『肉便器ディアーナ』  


ディアーナ・リュフトヘン――それは、クルルミクが誇る竜騎士の最高位にして、"白竜将"の異名を取る女騎士の名だった。
美しい毛並みの白竜を操り、天空を縦横無尽に駆ける勇姿は、味方からは憧憬の念を、敵からは畏怖の念を持って、見上げられたものだ。
だが、そんな栄光は今や遠い過去のもの。
名誉と気概を奪われた末に敵国グラッセンに買われ、性処理用の肉便器として下級兵士達の慰み者になっていた。


「んあぁっ! ひいぃッ! ひいいいいぃッ!!」

ウェーブがかった翡翠の髪を振り乱し、嬌声を上げる"白竜将"ディアーナ。
スレンダーだが胸や尻など出るとこはむっちりした豊満な肢体には、既に至る所に精液がこびり付いており、洗っても落ちないほどだ。
全身から噴き出す汗が精液と入り混じり、鼻を突く異臭を放っている。

性奴隷としてグラッセンに売られ、前線の砦を転々と引き回されてはや数週間。
下級兵士が集まる砦の詰め所は、高名な女騎士を慰安婦に迎えて、連日連夜の大盛況だ。
今夜も足の踏み場がないほどの兵卒で溢れ、むせ返るほどの熱気と精臭に包まれている。

「おらっ、よがってねえで、もっと気ぃ入れて腰振れ! 後がどんだけ支えてると思ってんだ!!」
「テメエは、もうただの便所なんだよ! 自分の立場分かってんのか、ああッ!?」

方々から、下級兵士達の罵声が容赦なく飛んでくる。
カビの生えた不潔な床に手膝を付かされ、バックから犯されて喘ぐディアーナの腹を、下級兵士の一人が力任せに蹴り上げた。

「あぁう!? や、やめて……もう、ぶたないで……」
「だったら、ちったあ肉便器らしく振舞え! いつまでもお高く止まってんじゃねえよ!」

肉便器としての立場を、地に堕ちた"白竜将"の心身に叩き込もうと、軍靴のつま先で執拗に蹴り上げる。
苦痛に顔を歪めながら、暴力を止めてもらおうと必死に腰を振るディアーナの前髪を、別の下級兵士が掴み上げ、恥垢塗れのペニスを、形の良い唇の先に突きつけた。

「なに嫌がってんだ!! 咥えろ、ディアーナ!!」

唇を噛み締め、泣きながら嫌嫌と、首を横に振るが、兵卒はペニスで顔面を叩きながら、勇名を馳せたその名を呼び捨てにして怒鳴りつける。
たかだか下級兵士に命令口調で呼び捨てにされるなど、天地が逆さまになっても有り得ない事だったが、それは紛れもなく"現実"だ。

「いいか! 歯ぁ立てやがったら、その歯、全部叩き折るからなッ!!」

バックを犯すグラッセン兵の強烈なストロークで目を剥いた隙に、強引に口内に肉棒をねじ込まれた。
そして、高圧的に脅しつけられて、頭を乱暴にシェイクされる。

「おらっ、ちゃんと舌使え、ディアーナ!!」
「ううっ、ぢゅぷ……ぢゅ、ぢゅる…………んぷっ……」

恐怖に震えながら、ディアーナは口の中の熱い塊を舐め回した。
不潔な臭いが鼻を突き、眩暈がするが、反抗などしようものなら、本気で歯を叩き折られかねない。

決して手馴れた舌使いではないが、敵兵からすれば、相手があの"白竜将"というだけで、相当来るものがあるらしい。
口淫奉仕を強要する兵卒は、ものの数分と立たぬ間に、ディアーナの口の中に欲望の塊を吐き出した。

「こっちも出すぞ、しっかり受け止めろ、ディアーナッ!!」

と同時に、膣を犯していた下級兵士が、ディアーナの熟れた腰を鷲掴んで、激しいラストスパートを開始した。
パン、パン、と肉を叩く音が繰り返された後、大量の灼熱の精を子宮の奥に流し込まれる。

