悪夢という名の夢(チェリア残酷IF) by MORIGUMA 「んあああああっ!」 暗闇の中で、悲鳴が上がる。 汚された金髪が、激しく揺れ、青白い肌が、さらに血の気を失う。 L字型の台にくくりつけられ、100度以上広げられた腿が、ヒクヒクと震える。 グジュルッ、グジュルッ、グジュルッ、 醜い、おぞましい物が、 ぬらぬらと光りながら、チェリアの陰部を突き上げる。 幾重にも血管が浮き、木の根のように節くれ立ち、 チェリアの胎内を、存分に犯しまくる。 青い瞳を涙でぬらし、王子にささげていた操を踏みにじられ続ける。 何度も脱出しようと試みる彼女に、業を煮やしたギルドの連中は、 彼女を特殊な台に縛りつけ、身動き取れぬようにした。 徹底的な陵辱 それだけが、彼女に与えられる。 「うおっ、でっ、出るぜえっ」 腿の間に深く突き入れ、固めの男は、反り返ってうめいた。 「ひ・・・・・っ!!」 ドブグッ、ドブグッ、ドブグッ、 「くう〜〜っ、もう3日も輪姦されてるってのに、気持ちいいぜこの穴。」 「尻の穴も、すげえいいぞ」 ガクガクと台ごとゆすられながら、アナルにつきこまれる。 「んああああっ!」 悲鳴を上げる顔が、また可憐で痛ましい。 つままれた乳房が、美しく震える。 なまじ、驚くほど美しい娘なだけに、陵辱は凄惨を極めた。 チェリアが不運な偶然から捕らえられ、 彼女の正体が分かると、ギルドは特命を下した。 普通なら、その場で陵辱され、調教されるのが、 例外的に秘密の地下室まで連れ去られ、 そこで、無残に処女を散らされ、そのまま陵辱が終わることなく続いていた。 「うぶっ、うぶっ、」 口に、アナルに、ヴァギナに、同時に輪姦されながら、 いっそ死にたいと思った。 だが、口には特殊な拘束具をはめられ、舌すら噛めない。 「くううっ、また出ちまうぜ。この穴気持ちいいからなあ。」 「ああっ、こっちの穴もいいぜっ、この穴はなあっ」 「単なる穴だからな、気にもならねえ、それにそろそろ孕み薬が効いてるはずだ、 トドメを刺しちまえ。」 『孕み薬?!』 無理やりに家畜を孕ませるための、特殊な薬だった。 ただし、人間にも効果があるが、正常な子供はまず望めない。 「んうううううううっ!」 ガクガクと身体を震わせ、あばれるが、 それは男たちを喜ばせるだけだった。 「うおおっ、締まるぜえっ、孕みやがれえっ!」 「きもちいいっ!」 「そ、そんなに動くと、でちまうぜえっ!」 ドビュグッ、ドビュグッ、ドビュグッ、 ドブッドブッドブッドブッドブウッ ビュグウッ、ビュグッ、ビュグッ、ビュグッ、 のけぞり、嫌悪する身体へ、ドロドロの精子が襲いかかり、 子宮深く注ぎ込んでいく。 『いやああああああああああっ!!』 拘束具から、喉に甘い液が流し込まれる。 死なないように、栄養調整された特殊な蜜だった。 同時に、胎児が急激に成長していく。 家畜に孕み薬で出来た子供は、骨も脳も無い単なる肉に近い。 それゆえに、貴族のゲテモノ料理には欠かせない。 「ひ・・っ、ひ・・っ、」 かすかに、嗚咽を続けるチェリアは、 わずか3日で、明らかに腹部のラインが変わってきていた。 だが、その日集められた男どもは、 特別な連中ばかりだった。 「チェリアちゃ〜ん、お前さん王子に操を立ててたんだって?」 きっとにらむチェリア。 「へへへ、かわいそーに、王子ちゃんの赤ちゃん入れられねえよなあ。」 「そうそう、俺たちがあけてあげましょうね〜、お腹。」 青い目が、それに気づき、恐怖で見開かれた。 デロンとゆれるそれは、25センチをはるかに超える、キングサイズのペニス。 俗に言う馬並みというしろものだった。 集められたのは、特に非常識なサイズのペニスを持つ者ばかり。 『い、い、いやああああああああああああっ!』 くぐもった悲鳴を上げるチェリアに、男たちが遠慮なくのしかかる。 『裂ける、裂ける、裂けちゃうううっ!』 グギュルッ、グギュルッ、ミシミシッ、 鍛えに鍛え上げた忍者の身体が、今にも裂けるばかりに悲鳴を上げる。 だが、身体が浮き上がるほど、激しい暴行が突き刺さった。 