(欄外) <朝…、「澱みの塔」…、チャンピオン伊空の部屋…> 伊 空:…(白の寝間着のまま、ぼ〜、っとベッドの上に座っている…) 少し曇り気味の空:(窓の外で薄ぼんやりとした空気をかもし出している) 伊 空:(シーツの上についたシミを俯き、見つめる…)…うち(唇を噛む…) 長身のチンピラ風の中年(過去):せいぜい…、頑張ることだ…(くくっ…) 伊 空:…負け、へん…、あんな…、んに…、絶対…うう(ぎゅっ、とシーツを握り締める手の上 に悔し涙がぽとぽとと落ちる…) (解説者紹介) シーナ:各国を巡る女魔法剣士。ある目的の為に「マーベラス・メイガス」を目指したが・・・。 現在は、クラムハップや太・北らと同居中…。 アウル:北のヴァンパイア、カーマイン家の末席に位置するひらがな喋りの少女。 自分のヴァンパイアとしての未成熟さに劣等感を抱いていたが…。 狼少王:本名は太・莱(ター・イェン)中央ゲルマ公国公王にして、「ゲルマ」半島の覇者。 「人材探し」に奔走する「お盛んな47歳」。 〜47日目〜 (以下、実戦生中継) 観 衆:(ざわざわざわざわざわざわざわ…) シーナ:結構、久しぶりだけど…、ここ、相変わらずだな…。 アウル:こうやってかんせんするがわにたつというのもおつなものだ(狼少王の脇で甘えながら) 狼少王:はは… 伊 空:…(思いつめた表情で、挑戦者の入場を待つ) 狼少王:(さて…、どれだけ実力以上の力を出しきれるかな…?ラッキースター…) うぐ嬢:それでは…、挑戦者〜〜〜〜〜〜〜〜入〜〜〜〜〜〜っ場っ!! 〜47日目「「外法使い」伊空嬢VS熱血魔剣士マナ嬢」〜 金属と金属が擦れあう音:(ズチャ…) マ ナ:(ざっ、と姿を現す) 伊 空:… うぐ嬢:それでは…、47日目ええっ!!!伊空選手VSマナ選手の試合を開始します!! マ ナ:(剣を抜く)よろしくお願いしますっ 伊 空:うち…、伊空言います…、よろしゅうおねがいします… 観 衆:(ぅおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!) マ ナ:たあああああっ!!(駆け出す) 伊 空:(素早く横手に転がり…、手をかざす)「狗神」!! マ ナ:え…?!! 狗 神:(マナに飛びかかり跳ね飛ばす) マ ナ:(跳ね飛ばされ床を転がる)きゃううううっ!!! (壁に激突し、目を回し倒れる) うぐ嬢:…(マナのダウンを確認し…)…勝者っ、チャンピオン、伊空っ!! 観 客:(おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!) マ ナ:きゅう…(未だ目回したまま倒れている) 伊 空:(立ちあがりながら筒の蓋をきゅっ)…(下腹部を僅かに押さえる) 狼少王:(速攻勝負か…、まあ、今の状態(処女喪失直後の鈍痛状態)なら、良い判断だ…) マ ナ:ん…(やっと目を覚ます…)あー…、負けちゃったんですね(頭を掻きながら) 伊 空:…? マ ナ:今回は、私の修行不足ですねっ…(にこっ)でも、次は負けませんからっ!(笑顔) シーナ:(マナの様子に)あれって…、ひょっとして… 伊 空:…まさか、「ペナルティ」…、知らずに…、参加されたん?(怯えた目をマナの背後に) マ ナ:え…?知らずに…?…って? 男 A:(がしっ:マナを後ろから羽交い締めにする) マ ナ:え…、ええっ??(驚き) 男 B:(ビビビッ:力任せにマナのスパッツの股間部を引き裂くと、すぐさに亀頭をあてがう) マ ナ:え…、え…、あ…!!!