(欄外) <前夜…、とある「娼館」の前…> 路 上:(100人近い男達が数名の女性を嬲り回している) 男たち:うっへっへっへっへっへ…(ぐちゃ、べちゅ…、ぐちゅ、べち…) 美阿璃:ひゃあ…、ああ…、あはああ…(突き上げられるたびに頭と乳房がぐらぐらと揺れる) フォリア:ぅく…、けは…、あは…、うあああ…(だらりと垂らした舌の先から白い雫が落ちる) 女たち:(疲労と狂気の霧がかった瞳でみな、犯されて行く…) 娼館の特設テラス:(大きな帽子を被った女性を中心にして、貴族らしき数十名の男と女が路上の 狂宴を眺めている) 大きな帽子ですっぽり頭を隠した白髪の少女:…(深い胸の谷間に当てる様に優雅に扇を揺らす) 貴族たち:(絶えず、数名の貴族達が少女を取り囲み、興をかう言葉を語りかけていく) 貫禄のある老マフィア(ガドビック):(貴族達の後ろで無言のまま控える) グレンデン伯:(壁際。難しい顔でグラスを傾ける) 大きな帽子ですっぽり頭を隠した白髪の少女:(振り返らず、問いかける)…楽しめているか? グレンデン伯:(多くの貴族が歓声と頷きで返す中、無言を貫く…)…ふん 大きな帽子ですっぽり頭を隠した白髪の少女(グレンデン伯の心に語りかける声):随分と不機嫌な のだな…、「北の若獅子」…(皮肉混じりの気配) グレンデン伯:…(心をがっちりと閉ざし読心を許さない…) 大きな帽子ですっぽり頭を隠した白髪の少女(グレンデン伯の心に語りかける声):未だ…、貴公の 父を殺した首謀者が「我ら」だと疑っているのか…? グレンデン伯:…(グラスを傾け、心の中で冷ややかに笑う) 大きな帽子ですっぽり頭を隠した白髪の少女(グレンデン伯の心に語りかける声):まあ、良い…、 北夷の半島(ゲルマ)と永遠の命…、この二つ、「我ら」が物とすれば…、お前も私の元にひざ まずかざるを得まい…(得心の笑み) グレンデン伯:?!(怪訝そうに視線を向ける) 大きな帽子ですっぽり頭を隠した白髪の少女(グレンデン伯の心に語りかける声):(グレンデンの視 線に振り返らず、驕りと確信に満ちた声)共に…、今年中に手に入るめどがついた… グレンデン伯:(無言でグラスを脇に置く)もう、そろそろ、死ぬべきときではないか?600年も いきれば十分だろう…(心の中で、呟くように語る) 大きな帽子ですっぽり頭を隠した白髪の少女(グレンデン伯の心に語りかける声):ふ…、聞かなか ったことにしてやろう…、デック…、私はお前を愛しているのだからな…。お前が「永遠な るもの」を消そうとした事実と共に…、忘れてやろう…。お前は…、結局、「我ら」を止める ことは出来ぬ「犬」なのだから… グレンデン伯:…(僅かに唇を噛むと席を立つ…) 大きな帽子ですっぽり頭を隠した白髪の少女:(腰を上げ、グレンデン伯が去る背中に浴びせるよ うに声を上げる)全ては「歴史の覇者」大いなる「キング・クイン」の為に…! 貴族たち:全ては「歴史の覇者」…大いなる「キング・クイン」のために!(喝采と共に呼応) <朝…、リリアの部屋…> リリア(パジャマのズボンがずり):(じと目)イェン…、…なんで、指をそんな切ってるの…? 狼少王(太・莱):いや…、ちょっと…(血のでてる指をちぱちぱ舐めながら) リリア(パジャマのズボンがずり):(じと目続行)…で、その手の剃刀と石鹸は…? 狼少王(太・莱):まー…、なんだ…(跋が悪そうにあらぬ方向を向く) リリア(パジャマのズボンがずり):なんで、私のズボンがずれてるの…? 