「んうぅうっ!、んんっ、んっ、うううっ!」 うめき、のたうち、痙攣する身体に、猛々しい脈動が、どくどくと注がれ、 入れ替わる男のペニスが、さらに激しくかき回す。 まるで胎内を殴りつけられているかのような、 凶悪な律動が、生臭い放出が、次々と、チェリアを犯し、子宮を暴行し、突き上げ、たたきつけた。 うめきと血の匂いが、わずか数分後に広がった。 「王子様の場所があいたぜえ」 「よかったな〜、チェリアちゃん。憧れの王子様の精子、入れられるぜぇ」 ほとんど枯れ果てたと思った涙が、あとからあとから、こぼれていた。 傷口をえぐるように、残酷なからかいと、嘲笑が響いた。 だが、即座に別の男たちが、また彼女を犯し始めた。 孕み薬を飲ませて。 9日目 3度目の堕胎が、また男たちに行われ、 チェリアは、ほとんど何の感情も無くなっていた。 前も後ろも徹底的に壊され、単なる穴でしかなくなり、 度重なる妊娠と堕胎で、あそこは異常に肥大し、ただれ、膿んでいた。 だが、何よりその心が、ボロボロに壊れきっていた。 何かが優しく彼女を抱きしめ、耳元にささやいた。 『チェリア、良く耐えましたね・・・。 さあ、あなたの王子様が、待っていますよ。』 朦朧とした頭に、その声が、陰々と響いた。 『誰も、あなたのジャマはできません。 王子様はあなたを心配して、待ち焦がれていらっしゃいますよ。』 『王子・・・さま・・・?』 『そう、あなたが心から慕っていた、ハウリ王子様ですよ。』 『王子・・さま・・・』 かすかな、壊れた心のかけらが、 『王子様』という言葉にだけ反応した。 最後の、人間だったときの心に。 ふらふらと、歩き出したチェリアを、誰も止めはしなかった。 もはや、女として、奴隷としてすら使えない彼女に、 おぞましそうな目を向けるだけだ。 「あの女には、特別な薬を飲ませました。今日一日は、前の10倍近い力が出ます。」 黒衣の女は、口を笑いにゆがめた。 美しいが、ぞっとするような、非人間的な笑いだった。 ギルドボは、寒気を感じながらも聞いた。 「今日一日過ぎたらどうなる?」 「さあ?、どうでもいいことじゃありませんの。あなたたちは、幸せな王国が欲しいんでしょ。」 夜の闇の中、忍者服の姿が、ふわりと城壁を越えた。 指先と爪先で、城の壁も体重が無いかのように登った。 「誰だ?」 歩哨の首が、飛んできた小石に吹き飛ばされた。 チェリアが指で弾いただけの石が、砲撃に等しい破壊力を持っていた。 「王・・・子・・様・・・」 部屋の見張りが、槍ごと身体をへし折られた。 「だれ・・・?」 優しい、丸顔の王子が、不信そうな顔をしていた。 「ハウリ・・王子・・・さま・・・」 色あせた金髪と、凄惨な理性を失った顔が、わずかに笑ったように見えた。 甘い、腐った匂いが、王子めがけて吹き付けた。 泣き叫ぶ王子を、腐りかけた身体が、覆いかぶさり、すすり上げ、搾り取った。 部屋に入ろうとした者は、その場で何かが首を飛ばした。 血と、肉と、骨のかけらが散乱し、 痙攣する王子の生命を、無理やりにすすりとって、 死に掛けた娘は、狂った夢を、王子の何かを欲しがって、 ただひたすらせがみ、貪った。 「王子、さま・・?」 動かない、死んだように気を失った王子に、 何度も、チェリアはゆすり、声をかけた。 「王子様、ねちゃった・・・応えてくれないのですね・・・ でも、あなたのこと、とっても、とっても、とっても、スキでした」 無表情な目が、輝く刃をみつめ、 そして、王子の断末魔が響いた。 ようやく駆けつけたセニティ王女は、 陰部をえぐりとられた王子の死体をみて、錯乱した。 『王子様』 闇の中を、チェリアが嬉しそうに走った。 『王子様』 血まみれの手を、大事に握り合わせて。 『王子様』 狂った意識の中、ただそれだけを繰り返して。 ビュクンッ チェリアの心臓が、悲鳴を上げた。 狂気の力の代償が、心臓を壊し始めた。 倒れたチェリアは、いとおしそうに血まみれの肉塊にキスした。 「わたし・・だけの・・・王子・・・さま・・・・」 闇の中に、かすかな絶息の声がした。 FIN