はじめに このSSは、あくまでMORIGUMAの勝手な妄想において、 竜神の迷宮事件が、20年後に引き起こすIFという事で、 組み立ててみてます。責任は私にあります。 変わる人、変わらない人、時は残酷に過ぎていきます。 勝手に引っ張り出したキャラの親御さんで、 ご不満がおありの方は、遠慮なく申し出てくださいませ。 <壊れた心をひきずって> その11  −『無残なる時、酷烈なる始まり』−  byMORIGUMA 風の音と共に、 無数の葉ずれの音がする。 古びた館は、半ば以上ツタに覆われ、 屋根にも、塀にも、生命力の強い雑草が生い茂り始めていた。 数日前に、年老いた乳母が亡くなり、 一人ぼっちになった女性は、つつましく貧しい生活を、 静かに続けていた。 友と呼べる者も、音沙汰が無くなり、 親類縁戚の者たちも、彼女の事は忘れ去り、 館のように、静かに朽ち果てるだけなのだろう。 47歳になった彼女は、 まだ美しさを残してはいたが、 何かを失ったまま、生命の輝きが無かった。 きしむイスに座り、 わずかな思い出だけが、彼女の閉じられた心をなで続ける。 いや、それが彼女が唯一認めるもの、 いかに幻であろうと、彼女が認める限り、現実なのだった。   ギイイ 人の気配が、何日ぶりかに、入り口を押し開けた。 「レイラ?」 唯一、今の彼女が友と認める者。 だが、ほっそりとした長身の影を見たとき、 呆けたような表情が、20年ぶりに生気を帯びる。 彼女の鉄色の瞳が、強く光った。 全身に針が刺さるような、禍々しい気配。 「・・・・何奴?」 闇と赤が、人の形になる。 「?!!」 黒のドレスに、赤く毒々しい花がいくつも開いていた。 長い水色の髪と、冷たい水色の瞳に、 整った人形のような顔と、人形のような無表情に、 彼女の20年前の記憶が、噴出した。 ガタガタと、細い肩が震えた。 それは、記憶の再現が、現実と向き合う恐怖を呼び起こす。 現実を現実と認めよと、過去の亡霊が呼び起こす。 亡霊の名は、アルム・ウト=ウィタル。 鎧をまとわぬ以外は、あの日のままの姿、 冷たく異質な美貌が、“白竜将”ディアーナ・リュフトヘンを見ていた。 「ひさしぶりだな」 「何を・・・何をしにきた?」 現実の重みが、思い出した自分の名前が、彼女を潰しそうになる。 まるで、あの日を目の前に突きつけられたかのように、 息が荒く、どうきが激しく打った。 胸の奥の、乾ききっていたはずの傷口が、 獰猛に口をあけ、血まみれの咆哮をほとばしらせる。 アルムの薄い唇が、切れたように広がる。 笑ったのだ。 冷たい、無機質なまでの笑いで。 「喜べ、ディアーナ。」 魂も凍りつく声。 喜びとは正反対の、舌なめずりするような声。 「我が神が、そなたに祝福を与えようと、おっしゃられた。」 「我が神?・・・狂神ヨグ=azato-su=クトウグァのかっ!」 アルムの声とともに、 周り中から湧き上がる、 けがれた賛美歌のような歌声。 屋敷を取り巻く、10数人の邪神の神官たち。 そして笑いの口が、唱和し、響きあう。 毒々しい閃光が、赤い花びらを散らし、 無数の線が、光を闇と変え、空間を縫い合わせ、 急速に時間が、ゆっくりと伸びていく。 混沌をたたえ、深遠の歪みをたたえ、 『うっ、うああああああああっ!』 ディアーナは、闇の中からのびた腕に、 両手、両足、体中をつかまれ、 凄まじい勢いでひきずりこまれる。 どこへ?、どこええええっ! 闇が、屋敷を覆った。 闇の中、 ひょうひょうたる風が吹く。 