【生絞り】  by MURASAMA BLADE!

 「やっ!はあぁっ!」
 アリスは雇った傭兵とともに迷宮を進み、モンスターと戦っていた。

 ズバァッ!

 「ゲギャアァッ!」
 アリスの剣が一閃し、モンスターは断末魔の悲鳴をあげ倒れる。ほかのモンスターがアリスを狙い攻撃を仕掛けるが、すでにアリスはその場を飛び退っており、そこに傭兵たちが突進する。
 アリスの機動力を軸とした速攻戦術で、モンスターの群れは瞬く間にその戦力を半減させていた。
 そもそも、彼女は傭兵に指図して前衛を守らせるタイプではなく、むしろ率先して斬り込み役を務めるタイプである。そして、防具をほとんど着けていないアリスと重い鎧で全身を武装した傭兵とでは、その機動力には雲泥の差があった。
 結果、アリスのパーティは、軽戦士が先陣を切り重戦士がそれに続くというある種無駄とも思える光景を為していた。
 利点もないわけではない。事実、今回のように戦闘開始と同時にアリスが敵の戦列を崩し、敵が体勢を立て直す前に傭兵が押し込みをかけるという戦術で、彼女たちはこれまでダメージらしいものを受けることなく順調に進んできていた。
 しかし、欠点も当然ある。

 「キキュアァッ!」
 植物のモンスター、セタピザがアリスを絡め取ろうと触手を伸ばす。

 ズバッ!ブシャッ!

 「甘いわよ!」
 しかしアリスはその全てを切り落とし、一気に間合いを詰めセタピザの胴体を切り裂く。
 機動力と攻撃力では誰にも負けない。そしてこの2つがあれば、どんな相手にも負けない。
 攻撃こそ最大の防御。
 アリスは自分の実力に絶対の自信を持っていた。
 しかし、

 ビシャアアッ!

 セタピザの胴体がアリスの剣で切り裂かれると同時に、そこから大量の粘液があふれ出した。
 「きゃあっ?!」
 剣を振ったと同時の出来事で、アリスはそれに対応できず、粘液を全身に浴びてしまう。


 ――戦術の要たる軽戦士は、先陣を切るがゆえにダメージを追う確率が最も高い。
 そして、いかな高機動を誇る軽戦士といえど、攻撃の際には足を止める。
 攻撃こそ最大の防御。されど、攻撃こそ最大の弱点。
 軽戦士ゆえの弱点を、偶然とはいえアリスはもろに突かれたのだ。


 「けほ、けほっ…!」
 粘液から発せられる甘ったるい匂いが、鼻腔に絡みつく。その匂いをいっぱいに吸い込み、アリスは思わず咳き込んだ。
 「…こんのおぉぉぉぉぉっ!」
 「キュアァァァッ…!」
 怒りに駆られ、力任せに剣を突き出すアリス。アリスの剣がセタピザの胴体を貫き、セタピザは断末魔の奇声を発する。

 ビュルルルルッ!
 
 しかし、再び粘液が傷口から噴き出した。狭い傷口から噴き出した粘液は驚くべき速度で射出され、無防備なアリスの胸を打つ。
 「きゃああああっ!」

 ドゥッ!

 粘液の射出の勢いで体勢を崩し、アリスはその場に倒れこんだ。粘液を浴びたせいか、胸が燃えるように熱い。
 倒れながらも敵を見やるが、先程のアリスの一撃でセタピザは完全に動きを止めていた。他のモンスターも傭兵たちに倒されている。
 アリスたちは戦闘に勝利したのだ。
 「はぁ、はぁ…油断したわね…っ?!」
 予期せぬ一撃を受けたことを悔やみながら、アリスは起き上がろうとして…身体が思うように動かないことに気づいた。
 「何よ、これっ…!?」
 全身が鉛のように重い。立ち込める甘ったるい匂いで頭がくらくらする。胸が苦しい。
 ――セタピザの粘液を全身に浴びたアリスの身体は、その最大の武器である身軽さを奪われていた。
 「仕方ないわね…一旦町まで帰りましょう」
 モンスターの悪あがきにアリスは舌打ちし、帰還を決意する。
 しかし。

 「そいつは無理な相談みたいだぜ?」

 「…え?」
 傭兵の言葉にアリスが振り向こうとした瞬間、

 ガッ!

 「!っぁ…」
 アリスは後頭部に激しい衝撃を受けた。

 ドサッ……。

 殴られた、と思う間もなく大地に倒れ伏し、そのままアリスの意識は闇へ落ちた。


   ◇   ◆   ◇   ◆   ◇   ◆


 ニュプ、ヌプッ…。

 「んっ、ぅ…」
 間近に聞こえるぬめるような水音で、アリスは意識を取り戻した。
 荒い息遣い。むせ返るような獣の臭い。胸がひどく熱い。
 「…っぅ!出るぜぇ!」
 「…!?」
 突然聞こえた男の声に、意識が覚醒する。

 ビュクッ!ビュルッ!ビュビュッ!

