【ウォーターガン・アタック!】  by MURASAMA BLADE!

 ※注記
 このSSは、悪い人たちのとある誤解から発生したネタを元にしたものである。
 各キャラの設定とはあまり関係がなかったり、全く真実ではなかったりするので注意すること。
 ただし、フランム嬢がお尻で感じるエッチな娘さんであることは事実なので、それは胸に刻んでおくように。

 ――ガスッ!

 「誰が尻で感じる破廉恥娘じゃ!」
 おや、そこにおわすはお尻の穴でエッチな気分になっちゃういやらしいお嬢さんのフランムさん。
 「だから、左様な虚偽をのたまうでない!」
 またまたw嫌よ嫌よも好きのうちと言いますし。ていうか、フランムさんが夜な夜なお尻の穴を弄って自分を慰める淫らなお姫様だって事はもう知れ渡ってますし。
 「ええい、それ以上の狼藉は許さぬぞっ!」
 ていうか、そんなにお顔を真っ赤にしてどうしたのです?嘘だというなら王族らしく堂々としておればよいのでは?ていうかナレーションにツッコミ入れないでくださいな。
 「むむむむ…ふ、ふん!そなたに言われずとも判っておるわ!」
 ウェーイ、さすがフランムさん。それじゃ私は、フランムさんがお尻でエロエロな目にあうSSを書くのd(

 ――ゴシャアッ!

 「だーかーらー!それをやめいっ!」
 いたたた。粉砕バットはイヤイヤヤメテヤメテ。
 「黙れっ!これ以上わしを愚弄すると、ただではおかんぞ!」
 むう。ではただでおかれなくなる前に公表しちゃいます。
 「こ、こらっ!やめぬかっ…!」
 それでは、フランムさんがイヤイヤヤメテヤメテと泣いて許しを請うエロエロなSS、はじまります。
 「いやーっ!やめてーっ!!」


   ◇   ◆   ◇   ◆   ◇   ◆


 メルディアス教会。
 『瞬拳』エルザ・クラウンが居候している教会にして、元竜騎士フランツが青田買いに日々通っている教会。
 そして今、この教会においてただならぬ事態が発生していた。
 それは!

 ピューッ!ジョバァッ!

 「きゃああっ?!」
 一筋の水流が、侍祭服を着た少女の胸元を直撃した。
 少女は長い金色の髪を振り乱して逃げ惑うが、複数の方向から浴びせられる水流に、たちまちびしょ濡れになってしまう。
 白を基調とした侍祭服は水を吸い、少女の肌に纏わりつく。
 「み、見ないでぇっ!!」
 濡れた服が張り付き、下着の線はおろか谷間や乳首までくっきりと浮かび上がってしまった巨乳を腕で隠しながら、少女は顔を真っ赤にしてしゃがみこんだ。人間よりもやや長く尖った耳がしょんぼりと垂れ下がっている。
 少女の名はネージュ。ハーフエルフの僧侶である。
 スレンダーな身体つきが基本のエルフの血を引いている割には、胸だけがアンバランスに大きい。
 通りを歩けば男達が鼻の下を伸ばして振り返り、人ごみを歩けば不埒者に触られる。貧乳に悩む知り合いの女冒険者達からの羨望の眼差しは、今のところ尽きる気配はない。
 未だ18歳という若い身でありながら90Fを優に超える巨大なバストは、彼女に多くの悩みをもたらしていた。
 しかもこの胸、未だに成長中なのだ。
 このような巨乳になったのは色々と訳ありなのだが、今はそれについて語るべきときではない。
 「ウェーイ!おねーちゃんのお乳が丸見えになったー!」
 「パイオツカイデーミーモーしたいー!」
 と笑いながらはやし立てるのは、この教会で暮らす孤児達。いずれも手に水鉄砲を持っている。
 そう、子供達は水かけ遊びの最中だったのだ。その言動が著しく子供離れしているのは、どこかのモビルスーツおばあちゃんやその係累の変態エルフの教育の賜物だろうか。
 教会では、慰問と称して孤児院などを回り布教とともに寄付金の寄与を願っている。自身も教会の前に捨てられていた孤児ということもあって、ネージュはこうした慰問を頻繁に行っていた。無論、寄付金の寄与を持ちかけたことは一度もない。
 この教会にも、孤児達の慰問に時々訪れているのだが…日が悪かったのか運が悪かったのか、半ば強制的に水かけ遊びにつきあわされてしまった。
 遊びとはいえ、子供を水鉄砲で狙うなどネージュにはできない。となれば、残された道はひとつ。
 かくして、濡れ濡れネージュのできあがりである。
 「お姉ちゃん、大丈夫?」
 と、子供の声にネージュが顔を上げると、ネージュの前に少年が立っていた。
 「あ、ピノくん。…うん、大丈夫よ」
 「えへへ、よかったw」
 ネージュの言葉に、ピノと呼ばれた少年はほっとしたように笑う。その笑顔は、まるで少女のようにも見えた。
 「そういえば、お乳の小さいお姉ちゃん、今日は来ないのかな」
 ピノの言葉に、ネージュは思わず顔を赤らめた。
 中性的な容貌を持ち、その可愛らしさから男女問わず人気があるピノ(ちなみに、れっきとした男の子である)は、しかし困った癖を持っていた。
 彼は、女性を胸の大きさで見分け、その見分けた結果を持って女性を呼ぶのだ。
 ぶっちゃけセクハラである。
 ネージュが初めてこの教会にやってきたとき、ネージュを見たピノは開口一番、「お乳の大きなお姉ちゃんだ!」と叫びながら抱きついてきた。
 そのときのネージュの表情は、筆舌に尽くしがたいほど萌えるものだったという。