ころころところがる骸骨、 暗闇に、ひとだまがさまよい、 亡霊の影が、ふらふらとさまよう。 心が、むき出しに、なる。 泣き叫びながら、さまよう。 誰もいない闇、ここならいくらでも叫べるから、 誰もこない闇、寂しい、寂しい、悲しい、 無限の草原と、泥、闇だけがどこまでも、 どこまでも、 泣き叫ぶ声を吸い取って、 やっと忘れたのに、 やっと壊れたと思ったのに、 絶叫が、何度も、何度も、繰り返す。   ムスメヨ 絶対に無いはずの、声がした。   ムスメヨ 誰でもいい、誰でもいいから、 誰か、誰か、誰か、   ホシイカ? 足が、血まみれの足が止まる。 振り返ったそこに、真っ黒い巨大な手が。 胸に音もなく突き刺さり、のめりこんでいく。 彼女の奥底に手が伸び、無理やり引きずり出す。 彼女が、夢に描いたもの。 ありえない現実、夢のリターン、  闇が、黒々と立ちはだかり、  巨大な腕に細い紐が下がっていた。  三つの、丸いものを、滴らせて。  首 「ひ・・・・・・・・!!」  気品のある顔、長い耳、  そのくせどこか間の抜けた表情、  あの人の首  理性も何もなく、ただしがみついた。 闇が、割れて、彼女が落ちる。 どこに?どこに?どこに?    一つ目の首  ぐへへへへ 目が、まぶしい。  こうなっちゃ、おしまいだな。   ちかちかして、見えない。  ええ、何とか言ってみろよ、白竜将さんよお!。 「ひぐううううっ!」 自分の口から、悲鳴が、ほとばしる。 生臭い液にまみれた舌から、 身体が引き裂かれるような痛みから、 全身がヒリヒリする感覚すべてから。 いくつものたいまつ、 周りで火の粉を上げ、燃えて、照らし出す。 ステージの上の、 穢れ切ったメス豚を、晒すために。 「いひいいいっ、ひいいっ」 生々しい肉の感覚が、裂けた肛門を無理やりにこねくる。 柔らかい粘膜に、凶器そのものの巨根が、 ますます勢いを上げて、突きまくる。 「やれやれえっ、メス豚を嬲りつくせぇ。」 「ばきゃろう、まだ俺姦ってねえぞおっ、」 「壊すなこらああっ」 白い豊かな肉を、つかみ広げ、 泣き叫ぶ女体を、晒し、あざけり、嬲りまくる。 肉付きのいい太腿を、ほとんど一文字に広げられ、 前から、痺れたような膣に、さらに勢いをつけて犯しまくる。 ザジュッザジュッザジュッザジュッ 激しい両穴の律動に、 あざだらけの白い胸が激しく揺れ、 豊かな乳房を無残に震るわせる。 「いい加減、締りが弱くなってねえか。」 「仕方ねえだろ、朝から今まで、100人は輪姦してるんだ。」 「こーんな肉奴隷でも、ねえよりまし、だろ。」 うめきながら、男がくたくたの膣に、 放水するようにドバドバとぶちまける。 「ううっ、うう〜〜〜」 乾いた目が、もう、その感覚も分からない。 流す涙も、感じる怯えも、もう無い。 長い髪はドロドロで重く、 白い輝く肌は、汚らしく穢され尽くし、 今なお、化粧させられるかのように、精液と小便で汚らしく飾られる。 顔に、細い高い鼻に、指がはみ出すまで掴まれた胸に、 あえぎ、わななく腹に、 広がり切った腿に、ドロドロの下腹に、 かつて、戦場の名花として、 「白竜将」の名に輝いた女性は、 敵国の砦の真ん中で、性奴隷として、 どこまでも、嬲りつくされていた。 急に、何かが騒いだ。  『何・・・ダロ・・ウ』 ひきずられ、 傷つく痛みすら感じず、 「みやがれ、これおおっ!」 また、男が、身体の真ん中を占拠する。 