<早朝、クラムハップが用意した宿屋の和也の部屋…> 狼少王(太・莱):…大丈夫か?(果物や小瓶の入った袋を手渡しながら) 和 也:あ…、これはすいません…(けほけほ+受け取る) 狼少王(太・莱):…いくら若いと言っても…、一日中は流石にな… 和 也:正確には、3時間休憩挟んで18時間連続…、一日中なんてレベルじゃないですよ… 狼少王(太・莱):…それを一日中と言うのだ…(髪を掻き揚げ、嘆息) 和 也:(小瓶を空けながら…)それはそうと…、昨日は遅かったようですね… 狼少王(太・莱):ああ…、くだんの件についてな…。 和 也:(げほげほ…)フィレア王女ですか…、うち(「ゲルマ」)には少ない「神聖魔法」の才女 ですからね…、やはり…、「手に入れちゃいます」か? 狼少王(太・莱):まぁな… 和 也:狼ちゃんもなんと言うか…、お盛んですね…(くっく…) 狼少王(太・莱):言うな…(ぽりぽりと頬を掻く…) 和 也:…先に言っておきますが…、今日は未だ…、「手伝え」ませんよ…? 瑞 樹:兄様っ…、御粥が出来ました☆(笑顔で入ってくる…) 狼少王(太・莱):(ひそひそ)「男の友情」より…、「本命」を固めるのが先…、か…(苦笑) 和 也:(ひそひそ)そー言う狼ちゃんも…、「今一番入れこんでる彼女」を固めた方が良いですよ? 狼少王(太・莱):(ひそひそ)…いや、ま〜・・・、なんだ…(赤くなってぽりぽり…) 瑞 樹:(御粥を持ったまま…)あの…、何の会話…、してるんですか?(仲間外れ…、ですか? って感じでカナシそーに…) 狼少王(太・莱):あ…、いや… 和 也:瑞樹を大切にしなきゃ…、って話だよ(微笑むと瑞樹の粥を受け取る…)ありがとう☆ 瑞 樹:あ…、いえ…(愛する兄の言葉に、真っ赤になりながらはにかむ) 狼少王(太・莱):やれやれ…(苦笑すると部屋を出て行く…) 狼少王(太・莱):さて…(頭を掻きながら廊下を歩く) リリア:(廊下の向こうから見つけて…)あ…、お帰りなさいっ!!(駆け、首にぎゅっと、抱き 着いてくる) 狼少王(太・莱):あ…、おお、リリア…(にこやかに抱きとめるとキス)何も無かったか? リリア:…うん!あ…、そうだそうだ!わたしね…、ター・チェお姉ちゃんと… 太・北:(廊下の向こうから…)あ…、父様…(少し気まずそうな表情で…) 狼少王(太・莱):…………………………(同じく気まずげ…) リリア:(微笑むと狼少王の手を引っ張って、ター・チェの前まで…) 太・北:あの…、お帰りなさい…(跋が悪そうに…、しかし、にこっと) 狼少王(太・莱):ん…、ああ…(今更だが、同じく…) リリア:(二人の様子を見て、ほっとした表情で微笑んでいる) 狼少王(太・莱):あ…、早々…、土産があるんだが…(鎖をじゃらっと取り出す…) リリア:???(きょとん) 太・北:と…、父様っ!?そ…、それって…?!(「呪鎖」じゃ…) リリア:似てるけど…、違う…ね?(受け取るともぞもぞと首と手につける…) 狼少王(太・莱):まぁ…、な…、ちょっとした「お守り」だ…(ぽりぽり) 太・北:??? リリア:…何だとしても…、プレゼントなら…、嬉しいよ(にこっ) 狼少王(太・莱):ああ…、別に悪いものじゃないから、な…(優しく笑む) 太・北:(狼少王の後ろで形相…)リリアちゃんに…、悪いことするためのものだったら…、私、 絶対に今度こそ、許しませんからねっ!! 狼少王(太・莱):…ああ、…分かってる(汗) (解説者紹介) 太・北:読みは「ター・チェ」中央ゲルマ公国第6公女(王位継承者)にして、外交官。 