『アリスだったら、サンタコスで俺様に奉仕してるぜ?』  


その夜もヴァルガーはご機嫌だった。
地上ではクリスマスイブなどといって若い恋人達で賑わっているが、ヴァルガーもサンタコスチュームに身を包んだアリスを股下に侍らせて、イヴの夜を満喫していた。

「よーしよし、その調子で気合入れて奉仕しろよお?」

柔らかなベッドに全裸で横たわり、サンタルックで従順に愛撫するアリスを眺めるヴァルガー。
先っぽに白い毛玉が付いた赤い三角帽を被った金髪をぶ厚い手で撫でながら、もう一方の手で首輪に繋がる鎖を握り、サンタ娘の手綱を取って悦に入っている。

サンタルックといっても、そこはヴァルガー流。
上着と帽子はサンタそのものだが、下半身は赤いブーツだけで、股間が丸出しだ。
跪いて突き出した格好のお尻を見ると、膣口と菊門の穴にそれぞれ一本ずつ、黒光りするバイブがねじ込まれている。
ヴァルガーのペニスから型を取ったそれは、内蔵された魔力で振動を繰り返し、膣と腸の内壁を絶え間なく責め立てていた。

「んちゅ……んむ……」

サンタ扮するアリスは剛直をいきり立たせた股間に顔を埋め、口淫奉仕を続けている。
真っ赤な手袋に包まれた手で、異臭を放つ極太を掴み、頬肉の内側を抉らせて、口の先から喉の奥まで口の中全体を使って、馬並みのペニスを咥え込んでいる。

「ぢゅぷ……んぷ、んぷぷ…………」

淫靡な音を立てて、根元から先っぽまで吸い尽くすように、口を上下させる。
と、同時にお尻を振りたくっている姿は、まさにペットそのものだ。

執拗な調教で慣れたといえ、小柄なサンタ娘にヴァルガーの特大サイズは太すぎた。
両穴同時に突っ込まれれば、圧迫感と衝撃は相当キツい。
愛液を垂れ流しながら、犬のようにお尻を振り続けていないと、到底耐えられない。
傍目からは余りにも惨めな光景だったが、身も心もヴァルガーのペットに成り果ててしまったアリスが、それを感じる事はもはや無い。

「じゃじゃ馬もこうなると可愛いもんだぜ」

嗤いながら目を細めたヴァルガーは、アリスの首輪に繋がる鎖を引きながら、念を押すように囁いた。

「胸もキッチリ使えよ?」

小さく頷いたアリスは、サンタコスチュームの鮮やかな上着をはだけさせて、露出した白い胸を極太ペニスに押し当てた。
熟れた果実のように豊満な胸の上には、赤いロウソクで『Merry Xmas』と描かれている。
事前に部下に命じて、ヴァルガーが描かせた文字だ。
今夜のアリスは性奴隷であると同時に、ヴァルガーへ身体を捧げるクリスマスプレゼントなのだ。

半脱ぎのコスチュームから覗く胸の谷間に極太のペニスを挟み込み、両手で自ら胸を揉みしだきながら、谷間から突き出た亀頭を、丁寧にピンク色の舌で舐めていく。
唾液と先走りの液が擦り付けられ、乳房とその上の赤いロウ文字が、頭上のライトを受けて淫靡に照り返る。

「お、お、いいぜいいぜ!」

雌犬サンタの性戯に、ヴァルガーは歓喜の声を上げた。
飼い始めの頃は拙かった性戯も、今やヴァルガーの感じるポイントを的確に把握するまでに至っていた。
バイブを尻尾のように振りたくりながら、胸と舌で、ヴァルガーの性感帯を刺激し続ける。
そうすると、やがて、どぷっとマグマが爆発するように、濃厚な白濁液が噴出した。
鉄砲水のように、鮮やかな赤いコスチュームに彩られた少女の顔面や胸に、ベットリした精が降り掛かった。
しかし、ほとんど無反応で、主人の顔を見上げる表情に嫌悪の色は微塵もない。