あえぎながら、ただ、呼吸だけしながら、 身体を突き上げられ、 ひいひいと、声を上げて、 全身がバラバラになりそうに突き上げられて、 何かが、きた。 「ディアアアアナアアアアアアアアアッ!!」 突撃してくる、細身の剣士。 青い目が、泣いていた。 やめて、見ないで、私、みな・・い・・・で・・・ 男の痙攣が、亀頭の膨張と痙攣で突き上げ、 彼女の意識をずたずたにする。 ドビュロルルルルウウウウウウウ 重たい音と、痙攣する体、 白い裸身が、女の絶叫で染まる。 そして、 ドシュッ、グシャッ、ズブッ、ドガゴスゴリュッ  あの人が、  あの人だったものが、  血まみれの、槍だらけの、塊になっていた。 「いやあああああああああああああああああああああああっ」    二つ目の首 「は?、竜神の迷宮ですか。」 ディアーナは、混迷する状況を憂いていた。 このままでは、王子様はどうなるのか、 この国の将来はどうなるのか、 知り合いの商人に、心配そうな声で尋ねられ、 誰か、勇気のある方が、正してくださればいいのですが、 と、商人は口にする。 『私にも、勇気はある。』 ディアーナは、戦場で戦う事だけが国のためではないと、 迷宮で戦う事を決意した。 だが、商人がかすかに、かすかに笑った事は、気づいていない。 「ふむ、ディアーナ嬢か。 少しトウが立ってはいるが、あれだけの美貌と名声、 さぞレートは高いであろうな。」 同じ商人に耳打ちされた、ある大貴族が、いやらしげに笑った。 『あぁ……ご…ごめんなさ…い……言いますから…もう…殴らないで………私は…卑しい卑しい雌奴隷…です…。』 ディアーナが 新たに102人のならず者によって監禁された ディアーナはならず者達ごときに貞操を許すまいと、決死の抵抗を試みた 「お止めなさい!あなたがたは自分が何をしているのか分かっているのですか!?」 しかし、それは儚い抵抗だった…   凄まじい数の男、男、男、 狭い玄室に、これでもかというほど、 ぎらついた男たちが押し寄せ、 ディアーナの白い肉体を、むしり尽くす。 「んうううっ、んううう〜〜っ、んっ、んっ、んぎぃぃぃぃ!」 口いっぱいに押し込まれ、あごが軋むほど広げられ、 かすかにでも抵抗しようとすれば、 ゴスッ、ゴスッ、ガスッ、 まるで容赦ない拳が、顔を、腹を、殴りつける。 豊満で弾けそうな乳房が、つぶれんばかりにつかまれ、 「痛い痛いいいっ、」 ちぎれそうなほど、乳首を激しくつままれ、引き伸ばされ、 悲鳴を上げる彼女を、 ニヤニヤと見る無数の男、男、男、 そして、一瞬たりとも休みなく、 ゾズッ、ゾズッ、グジュッ、ジュグッ、グリュッ、 腹の中から、音がする。 鈍く、痛い音が、続く、響く、押し開く。 スッゴスッ、ゴリュッズブッ、ゴシュッ、ズブッ、 膣の底まで、突き通る。 痛い、痛い、何もかもがいや、いや、いや、 うめき声と、痙攣と、絶望と、 のたうつ彼女の中に、根元までブッ刺し、 うめく、わななく、暴発する。 ドブドブドブドブドブドブドブドブドブドブドブドブドブドブドブドブ 『うああああっ、いやあああああっ、いやああああっ』 口にあふれる、喉が、むせて、咳き込み、美麗な鼻梁に逆流する。 醜い匂いと味。 ドスドスッグリュッ、ドバドバドバドバドバドバドバドバ のけぞる尻に、指が食い込み、 無数の痕を、また増やす。 あり地獄のような、狭く醜悪な世界。 貪りつくされる、白い贄。 ディアーナはならず者達にかわるがわる凌辱された・・・ 「へへへ…。まさかあの『白竜将』を抱けるなんてな。オラァ!