【31人斬りの真実 SIDE−B】  by MURASAMA BLADE!

 「ふぅ、ようやく落ち着けますね…」
 ラフィニアがそう言ってため息をひとつつく。
 宿に戻ってきた一行は、無事に帰還できたことに安堵した。そのままテーブルにつき、皆で食事と思ったが…
 「…あら?フリーデリケさんは?」
 手水場から戻ってきたセリカが、一人足りないことに気づいた。
 テーブルにいるのはラフィニアとキャティ。戻ってきたセリカを含めて3人。
 フリーデリケがいない。
 「そーいえば、あの抱き枕ちゃんを抱えて部屋に戻ったっきり、見てないっスね」
 キャティが思い出すように記憶を探る。

 「…………」
 そのとき、全員の胸に去来した思いは、何だったか。

 「…とりあえず、食事にしましょうか」
 「…え、ええ。そうですね」
 「…そうっスね」
 3人はそう言って納得すると、フリーデリケを放っておいてオーダーを頼み始めた。


   ◇   ◆   ◇   ◆   ◇   ◆


 その頃。
 フリーデリケは、食事どころではなかった。

 グチュッ…ニチュッ…。

 「やっ…はな、し…んあぁっ…!」
 部屋の中から漏れ聞こえる女の喘ぎ声。
 濡れた肌がこすれあう響き。
 女の身体を無遠慮な手が這いずり回り、丹念に嬲っていく。

 ムニュッ、モニュ…。

 「んっ、くぅんっ…!」
 手が女の胸に伸びる。ぐにぐにと胸の形が変わるほどに強く揉まれ、女は苦痛に顔を歪める。
 やがて片方の手が下に降り、女の秘所へとたどり着く。

 クチュッ…。

 「っ…!」
 女の股間は、愛液に濡れ光っていた。
 嫌なはずの愛撫に濡れてしまったことを知られ、女は羞恥にうつむき、頬を赤く染める。
 その表情を見て、
 「ああんかあいいれすうううう、もっとごしごしするのれすううううう♪」
 フリーデリケは目をキラキラ輝かせながら、より一層全身をごしごしとカタリナの身体にこすりつけた。


 「たすけてええええっ!」
 「ほらほらほら、オンナノコがこんなにうすよごれてちゃダメなのれすううう、身体の外も中もぜえぇぇぇぇんぶ綺麗にしてあげるのれすううう♪」

 フリーデリケは、カタリナの全身に絡みつくように抱きつき、自分の身体をこすりつけていた。
 俗に言う泡姫、ソープちゃんというやつである。
 どこで?そりゃ勿論、自分の部屋で。
 フリーデリケの部屋は、半ばまで泡に埋もれていた。ベッドも椅子も何もかも、泡に包まれている。その泡に包まれたベッドの上で、フリーデリケはカタリナを洗っていた。
 水場でもない部屋を泡風呂にしてしまうとは、後の事を考えない女である。こういうことをするから冒険者が煙たがられるのだが、自分自身は町の人に人徳があるためか、フリーデリケはそういうことを考えたこともなかった。
 「もうっ…ゆるしてえぇっ…!」
 「まだまだこれからなのれすうううう、も〜〜〜っともっと綺麗にしてあげるのれすうううう♪」
 許しを請うカタリナに、さらに嬉しそうにフリーデリケは絡み付いていくのだった。


   ◇   ◆   ◇   ◆   ◇   ◆


 訳がわからなかった。
 目が覚めたら、全裸にされた状態で化物エルフに抱きつかれていた。逃げようにも、エルフとは思えない力で押さえ込まれ、そのまま全身をまさぐられた。いつの間にか泡まみれにされ、カタリナは全身を洗われていた。
 一体自分はどうなるのか。このままエルフの慰み者にされ、食われる運命なのか。
 フリーデリケの見せた惨劇にカタリナは怯え、もはや抵抗すらできなかった。


 グニュッ、ムニュッ…。

 「全身綺麗にしてあげるれすううう♪」
 フリーデリケは、今度は自分の胸でカタリナの胸を洗い始めた。
 4つの乳房がぶつかりあい、ムニュムニュと形を変え複雑な谷間を作り、お互いの乳首がこすれ官能的な刺激を生み出す。
 「やっ、だめっ、っ、あ、ああああああっ…!」
 フリーデリケに翻弄されっぱなしのカタリナは、乳首がこすれあう刺激に耐え切れず、絶頂に達した。

 プシャアアアアアッ…!

