『フリーデリケとお風呂』 by MORIGUMA 夕暮れが近い午後、 まだ人の少ない『ドワーフの酒蔵亭』。 「なんか、ご機嫌だなロワール。」 グラスを磨いていた亭主のぺぺが、 吟遊詩人の様子に気づいた。 「ああ、いや、そうんなこと、ありませんよ〜♪。 でも、そろそろお呼びがかかるかな〜♪。」 ガシャンガシャンガシャンガシャン でっかい鎧姿が、ぬうっと入り口を開けた。 「ロワすけべー!、吟遊詩人のロワすけべーいるかー?。」 ドンガラガッシャン 盛大にズルこけたロワール。 「フリーデリケさんっ、私の名前はロワールですっ!、ロワールっ!。」 「んんな細いこと、ロウでもオッケー。それとも『ロワスケ』の方が、 聞こえはいいか?んん??。」 「どっちも勘弁してください・・・」 「どうでもいいっち、すぐかかるよ。ロワすけべー、あの部屋用意してして、おお急ぎ。」 パアッとロワールの顔が、ばら色。 「はいいいっ、お待ちしておりましたああっ、すぐ用意させていただきまあっす。」 カポーン もうもうと湯気の立つ大浴槽。10人は入れそうである。 磨かれた岩の床は、下から魅惑の裸体を鏡のように映し出す。 はめ込まれた壁のタイルは竜神をイメージしているらしい。 「うわ〜」 「すご〜い。」 「こんな大きなお風呂、初めて・・・」 アクアマリナ、アメジスタ、サフィアナ、 昨日救助されたばかりの三人は、 フリーデリケに強引に連れてこられた場所で、目を丸くした。 「えへへ、おっきっしょ〜。いつもは王族しか使えないらしんだけどぉ、 コネコネがあってね〜、どうぞどうぞってぇ。」 背は高いものの、ほっそりとした若木のようなスタイルの彼女は、 人間の三人が気押されるような、美しい姿ですたすたと入っていった。 ドボドボドボドボ 手に下げた袋から、ビンを取り出すと逆さに振り出す。 むわっと、薬草のにおいが浴場全体に充満した。 「ほお〜ら」 ザバアッ アクアマリナの頭から、くみ上げたお湯をぶっ掛けた。 「んっ、あ、ああ〜〜〜んっ!」 ゾクゾクゾクッ 思わず色っぽい声を上げるアクアマリナ。 黒い瞳が潤み、茂りの濃い腰を、ビクビクと震わせる。 『おおっ!』 外で誰かの声がしたが、アクアマリナのすり傷だらけの肌が、 ぱあっと桃色に染まる光景に、全員目も気も集中している。 「この薬草の湯はねえ、傷にすっごくよいよい。 身体もブイブイ、女の子の気持ちすごくよくなるよ〜。」 何しろ、45人のならず者たちから、ムチャクチャにされた三人、 身体中傷だらけ、あそこもボロボロになりかけ、 アメジスタとサフィアナも、飛びつくように風呂おけでぶっかかる。 「あひっ、ひっ、あああああん〜っ。」 アメジスタが、日頃の気位も忘れて、思わず四つんばい。 しみこむ快感にくねくねと、しなやかで細い腰をくねらせた。 「はっ、はっ、あ、う・・・あ・・・」 必死に声を上げまいとするサフィアナ。 「ナニ、きばってますかー。のんのん、がまん、毒毒モンスターよ〜。」 ザバアッ 「ひゃいいいんっ!、ああああんっ、ああんっ、きもち・・・いいい〜〜っ!」 身体を抱きしめるように、脱ぐとすごい身体を抱きしめ、 赤く上気した顔をのけぞらせて、ヒクヒクと喘いだ。 『うおおっ、急に色っぽく染まって、ああっ、いっちゃいそうですよっ』 また窓の外で、小さいがエロエロな声が。 でっかい手袋で、小窓の下に、ヤモリのように張り付く姿、 だが、ヒュンとロープが飛び、 その首を適格にとらえた。 「こうらああっ!、この忙しい時間にいつまで遊んでやがるうっ!