(欄外) <早朝…、宿屋…、「石碑」の前…> 太・北:…陽・明義兄…、様? 陽・明:…(陽・明の背後…、石碑に手向けられた花が緩やかに風に揺られている…) 瑞 樹(廊下):(パジャマ姿で、ぽ〜っと歩いてる)もぉ…、兄様…、ったら…、激しいんだから…(今 朝までのことを思い出し、自分の肩抱き身悶える) 太・北(庭先からの声):あの…、あの… 瑞 樹(廊下):?(…外を見る) 落ちついた表情のめがねの青年(陽・明)(庭先):晴は…、迷惑を掛けたね… 太・北(庭先):いえ…、あの…、晴・嵐姉様は…、その…(俯いて辛そうに) 落ちついた表情のめがねの青年(陽・明)(庭先):(にこっと微笑んで)…大丈夫、事情は…、僕も静も 解ってるから…。それに…、本来なら…、僕が…(そこまで言いかけたところで…、瑞樹の視 線に気付き、やさしい表情で会釈する…) 太・北(庭先):あ…、瑞樹…(びくっ) 瑞 樹(廊下):…お、…おはようっ、ご、ございますっ(何だか跋が悪く、赤くなってお辞儀) 落ちついた表情のめがねの青年(陽・明)(庭先):(瑞樹に優しく微笑)…(ゆっくりと無言で石碑を見 上げる)…行って来るよ…、「宿題」…、片付けるために… 太・北(庭先):義兄…、様? 落ちついた表情のめがねの青年(陽・明)(庭先):…(「なにも心配しなくて良い」と言う表情で微笑む と、背中を向け…、出ていく…) 蒼きたてがみの猛獣(ラモエド):…(陽・明を待ちかねたかのように茂みの中から出てくるとその後 に続く…) 瑞 樹(廊下→庭先):あの…、今の人は…?(素足で庭に出て、太・北の傍に) 太・北(庭先):…晴・嵐…、姉様の…、婚約者…、だった人…(自責の表情で俯く…) 瑞 樹(庭先):そう…(太・北の傍によってぎゅっ、と抱きしめながら、晴・嵐の眠る…、石碑を見 上げる) <朝…、「宿屋」の食堂…> アウル:わがなはアウル!おまえたちともなかよくしてやろー(背を逸らして挨拶) 狼少王:…と言うことだ、宜しくしてやってくれ(苦笑) シーナ:随分と…(隣のディンを一瞥した後)…いえ、「ちょっと」個性的な子ね…。 ディン:…シーナ、…今のどう言う意味ぃ? 和 也:ま…、まあまあ、お二人とも…(汗) B F:ふぅ(溜息) リリア:よろしくね(微笑んで手を差し出す) アウル:…(こー言う反応になれていないのか、赤くなりながら手を握り返す) 太・北:(狼少王の背中をちょんちょん)あの…、お話が… 狼少王:? <朝…、狼少王の部屋…> 狼少王:…「宿題」?…陽・明はそう言ったのか? 太・北:…はい 狼少王:(腕組み、深く考えた後…)良く伝えてくれた…、部屋に戻って良いぞ… 太・北:(俯いたまま動かない) 狼少王:…? 太・北:(狼少王の胸に抱きつき瞳を見上げる)父様、何があったとしても…、義兄様…、義兄様は 殺さないで下さいっ!(必死) 狼少王:…太・北? 太・北:また…、大切な「家族」(ひと)が死ぬのは…、私…、私…(俯く) 狼少王:(太・北の肩を抱く)大丈夫だ…、俺を信じ… 太・北:でも…、父様…(唇が震えて…、堰を切る)晴・嵐姉様を殺し… 狼少王:…(顔から表情が消える) 太・北:…(震えながら、父を見上げている) 狼少王:とにかく…、部屋に戻れ…(太・北の肩を離す) 太・北:…(俯き…、目をぎゅっと瞑って部屋を出る) 狼少王:… 扉の閉まる音:…パタン…(乾いた音) 狼少王:(俯く顔に浮かぶ複雑な表情…)…(バクンッ:体内に響く「異音」)…く(胸元をぎりっ、と押 さえる) はは…、「効く」な…(机に手を掛け、俯いたまま、大きく息を吐く…) (解説者紹介) ロッコソ伯:キングクインの極右派貴族で、頭をすっぽり覆う大きな帽子と白髪がポイント。 