 括約筋の力が抜け、カタリナは膣から潮を吹く。
 「ああん、もったいないれすうううう」
 それを見たフリーデリケは、すぐさまカタリナの股間に顔を寄せると、

 ペロペロペロペロ…。

 「んはぁっ?!」
 カタリナの秘所を舐め始めた。股間を濡らす愛液がフリーデリケの舌で舐め取られ、代わりに唾液がより多く股間を濡らしていく。

 ツプッ!

 「ひぅっ?!」
 秘所をかきわけ、一本の指が膣内に潜り込んでくる。指に纏わりついた泡が膣内で弾け、むずかゆいような刺激を生み出す。その刺激に、カタリナはびくんと身体を震わせた。
 「ここも綺麗にしておかないとだめなのれすうううう♪」
 フリーデリケはカタリナの秘所を指でくつろげ、舌を割り込ませる。

 ヌルッ、ニュルッ…。

 「〜〜〜〜〜〜ッ!」
 陰唇を丹念に舌でほじられ、カタリナは声にならない悲鳴を上げる。
 舌が愛液を吸い、恥垢を舐め取っていく。他人の舌で舐め回され、しかもそれでさらに濡らしてしまうという屈辱。
 判ってはいても、カタリナにはそれを止めるすべはなかった。


 「今度は中も綺麗にするのれすううう♪」

 ガポッ!

 「ぁぐっ?!」
 フリーデリケはカタリナの秘所から口を離すと、どこから出したのか大きな角笛をカタリナの喉に差し込んだ。カタリナの喉がつかえ、嘔吐感が広がる。
 「フリーデリケのだぁいすきな生クリームで、身体の中を綺麗にしてあげるのれすうううう♪」

 ドボボボボボボ…。

 「…!!!」
 「(いやあああああああああっ!やめてやめてやめてやめてえええっ!)」
 流れ込んでくる、甘い液体。
 フリーデリケの言葉とその甘い匂いに、カタリナは今までにないくらいじたばたと暴れ出し、この惨劇から逃れようとした。
 カタリナは、甘いものが苦手だった。特にクリームやケーキなどといったものは身体が受け付けず、幼い頃から何度も酷い目にあっている。

 ガシィッ!

 「うふふふふふふふふ♪逃げられないのれすうううう♪」
 しかし、豪腕を誇るフリーデリケに押さえつけられ、カタリナがいくら力を込めても身体はびくとも動かない。

 ドボボボボボボ…。

 「ぁ、がっ…うぐぅっ…!」
 そうこうしているうちに生クリームは胃の中にどんどん注ぎ込まれ、カタリナのスリムなお腹がどんどん膨らんでいく。
 「はううううう、かあいいれすうううう♪二人の愛のけっしょーばんがこの中にいるみたいですううう♪」
 そりゃ血小板は人体には普通にいる(というかある)でしょうよ。それを言うなら決勝、もとい結晶です、フリーデリケさん。
 「かあいいれすううう♪すりすりすりすり〜〜〜〜♪」
 ナレーションのツッコミにも頓着せず、フリーデリケは嬉しそうにカタリナのお腹を撫でさする。
 「んぐううううっ?!」
 「(いやああああっ!お腹撫でないでえええっ!)」
 カタリナは抗議のうめき声を上げるが、フリーデリケは聞いちゃいない。

