はじめに このSSは、あくまでMORIGUMAの勝手な妄想において、 竜神の迷宮事件が、20年後に引き起こすIFという事で、 組み立ててみてます。責任は私にあります。 変わる人、変わらない人、時は残酷に過ぎていきます。 勝手に引っ張り出したキャラの親御さんで、 ご不満がおありの方は、遠慮なく申し出てくださいませ。 <壊れた心をひきずって> その7  −『平和な朝』−  byMORIGUMA チュン・・・チュン・・・ かすかな鳥の声と、鋭い銀線のような日光、 カーテンの隙間から、 暗い室内に幾重にも輝きを弾かせ、 寝乱れたシーツの上を、跳ね回る。 ゆっくりと開く灰色の目が、 わずかな光にもまぶしげにまばたく。 そして、左腕にかかる重みに、ふっと獅子のような容貌が和らぐ。 わずかな日光を、幾倍にも跳ね返し、 豊かな白金の髪が乱れ、流れる。 童女のようなあどけない顔。 顔にかかる輝く髪。 大きな瞳に、長い濡れたようなまつげを閉じて、 柔らかな頬が、彼の腕に溶け込むように密着し、 わずかに開いた紅唇を、だらしなく濡らして、 この上も無く平和な寝顔だった。 胎児のように丸まり、彼の身体にしなだれかかり、 柔らかい肌の感覚が、女の艶やかさを彼に染み込ませる。 きれいな顎から、細い首筋へ陰影が深く刻まれ、 シーツの乱れから、豊満な膨らみがゆっくりと上下し、 かすかに見える乳首が、 ピンクの膨らみに金のピアスを震わせている。 激しく揺れ動くピアスが、 軽い音を立てて、 『んはあああっ、あああんっ!、あおおおっ!』 激しい獣じみたメスの声が、 それを砕かんばかりに、闇のいろどりの部屋に響く。 4人の男に取り巻かれ、 後ろに手を掴まれて、張り詰めた乳房が激しく突き出される。 ぴんぴんに勃起し、のび切ったピンクの乳首が痛々しいほど。 バスッバスッバスッバスッ バックからアナルを叩くペニスが跳ね狂っていた。 ボッカリと開いた穴が、熱く脈打つ物に埋められ、 あえぐ襞をおしひさぎ、わななく腹内を押し広げる。 白濁で濡れた穴が、激しく犯され続ける。 だが、女性の淫らな腰は下からも跳ね上がる。 ズジュズジュズジュズジュズジュズジュ 『ひあっ、ああっ、うっ、ううっ、うむうっううっ!』 広げられた腿が、引き締まった曲線美の腰が、 激しい律動に突き上げられ、揺さぶられ、 ヴァギナをしぶきを上げて蹂躙する。 男の精にまみれた粘膜が、白く濡れて蠢き、 あふれ出す愛液にヌラヌラと光り、しぶいた。 真っ白な脇下は、ヌラヌラと濡れ、 はさみつけた亀頭を絞り、こすり、こねられて震えた。 絶倫の4人の男に、輪姦され、嬲りぬかれ、 歓喜にあえぎ、絶叫する彼女、 だが、輪姦され、暴行されているような姿にもかかわらず、 歓喜に染まったアメジストの目の焔と、 長い白金の髪をまとった、妖しい蠢きでくねる細身の肉体に、 全ての動きが支配され、導かれている。 蹂躙し、服従させているはずの男たちは、 犬のようにあえぎ、よがる女に、 快楽と興奮の名の下で支配され、人形のように動かされていた。 のけぞる裸体に、深々と突き刺さるペニス。 どくどくと注がれ、ぶちまけられる嵐。 『いひいいいいいいいっ!!』 絞り上げられた彼女の絶頂に、 誰一人逆らう事ができず、いっせいに、 彼女の全身を濡らし、ぶち込み、撃ちまくった。 昨夜の狂乱が、まるで夢のような静かな朝。 その罪の無い寝顔は、見ている彼をとろとろとした至福に浸らせる。 「・・・・・ん・・・」 あどけなく、ぼうっとした目、 無数の宝石を集めたような紫の輝き、 それがゆるゆると開いていく。 どきりとするような無防備な顔。 「ん〜」 よりそわせていた細い両手が、 無造作にシーツの下にもぐりこむ。 「・・・・・ちんちん・・・」 寝ぼけたまま、世にも罪の無さそうな顔で、 えらい事をつぶやくや、 あっと思う間もなく、 けしからん、白くて細く強い両手は、 朝の勃起したそれを、むんずと掴んだ。 「ちょ、あ、うあ、」 彼が止める間もあらばこそ、 瞬時に主導権ならびに生殺与奪権は、 掌の中に包み込まれてしまった。 まるでフランクフルトに噛み付くように、 はぐっ、と30センチ近い逸物を横から咥え、 口で横にしごき上げていく。 ハグハグハグ・・・ 唇だけで蠢き、 指先は大ぶりな陰嚢を包み込んで、転がし、 悶え狂いそうな彼の震えを楽しみながら、 きゅっ、と握り、あるいはコリコリッと転がし、 歯を立てんばかりに噛み付き、 柔らかな亀頭の感触を口中全体で嬲りまわす。 今にも破裂せんばかりの男根は、 玉ごとひんやりした両手にこすりあげられ、 淫乱な唇の蕩ける包み込みと、 卑猥な舌先の残酷な蠢きで広げられ、 強烈にすすり上げられた。 ズチュルルルルルルルル 「おっ、おああっ、あ、あ、あ〜〜〜〜!」 悪魔のような笑みを浮かべ、 痙攣する男根を何度もしごき、こねまくり、 脈動の放射を、喉いっぱいに受け入れた。 ドビュグウウウッ、ドビュグウッ、ドビュグウッ、 潤んだアメジストの瞳、 鼻に抜ける強烈な精臭、 痺れるような舌の感覚を、 彼女は思う存分飲み下す。 さらに、Eカップクラスの胸で全部をはさみ、 モニュモニュと絞りたてる。 完全に屈した男の、最後の一滴まで搾り取って、 満足げに、しゃぶりつくした。 口に残渣を含み、 強烈な匂いと味を、ころがし、味わう。 淫靡極まりない顔に、 唇のふちから、雫が銀糸を引いて滴る。 裸の豊満で美麗な胸に落ち、 転がり落ちるように、流れた。 「うっふふふ、いい味だよ。」 たっぷりと雄の精を吸った裸身は、 銀細工か大理石の彫刻のように、 差し込む光をはじいて、鮮やかに立ち上がる。 形よく突き出したヒップを、 濃い紫の薄い下着に押し込み、 あふれんばかりの乳房を、 頼りないような薄い胸当てにぴたりとはめ、 腿までのストッキングが、 すべるように長い足を包み込んだ。 ばっと、赤く短い皮のジャンパーをはおり、 凶暴な修羅の笑みを浮かべ、 あたふたと追っかけてくる男をつれて、 ハデス・ヴェリコは、 白金の髪をなびかせながら、外の広場にむかった。 アルカイックスマイルを浮かべた、白い皮の仮面が、 無数に並んでいた。 みな、黒づくめで、戦闘用の装備をまとっている。 「くっくっくっくっくっ」 彼女を魔法の師と仰ぐ、大勢の邪神の戦士たちが、 彼女を出迎えて、整列していた。 「あっはははははははははははは」 凶悪な笑い声を上げながら、  ゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラゲラ 狂気の瞳の群れは、 その笑いに火をつけられ、 異様な輝きを帯びていく。 平和な朝を踏み潰し、 彼女は修羅の中へと進み出た。 FIN