齢600歳とも言われるが、真偽不明。今回、ある目的がゆえ、澱みの町に来たらしいが… 鉄のキーレ:ロッコソ伯の義弟。義姉と同じく極右派で、鉄仮面と鎧・鎖で全身覆った歴史学者。 キングクイン至上主義者。 〜45日目〜 (以下、実戦生中継) 観 衆:(ざわざわざわざわざわざわざわ…) ロッコソ伯:(特等席から闘技場を眺めている) ロッコソ伯の数人の部下:(黒き鎧で身を包んだ男達が身辺を固める) 鉄のキーレ:(じゃらんっ:腕に絡みついた鎖が鳴る)流石、キングクインの威光も差し込まぬ島国 の貴族が開いた大会なり。盛り上がりも…、いかにも下卑たるものかな。(皮肉げな声で鉄仮 面を撫でる) ロッコソ伯:口を慎みなさい…、キーレ(苦笑混じりに扇を揺らす)一応は「彼」も「長命(なが)き 者」にして、我らに「宝」もたらしてくれる禽獣…(ふふっ)また、この大会あらばこそ、「北の 牙」を「抜く」ことが出来た…。 鉄のキーレ:戦う能力しかない…、愚かな獣娘一人…、父獣と仲たがいさせるために…、子飼いの 「人形屋」を失ったのは、痛手であったが…(こふー…、じゃらんっ) ロッコソ伯:忘れるが良い。代わりの「人形」は幾らでもある…、今はこの茶番を…。 鉄のキーレ:楽しむべきか(こふー…かふふっ…) ジ ル:(赤絨毯が敷かれ、その上にザッ、と立つ)さ〜て、きょ〜はどんな子が相手かなっ?(余裕 の表情で待ち構える) うぐ嬢:では、挑戦者の入場ですっ!! 〜45日目「ウィンザムの氷姫ジル嬢VS半天使イズミナ嬢」〜 イズミナ:(ふぁさあっ)…(フェザーロッドを胸に抱き、ゆっくりと上から降りてくる) ジ ル:あ…、かわいー娘…。私ごのみだな〜…(くすっ) イズミナ:え…、あ…、あのっ?(ぞくりっ) ジ ル:…可愛がったげるね…(クスクス) イズミナ:ぼ…、暴力は…、そのっ…、そのっ…(後ずさり) ジ ル:大丈夫…、いたくしないから…(じりじり) イズミナ:あう(汗) うぐ嬢:え…、あ―…、…45日目、ジル選手VSイズミナ選手の試合を始めます、はい(汗) 観 衆:(おおおおおおおおおおおーーーーーーーーーーーっ!!!) ジ ル:そっこーで…(たんっ…:姿が消える) イズミナ:え…、ええっ? ジ ル:決めっ…(魔道弾がイズミナに掠る) イズミナ:はううっ?!!!(慌てて避けながら無闇にロッドを振るう) ジ ル:え…、えええっ!!?(イズミナから放たれた無数の魔道弾の一つが直撃)きゃあああ っ?!!(どさあっ) イズミナ:…え?(ゆっくり、目を開ける) ジ ル:…(きゅう) 会 場:… うぐ嬢:…勝者っ、イズミナ選手っ!!!!! 観 衆:(うおおおおおおおおおおおおおおおおおーーーーーーーーーーーっ!!!) イズミナ:…勝っちゃ…いました(あうあう) ジ ル:(歓声にやっと目を覚まして…)私の…、負け?嘘ぉ… 鉄のキーレ:(かふー)所詮、小国の王女…、たかだか亜人ごときに無様なり(かふふふふ…) ジ ル:や…、やだっ…、こんなのやだよぉっ…(剥かれ、女モンスターに陵辱されている) 観 衆:(おお…、おおおおおおおお…) ロッコソ伯:(ワイングラス片手に愉快そうに眺める) (参考)ウィンザムの氷姫ジル嬢VS半天使イズミナ嬢=最上階−6 「外法使い」伊空嬢VS半天使イズミナ嬢=最上階−7 (欄外) <深夜…、狼少王の部屋…> アウル:(スリットの深いゲルマドレスから乳臭い素脚が剥き出しになっている)ひぎっ…、あぐう ううううううっ!!!