 閑話休題。

 そして、今彼が呼んだ「お乳の小さいお姉ちゃん」とは…
 「…これ!誰の乳が小さいじゃと?」
 突然聞こえてきた声にネージュたちが顔を上げると、いつのまにかやってきた黒髪の少女が頬を膨らませていた。
 チュニックにブーツ、革の小手、マントといった出で立ちの、いかにも冒険者といった感のある少女。
 「フランムさん!」
 「うむ」
 ネージュの驚いた声に、フランムは笑って返した。
 まだネージュよりも若いながらにして、傭兵を稼業とする魔術師。その正体がやんごとなき王族の姫であることを、ネージュは知らない。
 「こんにちは!お乳の小さいお姉ちゃん!」
 「やめい!」
 にっこりと笑って挨拶するピノに、フランムは真っ赤になって怒鳴った。
 「あー!フランムだー!」
 「ナイムネがキター!」
 やがて、フランムが来たことに気づいた子供達が口々に叫ぶ。
 まったくもっていい教育したもんだ、どこかの誰かさんは。
 「誰がナイムネじゃ!…ネージュよ、その水鉄砲を貸すがよい」
 「え?…あ!」
 フランムは激昂すると、しゃがみこんだままのネージュから水鉄砲をひったくる。
 「お主は教会の中におるがよい。きゃつらの相手はわしがする」
 まるで、孤立無援の仲間の危機に駆けつけた猛者のように、フランムは不敵に微笑んだ。…いや、確かにそうといえなくもないのだが。
 「で、でもっ…」
 「さあゆくぞ、童ども!」
 ネージュが何かを言おうとしたが、フランムはそれを聞く前に子供達に向かって駆け出した。
 それを見送りながら、
 「着替えといっても、普通の服ではサイズが合わないんですけど…」
 ネージュはぽつりとつぶやいた。
 巨乳って大変だね。


   ◇   ◆   ◇   ◆   ◇   ◆


 「ふはははははは!童どもよ、このフランムの奥義、水鉄砲乱れ撃ちを食らうがよいわ!」

 ビシャシャシャーッ!

 ネージュが教会の中に入り、選手交代の後始まった第2ラウンドは、フランムが子供達を圧倒していた。
 まあ、人数に差があるとはいえ、大人と子供が争えば当然の結果だろう。
 「うわーん!大人気なさ炸裂しすぎなんだけど!」
 「く、みんな囲んじまえ!フォーメーションBだ!」
 子供達は罵声や怒号をあげながら、フランムに多角的な攻撃を仕掛ける。

 ビシャーッ!ジョバーッ!