 目を開いた瞬間、アリスの視界は一面の白に染め上げられた。

 「…イヤアアアアアアアアアッ!」
 自分の顔に射精されたと気づき、アリスはとどろかんばかりの悲鳴を上げる。
 「お、ようやく目ぇ覚めたか」
 その声に、精液を我慢して目を開けると、アリスが雇った傭兵の一人の顔が見えた。
 「アリスちゃんのオッパイ、でかいし柔らかくてサイコーだぜw」
 その言葉でアリスは自分の置かれた状況を確認し、羞恥で顔を赤らめた。
 アリスは両腕両足を拘束された状態で転がされ、傭兵にのしかかられていた。
 そして、傭兵はアリスの服の胸の部分だけを破り取り、アリスの自慢の胸を使って自分のペニスをしごいていたのだ。
 「おい、次は俺がアリスちゃんにパイズリしてもらうんだぞ」
 「んっ!…くぅんっ!」
 別の傭兵の声がする。それと同時に、アリスは股間に言い知れぬ悪寒を味わった。
 その傭兵(傭兵Bと呼称)は、アリスの股間に吸い付いていた。ショーツの上からアリスの秘所を丸ごとしゃぶり、舌で舐め尽くしている。
 「おう、あいつもそろそろ戻ってくるだろうから早めにやっちまえよ」
 アリスに最初にパイズリしていた傭兵(傭兵Aと呼称)は、そう言うとアリスの上から離れた。代わりに傭兵Bがアリスの上に乗っかる。散々しゃぶられた股間が洞窟の空気に触れ、ひやりと冷気を感じる。
 「わーってるって。それじゃアリスちゃん、よろしく頼むぜ」
 傭兵Bはズボンから逸物を取り出すと、アリスの胸の谷間にそれを置いた。
 「ひっ…」
 初めて間近でみる男のペニスのグロテスクな外観に、アリスは息を呑む。アリスの手首ほど太いそのペニスは、頼りない灯火の光を受けて凶悪なまでに黒く光っていた。
 「そらよっと!」
 傭兵Bはアリスの胸を両手でつかみ、自分のペニスに寄せてこすり始めた。

 ヌヂュッ、ニュブッ…。

 「…っ!」
 先程まで傭兵Aがそうしていたため、アリスの胸の谷間は精液や先走りの汁にまみれていた。そのぬめりが潤滑液となり、傭兵Bのペニスは淫らな水音を立ててスムーズに前後する。
 「おほっ!こいつぁすげえぜ。アリスちゃん、いいオッパイ持ってんなあ!」
 傭兵Bは嬉しそうに笑うが、密かに自慢に思っていた胸を男のいいように使われて誉められても、アリスには全く嬉しくなかった。

 グニュッ、ニュボッ…。

 「はぁ、はぁ…」
 男がペニスをこする速度が上がるにつれ、アリスの息も荒くなっていく。
 加減を知らない男の指が時たま乳首を捉え、また時には血管が浮き上がるほどに勃起したペニスが乳首をこする。幾度もそうされているうちに、次第にアリスの乳首は固く尖り、そんな偶然の愛撫にも反応するようになっていた。
 「(胸が、熱い…)」
 そして、目覚めたときからアリスの胸は、ずっと燃え盛る炎のように熱かった。まるで常に火であぶられているかのようだ。
 「(あの粘液の、せい…?)」
 胸の熱さでともすれば途切れそうになる意識の中、アリスはそんなことを考える。
 しかし、傭兵Bはそんなことは知らなかった。そもそも、知っていても無関係だったろう。

 ニュッ、グッ、ジュボッ…ビュルッ!

 「でっ…出るっ!」
 傭兵Bは射精の直前、アリスの頭を抱え引き寄せた。
 「んぐっ?!」
 胸の熱さについて考えていたためアリスの反応が遅れ、その口腔に男のペニスを突き入れられる。

 ビュボッ!ドビュウッ!

 「んむうぅっ?!」
 男のペニスが舌に触れ…その感触に嫌悪するよりも早く、男のペニスから汚液がアリスの喉へ吐き出された。
 「んっ…ぅぇぇっ…!」
 突然男のペニスと精液で口中を犯され、アリスは目を白黒させる。突然の侵入者に喉は詰まり、激しい嘔吐感を覚える。多量の精液はアリスの口中に納まりきらず、ペニスと唇の隙間からごぼごぼとあふれ出ていく。

 ドプッ!ドボッ!ゴボッ!グヴュッ!