狼少王(太・莱):…寝てる間に下の毛、剃っちゃったら、驚くかなあ、とか(にこっ) リリア(パジャマのズボンがずり):(拳プルプル)…(ボカッ) 狼少王(太・莱):(頭をさすりながら)…なにもそんな怒らなくたって良いじゃないか… リリア(パジャマ直し済み):怒るよっ…、起きたら変な血の匂いしてるし…、もおっ… 狼少王(太・莱):血の匂い…、って結構きついからなあ…(はは…) リリア(パジャマ直し済み):イェンに何かあったのかな…、って一瞬でも心配しちゃったんだから っ(ぷんぷん…) 狼少王(太・莱):はは…、すまない…(優しい苦笑いを浮かべ謝る) <夕…、チャンピオン控え室…> ディン:あー…(窓枠に手を掛け、壁に頭をつけて唸っている…)  瞬く閃光と爆風(過去の風景):(視界の全てを飲みこみ、身重のディンを弾く…)  ディン(過去):あああっ!!!(全てが真っ白になり…、意識を無くす…) ディン:うー…  ディン(過去):(うすぼんやりとまぶたを開ける)…あ(身体の節々が痛む…)  巻き上がる煙・熱気(過去の風景):(もやもや漂っている)  ディン(過去):うぐっ…(下腹部から響く痛み…) ディン:お…、お…(俯いたままぶつぶつ…)  男の声A(過去):(離れたところから響く声)おい、「学者さん」の「始末」は済んでるか?  男の声B(過去):(離れたところから響く声)ああ、見事なぐれぇにばらばらだ…  ディン(過去):あ…、うう…(ガラ…)  男の声C(過去):(ディンの頭上で響く太い声)おおいっ、こっち来てみろよっ!! ディン:あ…、ああっ…(指が震え壁をなぞる…)  ディン(過去):あぎっ、ひいいいいっ!!(裸に剥かれ、男たちに回されている)  男の声B(過去):へへっ、流したばかりの女のマンコの癖に悪くねぇじゃねぇかよっ!  男の声A(過去):おっ…、おおっ!絡んでくる「緒」がたまらねっ(がっがっ…) ディン:ふー…、ふー…  ディン(過去):うあっ…、痛い…、クルシ…、いぃっ…よお…  男の声C(過去):(アナルを犯しながら)泣くなっ…(ディンの髪を掴み引っ張る)  男の声A(過去):喜べ、楽しめよ…(ディンの唇を貪る)そうしないと辛いのはお前だぜ…(ぐぐっ) ディン・ディン(過去):あ…、ふふ…、あは…(零れる涙…)気持ち…、良い…、わ…、あああ、あ はははは…(狂気が瞳を支配していく…)  男たちの声(過去):そうだ…、「壊せ」…、てめぇも何もかも「壊し」ちまえっ…、気持ち良くな… 女 性:チャンピオン・ディン…、…試合のお時間です… ディン:(ふらりと壁から離れる…)…どっかぁあああああん… (解説者紹介) ガボス:レザースーツと仮面で全身固めた大男。ただその正体は黒髪美少女。 口癖は「んがー」。クラムハップに付き従うが実は同格らしいと言う話も。 狼少王:本名は太・莱(ター・イェン)中央ゲルマ公国公王にして、「ゲルマ」半島の覇者。 「人材探し」に奔走する「お盛んな47歳」。 〜43日目〜 (以下、実戦生中継) 観 衆:(ざわざわざわざわざわざわざわ…) 狼少王:(珍しくガボスと二人だけ…。ビール片手に枝豆ちまちま…) ディン:ふふ…、うふふふふふ…(俯きながら、楽しげに笑う) 狼少王:…今日、くらいか…(ぼそっ) ガボス:…んが?(「?」を浮かべ、狼少王を見る) うぐ嬢:では、挑戦者の入場ですっ!! 〜43日目「爆弾娘ディン嬢VS「吸血姫」アウル嬢」〜 アウル:(とことこ…)…(ばさあっ、と黒いマントをはためかせる) ディン:もうすぐ…、この塔全てを…、どっかあああああん… ガボス(ハッチオープン):まさか、ディン嬢が負けると?相手は無名の少女魔道士、なのに? 狼少王:… うぐ嬢:43日目…、ディン選手VSアウル選手の試合を始めます!! 観 衆:(おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!) アウル:…(何の攻撃を繰り出す仕草も無く、無造作にとことこと近づいていく) 狼少王:…(無言で見る) ディン:…?