、 さっさとおりやがれこのログスケ!。」 ぺぺの怒りの声と、ぐええっと言う声が上がり、 ドスンと鈍い音がしてズルズルと引きずられる音が。 『あああ〜〜、魅惑の肉体があああっ、 せっかく『ヤモリの手袋』まで用意したのにいいっ、 お慈悲おおっマスターっ!。』 「な、なんか変な声がしません?」 「あ〜、キニシナイでヨイヨイ。いつもの事よ。」 この大浴場を磨きぬいた功労者は、嘆きながら引きずられていった。 茶色く染まった風呂に、上気した顔の女性たちが、 そっと小さい足先をつけ、くねる腰を沈め、乳首すら立てて入ると、 「はう〜〜ん・・・あんっ、あああっ」 アクアマリナは、僧侶にあらざる声を上げて、あそこにすでに指を当て、 しみこむ快感に身体をくねらせた。 「はひっ、はひっ、こんっ、こんなっ、ああっ、いっちゃうっ、あっ」 アメジスタは、風呂の中でも前かがみ、 潤んだ目を、さまよわせ、細い首をのけぞらせる。 ジンジンする快感が、特にあそこを集中的に刺激していた。 そうとうすり傷を作られていたらしい。 だが、一番すごかったのがサフィアナ。 「んはあああんっ、あんっ、あひいいっ、だめえっ、すごい、すごいいっ、」 これが、あの無口な戦士だと、誰が想像しただろうか。 何しろ、ならず者たちに、生意気だと一番集中的に責められ、 身体中傷だらけだったために、しみこむ快感もハンパではない。 風呂の中でのけぞり、喘ぎ、よだれすら垂らして、 脚をすり合わせ、胸を痕がつくほどもみしだいて、くねりまわる。 「うっふふふふ、いいねいいね〜。」 乱れ、悶える美少女たちに、フリーデリケも感じてきた。 のたうつサフィアナの頭を、ガッキと捕らえ、グイと抱き寄せる。 さすがにサフィアナも戦士、ほっそりした身体に秘められた恐ろしい力に気づいた。 自分など比較にならぬレベル!。 「男、怖いか?」 ビクウッ、 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 『うあっ、ああっ、ひいっ、ひいっ、ひいっ、』 ギリギリと、ヒジとヒザを縛りあわされ、 織曲がった身体が、激しく揺れ動く。 ゴスゴスゴスゴスゴスゴス アナルを暴力的に突きまくり、今にも爆発寸前のが膨らむ。 ズジュズジュズジュズジュ ヴァギナに精力絶倫の巨根が律動し、子宮までぶっこみ、 中まで犯し抜かれている。 絶望で暗い瞳が、あえぎ、ただ声を上げる。 「きたきたきたきたきたぁっ」 「くそあまっ、種付けでえええっ!」 「うぐ・・・・・・・・・・・・・!!!!」 うめき、それが、脈動が響きを立てて爆走した。 ドビュグッ、ドビュグッ、ドビュグッ、ドビュグッ、 ドビュウウウウウッ、ドビュッ、ドビュッ、 「うああああああぁぁぁぁぁぁぁ!」 生臭い、苦い、生温かい、 子宮が痙攣し、収縮し、浴びせかけられる物に震えた。 精液のバシャバシャと叩きつける衝撃が、 絶望と、闇をさらに深めた。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ガクガクと震えていた。 折り重なるならず者、続けさまに輪姦される自分、 誰も、何の助けも、来ないという現実。 恐怖が全身を覆い、縛っていた。 今のサフィアナは、ただの小娘に過ぎなかった。 「戦場で、男を怖がったら、戦えないヨ。」 青い瞳が、サフィアナのおびえる灰色の瞳を覗き込んだ。 水牛の首をへし折るという、猛虎のように強烈な目。 背筋に張り付いていた恐怖が、ざあっと吹き散らされる。 