「ああぁぁあぁああぁ……」
「今度は俺の番だな。力抜けよ、ディアーナぁ?」

力なく崩れ落ちるディアーナの腰を、すかさず別の兵士が掴み取り、並外れた太さの肉の塊を叩き込んだ。

「ひぃあああああああッ!!!?」

絶叫が、兵士達の詰め所に鳴り響いた。

「あー、ぎゃあぎゃあ五月蝿え。テメーはチンポでも咥えて黙ってろ!!」

悲鳴を塞ぐように、更に別の兵士がディアーナの翡翠の髪を掴んで、顔面に股間を押し付けた。
理不尽なまでの男の腕力に屈して、顔を背ける事もできず、焼きごてのような感触で喉の奥まで抉られるディアーナ。

「おーおー、こいつは最高だぜ。行き遅れの竜騎士なんて言われてるからどんなモンかと思いきや、名器中の名器じゃねえか!」
「全くだ。こいつを犯らねえなんて、クルルミクの連中はイカれてんじゃねーの!?」
「俺なんかよ、戦場でこいつが竜駆る姿を見る度に、何度も犯す姿、妄想したもんだぜ!」
「そりゃあ念願が適って良かったじゃねえか! 心いくまでディアーナ"様"を可愛がってやんな!」
「へへっ、任せとけ……っと!!」

四つん這いで喘ぐディアーナの尻に、グラッセン兵は力強く腰を押し付けて、精の一滴余さず、膣内に注ぎ込んでいく。

「よーし、次は俺の番だ。……おらっ! さっさと跨がれ、ディアーナ!!」

床に身を投げ出す事さえ許されず、兵卒達の手で引き起こされると、今度は寝そべる男の上に跨らされた。

「ああぁ……もう、許してぇ……」

懇願するディアーナを他所に、兵卒達は熟れきった肢体のどこを犯すか、勝手に振り分けていく。

「んじゃあ、俺は空いてるケツを使わせてもらうぜ!」
「あぁッ、そっちは……痛くて堪らないから、堪忍してくだ――うあぁッ!?」

無防備に晒した豊満な乳房を揉み上げられて、反論もできない。
のけぞった隙に、背後から抱きついた兵士は灼熱の剛直を押し当てて、ディアーナの菊門の穴にねじ込んでいく。

「ああああッ!!! 痛い痛い痛い、抜いてくださいぃぃーッ!!!!」

狂乱して暴れるディアーナだったが、腰も手も押さえられ、両穴にペニスを突き入れられた状態では、顔を左右に振るので精一杯だ。
そして、菊門を犯す兵卒の無精髭が生えた顔に頬ずりされたら、翡翠の髪を振り乱す事もできなくなる。

「あああぁ……。ひぎぃ、痛いぃ……」
「へへへ、どうだディアーナ"様"。俺のモノは効くだろう?」

泣きじゃくりながら、眉根を寄せるディアーナの耳の穴を、グラッセン兵は悠々と舐め穿っていく。
最高位を極めた女竜騎士とは思えない無惨な光景だったが、今のディアーナには戦士としての力はひとかけらも残されていなかった。
兵卒の一人さえ制する事ができず、なすがままに、欲望のはけ口にされていく。


「おい、東の詰め所の奴らがいい加減、待ちくたびれてるってよ。そろそろ回せって!」

数十人の兵卒達に、都合三回ずつ犯されたが、まだディアーナには休息は許されない。
高名な"白竜将"を犯したいと考えるグラッセン兵は星の数ほどいるのだ。
今夜は東の詰め所で慰み者になった後、南の詰め所でも兵卒達の相手をする予定になっていた。
その後は第二砦の慰安に回され、各詰め所を引き回される事が決定済みだ。

「ちっ、しゃーねえ。もうちょい楽しみたかったんだが、次回ってきた時のお楽しみだな。それまで壊れんじゃねーぞ!」

ぐったりして、床に突っ伏すディアーナの尻を蹴り付けると、両方の穴から大量の白濁液がドポっと零れ落ちた。
無様な女竜騎士の姿に、グラッセン兵達は爆笑する。

「どーせなら、ちっと悪戯してやろうぜ!」
「あん?」

東の詰め所に引き渡す為に、ディアーナに鎖付きの首輪を填めている最中、兵卒の一人が提案した。

「コイツと、コイツを使ってだなあ」

と、1リットルサイズの大型浣腸器と、握りが動物の毛で覆われた尻尾型のバイブを持ち出してくる。
浣腸器の透明のガラス管には、便下しの薬液がなみなみと注がれており、先端の金属から滴りそうだ。