もっと腰振りなッ!」 「くぅ……そんな…事……んあぁっ!ひぃッ!」 ディアーナは嬲られながら、己の竜騎士としての自負が急速に削り取られてゆくのを感じた・・・ (実力レベル25→0) ・ ・ ・ 「オラオラ、どうしたよ?白竜将。まだ半分だぜぇ?オラッ!オラッ!」 「…あぁ…いやぁ…もうっ…ゆる…してぇ……お…ねが…」 ・ ・ ・ 「……フラ…ンツ………ハル…ヒ…さ……」 「あぁ?コイツ何言ってやがるんだ?もう壊れたか?」   ディアーナは激しい凌辱に耐え切れず、ついに冒険者としての全ての気概を失った そして女である己はしょせん男達の性奴隷に過ぎないことを悟ると、虚ろな目で男達にそう宣言した 「あぁ……ご…ごめんなさ…い……言いますから…もう…殴らないで………私は…卑しい卑しい雌奴隷…です…。」 男達はそれを聞いて満足げに頷くと、ディアーナを連れて玄室を後にした・・・   * ディアーナ は ギ ル ド の 性 奴 リ ス ト に 記 載 さ れ ま し た * 「ディアアアアナアアアアアアアアアッ!!」 突撃してくる、細身の剣士。 青い目が、泣いていた。 やめて、見ないで、私、みな・・い・・・で・・・ 男の痙攣が、亀頭の膨張と痙攣で突き上げ、 彼女の意識をずたずたにする。 ドビュロルルルルウウウウウウウ 重たい音と、痙攣する体、 白い裸身が、女の絶叫で染まる。 そして、 ドシュッ、グシャッ、ズブッ、ドガゴスゴリュッ  あの人が、  あの人だったものが、  血まみれの、槍だらけの、塊になっていた。 「いやあああああああああああああああああああああああっ」    三つ目の首 「『古竜』グラン・ヴァンデンスターン卿であらせられますか?。」 ぴしっ、 『ほお・・・』 身体の柔らかなラインは、 まぎれも無く、開花を始めた少女のもの。 輝くヒスイ色の髪が風になびき、 大きな鉄色の目が、凛と輝いていた。 だが、目の覚めるような姿勢と敬礼、 その動きだけで、白い鎧の少女は、並々ならぬ物を感じさせた。 「グランでよい、ディアーナ・リュフトヘン嬢であるな。」 ベテランの竜騎士であり、 名声実力ともに、当時軍を代表する竜騎士グランは、 峻厳な表情を、かすかに緩めた。 新しく配属された竜騎士が女性と聞き、 失望しかけていたグランは、 自分の先入観を恥じた。 『この娘になら、私の全てを伝える価値がある。』 彼の直感は正しかった。 『暴竜』あるいは『白い暴君』とまであだ名された、 巨大な白竜レグガラドスを思うがままに従わせ、 やがて、『白竜将』のあだ名とともに、 少女は、近隣諸国に鳴り響く竜騎士となった。  「金か・・・まあ、それならいいだろう。」  不快げに、細い眉がしかめられる。 豪奢な金髪と、美麗なる大きな青い瞳。 まだ17だというのに、成熟した肉体は、すでに匂うような色香をまとい、 絹と金と宝石のドレスは、その美貌の前に色あせてすら見える。 「もちろん、冒険者たちの身がどうなろうと、貴方様には何の関係もございません。」 ぎらっと、青い瞳が凶暴な色を帯びる。 当たり前の事など、うるさいと。 「ど、どうかお気を乱されましたら、ご容赦くだされませ。」 下種な男は、とたんに青ざめ、汗を滴らせる。 「お前たちにそやつらの売買を許すのは、秘密を守れるからだという事を、忘れるでない。」 男は、怒りが冷める口調に、ほっとした。 「ははっ、セニティ様の新しき王朝のために、十分働かせていただきます。」 「やれやれ、姉上にも困ったものだ。」 