『売春宿の一幕』 byMORIGUMA 「は〜い、ミルザでえす。ご来店ありがとうございます。」 濃い褐色の肌をした少女が、 銀色の頭を無邪気に下げる。 上下セパレートの上着にミニスカート、 伸びた足がまぶしく、顔つきは美人というより、 愛らしい小動物の無邪気さ。 体つきは細身だが、出るとこは出てるマイクログラマー。 「ほほう、いい肌してるじゃねえか。」 すべすべ、ピチピチの艶がある。 「そーですよお兄さん、本気ピッチピチの18歳、  ダークエルフの血を引く美少女、  これは買わなきゃ損です!。」 指を立てて、自慢げに腰をくねらせる。 「よおし、買った。」 「お〜、お兄さんいいのりっ。サービスしちゃうわっ!。」 ぴょんと飛びつくようにして、太い腕に顔をすりつける。 「おお、がんばれ。3人だけど3倍払っちゃる。」 えっ、とミルザは困った顔をするが、売春宿の主はもちろん大歓迎。 ミルザの細い耳に、ボショボショ 「ミルザちゃん、これもお仕事お仕事。」 「ん〜もう、ちゃんと手当てくださいよぉ。」 3人相手だと、ちょっときついが、 お手当てはかなり期待していいだろう。 体力なら自信はあるし・・・。 広めの部屋で、お酒を注ぎわけ、 ミルザももらって、遠慮なく飲み始める。 「や〜ん、お兄さんたち優し〜ぃ。んぐんぐんぐ」 とたんに上機嫌になるミルザ。 「んはああっ、おいしいい。  ヒドイ人だと、『オラ、股開け』って、  一分一秒でも惜しむのよ。」 もちろん、お客のヒザに座らされ、 エッチに触られたり、口移しやら、服ずらしやら、 色々サービスして盛り上げていく。 小柄なミルザは、こういう時便利だ。 愛らしい唇が濡れ、相手の口をしゃぶるようにキスし、 口に含んだ酒を、甘く移しこみ、 しなやかな肢体を、次第にはだけ、あらわにしていく。  ふにゅ 柔らかく張りのある乳房が、手の中にあふれ、 可愛いピンクの乳首が、ぷにっ、と指の間から飛び出す。 「んんっ」 「ほほう、小柄なくせにいやらしいおっぱいだな。」 くにくにと、手の中の感触を味わい、別の男もそれを試す。 「ああんっ、でも、いいわぁ。」 細い引き締まった腰が、くねくねと動き、 その下で脈打ち始めた男の蛇を刺激する。 「うお、こいつめ、可愛い顔して、くくうっ。」 猛ってくるそれが、彼女の尻にこすれ、さらに膨らんでいく。 手指が、柔らかい肉をもみほぐし、興奮で膨らむ胸を、 もてあそび、つまみ、いじり倒す。 「んああああっ、そんなに、胸をいじめないでぇ。」 いやらしいフリルつきの下着が、じっとりと濡れ、 下の脈打つ蛇と、こすれあう。 さらに濡れ、さらに膨張し、お互いを興奮させる。 「ううっ、見ててもたまんねえや。」 興奮した一人が、ズボンを下ろすと、けっこう立派な物が、 すでにビンビンに立っていた。 細い指で、玉を転がすようになぞり、 フェザータッチでびくびくしてる陰茎をなで上げる。 「うひいいい」 絶妙の指加減に、堪えるのも必死。 「若っかいくせに、慣れてやがんなあ。」 さらにクニクニと、腰を動かし、陰茎を下着にこすり付ける。 「んあああんっ、お兄さんもっ、すごいっ。」 下着越しに、ゴリゴリとこすれるそれは、相当なしろもの。 ミルザも堪らなくなってきた。 「あたしの、あそこ、欲しがってるよぉ。」 スカートのボタンも外れ、 ほとんど剥かれた身体を、いやらしくくねらせ、 あえぎながら、濡れ濡れの下着をこすり付ける。 濡れたフリルの下着がずらされ、 ミルザが腰を少し上げると、するりと脱がされた。 だが、まだ男は入れずに、 長い陰茎を、ミルザのあそこにズリズリとこすりつけた。 「にゃあああんっ、だ、だめっ、それ、切ないよお。」 酔ってあそこも、熱々トロトロ、 それに入れずにこすりつけられ、彼女の方がたまらない。 「俺もどうにかしてくれよぉ」 別の男のそれが、目の前に突きつけられる。 「うあんっ、お、お口でしちゃううっ。」 淫蕩な表情で、腰をくねらせ続け、 可愛い唇をパックリと開けた。 「んふんんっ。」 濃い雄の匂いと味、口と可愛い鼻に抜けるにおいに、 あそこがさらに、濡れてしまう。 チャプ、チャプ、チュプ、チュウウウ、 口の中を転がすようにし、唾液にまみれさせてもてあそび、 先端を唇ではさみつけて、チュウチュウと吸い上げ、 男を激しく悶えさせる。 