『闇夜に踊れ』 by MORIGUMA  クルルミクの王都にある『竜神の迷宮』。 王家の継承儀式に絶対不可欠な場所である。 そこに巣くった邪悪な魔道師ワイズマン打倒のため、 多くの女性冒険者パーティが結成され、乗り込み続けている。 現在、冒険者のパーティは、 ロウフル・ニュートラル・カオスの三系統に分かれている。 王家としては、ロウフルのみを許可したかったが、 カオスやニュートラルにも強力な冒険者が多数いる事や、 猫の手ならぬ、カオスの手も借りたいほど、 継承儀式の期限が迫っている事情もある。 また、冒険者という怪しい職業は、 部外者(それ以外の全ての職業)には、 はっきり分類する事が、極めて難しかったのだ。 だが、冒険者たちにとっては、 三系統の分類は、生死にかかわる大問題であった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「いやああっ!、たすけてえっ!」 必死に抗う黒髪の女性は、防具はおろか、衣類をほとんど剥ぎ取られていた。 17〜8だろうか、大きな茶色の瞳は、涙であふれ、 艶やかだった頬は、血の気を失い、泥に汚されていた。 スラリとした手足が、必死にあがくのがむしろ痛々しく、 胸を隠す下着が、はかなくひきちぎられると、 真っ白い乳房が零れ落ちた。 薄汚れた、傷跡だらけの男は、 ニヤニヤしながら、あがく身体を押さえつけ、 あばれ、閉じようとするすらりとした脚の間に、 無理矢理に腰を割り込ませていく。 弱々しく叩く手の感触を、楽しむように受け止めた。 ビリッ 「いやああああああっ!、いやああああっ!」 最後の一枚が、あっさりと破られ、 黒い茂りがくねり、必死に逃れようとする太腿が激しく動く。 パアンッパアンッ 男が軽く頬をはたくと、甲高い音が響き、 少女の動きが麻痺したように止まる。 「面倒焼かすんじゃねえ。」 ドスの聞いた声が、おびえた心をさらに縛った。 凶器に等しい男根がビンと飛び出し、 グイとのしかかった。 ミチミチミチッ 「ひ・・・・・・・っ!」 痛みと、強烈な衝撃が、 大事に守ってきたものを、簡単に引き破った。 あふれる証が、赤く糸を引いた。 「おっ、処女だったか。最初の男ってのが、どんなかよ〜く知っとけよ。」 ズゴッ、ズボッ、 初めての痛みを、さらに強く嬲るように、 抗う腿を無理矢理に広げ、無残に裂くように開かせる。 激しくこすりながら、押し込むだけ押し込み、 何もかも残さぬように、えぐりつくす。 「ひいいっ、痛ああああいっ、痛いいいっ!、やめて、やめて、やめてええっ!」 裸身が痙攣し、痛みに黒髪を振り回した。 無残な衝撃が、深く、奥まで、男の形どおり打ち込まれ、 その形が、脈動が、胎内に焼印のように焼きついていく。 ふっくらした肉が、激しく揺れ、 乳首が恐怖に勃起していた。 「うりゃっ、うりゃっ、」 のしかかる男の腰が、征服しつくすように突き上げ、 悲鳴が、次第にかすれ、喘ぎ、痙攣した。 「いっ、いやっ、いやっ、だめぇぇぇぇーーーーーっ!!」 ドクッドクッ、ドクッドクッ、ドクッドクッ、 鈍い音が、外まで聞こえるほどほとばしった。 絶望で見開かれた黒い瞳が、さまようように動いた。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「−−−−」 必死に息を潜めているキャティは、 その光景から、目をそらしたくても、そらせなかった。 真っ暗な迷宮の中、かすかな明かりに引き寄せられ、 岩のくぼみから這い込んだ先には、 わずかな隙間があり、光が漏れていた。 そこはハイウェイマンギルドの玄室。 すでに三人の虜が、おびただしい男に囲まれ、責められ、嬲られていた。 ほんの数十分前。 「う〜、しかたないネ・・・。」 パーティリーダーのフリーデリケは、 どんな修羅場でもピンと立っている細く長い美しい耳を、 珍しくしおらせ、決断を下した。 何も言わず、一日分の食料と水だけを置くと、 だまって歩き出した。 セリカとラフィニアも何も言わず、 ほんの少し目を潤ませ、歩き出した。 