 「ふぃ〜…すっきりすっきり」
 傭兵Bはそんなアリスの気も知らず、すっきりした顔で射精を終える。
 「アリスちゃんのオッパイサイコーだわ。またよろしく頼むぜ」
 「……!」
 その言葉で、アリスの怒りは頂点に達した。

 ――ガリッ!

 「イギャアアアアアアアアッ?!?!」
 突然傭兵Bは悲痛な悲鳴をあげてアリスの上から転げ落ち、そのまま洞窟の床を転げまわった。
 「ど、どうした!?」
 「こ、こ、このアマっ…!」
 驚いた傭兵Aが駆け寄るが、傭兵Bは涙目になりながらアリスを指差す。

 …ペッ!

 「ふざけんじゃないわよっ!」
 血で赤く染まった唾液を吐き捨て、アリスは啖呵を切った。
 柔らかな風に撫でられ、男の体液がひやりと感じる。胸が熱かった。


 ――合掌。
 自業自得とはいえ、男としては同情を禁じえない。


 「…おい、何やってんだ?」
 とそのとき、3人目の傭兵がその場に戻ってきた。
 手には何やら器具らしきものを持っている。
 「こ、こ、この糞アマがっ…!」
 傭兵Bが泣きながらアリスをにらみつける。
 「…ふん、中途半端に手を出すからだ」
 3人目の傭兵(傭兵Cと呼称)は、血に濡れたアリスの唇と股間を押さえてうずくまる傭兵Bを見ておおよその理解がついたらしく、あからさまな侮蔑を含んだ笑みとともに傭兵Bを嘲笑した。
 「やるなら徹底的に、だろ?」
 傭兵Cはニヒルな笑いを浮かべながらアリスに近づくと、いきなりアリスの顎をこじ開け、丸めた布を無理矢理突っ込んだ。
 「んぐっ?!」
 喉の詰まる感覚にアリスが目を見開いている間に、傭兵Cは手早くアリスに猿轡をかます。
 「よっ…こらしょ」
 そしてアリスの身体を抱き起こし、洞窟に点在する石筍に縛り付けた。後ろ手に縛られているため胸が突き出された格好になる。
 「これでよし、と」
 傭兵Cは芝居がかった調子でかいてもいない汗をぬぐうと、先程持って来た器具を取り出した。
 「(何、あれ…?)」
 それは、ガラスでできた大きな漏斗を2つ重ねたようなものに、握りポンプがひとつついていた。漏斗の先にはコップがついている。アリスの記憶には、似たような形のものはまったくない。それを、傭兵Cは2つも持ってきていた。
 「よう、アリスちゃん。胸、さっきから苦しいだろ?」
 「…っ?!」
 自分の考えを読まれたかのように思い、アリスはさっと頬を紅潮させた。
 「その表情、可愛いねえ。…胸が熱いだろ。何でか教えてやろうか?」

 グニュッ…!

 「んんぅっ…!」
 胸をつかまれ、アリスは悲鳴を上げる。男の節くれだった指で、豊かな胸がぐにぐにと形を変える。
 しかし、アリスは心のどこかでそれを気持ちいいと感じ始めていた。
 「(嘘っ…何、今の感じ…)」
 傭兵Cはその様子を見てにやりと笑い、あの器具をアリスに装着した。

 ニュプッ…ニュプッ…。

 両方の胸に、ひとつずつ。
 乳首が漏斗の中央に来るようにあてがわれ、アリスの胸はガラスの漏斗に収められた。乳輪が漏斗についばまれ、手を離しても器具は落ちずにアリスの胸にぶらさがる。
 「んんぅっ…!」
 器具とともにぶるぶる揺れる自分の胸に、アリスは顔まで真っ赤になる。
 「セタピザの体液はな、乳の出ない母親が飲む薬にもなるんだぜ?」
 その様子を見ながら傭兵Cはニヒルな笑みのままアリスに告げると、2つの器具のポンプを同時に握り締めた。

 シュコッ…!

 「んっ!?」
 空気の抜けるような音とともに、アリスの胸が、特に乳首が引っ張られるように痛む。
 痛みに顔をしかめながらも、アリスの頭の中では傭兵Cの言った言葉がぐるぐると回っていた。
 飲み薬。乳の出ない母親。乳が出ないから飲む。乳が…。
 「(それって、まさか…!)」

 シュコッ!シュコッ…!

 「んっ!んむっ!」
 男がポンプを握る度に胸の痛みは増し、胸がガラスの漏斗のなかで膨らんでいく。

 …シュコッ!ビュルッ!

 「んむうぅっ?!」
 そして、幾度目かのポンプを握る音と同時に、アリスの乳首から母乳が噴き出した。
 男の持って来た器具は、搾乳機だった。
 「(嘘っ…あたしの胸から、母乳がっ…?!)」
 アリスは目の前の光景に、驚きを隠せない。これは夢だと、心のどこかで思い始めてしまっている。

 …シュコッ!シュコッ!ビュルッ!ビュルルルッ!