(怯え…) 男 B:(ごりゅっ:極太のペニスでマナの秘所を血塗れにしながら無理やり貫く…) マ ナ:――――――――――――――――――っ!!!(男の胸を引掻き絶叫するが…) 男たち:(マナの絶叫を呼び水とするかのようにどんどん群がり、汚していく…) マ ナ:やめてっ、あああっ…、やめて…くださいっ…うううっ(泣きながら懇願) 伊 空:…(蒼褪めながら、闘技場を出る)…真剣勝負や…、堪忍…(昨日の自分の姿を思わず重ね、 唇を噛む…) (参考)「外法使い」伊空嬢VS熱血魔剣士マナ嬢=最上階−8 「外法使い」伊空嬢VS名門のコーデリア嬢=最上階−9 (欄外) <夜…、「宿屋」の外…> クラムハップ:(影と共に静かに待機中) 狼少王:おう…、待たせたな(かっか、と笑いながら出てくる) クラムハップ:これが…、情報ね…(狼少王にレポートを渡す) 狼少王:ふむ…、なるほどな(ぺらぺらとめくりながら内容確認) クラムハップ:付の二人も合わせて強敵ね… 狼少王:てこずったようだが…、良く調べてくれた…(クラムハップの額に軽くキス) クラムハップ:?!!!(突然の行動にびっくりして真っ赤になる) 狼少王:今「彼女」はどこにいる?(笑いながら尋ねる) クラムハップ:塔の傍に…(赤くなりながら答える) 狼少王:そうか…(笑むと楽しそうにこきこきこき、と指を鳴らす) <夜…、「澱みの塔」の傍…> マルドゥーク:未だ…、「穴」は見つからぬか…(塔の周りを改めて見渡しながら)  阿 :いっそのこと、ここに定住して我ら2人で幸せな家庭を築くのも一興かとーっ!(でかい 身体でマルドゥークに飛びかかる)  吽 :あーーーーーっ、ぬけがけかっ!ぽー!(同じく) マルドゥーク:うつけ(冷静かつ無造作に魔道弾) 阿・吽:ぽーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!(どおおおおおおおおおおおおん) マルドゥーク:(改めて考えを巡らす)…(さて…、大会終了も間近…、どうやって…) 足 音:ざ、ざ…(マルドゥーク、阿・吽の背後から響く) チンピラ風の中年男(足音の主):随分と困ってるようだな…(髪を掻き揚げ、愉快そうに笑う) マルドゥーク:…?(怪訝そうに眉を潜め振り向く)  阿 :何者だっ、お前はーーーーーーーーーーー、あぷーーーーーーーっ!  吽 :生意気だっ、殺すぞっ、ぽーーーーーーーーーーーーーーーーーっ! マルドゥーク:ま…、待てっ!!阿・吽!! 阿・吽:(マル様の制止をあえて無視(爆))個々夏・千代ーーーーーーーーっ腐!!(1mはある平手 チョップ2枚が男を襲う) 爆 音:だごぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおんっ!!(地をえぐる爆音と爆風が辺り に吹き荒れる…) マルドゥーク:(爆風にフードと髪が揺れる)ーーーーーーーっ!(髪を押さえ、うめく)ばか者っ! 「穴」について何か知っていたら、どう…  阿 :(ふふっ、だとしたら尚更…、マル様が今すぐ帰られてはっ…)  吽 :(マル様の「穴」を狙う我らが困るっ、ぽーーーーーーーーっ!) 上空から響く声:さて果て…、わりぃんだが…、その可能性は無ぇと思うな… 阿・吽:???!!!(空を見上げる相貌に重い蹴りが2発…) 破壊音:ダンッバキッ!!!!!!!!!!!!!!!(…叩きこまれる) 阿・吽:ぁぱーーーーーーーーーーーーーーーっ!!???????