(解説者紹介)
晴・嵐:読みは「シャ・ラン」。中央ゲルマ公国第2公女、太・北の異母姉。
気分屋で、何故か大阪弁。
暗・仁:読みは「アー・ジュ」。晴・嵐に付き従う「影」。

晴・嵐:ちゃ〜、みんなっ元気しとったかあ〜?今日で「マーベラス・メイガス」は19日目っ!
解説は、うち、中央ゲルマ公国第2公女、晴・嵐(シャ・ラン)と!
暗・仁:暗・仁(アー・ジュ)が行わせていただきます。
晴・嵐:さて、まずは第1試合目、二重人格者のアリアはんと強運の占い師ティエラはん、「体力
派」VS「速攻派」、の一戦やな。
暗・仁:はい。で、先手を取ったのは、ティエラさん。「貫徹魔法(ピアッシング)」も含めた3連
撃でアリアさんを追いつめます。
晴・嵐:しか〜しっ、ここで、アリアはんのもう一つの「人格」が出現!
【アリア:ミリー、後は・・、任せたわよ】
【ミリー:そうね・・、さあ・・、始めようか?】
晴・嵐:直後に発する大逆転、「相互誘爆特攻呪文(フレイム・レイザー)」!!
暗・仁:ティエラさんは少HPのこともありひとたまりもなくダウン・・、アリア(ミリー)さん
が初の「特攻呪文」による勝利を収めました。
晴・嵐:ティエラはんも悪うは無かったんやけど、相性が悪かったな。良い占い師やって話聞いて
たんやけど・・。ああ(処女を失うと)なると、「占い師」としてはおしまいやね。
暗・仁:ええ・・。
晴・嵐:(ま、公国に取ったら、他国のやばげな戦力は少ないほどええから、あれはあれで、別に
かまへんのやけど(爆))
暗・仁:(確かに、それはそうですが・・(汗))そして、次の一戦。魔法剣士シーナさんVS白磁
のコーマさんの一戦。
晴・嵐:初戦と言うこともあり、緊張気味のコーマはんに対し、シーナはんが速攻で連撃!!
暗・仁:コーマさんも「回復呪文」も活用し、抵抗したのですが・・。
晴・嵐:最後は、戦闘経験の差が、もろに出てしまったって感じやね。(しかし、あのコーマはん
って、もろ親父の好みやな〜・・、連れ帰ったらポイント高いかな?)
暗・仁:(何を考えてんですかっ、何を!(汗))
晴・嵐:(別に、「館」に今まで連れ帰った子らと同じで「さらえ」ば・・え〜ことちゃうん?)
暗・仁:(そう簡単には行きませんよっ(汗)最近、噂になりつつありますし、王の気まぐれさと
か、色々難しいポイントがある以上、危ない橋は避けるべきです!)
晴・嵐:(う〜・・、わ〜た、わ〜た・・、もお、しゃ〜ないなあ・・(ぶつぶつ))
暗・仁:(・・わかっていただければよいのです・・(安堵))
晴・嵐:(笑顔+ぐしっ:何かを踏みつぶす音)そして、最後の一戦!
暗・仁:(はうっ)ふぉ・・、フォリアさんと・・(な・・、何で・・(しくしく))
晴・嵐:(生意気なんや、百年早い!(がしがし))キサナはんの戦い☆(笑顔)
暗・仁:(ううっ)フォリアさんも初めは強く攻めていたのですが・・、キサナさんの「相互魔道
防壁(ガード・フィールド)」が発動・・(しくしく)
晴・嵐:後は、じわじわとキサナはんが「貫徹魔法」を決め、ノックアウト!
暗・仁:フォリアさんの「失った記憶」を求める願いの力も、大きな「壁」を崩すには至りません
でした・・。
晴・嵐:まあ、それでこその「大守護」、キサナはんはこれで4階への挑戦権を決めたな。
暗・仁:はい。同じく人気の4階守護者、クレアさんとの一戦は、過去の有名人気カードに並ぶ大
きな話題となってます。
晴・嵐:(巷の話題か・・、な〜んか、羨ましいなあ・・)で、明日行われるのは、そん試合含め
4試合やったけ?今日守護者が2人も倒れた上、昇格戦なんかするもんやから・・、「守護
者」サイドの選手わからへん試合多いな(くわえタバコを回しながら)
暗・仁:ええ、後、明日はアッシュ卿のいたずらの日。何があるのか、これも期待ですね。
晴・嵐:ああ、そやな・・。へえ、いたずらにはこんなのがあるんや・・(ルールブックを読みな
がら、ふむふむ・・ぶっ)(ば・・、ばとろわ?配置転換?気分転換?な・・、危な・・。
これ、万が一使われとったら・・、やばかった・・(ぶつぶつ))まあ、楽しみやね(どき
どきしながらルールブック閉じ、作り笑顔)
暗・仁:ええ・・、それでは、今日もこれくらいで・・。
晴・嵐:そやな・・、んじゃ、みんな、まったな〜☆