小動物のような、愛らしい少年が、きれいな金髪をかすかに揺らした。 忍びの定時の報告。 ただそれだけのことで、彼は不審な動きに気づいた。 追加で調べさせた事から、姉姫の計画と資金の流れをあっさりと読み解く。 「まあ、いいか。姉上も楽しそうだし。それに・・・」 くすくすくす、 罪の無い笑い。天使のような微笑。 見つめる手のひらに、すうっと浮かんだ青い文様。 竜紋とよばれる、クルルミクの王者と認められた竜神の紋。 竜紋を受ける儀式を妨げ、王子の王国継承を無にするという、 姉姫の策略は、最初から破綻しているのだ。 失敗し、破滅した者の末路は、ほとんど決まっている。 「姉上、大好きな姉上、そうやって貴方は、  一生ボクのそばにいてくれるのですね。」 悪魔は、とても美しいという。 元天使であるから。 「たのしみだなあ、ゴミのような冒険者や騎士たちも、  たまには嬉しい事をしてくれるのだね。」   彼にとっては、『すべてゴミ』  『ゴミ』がどうなろうと、知った事ではない。 「さあて、長らくお待たせいたしました、紳士淑女の皆様。  今回の目玉、名声、美貌、ステータス最高のメス奴隷。  あの“白竜将”ディアーナ・リュフトヘン!!」 おおおおおおおおおおおおおおおおおお 暗い広間の中に、低い歓声が広がる。 一人のゴミ、それが引き出される。 27歳の熟れた肉体に、 超軽量級用の女戦士の鎧は、 極めて小さく、いいわけ程度に胸や腰を隠し、 胸や尻の肉がはみ出さんばかりの姿だった。 長いヒスイ色の髪が、鮮やかに揺れた。 だが、鉄鎖のくびきで引かれる彼女は、 従順に、怯えたようによろめく。 強い意志を秘めていたはずの鉄色の瞳は、 落ち着きを失い、光を弱めていた。 競り落としたのは、隣国グラッセンの将軍で、 彼女には何度も煮え湯を飲まされたらしく、 立派な白ひげに、残酷な笑いを浮かべていた。 「雌犬め、人のように歩くなど、許さん。」 彼女もけっこう大柄だが、将軍の直属の部下は、 さらに大きく、それが細い首を引き上げるように持つ。 苦しさでのたうつ彼女が、ヒザをつくと、 「くっくっくっ、四つんばいになるなら、 長めの鎖にせねばならんのう。」 屈辱の味は、もうとっくに忘れてしまった。 心が折れて、誇りも矜持も失い、奴隷に落ちた自分だ。 尻をあげ、犬のように四つんばいに歩く。 暗く、どんよりした目で。 こうすれば、苦しくはされない。 「のう、プセール殿。」 仮面をつけた恰幅のいい男が、 将軍になれなれしく笑いかけた。 かなりの顔見知りらしい。 すると、他にも数名、 奴隷や用心棒を連れた連中が、寄って来た。 「どうじゃ、こんなもので?。」 指を一本立てると、将軍はほおといやらしく笑った。 「先にずるいですぞ、我々もぜひ。」 皆、いやらしい笑いを浮かべ、 何かのメモや、豪奢な指輪を抜いて、将軍のポケットに入れた。 隣室に連れ込まれたディアーナは、 四つんばいのまま、男たちの足元にいた。 「お前は、だれだ?」 「わ・・私は・・・卑しい雌奴隷で、ございます・・・」 犯されながら、殴られながら、嬲られながら、 何十回も言わされた言葉が、 ためらいも忘れ、こぼれだす。 「雌奴隷、ならば、雌奴隷らしく、挨拶しろ!」 一人が、脚を開き気味にして立つと、 のろのろと、ディアーナの指がズボンの前ボタンを開く。 異臭のするものも、穢れた味も、もうなれた。 ピンクの唇を開き、半立ちのものを、そっと咥え、舌先で丁寧に清める。 