(もんどりうって倒れる) チンピラ風の中年男:ふむ…(微笑みながら、猫のようにしなやかに着地を決める) マルドゥーク:(くっ、阿・吽を…、一撃だと?)何者だ?(杖を構え、一部の隙無く見据える) チンピラ風の中年男:俺の名は…、狼少王…、自己紹介はこれで良いか?(ふふっ) マルドゥーク:狼少王…、魔法も使えぬ北限の王か… チンピラ風の中年男(狼少王):たった数年の在住で俺の名まで知っていてくれるとはな…、光栄の 極みだ…、マルドゥーク…(ザッ、と足を踏み出す) マルドゥーク:やめておけ…、魔法無しでは…、魔王(私)に人(人間)、敵うことあたわぬ…(杖を突 き出し、警告) チンピラ風の中年男(狼少王):そうか?(瞬きの間すらなく、マルドゥークの懐に潜り込む) マルドゥーク:っ??!!!! チンピラ風の中年男(狼少王):(無音で胸元に繰り出される掌…) 衝撃音:ヅォオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!(マルドゥークの脳内をも突きぬけ、 全身に響き渡る) マルドゥーク:っ!!!!!!!!!!!(まるで布着れのように吹き飛ばされ、地面に叩きつけ られる…)…かはあっ!!(肺から空気を吐き出す…) 体内に響く衝撃の後:ビリ…、ビビ…、ビビビビ… マルドゥーク:(な…、な、に?人が…、この私の身体を…、「物理力」で倒せ、る…?馬鹿、な…?) (起き上がろうとするが…、体に力が入らない) チンピラ風の中年男(狼少王): (悠然と歩み寄ると、腰に腕を入れ、担ぎ上げようとする) マルドゥーク:(私の身体(4t)を力任せに…、持ち上げる…、気か?幾らなんでも…)無茶…、な …、こ…(ぐんっ:浮遊感)え…? チンピラ風の中年男(狼少王):(まるで普通の小娘を持ち上げるかのように平然と担ぐ) マルドゥーク:(馬鹿な…、そん…、馬鹿…、な…)…(意識が薄れ…、そのまま気を失う) <深夜…、藁の敷かれたどことも知れぬ廃屋…> 梟の鳴く声:ぱぅ…、ぱぅ… マルドゥーク:(ぼんやりと開けてくる視界…)く…、ぅうっ!!(首を振り、上半身を起こす) チンピラ風の中年男(狼少王):よぉ…、お目覚めかい、お姫様、ふふっ(屈みこみ、マルドークを覗 き込んでいる) マルドゥーク:貴様っ!!(ビキッ:わき腹に走る激痛)くうっ…(押さえ、うめく) チンピラ風の中年男(狼少王):悪かったな…、「手加減」をし損ねた… マルドゥーク:…あっ?!(自分がわき腹に包帯を巻かれている意外には何も身につけていないこ とに気付く)…貴様っ、な…(胸を隠し、狼少王を睨む) チンピラ風の中年男(狼少王):服は邪魔だったから脱がせた…(顔を近付け、愉快そうに笑う) マルドゥーク:あっ、やめっ…(狼少王の長身がマルドゥークに覆い被さる…、そして…) 廃屋に響く淫靡なリズム:(ズッチャズッチャズッチャッズッチャ…) マルドゥーク:うくっ、はぅううっ(四つんばいにさせられ、後ろから貫かれている) チンピラ風の中年男(狼少王):どうした…?「魔王」ともあろうものが…、随分と可愛い声上げるん じゃねーかよ?うぅん?(はっは…) マルドゥーク:黙…、れっ…、「真の姿」でさえあれば…、貴様ごとき、…貴様ごときっ…(腕を動 かし、なんとか「抵抗」を試みるが、また、力づくで押さえこまれる…) チンピラ風の中年男(狼少王):ほぉおっ…、そんな生意気なこと言うのはこの口か、この口かっ? (マルドゥークの口を右手で弄ぶ) マルドゥーク:はぐっ、んくっ…、ううっ!!(もがもが) チンピラ風の中年男(狼少王):いい加減…、「俺のもの」になる覚悟を決めたらどうだ?