地上を目指して。 つまんなそうな顔をしたキャティが、 食料と水を蹴っ飛ばそうとして、足を止めると、しゃがみこんだ。 暗い迷宮の奥で、たった一人で、 ふらっと立ち上がると、水と食料を背負って、 ぶらぶらと、ゆくあても決めずに歩き出した。 キャティは放逐されたのだった。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ドワーフの酒蔵亭には、大勢の冒険者とそのパーティが登録されている。 だが、正規に登録されている者以外にも、 名も無き冒険者や、事情があって顔や名前を晒せない者たち、 万が一の幸運にすがろうとする者など、 かなりな数、迷宮に入り込んでいた。 しかし、正規登録されている強力なメンバーすら苦戦する迷宮で、 ハンパな冒険者やパーティが幸運を得られる可能性は、極めて低い。 ぐったりと白い身体を投げ出し、 凄惨な陵辱に貫かれ続ける黒髪の女性は、 美しい顔を空ろにさらけ出して、 何度も、ガクガクと揺さぶられた。 僧侶だったらしい、清楚な顔は表情すら失っていた。 「ふうぅ、なかなかいい味だぜ。おまえらも存分に姦れ。」 傷跡だらけの男が離れると、 弱々しくもがこうとする手足がつかまれ、 のしかかられて、か細い悲鳴が上がる。 「い、いやああ・・・もう、ゆるして・・・・」 「おい、そっちはどうだ?」 ネズミのような顔をした男がにやっと笑う。 「元気のいいクソアマでさあ。それだけになかなか。」 短い赤毛が、ドロドロに汚されていた。 赤い瞳が憎憎しげに睨むが、 男が腰を突き上げると、アナルが悲鳴を上げ、 ミシミシと肉が犯される感覚に、くぐもった声が漏れた。 「うぐ・・・うっ、ううっ!」 精悍な美貌が歪み、 高い鼻筋が屈辱に震えていた。 赤い唇が、醜い猿ぐつわにくくられていた。 後ろ手にがっちりと縛られ、 足首をくくられた上に、腕と結びつけられ、 ムチムチした太腿が、広がってしまっている。 浅黒い肌に、無数の汗と汚辱が広がり、 張りのある大振りなバストは、 何度も握られ、揉まれ、嬲られ、 無数の手や指の跡がついている。 広がった腿を前と後ろから二人で抱え、ひきつけ、 うめき声が、突き上げるたびに浅く起こる。 鍛えた尻を、広げ、突き上げ、 締まる感覚に目を細め、 腿を抱え、腰を突き上げ、 10人分は射精されてドロドロの膣をこね回し、 二人がかりで薄い肉を挟んでゴリゴリこねると、 次第に力強い身体から、力が抜けつつあった。 「うぐうっ、んっ、んううっ!、んん〜〜っ!」 グジュッグジュッグジュッ、グリュッ ズジュッズジュッズリュッズジュッ 次第に大きめの乳首が勃起し、 目がさまよい出す。 肉付きのいい肩が震え、のけぞり、 握られた手が、拳から、次第に広がり、あえぐようにわなないた。 ズグウッ ズジュウルッ 「んう−−−−−−−−っ!!!!」 ドビュグッ、ドビュグッ、ドビュグッ、 ドクッドクッドクッ、ドクッ、ドクッ、 赤く染まった肌が震え、 同時に注ぎ込まれる衝撃が、女戦士の胎内を蹂躙し、 中をかき回される感覚が、魂までもすりつぶし始めていた。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− フリーデリケのパーティは、ロウフルのはずだった。 だが、3Fの門番、善をつかさどる迷宮の精霊が、 パーティの性質をはっきり疑い、戦いを挑んだ。 『ロウフルパーティに混ざっている者がいる。』 『生き延びる事』 あらゆる使命や財宝よりも、 全ての冒険者が、一番優先しなければならない鉄則。 そしてパーティの性格が違えば、その道筋も違ってくる。 時には、全員が討ち死に覚悟で挑むことも、 自らを犠牲にして、逃げさせることも、 動けない者を売り渡してでも、生き延びることも。 全員が一致せず、みだりに分裂すれば、 迷宮やモンスターは、容赦なく弱体化したパーティを食い尽くす。 特にロウフルパーティは、善で縛られているがゆえに、 生き延びることにシビアでなければならない。 