だが、ミルザも激しく腰を悶えさせ、 入れるに入れてもらえない感覚と快感に、 手と口を必死に動かす。 顔が上気し、手が指を変え、なぞりを変え、 口が淫らに広がり、しゃぶり、すすった。 「いあっ、もふっ、らめっ、いふっ、いふうっ」 悶える声すら、ペニスを刺激、 しなやかな身体が、何度も反りかえる。 しごいていたペニスが、 口の中の陰茎が、 あそこを嬲っていた男根が、 ドブッ、ドビュッ、ドクッ、ブシュッ、ドビュッ、ドクッ 絞られた胸に、口の中いっぱいに、下腹中に、 はじけ、飛び散るザーメンの嵐。 あえぐミルザは、身体がフニャフニャ。 「これからが本番だぜ、お嬢ちゃん。」 細くしなやかな両足が、広げられたかと思うと、  ドズンッ 「いひいいいいいっ!」 さんざんに、嬲られたあそこは、 突撃してきたそれに、たまらず悲鳴をあげる。 「オラッ、オラアッ、オラアッ」 荒々しい突き上げが、脳天まで突きぬけ、 たまらず褐色の足が、激しく絡み合う。 「にゃああっ、ああっ、すごいっ、すごいいっ」 充血したピンクの襞が、ギュウギュウと締め付け、 ムチのような腰が、折れそうにのけぞる。 その中を、反り切った男根が、ゴリゴリゴリゴリ、 でかいカリ首をこすりつけ、 子宮口までえぐるのだからたまらない。 ほとんど泣き顔で、しがみついて、腰を振りまくるミルザ。 「このっ、スケベっ、淫乱っ、もっと壊してやるっ。」 グイと小柄な身体を抱き上げ、 自分が下に、ミルザを上にして、 さらに奥が、ミリミリっと、えぐられた。 「ひいっ、あ、そ、そこはっ、いひいいいっ、おっきいいっ、」 とたんに後ろから、待ちかねた男が、 ひくつく薄茶のすぼまりを、狙ってえぐった。 ミチミチミチミチッ のけぞる褐色の肢体、 汗が身体を濡らし、テラテラと光っていく。 口も、ふさがれ、ミルザは3人から同時に貫かれて、 身体が激しく揺れ動く。 「んうっ、んううっ、うっ、ううううんっ、んううっ!」 がくがく、ゴリゴリ、グチュグチュ、 口が広がり、アナルがえぐられ、ヴァギナがこねくられ、 意識が弾け、飛び散り、真っ白になる。 胸板に、柔らかい乳房がピンピンになってこすれ、 唇が、貪りつくように咥え、飲み込み、喉を鳴らし、 腰がくねり、よじれ、上下から攻め立てる攻撃に、激しく打ち捏ねられ、 体中が貫かれ、犯され、蹂躙されて、 絶頂に貫かれた。 「んうううううううううううううっ!!」 絞り、しごき、締め付けた。 うめきが、雄叫びが、痙攣が、 喉に、アナルに、子宮に、撃ちまくられる。 ドビュグッ、ドビュッ、ドビュシュッドクッ、ドバッ、ドクッ のたうつ、のけぞる、痙攣し悶える。 陰嚢が収縮し、精子が暴れ狂う。 たっぷりと、中に出しまくられ、意識が飛び散った。 「ん・・・んんっ?!」 気がつくと、口に何かはめられ、 腕が後ろに、足が棒のような物をはめられ、 身体は網か何かのように、細かくマニアックに縛られ、 胸が搾り出され、クリちゃんが縄目にこすれ、 あそこが押し出されるように固められていた。 『え、なに、すごいマニアックな・・・』 口にはめられたそれが、急にはずされた。 「ん、まあなんだ。これは気分でな。」 「え〜、こんなのしなくても、  お兄さんたちなら、喜んで咥えますよお。」 「そこが、気分なのさ。」 とか言うと、すぐまたはめられる。 ところが、なにやら白い物が取り出された。 「んっ、んひっ、んうううっ!、んやっ、うう〜〜!」 サワッ、サワサワッ、サワワワッ ビクビクビクッ 羽ほうきが、文字通りフェザータッチで肌を撫で、なぞり、這い回る。 『いやーーーっ、だめっ、だめええっ』 悶え、のたうつ褐色の肌。 乳首を軽やかに走り、鎖骨をねぶるようになで、 わき腹から腰の性感帯を弄び、 しかも縛られて、動けない。 『だめ、だめ、だめ、だめ!』 ギシギシ、ギシギシ くすぐりと快感、もどかしさと苦痛、 気が狂う!。 のたうつ体が、ふわっと浮いた。 ズブズブズブッ 「んぎぃぃぃぃーーーーー!」 いきなりどっと突き入ったそれに、 身体が、たまりかねて痙攣する。 しかも、羽の攻撃、 「いひっ、ひっ、あ、ううっ、うーっ、」 悶える彼女に、あそこが締り、締め付け、 たまらず、腰が跳ねた。 「いううううっ!」 グチュッ、グチュ、グチュ、グチュッグジュ、 下から跳ね上げる動きに、 身体が串刺し、意識が爆発、 悶え狂う、絶頂が連発、意識が持たない。 