「こっちもだ、」 「わすれるな、こちらもだ。」 立ってきたものを、口に含み、転がし、肉の味に舌を沿わせる。 手で、引き出したものを、指でそっとしごき、 怯えながら、愛撫していく。 殴られ、蹴られ、暴行された恐怖が、 彼女の意識を、がんじがらめに縛り、 ただただ、怖さにおびえ、手を、指を、口を動かした。 「くくくくく、何度こうさせて見たいと思ったことか。」 「このへたくそめ、竜の扱いばかりで、女としては最低だな。」 「同じ国の男にしてもらえる最後だから、感謝しろ。」 何も考えない、考えてはいけない。 「はい、ありがとうございます。」 顔にビシャビシャと浴びせられながら、 表情の無い顔で礼をのべた。 細い足首を広げるだけ広げられ、 のけぞった男が、 ほぐれ切ったディアーナの奥に、思いっきりうめいた。 「うっ、ううっ、ああああ・・・」 ビシャッ、ビシャッ、ビシャッ、 熱い体液が、中に立て続けに飛び散り、 彼女の女を汚していく。 ピシッ、ピシッ、 「ひいっ、ごめんなさい、ごめんなさい、」 尻を何度も叩かれ、悲鳴を上げる様子に、 興奮した男が、アヌスをゴリゴリと刺し貫く。 うめき、のたうつ白い裸身、 赤く腫れた尻を、こねまわし、突き上げ、もみ、 汗ばむ背中を噛み付き、腰を激しく、狂ったように突き出す。 見覚えのある男が、彼女を宙吊りにして、前から根元まで押入れ、 後ろから、別のたくましい奴隷が、アナルを貫いていた。 「ひぎいいっ、こ、壊れるうっ、ああっ、いやああっ」 無数の男たちにされたときの、 凶暴狂乱の感覚に蹂躙され、 吊り上げた皮ひもが軋み、 白く豊かな肉体が、揺れ動く。 男の律動と、彼女の身もだえと。 「うふふふ、犯したいと思ってたぞ、 高慢な顔を、汚したかったぞ、 このメス豚、何が白竜将だ、えばりくさりおって!。」 男は、締め付ける快感と、こすれる刺激、 そして、王宮に出入りするたびに、頭を下げていた相手に、 突き入れる興奮に、普段の何倍も興奮し、 勃起は、彼女の子宮を押しつぶすばかりに膨れ上がる。 「いひっ、子宮がっ、壊れるうっ、」 「竜が使えようが、剣がうまかろうが、金の方がはるかに強いのだよ!」 げたげた笑いながら、 男は、彼女の子宮を犯した。 「ああっ、入ってくるう、おちんちんが入ってきちゃうううっ」 ねじ込まれ、悲鳴を上げるのを、 ぞくぞくしながら、達した。 「でてるうっ、中にでてるうううっ!!」 雄の精子が、彼女の芯を穢し、 アナルから突き上げる凶器に、痙攣しながら、射精された。 だが、それから、 裸のままひきずられ、国境の巨大な砦に連れられ、 彼女は、地獄のようにいたぶられる。 もはや、彼女に安息は無い。 巨大な砦の兵士、1500人共用の肉便器。 竜騎士への憎悪とうっぷんぱらしの、性奴隷。 人としてのすべてのものを、肉欲で削り取られ、 女としての何もかもが、ペニスで穢しつくされ、 単なる穴として、ただ、嬲りつくされる。 いっそ狂えたら、楽だったろう。 そうしたら、何も覚えていなくてすんだろう。 「ディアアアアナアアアアアアアアアッ!!」 突撃してくる、細身の剣士。 青い目が、泣いていた。 やめて、見ないで、私、みな・・い・・・で・・・ 男の痙攣が、亀頭の膨張と痙攣で突き上げ、 彼女の意識をずたずたにする。 ドビュロルルルルウウウウウウウ 重たい音と、痙攣する体、 白い裸身が、女の絶叫で染まる。 そして、 ドシュッ、グシャッ、ズブッ、ドガゴスゴリュッ  あの人が、  あの人だったものが、  血まみれの、槍だらけの、塊になっていた。 