 「ふっ、甘い甘い甘い甘い甘い甘い甘いわぁっ!そんなものでこのわしを止められると思うてかぁっ!」
 しかしそこは龍神の洞窟に挑む現役の冒険者、水流のオールレンジ攻撃をひょいひょいと避けていく。
 「は、早すぎる!通常の3倍のスピードだと?!」
 「まさかあれは!」
 「知っているのか雷電!」
 「通常、人間の身体には凹凸が多い。そして、身体に凹凸のある余分なものがついていれば、それが抵抗となりスピードは相殺される。しかし奴の身体はほとんど凹凸がなく、したがって抵抗も非常に少ない!そう、奴の貧乳&幼児体型こそが、あのスピードの正体だったんだよ!」
 「な、なんだってー!!!」
 水鉄砲を乱射しながら、楽しそうに会話をかわす子供達。
 それにしてもこの子供達、ノリノリである。誰だ、こんな事教えたの。
 「誰がクルルミク大平原じゃー!このエロガキどもがー!」

 ビシャシャシャッ!

 フランムのショットガン打法が炸裂し、細かく打ち出された水の塊が子供達の顔面を直撃する。たちまち濡れねずみになる子供達。
 「このフランムを舐めるでないわー!」
 勝ち誇るフランム。本当に大人気ないよ、フランムさん。

 ビシャッ!

 と、戦いには参加せずに見物していたピノの顔に、フランムの撃った流れ弾が命中した。
 「ひゃっ?!…うっ…うわーん!」
 ピノは何が起こったのかわからず、大声で泣き出した。
 「なーかしたーなーかしたー!」
 「いーんちょーにーゆってやろー!」
 たちまち水鉄砲を撃つ手を止め、大合唱を始める子供達。
 息の合ったいいコンビネーションだ。
 「む、す、すまぬ…どこぞ、痛いところはないか?」
 大合唱はさておき、さすがにやりすぎたかとフランムは困り顔でピノに近寄る。
 「えぐ、ぐす…」
 「ほれ、男児たるものいつまでも泣いておるでない」
 フランムはポーチからハンカチを取り出すと、ピノの顔を優しく拭き、頭を撫でてやる。
 「う、うん…ありがとう、お乳の小さいお姉ちゃん」
 フランムの厳しさの中にある優しさに触れ、ピノは泣き止んだ。
 「誰が乳の小さいお姉ちゃんじゃ。…しかし、泣き止んだようじゃの。よしよし、良い子じゃ」
 にっこりと微笑んだフランムの、

 ジョバァッ!

 少し突き出すように屈めたお尻の真ん中に、子供達のうちの一人が放った水流が直撃した。
 「ひゃあああああっ?!」
 フランムは不意打ちで悲鳴を上げ、その場に崩れ落ちた。
 「隙ありー!」
 水鉄砲を発射したであろう子供が歓声を上げる。
 しかし、フランムには怒る余裕すらなかった。
 「(くぅっ…な、なんじゃ、今のは…?)」
 お尻の穴に衝撃を感じた瞬間、全身に痺れが走った。甘ったるいような疼きが全身を包み、やがて股間に収束する。

 ジワ…。

 フランムは気づいていなかったが、ショーツの一部分には水鉄砲によるものではない、粘性の染みがにじみ出てきていた。
 「わかったぞ!そうか、だからあのとき…」
 「奴の弱点は尻だ!尻の穴を狙え!」
 調子に乗った子供達が、フランムのお尻に集中砲火を浴びせる。

 ジョバーッ!ビジャーッ!

 「こ、これっ!…や、やめっ…くぅんっ!」
 フランムは抗議の声をあげるが、お尻の穴に水流が当たるたびにその声は自らのあえぎ声によって途切れてしまう。
 「(何じゃ、これはっ…何か、くるっ…きちゃうっ…)」
 びしょ濡れになったショーツの中で、お尻の穴が呼吸するかのようにヒクヒクと蠢く。
 そして、

 ビシャッ!

