俺は頷いて、気になっていた疑問を口にした。

エスメラルダがキララを狙う理由だ。

何故、あそこまで執着するのか?

はっきり言って分からない。

こいつなら知っているかもしれない。

パラパラと本をめくりながら、アリアンは言った。

「器だからさ。」

エスメラルダも同じ事を言っていたな。

「器って何だ?」

「言葉通りさ。」

「・・・もっと分かるように言え。」

「やれやれ。エスメラルダが何歳か知っているか?」

いきなり何を言っている?

歳なんて別に、どうでもいいだろう。

「俺が聞きたいのは器の事だ。」

「いいから答えろ。」

「40歳だ。」

見た目は20歳ぐらいにしか見えない。

魔法か霊薬でも使っているのか?

それともエルフの血でも引いているのかもしれない。

あとは化粧か?

女は化粧1つで化けるっていうしな。

「く〜くっくっくっ!」

アリアンは周りが驚く程、大きな声で不気味に笑った。

何がそんなに可笑しい?

「0が1つ足りないぜ。」

「今・・・何て言った?」

0が1つ足りないだと?

そんな馬鹿な!

「400歳だって言ってんだよ。」

アリアンの言葉を疑った。

ありえない!

人間はそんなに生きれない。

魔法や霊薬を使っても200年が限度だ。

ハーフエルフも同じ。エルフのように長寿じゃない。

もっとも俺の知っている知識の範囲だが・・・。

「信じられないか?」

「当たり前だ。」

「お前の考えているのは表だろ?裏なら別じゃないか?」

「ま、まさか・・・。」

吸血鬼や負属性の類なのか!?

あのエスメラルダが!?

「魂喰いって知っているか?」

怨霊の集合体で、生きている者に憎悪を持つ魔物。

知能を持ち、持ち手や周囲の者を破滅へ導く呪われた魔剣。

身体を捨て、魂だけの存在となった精神体。

多種多様な存在が確認されている。

共通点は、生きている者の命を喰らい己の糧とすること。

倒されるか破壊されるまで、決して死ぬことがない性質の悪い存在。

それが・・・魂喰い(ソウルイーター)だ。

部類としてはアンデッドに属する。

「!!」

俺は息を飲んだ。

ちょっとまってくれ。いま魂食いの話をするって事は・・・。

「エスメラルダも魂喰いさ。まぁ、可愛い部類に入るがね。」

カタン!

驚きのあまり、手からグラスを落とした。

割れなかったものの、酒がこぼれてズボンにかかる。

それを拭く余裕は…俺になかった。

「・・・・・・。」

確かに思い当たる節はある。

あの人間離れした強さ。畏怖すら感じる妖艶な美しさ。

例をあげればきりがない。

よくよく考えれば、人間の域を超えている。

しかし、アンデッド特有の気配を感じない。

逆に生きている温もりを感じる。

アンデッドにない人間臭いあの性格も・・・。

くそっ!

考えれば考えるほど、分からなくなってくる。

「間違い・・・ないんだな?」

かすれる声をふり絞って聞く。

「間違いない。エスメラルダとも付き合いが長いからな。」

顔は笑っているが、アリアンの目は笑っていない。

嘘や冗談じゃないか。

何てこった・・・魂喰いかよ。

ははは・・・勘弁してくれ。

白薔薇やヴェノムの連中は、エスメラルダの正体を知っているのか?

・・・・。

愚問だな。あの連中の事だ。

正体を知っても忠誠は変わらないだろう。

まてよ?食事を獲る為の白薔薇とヴェノムか?

それならキララに執着する意味がないような気が・・・。

「赤百合を知っているか?」

「エスターシャだろ?」

アリアンの唐突な問いに答える。

【エスターシャ】。赤百合と呼ばれた女性。

白薔薇を創設した人物でもある。要は前白薔薇のオーナーだ。

俺は会った事がない。

それに既に死んでいる人物だ。

「それがどうした?」

「エスターシャはエスメラルダだ。」

「・・・はっ?」

「同一人物だ。」

おいおい、何を言っているんだ?

大体同一人物なら、周りの連中が気づくだろう?