「今度は俺様が責める番だな」
「ぁ……」

サンタコスチュームを勢い良く押し倒すと、今度はヴァルガーが上位になった。
太腿を押し開かれた反動で、真っ赤なロングブーツが宙を漕ぐ。

「へへ、すっかり出来上がってやがるぜ」

両穴を制圧するバイブを抜き取ると、ゴム質の先から愛液の雫が滴る様子を眺めて、ヴァルガーは舌なめずりした。
排泄の時以外、とにかくバイブかペニスで責め立てられている為、年中発情状態だ。
ペットだからいつどこでも行為に及べるようにとの目論見で、当然、前戯の必要性などなく、即、極太ペニスをねじ込まれた。

「ああっ……!」

か細い悲鳴を上げるアリス。
堪らず、サンタコスチュームでヴァルガーの逞しい肉体にしがみ付いて、身悶える。
一日中、極大バイブで両穴を犯されてるといっても、本物の破壊力は桁違いだ。
サイズと太さこそ変わらないが、媚肉をこれでもかとばかりに抉る突き上げの激しさは、バイブの比じゃない。
野獣のような膣内挿入に、ものの十秒と持たぬ内に、脳髄は灼き切れてしまった。

「おらっ、どうだアリス! 俺様からのクリスマスプレゼントは最高だろ!?」
「は、はい……。ヴァルガー様のチンポは最高です!」

嬌声を上げながら、アリスは髪を振り乱す。その勢いで、毛玉の付いた赤い三角帽が、頭からずり落ちた。
力強いストロークで、焼きごてのような熱い衝撃が、子宮の奥まで刺し貫く。
赤い長衣からはだけさせた白い胸を、隆々とした厚い胸板に押し付けて、赤いロングブーツを腰に絡ませると、アリスは狂ったように腰を振り始めた。

「今度はお前からのクリスマスプレゼントの番だ!」
「は、はいぃ! ……んちゅ、んん、んむぅっ!」

ヴァルガーにせがまれて、熱い口付けを交わした。
羞恥心を欠片も失くした少女は、自ら、舌を主人である男の口内に差し入れて、ぶ厚い舌を余すことなく愛撫する。
そうすると、ご褒美とばかりに、膣壁を蹂躙するストロークは一層激しさを増し、サンタ娘の胎内を暴れる狂わんばかりにかき乱した。

「ヴァルガー様ぁ……あたし、もうイク! イっちゃいます!」
「よし、ならイク時は二人同時だぜ!!」
「あふぅ、うあぅ……分かりましたぁー」

ベッドの軋みと相まって、性器の擦れ合う音がシンフォニーを奏で、二人だけの世界を演出する。
イヴの夜、今、この世界に存在するのは、たった二人きり――

「ああっ、もう我慢できない! 早く、早く、下さい……ヴァルガー様ぁ!」
「おしっ、出すぞ出すぞ、しっかり受け取れアリス!!」
「はいっ、あたしもうイクッ、イキますッ、ああああああーッ!!!?」

灼熱の奔流が洪水のように溢れ、胎内に膨れ上がった快感を押し流した。


「はっ、あはぁ、はぁ……」

白い肌に玉のような汗を浮かべ、熱い息を吐くアリス。
上気した乳房を、ヴァルガーは吸い上げるようにむしゃぶり、苺のように膨らんだ蕾をざらついた舌で舐め回している。

「ああぁ、ヴァルガー様ぁ、もっとぉ、もっとしてくださいぃ〜」

真っ赤な手袋を填めた手で、ヴァルガーの頭を抑えながら、アリスは嬌声を上げてねだる。
その瞳は恍惚の光で満ちていた。

「よし、なら俺様達も存分にイヴの夜を楽しもうぜ!」
「は、はいぃ……。ヴァルガー様ぁ!」

再び、ベッドが激しい軋みを上げる。




そんな、あったかも知れない、もう一つの未来――――


サンタコスのディアーナ様に触発されて、ムラムラと書き上げた駄作。
もしかしたら、こんな未来もあったかもという事で(爆)
お気に入りのペット程度の位置づけで家畜扱いされてマス。