『性格を欺く『欺瞞』は、発覚すればその場で放逐』 厳しい鉄の掟は、迷宮という残酷な場所では絶対不可欠だ。 『ちぇ・・・・』 迷宮をさまよいながら、心の中で舌打ちした。 『ちぇ・・・・つまんない』 一生懸命手伝ったじゃないか。 カオスでも、何も悪い事はして無いのに。 『何で、みんなあたしを認めないんだ?』 魔術師を名乗る試験にも合格した。でも見習い。 認めて欲しくて、山賊やモンスターをぶっ倒した。でも怒られた。 禁呪に手を出したから謹慎。でもあたしはうまくやれる。 『だのに・・・なんで?』 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 「んはああっ!」 きれいなプラチナの髪が激しく震えた。 白い抜けるような肌が、恥辱に染まっていた。 涙で濡れた緑の瞳が、無数の醜い男たちを写している。 ハーフエルフなのか、かなり胸が大きく、 揺さぶられるたびに、上下にはずむように揺れ動く。 しなやかで美しい脚が、壊れたように広がり、 男のうめきが、激しく突きまくっていた。 「んうっ、んっ、んううっ!、うううっ!」 必死にイヤイヤと顔を振るが、口に押し込まれた物を傷つければ、 気が遠くなるほどぶたれる。 赤いピアスが、無残に輝いていた。 なめらかな尻の曲線を、大きくひきつけ、 パンパンパンパンパンパン 甲高い音がするほど腰をたたきつけ、 力なく喘ぐ身体に、深く、底まで、律動を繰り返す。 一気に、高ぶりが膨張し、爆発する。 「んんーーーーーーーーーー!!」 ドクゥッ、ドクウッ、ドクウッ、ドクウッ、 細い腹部が震えるほど、激しい脈動が噴き上げ、 柔らかな子宮が、なだれこむそれに痙攣した。 のけぞるハーフエルフの胎内は、無数の男たちの精液で、 余す所無く穢され、犯されていた。 何度も叩きつけ、きれいな腿を何度も割り広げ、 存分に吐き出すと、次の男がすぐにのしかかる。 「ゲホッ、ゲホッ、もうっ、もうっ、やめて・・・、許して・・・」 かすれた声で喘ぐ姿に、 興奮し、欲情し、残忍に笑い、 グイと足首をつかんで、さらし者にするように広げる。 「いやああ・・・・・」 もうどれほどの男が貫いたのか、 赤く腫れた秘所は、ゴボゴボと濁った生温かい液を噴き出し、 同じく腫れた尻の穴に、流れ込んでいく。 「こんな上玉は少ねえんだ、こっちも姦らせろ。」 弱々しく手で抗おうとしても、何の抵抗にもならなかった。 「ひいいっ!」 男の太いペニスが、ズブズブと押し込まれ、引き起こされ、 アナルが、さらに太いペニスで貫かれた。 白目を剥いて、失神しかけたハーフエルフを、同時にガンガンと突き上げる。 「あぐうっ、ひっ、ひいいっ!、死ぬっ!、死んじゃううっ!」 乳首がプチリとピアスを通され、 血がタラリと流れた。 「痛いいいいっ!」 「うおっ、さらに締まるっ」 「おらっ、おらっ、」 悲鳴を上げてのたうつ身体に、欲望のリズムが深く穿たれ、たたきつけられる。 「恨むんなら、おまえら売っぱらって逃げた娘恨めよぅ。」 ドキッ キャティの心臓が鳴った。 「それより、カオスって気づかねえ、おまえらがアホなのさ。」 「動けねえヤツを売り渡すの渡さないので、仲間割れ〜、アホだぜ。」 もう一人が、無理矢理膣に割り込んだ。 「ひいいいいいっ!」 悲鳴が、耳に突き刺さった。 キャティは耳を塞いだ。 『あたしは、悪くない、あたしは、悪くなああああい!』 『功は“成す”もの。 “作る”ものでも、“見せつける”ものでも、ないのだ。』 魔法学校での、先生のひどく暗い声が聞こえた。 『功を急げば急ぐほど、 お前は真実が見えなくなるだろう。困ったことだ。』 いつしか、キャティはボロボロと泣いていた。 自分は、一人で闇夜に踊っていただけなんだろうか・・・。 足元も分からず、場所すらも見えず、ただ踊り続けただけなの?。 「いやあ・・、もう、だれか・・・」 「ぐうっ、うううっ、んうううっ!」 「ひいっ、いやあっ、もういやぁ、たすけ・・・」 女性たちの悲鳴が、キャティの耳に、拷問のように響き続けた。 FIN