(欄外) <前日の夜…、澱みの町…、娼館街…> フィレア:(ぽ〜…とした表情でふらふらと歩いている)…(身体…、熱い…、何で…、私…、「また」 …、ここ…) チンピラたち:(いきなり背後からフィレアの口を塞ぐと路地裏に引き摺りこむ) フィレア:?!!! 絹の引き裂かれる音:ビビッ…、ビリリリリリリリッ チンピラA:何だぁ、こいつ、下着履いてねーじゃねーかっ!! チンピラB:「され」に来たのかよ…、好き者がっ…(グチュッ) 路地裏に響くくぐもった悲鳴:ーっ!!っ!!ーーーーーーーーーーーっ!! <早朝…、澱みの塔…、娼館街…> フィレア:(口から怒張が抜かれ…、唾液と精液が零れる…)あ…、は…(だらりと垂れる舌の上を伝 い、別の怒張が口を塞ぐ…)んふっ…、ん… チンピラJ:(フィレアを下から激しく…)おおっ、くっ、ぐうううっ!!(どぴゅ…、どぴゅる…) フィレア:…ん、…うー…(秘所とチンポの隙間から何人ものが混じり濃淡あるスペルマと血液が とぷごぽと零れ落ちていく…) チンピラO:(フィレアの腰を掴み、血と精液の滲んだアナルに深く一物を突き刺す) フィレア:きぃぅう…(伸びる背中…。痣の残る全身には、乾いた…、もしくは生乾き、または吐 き出されたばかりのスペルマ、そして汚物、愛液のすえた匂いがぷんぷんと漂っている…) チンピラK:で、幾らで買う?(太った売春宿の親父と、フィレアの売値について話し合っている) 売春宿の親父:そうだな…、この感じなら…、おぶっ?!!(脳天に突き刺さる打撃…、昏倒) チンピラK:な…?がはっ…(瞬きする間もなく倒される) チンピラたち:(ざわっ…) 和服の青年:…ったく(舌打ち、残りのチンピラたちめがけ、駆ける) 和服の青年:…(札を脳天に貼りつけられ、昏倒するちんぴら達の真中で、ゆっくりとフィレアを 抱き起こす) フィレア:…和也…、さん? 和服の青年(和也):…何を考えてやがるんだ…、あんたは…、一体…(大きく頭を振る…)あんたは …、あんたは…、狼ちゃんの… フィレア:ごめん…、なさい…(朦朧とした瞳で和也を見上げたかと思うと、首に腕を回す) 和服の青年(和也):???(フィレアの唇が和也の口を塞ぐ) フィレア:…んく…、あ…(ぴちゃ…)でも…、身体が…、あつ…、堕ち…、たい…、抱い、てほし …、の…、また…(は…あ…、あ…、あふ…) 和服の青年(和也):…く(首を振る)…(ぐちゅ…、グググ…:舌打ちながらも、犯し始める…) フィレア:あ…、は…あ…(びくんっ) <午前…、白・湯の部屋…> フィレア:…(ベッドの上で意識もなく、横たわっている…) 和 也:…どうなんだ?(フィレアを診ている白・湯に話しかける) 白・湯:…出来ちゃってますね。誰の子かは…、判りません。しかも…、「性病」にも掛かってる… (溜息) 和 也:…堕ろせるか? 白・湯:無理です…、「また」だと…、二度と子供が産めなくなります… 和 也:く… 白・湯:「いつから」なんですか…?こんなこと… 和 也:7日ほど前から…、何とか、やめさせようとしたんだが…、何が原因なんだ…?狼ちゃん の愛情不足か? 白・湯:時々…、こう言うことがあるんです…、戦場で…、散々「輪姦」された女兵士の何%かが…、 昔から、「堕ちる」快楽に…、染まってしまう…。心の中に…、「淫魔」を飼ってしまう…。「愛 情」では満たされず…、汚されることに「生(せい)」を感じる…。 和 也:治せるか? 白・湯:…(無言で首を振る) 和 也:狼ちゃんに…、どう説明すりゃ良いんだ…(うめく) 白・湯:(溜息)とりあえず…、「隠し」ましょう…。前も、病気だって…、誤魔化したんでしょう? あとは、影も使って、出歩くのを防ぐ…。もう既に父様は気付いているかもしれませんが…、 それしか…、できることは… 和 也:…ああ (解説者紹介) 解説者…??? 〜54日目〜 (以下、実戦生中継) 観 衆:(ざわざわざわざわざわざわざわ…) り こ:(挑戦者待機室にて)…(無言で座り込んでいる) 女 性:土武りこ選手!試合です! り こ:はいっ(脇に立てかけたバズーカを手に取り、立ち上がる) うぐ嬢:それでは…、54日目…、葵嬢VSレティシア嬢の試合を開始します!! 観 客:(ぅおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!) り こ:(目の前の槍を持った相手を見据える)ガイア父さん…、力を…貸して! 