まさか魔法とかで、姿を変えているとでも言うのか?

ちっ!軽く頭がパニック状態だ。

頭の上に???を浮かべている俺に、アリアンは呆れた顔で言った。

「鈍い奴だな。」

「悪かったな。」

「エスメラルダに本来の身体はない。魂だけの存在だ。」

「それで?」

「他の魂喰いと違って、肉体が必要なんだ。ないと消耗して消滅するからな。」

肉体が必要?

・・・・・・・・・・。

まさか!?

「器って肉体の事か!?」

「やっと分かったか。」

いや!まだ分からない事がある。

アリアンの話から推測して、エスメラルダは他人の肉体を奪い存在する魂食いだ。

それなら、キララじゃなくてもいいだろう?

「何故キララに執着する?」

「前に1度だけ、本人に聞いた事がある。器には条件があるってな。」

「条件?」

「詳しい事は知らねぇが、特定の波長を持つ女性じゃないと駄目らしい。」

特定の波長・・・それがキララか!

なるほど。エスメラルダの執着ぶりが分かってきた。

おそらく、その特定の波長とやらを持つ女性は希少なんだろう。

だからこそ、キララが欲しい。

次の器として。

「はぁ〜。」

俺は大きく溜息をついた。はっきりした事が1つある。

分かりたくなかった・・・。

エスメラルダは絶対にキララを逃すつもりはない。

何があっても奪いに来る。

やれやれ。厄介な話だな。

3日後に本気で来るな。多分、ヴェノムの連中も連れて。

おいおい。勝ち目なんてないぞ。

「クロウ。」

アリアンは笑顔で言った。

「今のお前、最高に輝いているぞ。」

やかましい。

どこをどう見たら、そんな風に見える?

メチャクチャブルーな気分だ。

「忘れたか?俺の趣味は物語の収集だ。」

思い出したよ。最低の趣味だったな。

「今のクルルミク王国は実に良い。最高の素材達で溢れている。」

俺も素材の1つかよ。

「どんな結末にせよ。他とは違う何かを俺に見せてくれる。」

いつになく饒舌だな。目が逝ってるぜ。

「俺の魂を満たしてくれる。」

アリアン。お前もある意味で魂喰いだと俺は思う。

「お前の物語と絡み合うキララ。どんな結末で俺を満たしてくれるのか?実に楽しみ

だよ。彼女の物語も、まだ終わっていない。これからだ。く〜くっくっくっ!」

「・・・・・・。」

立ち上がって席から離れる。

「どこに行く?」

まだ喋り足りないアリアンは俺を呼び止めるが、振り向きもせずに言った。

「帰って寝る。」

これ以上ここに居たら精神的疲労で倒れそうだ。

何より・・・アリアンを斬らないでいる自信がない。

ベッドは使えないな…床で寝るか。

「俺達は明日の夜まで、この街にいる。何かあったら来い。」

ああ、そうかい。

出来れば、今すぐに去ってくれ。

頼る事なんてない。

無言のまま、酒場を出た。風が冷たい。

キララの奴、ちゃんと服を着ているだろうな。

風邪を引いたら大変だ。

・・・・・。

「ちっ、何で俺が心配する。」

暗殺者の俺が他人の心配か。

どうかしている。

「クロウくん。」

後ろを振り返ると、フォースリーがいた。

まだ涙目だ。勘弁してくれ。

だが、予想と反した台詞がきた。

「変わったね。」

さっきも言ったな。そんなに変わったか?

「昔と変わらないさ。」

「変わったよ。」

フォースリーは微笑む。

「目の輝きも顔の表情も。それに感じる命の鼓動も。昔と比べて天と地ほどね。」

「大袈裟な言い方だな。」

「だって、昔の貴方は・・・ただ何となく生きていたでしょ?」

「・・・・・。」

否定はしない。

何となく生きて、何となく暗殺者をしていた。

生きる目的なんてない。

考えた事もない。考えるつもりもない。考えもつかない。

その日その日を、ただ生きていた。

だからと言って、死ぬつもりもないし、喜びや悲しみを感じない事はない。

「今も同じだよ。」

宿屋に向かって歩き出す。

そんな俺の背中に、フォースリーの言葉が突き刺さった。

「変わったのは・・・キララさんのおかげかな?」

やめてくれ。

キララと出会ったのは2日前だぞ?