大切な人達を失いながらも…、新しい仲間と新しい人生のページをめくりだす…。 リリア:「反魔」の能力者で「剥奪姫」の異名を持つグレンデン伯の「秘蔵っ子」。 明るく優しい印象だが、影のある過去も・・・。今は太・北らと同居中。 瑞 樹(今回は兄様とラブラブ中):某国の巫女。兄を探して澱みの塔まで来たのだが…。 友人でもあり、「人形屋」の被害者同士でもあるター・チェとは、最近「深い仲」に。 シーナ:各国を巡る女魔法剣士。ある目的の為に「マーベラス・メイガス」を目指したが・・・。現在 は、クラムハップや太・北らと同居中…。 クラムハップ(今回はお休み):巨大な本を携えた11〜12歳ほどの栗毛色の髪の少女。 「公国」から、次期王「ター・チェ」の護衛のため、派遣されたらしい。 ガボス(今回はお休み):レザースーツと仮面で全身固めた大男。ただその正体は黒髪美少女。 口癖は「んがー」。クラムハップに付き従うが実は同格らしいと言う話も。 狼少王:本名は太・莱(ター・イェン)中央ゲルマ公国公王にして、「ゲルマ」半島の覇者。 「人材探し」に奔走する「お盛んな47歳」。 太・北:好好(パオパオ)ーっ☆今日も楽しくリポート!第6公女にして外交官のター・チェだよ☆ シーナ:シーナだ…、今日は32日目(剣を磨きながら…) リリア:今日は2試合が行われました〜☆ 狼少王:狼少王だ…、しかしまぁ…、盛況だったな(ふむ…) シーナ:ひょっとしたら、最後の「複数戦」になったかもしれないからじゃないかな? 狼少王:なるほど…、な…。でも、結局は、そうはならなかったのだろう? 太・北:あ…、「結果がわかっちゃう」から駄目ですよっ、父様(汗) シーナ:ま…、それはそれとして…、今日の第1試合。 リリア:人形を繰るアレンさんと炎を繰るレッドウィッチさんの一戦! 狼少王:いきなり、あのでけぇ人形が殴りかかったんでびっくりしたな(ふむ) シーナ:アレンの「Doll of Magic 」…、だっけ?(資料を繰りながら) 太・北:うん…。で…、その直後…、突如、巨大な爆炎が会場を包み込んだの…(汗) シーナ:あれは壮絶だったね…(汗)「観客席」も一部巻き込んでの大爆発…、私達も、前にいた らやばかったかも…。 リリア:わたしもびっくりしちゃった(汗) 狼少王:レッドウィッチが「フレイムレイザー」掛けかけの所に、いきなり「でくの棒」が殴りかか ったせーで、魔力が暴走したみたいだな…(ふむ) 太・北:うん…。この観客も巻き込んだ大爆発で…、両者K・O。 シーナ:ま…、お互い、燃え尽きなかっただけでも「運が良かった」ね…。 リリア:で…、その後の陵辱シーンだったんだけど…。 狼少王:いや~…、なんて言うか、眼福☆眼福☆アレンの小ぶりながら形の良い胸や、レッドウィ ッチの締まりの良さそうなヴァヴィナがなんとも…(ふふ…) リリア:…イェンたら、ずいぶん楽しそうに見てたし…(じぃ〜〜〜〜〜:視線→→→狼少王) 狼少王:いたっ…、いたたたっ…、あ…(リリアの視線に気付く)いや、そのだな…(わたわた) リリア:別に気にしてないもーん…(ぷいっ…) 太・北:………(苦笑) シーナ:で、その第1戦の混乱と興奮、覚めやらぬ中での第2戦だけど…。 太・北:アズマさんとキサキさんの「防御バランス型VS速攻必殺型」の一戦は、前回の戦い同様 のんびりとした口調から想像もつかない、速射の魔道弾で攻撃を加えるキサキさんに対し、 シーナ:アズマが杖で作った防御壁で近づいて行っては「叩きつける」攻撃で対抗…。 