「いやあああああああああああああああああああああああっ」 狂気とは、決して、 暗闇の安らぎだけを与えてくれはしない。 ある種の狂気は、 脳にあるリミッターを破壊し、 異常な計算力、感覚、洞察力、直感などを、 『しとねに眠る処女を、  街路へ引きずり出すように』 ムリやり白日の下に引きずり出す。 人の人生は、一度ですら耐えがたい。 それを三度繰り返し、狂気に強姦されつくした彼女の脳は、 狂気の中に、無数の目を開いた。 「い、いや・・・いや、いや、いや、いや、見たくない、見たくない、見たくないいいイッ!」 <<王子・・・・あなたは、何をしっていたのですか>> あどけなく笑っている、王子が。 おかしそうに、ねえさまの憂いを。 あなたは、知っていたのですね。 かすかに浮かぶ憂いが、 王国を憂い、王子の幼さを憂い、 長子相続を憂い、竜神頼みを憂い、 自分が女である事を憂い、 そして、王国を奪わねばならぬ決意であることを。 <<そして、あなたは、はるか以前に、何の苦労もなく、竜神の試しを終えていた>> あどけなく笑っている、王子が。 竜神の迷宮事件を見ながら、 右往左往する人々を見ながら、 犠牲になっていく冒険者をみながら、 刻一刻と迫る時間を見ながら。 <<そう、あなたには、何の関係もない楽しい騒動>> にっこりと微笑んでいる、王子が。 思うとおりになっていく事態に。 愚かしい人々の愚行に。 そして、自ら堕ちていくねえさまの姿に。 <<これで、大好きなねえさまは、あなただけの物>> どこにも行かない、 誰にも触れない、誰も触れたくない穢れた女、 どんな男にも振り向く事すらしない、 大事な大事なねえさまは、ずっとずっと、王家にいる。 <<あなたは、笑うのですね、幸せそうに>> あなたは、いつでも竜神の証を見せられたのに、 楽しそうに、待っていた。 私も、多くの冒険者たちも、 そして、あの人も、 全てを楽しそうに、その時のための、イベントとして。 すべては、思うまま。 あなたの足の下に、哀れなアリたちは、 遊び道具として、踏み潰される。 あなたの微笑みの下で、 無数の女性たちが無残に踏みにじられ、 おびただしい犠牲者と民の苦しみが広がり、 セニティ様は穢れた狂った人形となり、 私たちは・・・私たちは・・・私たちは・・・すべて   む   し   け   ら こんな、こんな、こんなために・・・・ あの人は・・・・・・ 「−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−  −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−」 それは、人の声だったのだろうか。 あまりにも哀しく、 あまりにも狂おしく、 あまりにも獣じみた声。 血と、悲しみと、怒りが、 満ちていた。 <<なくなってしまえ、こんな国、こんな王家、私もすべて>>  [ 堕 天] 怒りの頂点は、全てを逆転させた。 憎悪と怒り、悲しみと絶望、 彼女の全てが、この国全ての憎しみへと転化した。 悪魔は、堕ちた天使であるという。 天界から堕ちた天使は、全てを憎み、呪い、 生きとし生けるものの魂を奪うようになった。 <ナクナレバイイデアロウ> 声が、聞こえた。 血に染まった真っ赤な目が、 その声に向いた。 彼女の唯一の救いに。 そして、すべての破滅に。 to be continue