(空気にさらされた半熟の乳房が大きくたわむ) 狼少王:ふー、くおっ、ぐうう…(引き裂かれたゲルマ衣装を身に纏ったアウルの小さな身体を組 み敷き、逞しく長大な剛直でアウルの幼い秘唇をえぐる様に打つ) アウル:あーっ…、あっ、あっ、あーーーーーーーーーーーっ!!(狼少王の大きな舌が乳房を味 わい、腰の打ちつけが全身に衝撃を与える度に、歓喜と苦痛と悦楽と恥辱と困惑の混じった 嬌声、叫びがその小さな口から漏れる) 狼少王:く…、ふうっ…(アウルのお尻を掴むと腰を左右に揺らし…、子宮口の奥にねじりこむ) アウル:あう…、うううっ!!(狼少王の腕に「噛みつき」悲鳴をこらえる…。口の端から、涎と泡、 そして鮮血が零れ落ちる) 狼少王:くぉっ、おおっ、おっ、おおおおおおっ!!!!(白く、僅かな鮮血混じりの泡を立てる アウルの秘所、子宮…、それを巻き込みながら、ペニスを激しく小刻みに抽送する) アウル:あ…、ひっ…、ああああああああああっ!!(びくんっ、と全身が大きく跳ねる) 狼少王:おおっ…、ふうううううううううううううっ!!(腰をぶるっと震わせ…、大量の「精子」 をアウルの胎内に吐き出す…) アウル:(僅かに反る背中)あ、あ…、ああ、あ…(爪が…、狼少王の胸元に10本の筋をつける…) アウル:(狼少王の隣に寄り添いながら…、自分の下腹部をそっと撫でる。こぷり…、と音を立て 秘唇から、朱混じりの白濁が零れ落ちていく…)これで…、「しこめた」のだな…(どこか、感 慨深げ) 狼少王:ま…、「外した」ことは殆どねえ…(少しお疲れ気味の表情で大きく息をつく) アウル:そうか…、ありがとー…(赤くなりながら、更に身を寄せ、狼少王の上に乗る) 狼少王:礼を言われることじゃないさ…、…「俺の願い」だしな… アウル:「だからこそ」…、うれしいのだ…(狼少王の胸の傷をちろっ、と嘗める) 狼少王:おっ…、つっ… アウル:(潤んだ目で狼少王の顔を覗きこむ…)もっと…、のぞみをいって…、わたしはイェンの「い ろ」にそまりたい…(目を瞑るとぎこちなく狼少王の唇にその唇を重ねる) 狼少王:(ふー…)…そうか?(不敵に笑うとアウルの身体を再び組み敷き、舌を這わせ始める) アウル:あっ…、ぅ…、んぅ…(ぴくっ) <深夜…、宿屋の廊下…> 梟の鳴く声:…ぱぅ…ぱぅ… 狼少王:(手ぬぐいを取りながら、厠から出る) 狼少王の背後にたたずむ気配:… 狼少王:(振り返らず)…陽・明か? 狼少王の背後にたたずむ気配:… 梟の鳴く声:…ぱぅ…ぱぅ… 狼少王の背後にたたずむ気配(陽・明):お久しぶりです…、お義父さん… 狼少王:(手ぬぐいで掌をごし)…「復讐」か? 狼少王の背後にたたずむ気配(陽・明):安心してください…、僕の「宿題」の相手は貴方じゃない… 狼少王:だが…、「復讐」には違いないのだな…?何かを…、掴んだのか? 狼少王の背後にたたずむ気配(陽・明):言えません…、飽く迄僕の「宿題」だから… 狼少王:…………………………………死ぬなよ(手を拭いきる) 狼少王の背後にたたずむ気配(陽・明):はい…、お義父さんも… 風に木が揺れる音:…ふすふ…、すふ… 狼少王の背後にたたずむ気配(陽・明):(既に消えている) 梟の鳴く声:…ぱぅ…ぱぅ… 狼少王:…(手ぬぐいを壁に掛け直すと気配のしていた方へ振りかえり、ゆっくり溜息をつく)