太・北:最後は、キサキさんの「必殺の一撃」を繰り出させる前にアズマさんがキサキさんのHP を削りきってYOU WIN☆2連勝を収めました☆ シーナ:キサキは後もう少しで、チャージ完了していただけに…、結果や見た目以上に、切迫した 試合…、だったね(剣に特殊なオイルを塗って、拭くと鞘に…) 太・北:ええ…。明日は…、今日勝ち抜いたアズマさんと、「不老不死」を追いもとめる魔道科学 者コーデリアさんが、3階で…。 シーナ:共に巷じゃ「狂科学者」が造ったと言われている…、アールグレイとちせの戦いも注目の 的…、だな…。 太・北:はい…、それでは…、今日はこのくらいで…。 シーナ:ああ…、それじゃっ…、またなっ…☆ リリア:つ〜ん… 狼少王:おおいっ!リリアっ!いい加減、機嫌を直してくれ〜〜〜〜〜〜〜っ(汗) (参考)辺境の巫女(?)アズマ嬢VS風前のキサキ嬢=履歴2F−17 「人形遣い」アレン嬢VSゲールの娘レッドウィッチ嬢=履歴1F−32(1階最終戦) 辺境の巫女(?)アズマ嬢VS垂れ耳のコーデリア嬢=履歴3F−7 「パラケルス」の娘アールグレイ嬢VS「蟲使い」水鏡ちせ嬢=履歴2F−18 (欄外) <夜…、リポートが終わって4時間後…、白・湯の部屋…> 医療器具・フラスコ等など:こぽ…、こぽこぽこぽ… 白・湯:(白衣を着て室内を忙しなく歩いている…) フィレア:………(部屋の中央のベッドで昏昏と眠り込んでいる…) 狼少王:…入るぞ?(部屋を見渡す…)どうにかならないのか?ここの雰囲気…、これではまるで… (むう) 白・湯:大丈夫です…(試験管片手に振りかえる…)フィレア王女、後数日は、起きないですから… 狼少王:………そう言う問題でもないと思うが(掻く頬には赤い紅葉マーク) 白・湯:…どうかしましたか? 狼少王:いや…、リリアと「仲直り」しようと思ってな…(ぽりぽり) 白・湯:なるほど…、それで…(苦笑い)…でも、やることは最後までされたんですね… 狼少王:…分かるか? 白・湯:「匂い」がしっかりついてますから…、…それなら、ここには…、来ない方が…良かったん じゃないですか? 狼少王:いや…、気になったしな…(フィレアの顔を覗きこみながら)それに… 白・湯:それに…? 狼少王:…リリアが…、「優しくして上げて…」ってな… 白・湯:…お父様? 狼少王:(何かの気配を感じる…)っ?!!!!!(宿屋の外に鋭い目線を向ける…) <同刻…、宿屋の傍の暗闇…> クラムハップ:もう…、追い詰めたよ…(数人の部下(影)と一緒に何者かを追い詰めている) ガボス:んが…(身体中に怪我を負いながら共に行動) 素性の知れない影数人:……………………くっ!!!(手傷を負い、追い詰められている…) クラムハップ:どう言うことね…?なぜ、ここ(宿屋)を覗いてたか? 素性の知れない影の一人:(突然、前に飛び出すと手を高く掲げ…、全身が光る) クラムハップ:!!!!!!!!!! 素性の知れない影の一人(自爆):どごぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおんん!!! 巻き上がる爆煙:ももぉおおおおうう… クラムハップの部下の影:!!!!(慌てて、残る敵の背を追おうとする) クラムハップ:やめるね!!「かなりの手練」よ…、こっちも被害大きくなるだけ… ガボス(殆ど全身黒こげ):(かぱんっ)…けほっけほっ…(しくしく…) クラムハップ:…一体、…何者か…(爪を噛む…)