「ああぁ……。それで、なにを…………」

涙と涎に塗れた顔を気弱に上げたディアーナは、絶望的な声を上げた。
医療器具としての浣腸器は知っているが、こんな時の用法など、潔癖な女竜騎士は知るよしもない。
まして淫具との組み合わせなど、常識の範疇を超えていたが、想像を絶する事が余計に恐怖心を煽る。
男達の嗜虐は詰め所を回される度に、エスカレートする一方だ。
これ以上酷い事はやらないという際限がない。
取るに足らない筈だった下級兵士達が、今は心底から恐ろしかった。

「――まさッ!!?」

魔法の回路が繋がるように、その事に思い当たった途端、ディアーナの顔が真っ青になる。
その瞬間、浣腸器の冷たい金属の先が、お尻の穴に押し込まれた。

「嫌ッ!! それだけは、待っ……あああああーッ!!!?」

叫ぶ間もなく、薬液が勢いよく腸内に注ぎ込まれた。
取り乱すディアーナの頭と手を床に押さえ付けて、下級兵士は一滴余さず、ディアーナの腸に注ぎ込んでいく。

「うあぁっ……あああッ!?」

下腹部の圧迫感に苦悶するディアーナを嘲笑うかのように、目一杯便下しの薬液を注ぎこんでパンパンに張ったお尻の穴に、グラッセン兵は尻尾型バイブをねじ込んだ。
そして、早速動力を入れて魔力による振動を開始させた。

「ああああああああああああああああッ!!!!!!!」

のたうつように腸をかき乱され、急速に便意が高まっていく。
解き解された便がディアーナの腹部に蟠り、バイブで栓をしているから漏れないものの、排泄感は瞬く間に限界に達してしまった。
引き抜かれた瞬間、肛門が決壊するのは火を見るより明らかだ。

「お願ッ、トイレに……トイレに行かせて下さいぃぃーッ!!!!」

ディアーナは額に脂汗を浮かべて懇願するが、嗜虐心を燃え滾らせたグラッセン兵がそれを許すはずない。
天空を自在に駆け巡り、まさに雲上の人だった"白竜将"が地にひれ伏して痴態を晒す姿は、最高の見世物だ。
こんな面白いもの、二度と見れるものじゃない。
散々煮え湯を飲まされたグラッセン兵にしてみれば、溜飲が下がる思いだ。

「っと、そうそう。こいつを忘れるとこだったぜ!」

浣腸プレイを提案したグラッセン兵は唐突に思い出したように、ズボンのポケットから卑猥な器具を取り出した。
皮紐の先端に二股に分かれた金属のフックが付いており、釣り針のように引き上げられる仕組みになっている。
いわゆる鼻フックだ。

「"雌豚"にピッタリの装飾だろ?」

嫌味に嗤いながら、便意に耐えるディアーナの顔を上げると、鼻の穴にフックを引っ掛けて、紐をグッと頭上に引っ張った。
鼻歌交じりに反対側の先端を首輪の後ろ側に括り付ければ、不恰好に鼻が押し潰れた雌豚の出来上がりだ。

「ひぎぃっ、ひやああぁ……」
「ぎゃははは!! お似合いだぜ!! いや、見事なまでに不っ細工な豚面だな!!」
「全くだ! 似合いすぎて笑いが止まらねー!!」
「テメーも見ろよッ、ディアーナ!!」

囃し立てながら、グラッセン兵がディアーナの眼前に手鏡を突きつける。
不恰好で惨めな光景は大体想像が付くので、決して見まいとディアーナは堅く眼を瞑って顔を伏せたが、勿論そんな事は認めてもらえない。

「なにツラ伏せてんだ、くらあッ! 見ねえと引っこ抜くぞッ!!」

グラッセン兵は、お尻にねじ込まれたバイブの毛並みをグリグリ弄繰り回して脅迫する。
排泄感はとっくに臨界点に達しており、入り口に栓をしたバイブによって辛うじて繋ぎとめられている状態だった。
防波堤を失えば、肛門は堰を切ったように決壊してしまう。