 「っ!…あ、ああああっ……!!」
 何度目かの水流を受け、ついにフランムは絶頂に達した。
 手を地面について背筋を仰け反らせ、秘所から大量の蜜を溢れさせる。
 「お、お姉ちゃん、大丈夫?」
 ピノが心配そうに尋ねるが、フランムにはそれに答える余裕はなかった。
 「目標は沈黙ー!」
 「これより白兵戦にうつるー!」
 動けないフランムに、無邪気な子供達の魔の手が迫る。
 「な、なにをっ…やめっ…!」
 それを避ける術は、フランムにはなかった。


   ◇   ◆   ◇   ◆   ◇   ◆


 「こ、これっ…やめぬと、怒るぞっ…きゃあああっ!?」
 力なくも抵抗しようとするフランムだったが、その抵抗も空しく、子供達に群がられてしまった。
 子供達の手が、フランムの腰周りをぴったりと覆うタイトなミニスカートをまくりあげ、レースのついた薄紫色の高級そうなショーツを下ろす。
 「わぁ…」
 ショーツの下に隠されていた秘密の花園に、子供達は驚きの声を上げた。
 未だ無毛の秘所は愛液に濡れて妖しく輝き、その上の菊の花は綺麗なピンク色の窄まりをわななかせている。
 「み、見るでないっ…」
 フランムの弱々しい声も、子供達には届かない。

 チョンッ。

 「ひぁっ!?」
 子供達の一人が、息づく菊の花に指を触れた。お尻の穴を刺激され、フランムの口からあえぎ声が漏れる。
 そして、フランムのお尻の穴は、受粉を助ける虫を誘うかのように、蟲惑の花を咲かせた。

 スッ、シュッ…ピトッ…。

 「うわー、きれーい…」
 「なんか、すごい…」
 菊の花に魅了されたかのように、子供達はフランムのお尻の穴を触り続ける。
 「ぁ!んっ!…そんな、きたなっ…」
 フランムは、お尻を振って逃れようとするが、それは子供達の劣情を煽る結果にしかならなかった。
 「(だめぇっ…そんなに、されたらっ…イっちゃうっ…あ、ああっ…!)」
 排泄のための器官で快楽を感じ、あまつさえ絶頂に達してしまう。
 王族に生まれたフランムにとって、それはあまりにも背徳的な行為だった。
 そもそも、自慰にふける経験すら、フランムにはほとんどなかった。龍神の洞窟から帰還して宿で休むとき、戦いの火照りを沈めようと秘所に手を伸ばしたことが、わずかに数度あるだけだ。
 お尻の穴を、しかも他人に触れられるなどという、屈辱的な仕打ち。
 しかしその屈辱に、フランムは明らかに感じていた。

 ツプッ…。 

 「…〜〜〜っ!」
 指が滑ったのか、子供達の指のうち1本がフランムのお尻の穴に潜り込んだ。
 しっかりと締めていた肛門の括約筋を貫く異物の感触に、フランムは甘い鼻声をあげて悶えた。
 「すごいよ…指が、千切れちゃいそうだ…」
 「僕も…」
 「じゃあ僕も…」
 子供達は興味津々といった表情で、フランムのお尻の穴に指を伸ばす。
 「…だ、だめっ、ゆび、いれちゃ…あああっ…!」
 フランムの嘆願は、むしろ子供達を煽る結果にしかならなかった。

 ツプッ、ヌプッ…ニュプッ…。

 「あ、いっ…いたいっ…もう、やめてぇっ…」
 我先にとフランムのお尻に指を入れていく子供達。
 子供の細い指とはいえ、小さなお尻の穴に5本も10本も入るわけではない。たちまちフランムのお尻の穴は限界まで広げられ、今にも裂けてしまいそうな痛みにフランムは目を固く閉じて耐えている。
 「(っ、く…いたいっ…いたい、のにっ…)」
 そしてフランムは、痛みとともに別のものも感じていた。
 「(いたいのにっ…お尻が、気持ちいいっ…!)」
 みちみちと引き伸ばされる肛門、うねうねと蠢く子供達の指、ごりごりと直腸を押す指先。
 痛いはずの感覚が、次第に快感に変わっていく。
 「(だめ、だめっ…イっちゃうっ…!)」
 「っ…あ…〜〜〜〜〜〜〜っっっ!!!」

 プシッ!プシャアアアアッ!

 手で口を押さえ、あえぎ声を必死に抑えながら、フランムは絶頂に達した。
 「うわっ!何か出てきた!」
 秘所から潮が噴き出し、子供達が慌てて飛び退く。
 「っ!…〜〜っ…!」

 プシャッ!プシャアッ!

 間欠泉のように潮を断続的に吐き出しながら、フランムはびくびくと絶頂の快感に悶えていた。
 「(きもち、いい…)」
 背徳的なお尻での快楽に溺れ、フランムは甘い吐息を漏らす。
 しかし、フランムを襲う魔の手は、これだけに留まらなかった。


 「今度は零距離射撃だー!」

 ニュプッ…!