〜54日目「ARMYりこ嬢VSハーツ家のレティシア嬢」〜 レティシア:「飛び道具」、面白いですわね…(ぐっ、と槍を構える) り こ:(バズーカをひょい、と肩に担ぐ)…(姿が消える) レティシア:?!!! レティシアの後頭部目掛け掛かる衝撃:がぃいいいいいいいいいいいいいんっ!! レティシア:くっ…(腕でガードしながらも吹き飛ぶ) り こ:(殴った武器…、バズーカをくりんっ、と回すと再び姿を消す) レティシア:(ががっ、と大地に着地)使い方も…、面白い…、ですわねっ!(一部の隙もなく、 槍をある方向へと振り回す) 槍とバズーカの激突する音:がぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいんっ!! り こ:?!!! レティシア:(不敵な笑み)二度は…、食らいませんわよ? り こ:(再び姿を消す) レティシア:ふふっ(笑むと、槍を縦横無尽に繰り出す) 槍とバズーカの激突する音:ぎっ、ぎゃぎゃぎゃ、ぎっ、ぎぎっ!!(無数の火花が散る) り こ:(全ての攻撃を…、受け…?) レティシア:「お遊び」は…、終わりですわっ!(不意を突き背後に槍の柄を一段強く突き出す) 衝 撃:どむっ!!!!!!!!(柔い肉に食い込む音) り こ:あっ!!!!!!!!!!!(腹に突き刺さる槍の柄…、混濁する意識のまま…、倒れる) うぐ嬢:勝者っ…、チャンピオンっ、レティシア・ハーツ!! 観 衆:うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!! レティシア:当然っ!私が地にふすることなど、決してあり得ませんわ(不敵な笑み) り こ:(突っ伏し倒れたまま、何かを呟いている…)父さんと私…、違う…、と言うの?(くぅ) うぐ嬢:では…(こほんっ)陵辱っ、たぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ぃむ(にやり) 観 衆:おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!! 男 A:(りこの腰骨を踏み、両腕を背中で縛り上げる) り こ:いた…、え?…えっ?(ミニスカートの隙間から下着を引きちぎられる感触) 男 B:(ぐいっ:背後から利己の腰を掴み、持ち上げ…、割れ目にペニスを押しつける) り こ:な…、何を?あ…、貴方たちっ!!(ずりゅっ、ぶちっ:押しはいる剛直)ひぎっ…!か はっ…、ひ…、い、いやあっ!! 観 衆:はーはっはっはっはっはっは…(賭けに勝った男たちとりこの陵辱シーンを見て悦ぶ男た ちの歓声が響く) レティシア:(やや跋と機嫌が悪そうに景色を見た後…、諦めの溜息を吐き、闘技場を出る…) (参考)ARMYりこ嬢VSハーツ家のレティシア嬢=最上階−15 憑かれし者リィ・ラ・ルゥ嬢VSハーツ家のレティシア嬢=最上階−16 (欄外) <夜…、澱みの街の外れ…> 赤い山高帽の男:(かっ…、かっ…:小高い丘を登っていく) フードを目深に被った女性:待て(山高帽の男の前に立ちはだかる) 赤い山高帽の男:ふむ?(立ち止まり、首を傾げる)覆い隠しても感じるその力、「彼ら」でしょ うか? フードを目深に被った女性:(男の問いには答えず)何者だ?そこそこに腕は立つようだが。 赤い山高帽の男:「欠けたるもの」(カルムンガル)、それ以上の名は持ち合わせてはおりません… フードを目深に被った女性:不用心だな。目纏でも人目に付かずば死なずに済むものを。 赤い山高帽の男:お気遣いは無用です…(にいっ、と口が開き、山高帽を脱ぐ) フードを目深に被った女性:? 赤い山高帽の男:(額から上が綺麗に消し飛び、無い)「彼」は既に死んでいます… フードを目深に被った女性:(私に死の臭いを感じさせなかった?)何者だ?(フードを目深に被 り、視線を合わさずに問う) 赤い山高帽の男:「欠けたるもの」(カルムンガル)…、貴方達に半生を奪われた哀れな鼠…、そう …、哀れな、鼠…(両手を広げる…、次いで、全身が溶け出す) フードを目深に被った女性:私怨だけで世界に牙立てる気か? 赤い山高帽の男:私怨と崇高な理想…、何が違いましょうや?(天を仰ぐ)「いずれ」…、また、 逢いましょう…、私と「同じ目」をした「神」…よ…(悲壮と虚無を満たした目で静かに微 笑むと、灰燼と化し、崩れ落ちる) フードを目深に被った女性(レス):…