え? マルドゥーク:だ…、誰が…、くうっ!! チンピラ風の中年男(狼少王):そっか…、じゃー、もっと、続けねぇとな…(ぐりっ…、ぐぐっ:え ぐる様にペニスで膣を掻き乱す) マルドゥーク:ひぐぅっ…、くぅあああっ!! マルドゥーク:あーーーーーっ!!ああ…、あー、あーーーーーーっ!!(汗と愛液と涎に塗れた 身体を身悶えさせ、狼少王に犯しつづけられている…) チンピラ風の中年男(狼少王):くくっ、おらっ!(ずずずんっ:激しく打ちこむ) マルドゥーク:あ…、ふぁあああああああああああっ!(びくんっ、と背を逸らし、いく) チンピラ風の中年男(狼少王):ふんっ、はっはっはっはっは…(休む間も与えず、再び、全身に指を 這わせ、腰を回し始める…) マルドゥーク:ぁひ…、ひぅ…、ひぅうう…(疲労と歓喜と困惑と愉悦がごちゃ混ぜになった吐息 が絶え間無く口から漏れ出ていく…)も…、お…、許…、して…(あくっ、ひぅううっ…) チンピラ風の中年男(狼少王):どうしたっ、ええっ?(ガッシュガッシュガッシュガッシュ) マルドゥーク:(口端には僅かに泡も…)これ以上…、ひったら…、壊れ…、あひいっ… チンピラ風の中年男(狼少王):さて…、どうしようかな…?(ぐちゃっ、ちっ) マルドゥーク:あ…、ふぁああっ…、おねが…、何でもしますからっ…(は、ふああっ…) チンピラ風の中年男(狼少王):そうだな…、じゃ…(ズチュッ…:マルドゥークの中から引きぬく) マルドゥーク:(ひくつく膣口からどろっと、熱気の篭った愛液が零れ落ちる)はぁ…、あ…、う? うっ?(髪を掴まれる) チンピラ風の中年男(狼少王):(マルドゥークの髪を掴んだまま…)じゃあ…、上の口で「奉仕」をし てもらおうか?ん…?(股間には真っ赤に熱した状態のペニスがはちきれんがばかりの状態 で、そそり立っている…)「やり方」くらいわかるだろ?なあ? マルドゥーク:う…、何を…、我に…、そんな…、こと…(ひくっ…) チンピラ風の中年男(狼少王):じゃあ…、もっと下の口で続けるか(再び、押し倒す) マルドゥーク:あっ、え…、うぐ…、ひ…、うあっ…、ああああああっ!!! マルドゥーク:(ぼ〜…、とした表情で、狼少王の股間に顔をうずめている)は…、ぁ… チンピラ風の中年男(狼少王):どうだ?(マルドゥークの乳首を摘みながら問う) マルドゥーク:おっき…、こん…、ぁ、固…、い…、です(ぴちゃ…、ぴちゃ…:狼少王のペニス をフラフラしながら嘗め上げている…) チンピラ風の中年男(狼少王):そうか…(乳房をぎゅっ、と握る…) マルドゥーク:あぐっ…、ふぅっ…(ふるっ…) チンピラ風の中年男(狼少王):もっと、丁寧に続けろ…(アナルに指を挿しこみながら…) マルドゥーク:はひっ…、あ…、はぃ…、ううっ…(ぴちゃ…、ぺちゃ…) チンピラ風の中年男(狼少王):(ぐちゃっ、ぐちゃっ、ぐちゃっ、ぐちゃっ:正常位でマルドゥーク を攻め立てている…) マルドゥーク:ひぃ…、あ…、あ…、あーーーーーー…(呆然と…、歓喜とも取れる表情を浮かべ、 突かれまくっている…) チンピラ風の中年男(狼少王):(激しく抽送し、乳房を揉みしだき、唇に舌を差し込みながら)お前 は…、「俺のもの」だ…、この乳房も…(ぐにゅ…)子宮も…(ぐぐんっ)唇も…(ねりゅ…)全 て…、全てだ…(舌を顔に這わせる…)分かったか…?「俺と共に…、来い…」 マルドゥーク:わかっ…、わかりまし…、た…、う…、あああっ…(視界は既に定まっておらず…、 うわ言のように応えを返す) チンピラ風の中年男(狼少王):良し…、良い「子」だ…(髪を撫でながら抱きしめる)いく…、ぞ?