「うううっ〜」

観念して顔を上げるディアーナ。
脱糞姿だけは、何がなんでも人前で晒したくなかった。
鏡を見上げた途端、鼻フックで無惨に変形した自分の顔が飛び込んできた。

「あああああ、こんなっ……嫌あああああ!!」

狂ったように泣き叫ぶが、何本もの手で顔を固定されて、視線を逸らせない。
眼を瞑れば力任せに頬を引っ叩かれ、変わり果てた素顔を見せ付けられる。

歴戦の竜騎士と称えられても、ディアーナも一人の女性だ。
身だしなみには人一倍気を使っているし、容姿も絶世の美女とまではいかなくともそれなりに自負している。
いくらなんでも、この雌豚のように鼻を押し潰された不細工顔が自分だとは、信じたくなかった。
だが、狂乱した所で、目の前に突きつけられた現実は変わらない。

「いいかッ!! 許可なく顔伏せやがったら、即バイブ引っこ抜くからな!! 分かったかッ、ディアーナ!!!」
「はっ、はいいいぃぃッ!!」

肛門を塞ぐ尻尾バイブを穿りながら、グラッセン兵は念押しする。
甲高い悲鳴を上げるディアーナの姿に満足そうに唇の端を歪めると、グラッセン兵は首輪に繋がる鎖を引っ張った。
四肢を床に付け、鼻フックで不恰好に変形した顔を群集に晒しながら、ディアーナは家畜のように引き立てられていく。


「うおっ、この雌豚、もしかしてディアーナか!?」
「無様すぎて一瞬誰だか分かんなかったぜ!!」
「クルルミクの"白竜将"もざまぁねえ!! 情けねえツラ晒しやがって!!」

東の詰め所に連行される道中、砦の中庭にはグラッセン兵がたむろしていた。
家畜さながらの女将軍の姿を目の当たりにするなり、拠ってたかって冷やかしの声を投げてきた。
見上げたまま顔を伏せることも許されないディアーナの視界に、嘲笑する下級兵の顔が無数に飛び込んでくる。

「おいおい、顔ぐらい隠したらどうなんだよ!? みっともねー!!」

揶揄する声にビクッと肩を震わせて顔を伏せかけたが、決壊寸前のお尻のバイブをかき回されて反射的に顔を上げた。

「ああぁあー、抜かないでええぇぇ!!」

鼻フックを付けた豚面で破廉恥に喚きたてるディアーナに、グラッセン兵は笑い転げた。

「ぎゃははは、聞いたか今の!! 抜かないでー、だってよ!!」
「そんなにバイブが気持ちいいのかよ!」
「ちっ、違うぅ! そんなんじゃっ、漏れちゃうの!! 漏れちゃうのおぉー!!」
「おーおー、確かに下の口から涎みたく愛液漏らしてるぜ、この女!!」
「漏れちゃうじゃなくて、漏らしてるー、の間違いだろ!?」

ディアーナが叫ぶたびに、下級兵士達は曲解解釈して言葉のリンチで嬲る。
中には水を吸ったタオルを持ち出してきて、恥辱に染まった背中にスパンキングを浴びせる者までいた。
一撃打ち込まれるたびに、破裂寸前の便意は限界を超えて膨れ上がり、出口を塞がれた腸内を駆け巡る。

肛門決壊は既に確定事項だった。
しかし、女として、人前での排泄だけは死んでも見せたくなかった。
グルルルル、とみっともない音を立てながら、それでも手膝を動かして、晒し者のように無様な姿を披露する他ない。

「あああーッ!!! ヤメてえ!! これ以上されたらあッ!!!!」

絶叫して首を振るディアーナに、だが、敵兵の言葉の暴力は止まらない。

「五月蝿え!! 肉奴隷がピイピイ喚くな!!!」
「それでもクルルミクの"白竜将"かよっ!! 恥ってモンを知らねえのか!!」
「往生際ぐらい弁えろや!! この雌豚女!!!」
「違うッ、違うのぉー!! トイレがッ、トイレがああぁぁあッ!!!」
「言い訳してる暇あったら、そのみっともねえ不細工面をどうにかしやがれッ!!!」