 「んんうぅぅぅっ!?」
 しかし、現実は変わらない。
 何度もポンプが握られ、そのたびに乳首から新鮮な母乳が噴出する。
 そうやって母乳が噴き出すたびに、アリスの胸はますます熱さを増していった。

 ビュルッ!ビュルゥッ!…コポ、コポッ…。

 やがて、取り付けられたコップに、アリスの母乳が溜まっていく。
 「ふむ。これくらいかな」
 十分に母乳が溜まったところで、傭兵Cはポンプを握る手を止めコップを取り外した。
 「んーっ!んーーっ!」
 「(やだやだ!何してんのよっ!)」
 傭兵Cが何をしようとしているのか判ったアリスはそれを止めさせようともがくが、がっちりと拘束された四肢はびくともしない。逆に胸にとりつけられた搾乳機が揺れ、その振動でアリスの胸もちぎれそうなほどに激しく揺れた。
 傭兵Cはそんなアリスの様子を見ながら、

 ゴキュッ、ゴッキュ…。

 「んーーーーーー!!」
 美味そうに、アリスの母乳を飲み干した。
 「美味かったぜ、アリスちゃん。…ほら、お前らもやれよ」
 傭兵Cは再びコップを搾乳機に取り付けると、AとBにも促した。
 「…お、おう」
 「くっそ…ヒイヒイいわしてやんぜ!」
 少々気後れしながら立ち上がるAと、怒りに目を血走らせながら近寄るB。
 「んんーーっ!」
 「(いやっ、助けて…フィルっ!)」
 アリスは迫り来る男たちに怯えながら、幼馴染の名を呼んだ。
 無駄とわかっていても、そうせずにはおれなかった。


   ◇   ◆   ◇   ◆   ◇   ◆


 グヂュッ、ニュブッ…ビュルッ…。

 「んっ、んんっ…!」
 灯りの乏しい洞窟の中で、3人の男が一人の少女に群がっている。
 一人は秘所を、一人はアナルをその汚らわしいペニスで蹂躙している。
 そしてもう一人は、少女の豊かな胸に吸い付いていた。

 ビュルッ、ビュッ…ゴク、ゴクッ…。

 「んぐ、んぐ…ぷはぁ!美味い、サイコーの母乳だぜ!」
 アリスの乳首から唇を離し、傭兵Aは美味そうに唇を拭った。
 幾度と無く搾乳されたアリスの胸はこの短時間でひとまわりも大きくなり、乳首も大きく腫れ大量の母乳を出すようになった。同時に強烈な性感帯にもなり、アリスは胸を吸われただけで股間を濡らすようになってしまった。

 グヂュッ、ジュプッ…。

 「おらっ、おらっ!どうしたよ、さっきの勢いはよぉ!」
 先程まではぴったりと閉じた処女地だったアリスの秘所を黒光りするペニスで踏み荒らしながら、傭兵Bはそう言って激しく腰を振った。
 ペニスに噛み付かれた恨みを晴らすかのようにペニスを叩きつけられ、一本の線のようにも見えたアリスの縦筋はだらしなく伸びきってしまっている。ペニスを抜いても、しばらくは元には戻らないだろう。

 グニュッ、ニュブッ…。
 「どうだい?俺のペニスがアリスちゃんの硬いウンチを押し上げてるぜ?」
 アリスのアナルを貫いたまま、傭兵Cはぐりぐりと腰を揺すった。
 慣れない環境での生活、フィルと離れての冒険。それらの要因はストレスとなって襲い掛かり、アリスはここ一週間ほど便秘に悩まされていた。直腸まで降りてきているのに排泄されなかったその硬い便を、傭兵Cのペニスがぐりぐりと押し戻す。排泄されるはずの便が逆に入り込んでくるその感覚に、アリスは身震いしながらも股を濡らす。
 「うおぉっ!出るっ!孕んじまいなっ!」
 「こっちも、出そうだっ…!」
 「よぉし!アリスちゃんもたくさん出せよっ!」

 ビュルルルッ!ドプォッ!ドボオォッ!

 「んんぅぅぅぅっ!!」
 アリスの子宮と直腸に精液が、胸から母乳が吐き出される。 
 「(やめてっ!もうやめてええぇぇぇっ!)」
 アリスは泣きながら叫びたかったが、口は猿轡で塞がれたまま。
 聞いてはもらえないだろうが、許しを請うことさえ許されぬまま、アリスは傭兵たちに嬲られていく。

 ――たす、け、て…ふぃ、る…。

 心の中で愛する少年に助けを求め…アリスは、意識を手放した。



 ――END.