(ず ずずずずずずんっ) マルドゥーク:ひゃうっ?!!(びくんっ) チンピラ風の中年男(狼少王):くぉおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!(どぷっ…、どぴゅ、 ぴゅ…、どぴゅるるるるるるるるるるるるるるるるるるるっ!!!) マルドゥーク:ひぅ…、熱っ…、いっぱ…、死んじゃ…、ぅ、ひゃぃいいっ!!(びくんっ、びく うっ…、びくんっ…:背中を逸らし、痙攣を繰り返す…。) 朝 日:…(おぼろげに東の空を染め始めている) 小鳥の鳴く声:チチ…、チチチチチチ… マルドゥーク:(こぽ…:股間からあふれ出るスペルマ…)は…、ぁ…、ふ…、あ…(藁と汗に塗れた 状態で息を荒げ、横たわっている…) チンピラ風の中年男(狼少王):(マルドゥークを優しく脇に抱く…)そういや…、「名前」を聞いてな かったな… マルドゥーク:…?(ぼぉ…、と見上げる) チンピラ風の中年男(狼少王):「幼名」のことだ…、今の名は、呼びにくいしな…(ふふっ) マルドゥーク:(困惑した表情で俯きながらボソッと言う)シャミィ… チンピラ風の中年男(狼少王):(ぷぷっ)シャミィ?…随分と可愛い名前だな(あははっ) マルドゥーク(シャミィ):なっ…(柳眉を上げる) チンピラ風の中年男(狼少王):誉めてるんだ…(抱き寄せると、口を塞ぐ…) マルドゥーク(シャミィ):(びくっ)あ…、ああっ(震え)も…ぉ…、これ以上は…(カタ…、カタタ…) 許し…、てぇ…(涙声) チンピラ風の中年男(狼少王):解ってる…(そのまま、頭を抱え、優しく抱きしめる…) マルドゥーク(シャミィ):は…、ふうう…(安心したように深いため息を吐くと…、やがて力が抜け …、寝息を立て始める…) チンピラ風の中年男(狼少王):(そっと、離すとマルドゥークの頬を優しく撫でる) 狼少王の体内に響く音:ばくんっ!!!(何かが全身にまとわりつく…) チンピラ風の中年男(狼少王):っ!!!!!!(叫びを噛み殺し、胸を掻き毟る)く…、はっ、はー (ぶわっ:全身から拭き出す汗…)…くっ、少し…、無茶を…、したか…?か…、く… <早朝…、朝靄の漂う…、宮殿風の一室…> ロッコソ伯:なるほど…、ユニカン内で…、反アッシュ卿の動きか… 黒色のスーツを着込んだメガネの女剣士:はいっ(最敬礼で答える) ロッコソ伯:良く調べた…、ミヨ…、「首謀者」を割り出し…、そして殺すのだ…、良いな… 黒色のスーツを着込んだメガネの女剣士(ミヨ):ははっ(頭を下げ、出ていく) 頭をいがぐり状にした執事男:(ミヨが出てすぐ…、部屋の隅の闇から姿を現す)それはそれとして …、「蛮族長」(「狼少王」のキングクイン内での俗名)…、は、このまま、捨て置いて良いもの でございますかな…?何やら、随分と動き回っているようですが…。 ロッコソ伯:ゾンベ…、か?あれの始末は…、「無用」だ…、ほっておいても、すぐ死ぬ…。 頭をいがぐり状にした執事男(ゾンベ):…ですか?…でも、「効き」が遅いようですが…。 ロッコソ伯:問題ない…、「あのお方」の計略が…、狂ったことは無い…(扇を揺らす) 頭をいがぐり状にした執事男(ゾンベ):でも…、念には…、念を…(嫌らしい笑み) ロッコソ伯:…何か、良い考えがあ るのか?(濁った愉悦と期待の混じった瞳で) 頭をいがぐり状にした執事男(ゾンベ):はい…、このゾンベにお任せ下さい…(にまああ…)