さらに、後ろから尻を掴まれた。 『や、やめて、やめてえええっ!』 ゾブシュッ 「はひいいいいいいっ!」 『らめっ、らめえっ、もう、狂うっ、狂っちゃうっ』 灰色の目に、涙を流し、嬲りつくされる快楽に、 痙攣を繰り返す。 「さすが、エルザ・クラウンの娘。どこまで持つかなっ」 「スゲエ締りだっ、最高だっ。」 「『瞬拳』の娘、今度は俺だからな、」 肉が広がり、はさみつけ、 薄い合間で叩き付け合う。 ミルザの理性はぶっ飛び、よだれと涙でぐしょぐしょになっていく。 『いグッ、イグッ、いっちゃう、いっちゃう、いっちゃううっ』 明滅する意識の中、 母親のエルザが、かすかにかすめる。 修行に縛られる毎日に、耐えかねて飛び出し、 当てつけのように、売春を始めたのが15歳。 「いイッ、ああっ、いく、ああっ、いく、いぐっ、ひいっ、あひっひいっ、」 男に慣れ切った身体が、 最後の痙攣に歓喜し、スパートに登りつめた。 ドビュウウッ、ドビュウウッ、ドビュウウッ、ドビュウウッ、 「いひいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっ!!」 重い煮えたぎったほとばしり、 腸がわななき、身体にしみこむ。 ドッシュウウウウウウウウウウウウウウウウッ 子宮口がネジ開けられ、中にめりこんだそれが、爆発した。 「ひいいいいい、あるいいっ、らめえええええっ」 中めがけて、飛び散るザーメンに、 子宮が歓喜し、痙攣した。 意識が飛び散り、熔け崩れた。 ドクッ、ドクッ、ドクッ、ドクッ、ドクッ、ドクッ、ドクッ、 まるで際限ないかのような、 繰り返す射精の感覚、 意識が熔けて、ドロドロと白く、あふれていった。 完全に白目を剥いたミルザに、 男たちはニヤニヤと笑った。 交代で、さんざんに輪姦しぬいて、 こっちも腰ががくがくだが、売春宿もいい加減寝静まった。 「さすが、いい味だぜ、『瞬拳』のお嬢ちゃんはよ。」 「すぐに、依頼主へ持って行くのは惜しいぜ、  しばらく楽しんでもばちはあたんねえだろ。」 「それより、早く窓やぶろうぜ。」 彼女を縛ったのは、単なる趣味だけでは無かった。 さんざん嬲って動く気力も何も無くなったところで、 運んでいくためだった。 格子のはまった窓を、持ち込んでおいた道具で、見る間に破り、 ミルザを持ち出そうと振り返った。 「え?」 ミルザが起き上がっていた。 口には拘束具、手は後ろに、足には金属棒までかまされ、 体中が身動き取れないように縛られていたにもかかわらず。 わずかに、身体が縮んだように見えた。 「んんっ!」 ギリギリに縛られていたように見えても、 あれだけ動けば縄もずれ、多少緩む。 そして、縮めた身体を、瞬間的に発動させた。  バチイッ! 縄が全てバラバラに弾け飛んだ。 瞬動術と呼ばれる格闘技の技法がある。 全身の気を凝縮し、極めて短時間に爆発するように動かす。 わずか数センチの打撃が、石壁を突き破り、 一瞬に壁を飛び越え、 あるいは、遥か遠くの敵の間合いに飛び込む。 全身を震わすだけで、この程度の縄や拘束具は、 紙のように引きちぎれる。 「げっ?!」 数瞬後、男たちは全身骨折と打撲で裸にひん剥かれ、たたき出された。 「おやおや、またかね。」 売春宿の主がぼやく。 「まったく、おふくろの事は忘れたいんですけど・・・」 エルザ・クラウンには男女二人の子供がいた。 妹のミルザは、エルザを超える格闘技の才能を見せたが、 格闘技には興味が薄かった。 だがエルザが夢中で、幼い頃から鍛えまくるあまり、 15歳の時ついにミルザは爆発し、家を飛び出したのだが、 だまされて、あっさり売春宿に売り飛ばされてしまう。 だがしかし、彼女はこれぞ天職と感謝したのだから、 どこで幸いするか分からない。 ただ母そっくりの美貌から、どこかでばれるらしく、 時々、ミルザを狙ってくる輩がいる。 『瞬拳』の血というだけでも、かなりの価値があるらしい。 また、その血を引く子を、狙う国や領主もいるそうだ。 「やれやれ、ミルザちゃんの方が『瞬拳』より強いって知ってたら、 手は出さなかったでしょうにねえ。」 「それじゃあ、お客が寄り付かないじゃないですかぁ。  それはないしょないしょ。」 ミルザは、にこっと笑いながら、 唇に、かわいらしく立てた指を当てた。 FIN