(カバンの爆弾に手を掛けながら一瞬、反応が遅れる) アウル:(ほんの一瞬の隙を突き、ディンの胸元に腕を入れる)ぶたのようなっ… ディン:?!! アウル:…ひめーをあげなさいっ!!(どどどどんっ!!:二度の衝撃がディンの身体を揺らす) ガボス(ハッチオープン):!!! ディン:あ…?か…?(悶絶し、口端から血を滴らせ、倒れこむ) うぐ嬢:え…、えーと…(あっけない展開に暫し言葉に迷う) 観 客:(どよどよどよどよ…) ガボス(ハッチオープン):…何で、結果…、分かったんです…? 狼少王:…「勘」…、かな(ビールをぐいっ、と飲み干し、言う) ディン:なん…、で…、じゃま…、す…、る…、の…(倒れたまま、砂を噛む) アウル:(倒れるディンに歩み寄ると上半身を抱え…)…かぷっ!! 狼少王:…?(興味深げな光が瞳に宿る…) ディン:…うくっ…(びくんっ)…あ…、ああっ??(力が抜けていく感触…) アウル:(30秒ほど、すった後、ことり、と落とす) ディン:………………………………う… うぐ嬢:しょ…、勝者っ!!アウル選手っ!!! 観 客:(おお…、おおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!!!) 男たち:(いつものごとく、「敗北者」に群がり始める) アウル:おつとめごくろー、さよーならー(笑み、背中を向ける) 男たち:(欲望のまま今夜のディナーを貪っていく…) ディン:あ…、う…、ひう…、こんなのじゃ…(ずぐっ、ずちゅっ)…「気持ち良く」なれな…、い…、 よぉ…(ぐちゅ…、ぐ…) 狼少王:(ざっ、と席を立ち、客席を出ていく…) ガボス(ハッチオープン):…(新チャンピオン…、アウルが出て行った方を見、歩き出す…) (参考)爆弾娘ディン嬢VS「吸血姫」アウル嬢=最上階−4 ウィンザムの氷姫ジル嬢VS「吸血姫」アウル嬢=最上階−5 (欄外) ディン:…は…、く…(ぼろぼろの服と多量のスペルマを身に纏った状態で、壁に手を突き、澱み の塔の廊下を歩いている…) 狼少王:(目の前に突然現れて…)よぉ…(立ちはだかる) ディン:あ……誰?(よろよろ) 狼少王:(抱きしめてお尻をもにっと掴みながら…)「安産型の尻」だな…?(耳を噛む。そういって いる間にも服をびりびりと引き千切っていく…) ディン:何……何するのよぉ?(じたばたと手を振り、もがく) 狼少王:スカウト…と、「孕ます」…(あてがう…) ディン:さっきの人たちだって、全然気持ち良くしてくれなかったしぃ。もう、嫌だよぅ。 狼少王:ふっ…(と微笑むと、立ったまま、ずぶずぶずぶ。かなり大きな一物がディンの中に…) ディン:はぅ……痛……痛いよぉっ! 抜いてぇ!!(腕を突っ張るが…、ものは最後まで完全に 沈み込む…) 狼少王:(抱きしめると…)ぐっぐっぐっぐっぐっぐっ…!!(…抽送を始める) ディン:いぐっ…、あぐううっ… 狼少王:(この子に必要なのは…、飽く迄「支配」…、そのためには…、聞くべきところ、気遣うべ きところの…、違いが大切…。意識が混沌として…、苦痛も快楽に変わるころ…、話し掛け る…) ディン:ひうっ……あっ、やだっ! 痛いよぉっ!(目を見開いて泣き叫ぶ) 狼少王:はっはっはっはっはっは!!(幾度も、幾度も…、激しく打ち込み…、子宮から先に流し 込まれた塔の男たちの精液(?)が流れ出てくる…) ディン:ひぃ……ひは……やめ……(抵抗が無くなり、ガクガクと震えるだけ) 狼少王:(カリの高いペニスで…、中を掻きまわしていく…)おい…、お前は…、誰のものだ?? ディン:私……だ…れ?も…、の? 狼少王:お前を…、今…、支配しているのは…、誰だ?(身体全体を犯すように大きなストローク で犯しながら…) ディン:支配?……気持ち良くしてくれる……?