そんな短期間で人間が変わってたまるか。

しかも、キララが俺を変える?

ありえない。

・・・迷惑しているだけだ。





宿屋についた。

夜には遅く、朝には早い時間なのに、ハムケルは起きていた。

寝ていないのか、起きてきたのか。

椅子に座って読書をしている。

年寄りは寝るのも起きるのも早いって言っていたな。

まさにその通りだ。

まぁ、俺には関係ない。昼頃まで寝よう。

嫌な事は何もかも忘れてな・・・。

部屋に向かう俺を、ハムケルはジロッと睨んで呟いた。

「負け犬が帰って来たか。」

カチン!と頭にきた。

「てめぇも負け犬じゃないか!」

「ふん。お前のようにふて腐れて、飛び出して行かないだけマシだ。」

「うぐぐ・・・。」

その通りなので反論できない。

落ちつけ。ハムケルにかまうな。

睨み返してから部屋の中に入った。

「!!」

首筋に冷たい感触。

刃が押し当てられていた。

自分の部屋に帰ってきた事で、気の緩みや油断はあった。

だが、暗殺者の俺に気配を掴ませないとは・・・!

何者だ!?

相手を見る。

女だ。炎のように赤い髪をした女。

褐色の肌・・・南方系の人間か?

つーか、その薄着は何だ?

身体をもうしわけない程度にしか隠していない。

目のやり場に困る。

キララは少女だ。別に裸を見ても何とも思わないが、目の前にいる女性は違う。

成熟した大人の女性だ。しかも、胸がでかい。

こんな胸のでかい女は初めてだ。

エスメラルダとは別の意味で男を惑わす存在だな。

久しく眠っていた男の本能が起きそうだ。

「・・・・・。」

だあ〜〜〜〜っ!違うだろ!

今の状況を認識しろ!

女は身の丈ほどもある大剣を片手で持ち、俺の首筋に押し当てている。

ちょっと力を入れれば、簡単に俺の首を落とせるだろう。

一体誰だ!?

俺にこんな知り合いはいない。

ヴェノムの暗殺者か?

違うな。こんな暗殺者がいてたまるか!

「・・・・・。」

冷たい汗が背中を流れた。

女の目や些細な動きを見れば分かる。

俺と同等か、それ以上の実力者だ。

まずいな・・・。

動けない。動けば、殺られる。

ひょっとして、俺が暗殺した誰かの関係者で・・・復讐か?

ありえそうな事だ。

これも自業自得というやつだな。

暗殺者の最後は決まって、ろくでもない。

そういえば、キララは?

「がぅ〜。」

ベッドで幸せそうに寝てやがる!

まぁ・・・無事でよかった。

そのまま大人しく寝ていろ。

「お腹空いタ・・・。」

俺の願い空しく、キララは起きた。

いや、あれは半分寝ぼけているな。

事態がややこしくなる。もう1度寝ろ。

服を着て寝ていた事は後で褒めてやる。生きていたらな。

「キララ。」

女の注意がキララに向く。

キララを知っている!知り合いか?

だが、一瞬隙が出来た!

大剣を払いのけ、後ろへ飛び下がる。

「何者だ。」

黒刀を抜き、女を見据える。

強いな・・・。

エスメラルダ同様、相手にしたくないタイプだ。

俺も女も動かない。互いに相手の隙を窺っている。

静寂が辺りを包んでいた。

しかし、それはほんの一時。

「あ・・・!」

声を上げて、キララが女に飛びついた。

攻撃したわけじゃない。抱きついて喜んでいる。

やっぱり知り合いか。

女は抱きついたキララの頭を優しく撫でていた。

その表情は先程まで違って優しい。

敵じゃない・・・か。

「あ〜、とりあえず話をしないか?」

黒刀を鞘に戻して言った。

どうやら俺はまだ、寝かしてもらえないようだ。

やれやれ。







続く?




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