「男は、女が食うもの、喰らう物よ。」 唇を奪われ、激しく吸われ、舌がドロドロと絡み合う。 「強く、なりたいカ?」 「はっ、はいっ」 サフィアナは、一瞬のためらいも無かった。 「うっふっふっふっ」 それは、ひょうけて、オヨヨイの筋肉バカエルフではなく、 500年以上の時を、戦場で生き抜いてきた高位エルフだった。 袋から、40センチあまりの、節くれ立った木の根のようなものを引き出す。 「んっ、うっ」 フリーデリケは、それを自分のあそこに突き立てた。 まるで、男性器そのもののような形と角度。 「ひっ!」 サフィアナは、他の二人も、思わず引いた。 「強く、なりたいのだろ?」 サフィアナは、震えながら、うなづいた。 「受け入れろ、そして、感じろ。」 クチュッ、 もう、あそこはドロドロに蕩けていた。 「んあああああぁぁぁぁぁぁぁ!」 ズジュアンッ 身体にしみこんでいた湯の、数百倍の快感が、 全身に落雷のように、走った。 「あああぁぁあ!、ああはああぁぁぁあああぁぁ!」 ガクガクガク、 腰が痙攣する。 強烈な快感と、身体の熔け狂うような感覚、 湯船の縁で、のけぞった乳房が、激しく勃起し、震え、跳ねた。 腰が自分から、揺れ、振り、くねった。 白い乳房を、震わせ、跳ね上げ、ブルンブルンと揺さぶった。 『もう、もうだめえええっ!』 ブリックブレイドという薬草がある。 男性に使えば、強力な強制勃起薬となる。 女性が使うと、様々な奇効を発揮するという。 その50年以上の根茎は、凄まじいの一語に尽きた。 サフィアナは、フリーデリケに、しがみつき、自分から腰をつき上げ、 狂ったように悶え、あえいだ。 呻きあう二人の女体。 腰がくねりあい、貪りあい、お互いを犯しあって、 指が背を掴み、足が折れんばかりに絡み、のけぞった身体が、何度も痙攣を繰り返した。 「ひぃぃぃぃぃ−−−−−−−−−−っ!!」 ジョバアアアッ アメジスタが、風呂の外で腰をくねらせ、真っ赤な顔で放尿していた。 アクアマリナも、その横で、あそこを弄び、悶え狂っていた。 「お前たちも、来るか?」 激しいあえぎと、求め合う声、 白い肌が乱れ、濡れ、滴り、 激しい律動と、快感の衝撃に何度も、何度も、エクスタシーの津波が襲い掛かり、 犯し、嬲り、達していた。 翌日、『ドワーフの酒蔵亭』 サフィアナ、アメジスタ、アクアマリナは冒険者として登録された。 メンバー待ちをする3人に、カオスらしい傭兵たちが寄って来た。 元々、かなりな美人であり、人目を引きやすい三人だが、 「へへへ、お嬢ちゃんたち、昨日助けられたばかりなんだろおぉ。」 「もう登録するなんざ、えらく迷宮が気に入ったらしいじゃねえか。」 「腰をブイブイ振るのが、楽しくてしょうがないんだってさ〜。」 ズドムッ ズバムッ ドカッ 気弾がアクアマリナの手から飛び、 エネルギー弾がアメジスタの杖からほとばしり、 鞘ごとの剣がぶん殴った。 「ん?、お前、見覚えがあるな。」 サフィアナがニヤリと笑うと、 「俺を犯して、つばを吐きかけたよな。」 カミソリのような短剣が、風音を立てた。 股間を血まみれにして、三人はその場で絶命した。 「ぺぺ、すまない、床を汚してしまった。」 「ああ、いいさ。ハイウェイマンなら全殺しだ。」 ぺぺも、若いときは冒険者として有名な豪傑だった。 眉一つ動かさず、ドスの聞いた声で応える。 ドワーフの酒蔵亭にいた、数人が顔色を変えてコソコソ逃げ出した。 『いい面構えになったな。』 ぺぺはほんの少し顔をゆるめると、さっさと床掃除にかかった。 FIN