 「…ふぁんっ?!」
 子供の声と共に、お尻の穴に固いものが突き刺される。
 「(ま、まさかっ…水鉄砲?!)」
 「こ、これっ…やめっ――」
 その正体に気づいたフランムが怒り出すよりも早く、

 ビュルルルルルルッ!

 「――んくうううぅぅぅっ!?」
 子供の発射した水流が、フランムの腸内を直撃した。お尻の中に流れ込んでくる液体の感触に、フランムの口から出たのは怒りの言葉ではなくあえぎ声だった。
 「(つ、つめたっ…うぁっ?!)」

 キュルルルルッ…!

 人肌にはぬるいであろう水も、人間の体内には冷たく感じる。突然の冷水に直腸が驚き、活動を活発化させる。急激な腸の蠕動が始まり、フランムのお腹が卑猥な音を立てた。

 ビュビュウゥゥゥッ!

 「や、やめっ…もう、はいらなっ…!」
 1本、また1本と、子供達は次々に水鉄砲を発射する。そのたびにフランムのお腹は膨れ、奏でられる不協和音もその勢いを増していく。

 チュポンッ…。

 「っ!…はーっ…はーっ…」
 水鉄砲の先端が引き抜かれ、肛門に空洞が出来る。その空洞に排泄物が殺到するよりも早く、フランムは肛門を閉じた。

 キュルキュルキュルッ…!

 「っぁ、んっ…!」
 閉じられた肛門の向こう側で排泄物が渦を巻き、腸が音を立てて身もだえする。お腹の中で荒れ狂う雷雨に、フランムは唇を噛んで必死に耐える。
 「うわー、フランムのお腹、中に赤ちゃんがいるみたいになってるー」
 「ウェーイ、妊婦萌えーw」
 フランムのお腹を見て、子供達がはやし立てる。子供達が全員1回ずつ零距離射撃を終えたとき、フランムのお腹は妊婦よりも大きく膨れ上がっていた。

 グギュルルルルウゥゥゥゥッ!

 「っ…くうぁっ…!」
 子供達の言葉に反応する余裕すらなく、フランムは防波堤の決壊を懸命に防いでいた。
 少しでも力を緩めれば、確実に漏れてしまう。
 このままではいずれ力尽きると判っていても、人前で排泄の羞恥を晒すなど、王族であるフランムには耐えられなかった。

 そして、やがてそのときは訪れる。


 グギュウウウウウッ…!

 「だ、だめっ…」
 ――単身、果敢に挑むも――

 ギュルルルルルルッ…!

 「でちゃ、うっ…」
 ――嵐は衰えることなく勢いを増し続け――

 ブピッ!…ブピュッ…!

 「みない、で…」
 ――ついに堤防は決壊する。


 ブバアアアアアアアアアッ!!

 「んんんうぅぅぅぅぅぅっ!!!」
 締め付けの弱まった肛門をこじ開けるようにして、茶色く染まった水がフランムのお尻の穴から噴き出した。
 一度こじ開けられたお尻の穴は限界まで広げられ、その広がった穴から噴水のように汚水が発射される。
 「うわー!出たー!」
 「目我粒子砲だー!」
 フランムの排泄を見て、子供達がはやし立てる。

 ブビュバババババッ!ブリュッ!ムリュムリュムリュムリュッ!

 「んきゅううううっ!っは、はあああああんっ!」
 やがて液体の中に個体が混ざり出し、形状を失い軟らかくなった排泄物がドロドロとあふれ出す。
 その流動的でありながら確かな質量を持つ物体が肛門を通過するたびに、フランムは官能的な嬌声を上げた。

 ゴロゴロゴロゴロゴロッ!

 お腹の中から熱いものがお尻の穴に向けて降りてくる。

 グキュウウウウウウウッ!
 
 それを押しとどめようとお尻に力を入れても、熱いものは止まらない。

 ブボッ!ブリュリュリュリュリュリュッ!

 やがて熱いものが穴から飛び出していき、そのたびにお尻の穴から全身に甘い痺れが広がっていく。
 「んうううっ!…んんんんんんうっ!」

 ボピュウッ!ブビュッ!