 ゴロロロロロロロッ…。

 やがて胃が一杯になり生クリームは腸へ送られていく。フリーデリケがあまりにもしつこく撫でるのでそのスピードはさらに速まり、あまりに急すぎる生ものの流入にカタリナの腸は悲鳴を上げた。雷鳴のような音が響き、括約筋が震える。
 「(お腹がっ、お腹が痛いっ…!)」
 急な腸の蠕動にカタリナは顔をしかめるが、フリーデリケは生クリームを注ぎ込む手を止めない。
 「もおぉぉぉぉぉぉっともっと入れるれすう♪もっともっともっともっと入れて生クリームずけにするれすううう♪」
 フリーデリケさん、字が違うよ。「ずけ」じゃなくて「漬け(づけ)」だってば。
 「あははははははははははは♪2本目いってみよおぉ〜〜〜〜〜♪」
 「(いやああああああああっ!?!?)」
 再びナレーションのツッコミをスルーし、カタリナの悲鳴も聞こえず、フリーデリケはさらに生クリームを追加した。



 ギュグルルルルルルルルッ!

 雷鳴どころか渦潮のようなとどろきが響く。
 「(おなかいたいおなかいたいおなかいたいおなかいたいおなかいたいおなかいたいおなかいたいおなかいたいおなかいたいおなかいたいおなかいたいおなかいたいおなかいたいおなかいたい…!)」
 カタリナは固く目を閉じ、必死にお尻の穴を閉めていた。ほっそりとしたお腹は、今や臨月を迎えた妊婦のように大きく膨れ上がり、その中では岩壁に打ち付ける荒波のように、生クリームが絶えず暴れている。
 「はうううううう♪必死に耐えるその表情がたまらなくかあいいれすううううう♪」
 その様子を見て、どこかの変態親父のようなことを言いながら、フリーデリケはカタリナのお腹に頬ずりしていた。
 「よお〜しよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよしよし、みごとにかあいいのれすううううう♪」
 カタリナのお腹を一心不乱に撫でさすりながら、フリーデリケは謎な独り言をのたまう。その昔、奇妙な冒険でもしたんでしょうかね?
 そして。

 ブピィッ!!

 「(も、もう…ダメっ…!)」
 カタリナの力に、限界が訪れた。

 ブボボオオオオオオオオッ!!

 「んぐうぅぅぅぅぅっ!!」
 噴火したかのような破裂音と共に、カタリナはアナルから大量の生クリームを吐き出した。
 括約筋が一気に限界まで広げられ、腸内で暴れまわっていた生クリームが我先にと出口へ押し寄せる。

 ミチミチミチミチイィィィッ!

 「んああああああっ!」
 腸内に溜まっていた糞便が、生クリームに押し流され卑猥な音を立てて排泄される。
 「苦しげな表情がたまらないれすうううう♪もっと出してもっと綺麗になるれすうううう♪」
 フリーデリケはそれを見て喜び、カタリナのお腹を撫でるスピードをさらに上げる。

 ビュルルルルルルルルッ!

 数分間もの間――それこそ永遠とも呼べるほどの長い時間、カタリナはアナルから生クリームをひりだし続けた。小さな窄まりだったカタリナのアナルはすっかり伸びきってしまい、自分の意思で閉めることもできない。
 そしてついに腸内から糞便が消え、アナルから真っ白な生クリームがそのまま流れ出てくる。
 「うふふふふふふふふふふふ♪キレイキレイ作戦かんりょ〜なのれすぅ!」
 それを見たフリーデリケはびしっと天に指を掲げて決めポーズをとると、意気揚々とカタリナにのしかかった。

 ブリュリュリュッ!

 「ぁ、ぅ…」
 フリーデリケにのしかかられて腹部に体重がかかり、一瞬アナルから生クリームが多量に噴き出す。
 虚ろな目をしたカタリナは、その感覚にもわずかにうめくのみだった。
 「あははははははははははは♪ずうぅぅぅぅぅぅっとずうぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅぅっと可愛がってあげるのれすうううううううううう♪」
 フリーデリケは、逃がさないとばかりにカタリナを抱きしめると、意識を失いかけているカタリナに熱っぽくキスをした――というか、窒息させんばかりの勢いで吸い付いた。

 ――その後カタリナがどうなったかは、定かではない。
 ある噂によれば、フリーデリケの『かあいいものこれくしょん』の中に、生身の人間がいるというのだが…所詮は噂の域を出ない、真偽の程も定かでない与太話である。

 …たぶん。



 ――END.