(上目遣い) 狼少王:ああ…(ぐっちゃぐっちゃぐっちゃぐちゃ…:隠微な音が闇に響いている)その代わり…、 お前は…、「俺のもの」だ…(キスをしながら…)俺にとって…、お前は…、必要なものだ…(全 身をまさぐりながら、カリで膣内を掻きまわす…) ディン:本当に「気持ち良く」してくれる? それなら、好きにしていいよ…いい…よ 狼少王:ああ…、いくらでも…、してやる…(ぐっぐっぐっぐっ…)だから…、「力を…、貸せ」…(力 強く抱きしめながら…) ディン:はぐ……ぅ……ん(自分から腰を絡ませて行く…) 狼少王:(ぐちゃぐっちゃ、ぐちゃっ!!)「俺の子供を…、産め…」…、良いか?(復唱を促すよ うな口調で…) ディン:子供……こども…… 狼少王:(乳房をモミしだきながら…)そして…、「国」を…、「ゲルマ」を守れ…、お前の知性で… (同じく、促すような口調で…) ディン:国……マモル……(狼少王に身体を預けたまま) 狼少王: お前は…、俺のものだ…(気分を高めるように…、熱く火照った身体を激しく突き上げ 始める…) ディン:はっ……あはぁ……もっ……と 狼少王:(抱きしめたまま、激しく身体の中の火照りをどんどん引き出すように抽送を繰り返す) いくぞ…?(がつんがつんがつんがつんがつんっ…) ディン:あ……はい……おねがい……(抱きつく) 狼少王:うぉおおおおおおおおおおおおおっ!!!!(どどどどどどどどど!!!)くぅうう っ!!(ごぷっ…、…どぷっ…、ぐぷっ…、ぐぷぷっ…:子宮の奥底まで子種が染み渡って いく…) ディン:ん……あ……あああっ!(ガクガクと震える) 狼少王:おおっ…、おおおおっ!!!(最後の一滴まで流し込む…) ディン:ぅぐっ……っは……はぁ……(ぐったり) 狼少王:(繋がったまま…、頬を撫でて…)お前は…、俺のなんだ…(優しい声で…) ディン:あ……あなたのモノ……(肩で息をしながら) 狼少王:ああ…、良く言えたな…(優しくキスをしながら…)…頼んだぞ…(また…、火照りを 再び引き出すように抽送を再開する…) (数時間後…、すっかり濡れそぼった二人がどこかの暗闇んだ廊下で抱き合って寝ている…) ディン:気持ち良く……してくれたねぇ……でも……。 狼少王:ん……?でも……?(優しく微笑み聞き返す) ディン:足りない……もっと気持ち良く……やっぱり……、「壊さ」…無いと…(ブツブツ) 狼少王:(少し、考え込んだ後…)なら………、…………「歴史の流れ」を「壊して」みないか?(い たずらっ子のような微笑を浮かべ、言う) ディン:「歴史の流れ」…?壊……本当に!?(キラキラした目で見つめる) 狼少王:(「大公国=キングクイン」が全てを支配するようなそんな「歴史の大きなうねり」を… 淡々と、説明した後で…)ああ…、お前の…、爆術を極めれば…、この「歴史の流れ」…、… ひっくり返すことがえきるかもしれん… ディン:それ……気持ち良くなるかなっ? ねえっ?(かなり興奮気味) 狼少王:………………なれるさ…、多くの人の…、幸せも掛かっているんだ…(髪の毛を撫でて、 頬にキスをしながら)「絶対」…(にこ) ディン:ふ……ふはぁ……壊す(身体が芯から熱くなっている) 狼少王:……力を…、貸して…、くれるな?(もう一度…、挿入しながら…身体の奥底の官能を 更に引き出すような律動…) ディン:はぅっ……チカラ……全部使って……(興奮している所為か、締め付けが激しい) 狼少王:…ああ、頼む…(締め付けの激しいなかで…、まるで射精を楽しむように…、激しく…、 何度も射精しながら…、ディンの官能をどんどん、高め…、チュッチュ…、とキスをし、舌 を絡ませ…、そのまま、繰り返す絶頂の中へ…) ディン:気持ち良い……もっと気持ち良くして……もっと……もっとぉ(夢中で受け入れる) 狼少王:ああ…、ああ… ディン:ふ…、ひゃあああああああああん…