交戦状態のクルルミク・グラッセン間だが、当然ながら捕虜の虐待は許されない。
日の当たらぬ場所での虐待は珍しくないが、表立っての虐待となれば国際問題になってくる。

だが、今のディアーナは捕虜ではなく性奴隷だ。捕虜虐待の不文律は当てはまらなかった。
無論、クルルミクの軍属である以上、国際的にそんな名目など通用する筈ないが、クルルミクにしたところで自国の将軍が肉奴隷に仕込まれて敵国に売られたなど、国の恥だから公に出来ない事情がある。
公式には両国とも、ディアーナがグラッセン砦で飼われている事実など無いと主張するだろう。

ディアーナは祖国に見捨てられた存在だった。
もう庇護してくれる国もなければ、人としての権利もなかった。


「お、ようやく来たか! おせーぞ、オメーら!」
「悪ぃ悪ぃ、ちと盛り上がっててなあ!」

ようやく連れてこられた東の詰め所も、興奮した下級兵士でいっぱいだった。
家畜姿のディアーナを息荒く見下ろし、気の早い者など、下半身を露出させて己のペニスを扱いていた。

「中庭でこの雌豚が騒いでたようだが、なんかあったのか?」
「ああ、犯されるのは嫌だー、って聞き訳がなくってよー。これでも竜騎士かよ、情けねえ!」

便意に耐えているディアーナの尻を無造作に踏み付けて、首輪の鎖を握った兵卒はでまかせを言う。
屈辱で仕方なかったが、ディアーナは下唇を噛んだまま、突っ伏してすすり泣くだけだ。
口答えしようものなら、間違いなく、腸を封鎖するバイブを引き抜かれてしまう。
犯される時にはどっちにしろ引き抜かれるに決まってるのだが、今はそこまで気付く余裕がない。
頭が回るのは、その場その場の肛門決壊を阻止する事だけだった。

「後はオメーらで可愛がってやんな!」
「じゃあな、ディアーナ"様"! 次来た時はもっと可愛がってやるから、楽しみにしとけよ!」

ディアーナを連行した兵卒達は、敬意の欠片もない様付けと共に、その背中に一発ずつスパンキングを浴びせて、笑いながら立ち去っていった。
陰険な仕打ちにも、元"白竜将"ディアーナは何も言い返せず、下腹部でのた打ち回る排泄感を堪えるだけだ。

だが、絶望が待ち受けるだけの孤独な戦いも、間もなく終わろうとしていた。

「へへへ。んじゃ、さっそく一発くれてやるかあ!」
「クルルミクの"白竜将"様のお味がどんなもんか、楽しみだぜ!」

狂気の光を浮かべた男達の影が次々と差し掛かる。

「あ……ぁあ…………」

見上げたディアーナは顔面蒼白だった。

「あんだ? このバイブはよ。邪魔だ邪魔だ、抜いちまえ!」
「ああッ!? ヤメッ――」

言う間もなく、引き抜かれた。
キュポン、と甲高い音を立てて、長らく封鎖されていた腸に冷え込んだ外気が吹き込む。
と、次の瞬間――


ぶしゃあああああああああああああああああああああああ!!!!!


ディアーナの慟哭をかき消すほどの排泄音が、延々と詰め所内に鳴り響いた。

「おわっ、この女、クソ漏らしやがった!!」
「スカトロマニアか、こいつ!?」
「こんなとこで漏らしてんじゃねえよ!!」

グラッセン兵から非難の声が次々と上がった。
顔をしかめるほどの異臭がフックで釣り上げられた鼻を突き、それと共に、嫌悪の眼差し、奇異の眼差し、侮蔑の眼差し――最下級の兵士達の冷ややかな視線が元"白竜将"の背に投げかけられた。

もはや常軌を保つ術はなかった。


暗闇に堕ちていく意識の中、ディアーナの脳裏に二人の姿が浮かんだ。
一人は龍神の迷宮で行動を共にし、自分を尊敬の眼差しで見上げてくれた、山間の小国の王女。
そしてもう一人は、幼い日より自分を見守ってくれたエルフの血を引く貴族――――


――あぁ…………もう一度会いたい…………。

    フラ……ンツ…………。







えーと……。
勢いに任せて、とんでもない内容を書いてしまいました!(滝汗)

わーっ、ゴメンなさいゴメンなさい! 肉便器化したディアーナ様が見たかったのです!
パラベラム様、済みませんー!!


エピローグで書かれた、グラッセン砦での肉便器生活をイメージしてみましたですはい。
きっとディアーナ様はグラッセン砦でこんな目に合っていたと思うのです。