 「…っ!ぁっ、ああーーーーーーーっ…!」
 フランムが身体を仰け反らせた直後、一際大きな塊が肛門からひり出される。
 その瞬間、フランムは排泄で絶頂に達していた。

 ジョボボボボボッ…。

 「あっ…ふあああぁっ…」
 力を失った括約筋が緩み、秘所から黄色の濃い小水をジョボジョボと漏らすのを感じながら、フランムは意識を失った。
 「(きもち、いい…)」
 排泄の快感を、全身で味わいながら。


   ◇   ◆   ◇   ◆   ◇   ◆


 「…っ、ん…」
 目を覚ましたフランムは、自分が見慣れぬベッドに寝かされていることに気がついた。
 「ここは…どこじゃ…?」
 きょろきょろと周囲に視線をめぐらせると、自分の装備がすぐ側のテーブルに置かれていることに気づいた。自分の服装を見てみると、何故かパジャマ姿だった。
 「(んっ…この感触は…)」
 パジャマの布地が直に下腹部にこすれるのを感じ、フランムはパジャマの下は全裸であることを悟り、頬を赤らめた。部屋の中にはフランム一人で、別に誰に見られているわけでもないのだがどこか気恥ずかしく感じる。
 「あ、気がついた?」
 と声をかけられて振り向くと、部屋の入口からピノが入ってきたところだった。
 「お乳の大きなお姉ちゃーん!お乳の小さなお姉ちゃんが起きたよー!」
 「左様なことを大声で叫ぶでないっ!」
 セクハラい事を大声で叫ぶピノに、フランムは再び頬を赤らめる。
 「ピノ君っ!そんなこと大声で言わないでっ!」
 と、フランムの叫びとほぼ同時に、顔を真っ赤にしたネージュが入ってきた。手には何故かハリセンを持っている。
 「…ふ、フランムさん。大丈夫ですか?」
 「う、うむ…」
 ネージュとフランム、互いに目線を逸らしつつ、ぎこちない会話。
 こほん、と咳払いをひとつして、ネージュが口を開いた。
 「ピノ君が教えてくれたんです」



 「お乳の大きなお姉ちゃん!早く来てー!」
 ピノの切迫した声。
 相変わらずのセクハラ発言に顔を赤らめながらネージュが駆けつけると、
 「とつげきー!」
 「とっかーん!」
 周囲に汚物を撒き散らし、お尻を突き出したまま気を失っているフランム。
 そしてそのフランムの秘所やお尻の穴に、子供達が小さいながらもしっかり勃起したペニスを、今にも挿入しようとしているところだった。
 「こらーーっ!!!」
 ネージュは普段滅多に出さない大声を上げて、子供達に駆け寄った。
 「なんて事してるのっ!!!!!」

 スパーン!

 景気の良い音が響いた。



 「…というわけです」
 「そうか…助けてくれたのじゃな。礼を言うぞ」
 フランムは素直にそう言った。
 気を失っていたとはいえ、知らぬ間に貞操の危機に直面していたとは。
 ネージュがいなかったらどうなっていたことかと、フランムはぞっとした。
 「そ、それで…フランムさんが出したものも、その、ちゃんと、処理しておきましたので…」
 「そ、そうか…あり、ありがとう;」
 再び気まずい空気が流れる。
 「それにしても、あの子供らめ…」
 フランムが憎々しげにつぶやく。
 死にたくなるような恥ずかしい姿を見られただけでなく、貞操まで危機に晒されたのだ。己の身分が明らかな国許であれば、子供といえど死罪ものである。
 「あ、あの…子供達も、その…ナントイウカ、好奇心ニ駆ラレテノ行動ナノデ、アマリ怒ラナイデアゲテクダサイネ」
 と、フランムの殺気を感じたのか、ネージュが慌ててそうなだめた。
 だが、口調がどこかおかしい。
 「あ、ああ…何故カタコトなのじゃ?」
 「え?いえ、その…おほほほほw」
 怪訝な顔を向けるフランムに、笑って誤魔化すネージュ。
 手に持ったハリセンの先端が微妙にヨレヨレになっているのが、なんとも意味深だった。



 その後、とある宿で、時々トイレからかすかに女の喘ぎ声が聞こえるという噂が流れ、宿泊客が増えたという。


 ――END.