(参考)失われし記憶のフォリア嬢VS「大守護」キサナ嬢=履歴3F−4
魔法剣士シーナ嬢VS白磁のコーマ嬢=履歴2F−11
「二重人格者」アリア嬢VS強運の占い師ティエラ嬢=履歴1F−19
「大守護」キサナ嬢VS慈愛のクレア嬢=履歴4F−1
魔法剣士シーナ嬢VS「悲しき神童」アルフェッタ嬢=履歴3F―5
「二重人格者」アリア嬢VS???殿=履歴2F−12
「焼滅者」ルシュリエ嬢VS???殿=履歴1F―20

(欄外)

晴・嵐:(ベッドの中)・・・・・・・眠れへんな・・(隣の「男」の腕を抱きしめる・・)
隣の男:・・・・・・・・(血塗れで口から泡を吹いて死んでいる・・)
晴・嵐:(未だ寝れない)・・・・・抱き枕にもならんねやからっ(男の死体をけ落とす)
隣の男:・・・・・・(ごとんっ)
晴・嵐:は〜あ・・・(血の臭いの染み込んだ毛布をかけ直す・・・)ふう・・・

<草木と牧羊、そして太陽の臭いが乾いた空気に乗って漂っている>
<ここは、薄い日の光の満ちたマントの中・・・>
晴・嵐:(祖父の膝の上に座って)なあ・・、じいちゃん・・、うち、じいちゃん、大好きや・・。
示・顕(晴・嵐の祖父、「蕃国王」大ハーン):そうか・・(晴・嵐の髪を優しく撫でている・・)
晴・嵐:うちなあ・・、絶対、じいちゃんみたいな、立派な「大ハーン」になるねん!
示・顕:そうか・・、そうか・・(頭を撫でながら)しかしな・・、シャ・ランよ・・、人を治め
ることとは・・、厳しきこと・・、時には親兄弟、子すら殺さねば、達せられぬ・・。
晴・嵐:そんなのカンケーないっ!うちは大ハーンやもんっ!じいちゃんもおとーちゃんもおかー
ちゃんも、見たことのないおねーちゃんとかいもーととかおにー・・、もぉ、とにかく、
み〜んな、幸せにしてみせるんや!(祖父の膝の上で足をばたばたさせながら、空を見上
げる・・。)うわ・・、今日も・・、お陽さん、すごお元気やなあ・・。
示・顕:おまえなら・・、この「蕃国」と「公国」の楔に・・(優しく頭を撫でている)

晴・嵐:え???(振り返り掛けるが)ん???(太陽が急にまぶしさを増す・・)え???(陽
の炎が・・、突然、襲いかかる・・)???!!!
業 火:ぼおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!
晴・嵐:え・・???(祖父の姿はなく、火の中に立ちつくしている・・)
???:(シャ・ランをぎゅっと抱きしめる力・・・)
晴・嵐:え・・・?おかあ・・・、ちゃん???
深・名(晴・嵐の母):・・・・・・・・(震えながら、シャ・ランを抱きしめ、うずくまる・・)
晴・嵐:お・・、おかあちゃん、じいちゃんが・・、どこか・・
巨大な何かの塊:ぼうっ!!!(業火を突き抜け、テントの中に飛び込んでくる・・)
深・名:あっ・・、ああっ・・(震え・・)
晴・嵐:じい・・、ちゃん・・?
示・顕:おのれっ・・、「狼少王」・・(くすぶる火を消すこともなく立ち上がる・・)
深・名:おと・・、おとうちゃん・・(ふるえがいっそう激しくなる・・)
示・顕:・・・・・・・・(一瞥すると、大きな手を伸ばしてくる・・)
晴・嵐:じいちゃん・・、指、怪我・・、身体も・・(呆然と見てる)
破戒音:どんっっっっっっっっっっっ!!!(目の前で飛び散る血飛沫・・・)
示・顕:がっ!!!!(腕を伸ばしたまま、頭の半分を吹き飛ばされた巨体が揺らぎ、倒れる・・)
晴・嵐:じい・・・、ちゃ・・・ん?(血飛沫をよけることも出来ず呆然とだけ見る・・)
鋭い瞳:・・・・・・・(炎の中から浮かび上がる・・)
深・名:あな・・・、た・・・
鋭い瞳(狼少王):来い・・、二人とも・・。
晴・嵐:でも・・、じい・・、ちゃん・・(死んだなんて信じられない・・)
狼少王:逆らった・・、「蕃国」は、もう・・、終わりだ・・(シャ・ランを強い力で抱き上げる)
晴・嵐:!!!(祖父の死体、燃えるテントや草原、そして人々。全てが後ろに流れていく・・)
あ、ああああああああ・・(手を必至に伸ばす・・)

晴・嵐:・・ああっ!!!(起き、毛布を掴んでいる自分に気がつく・・)・・・・はーっ、はー
っ、はーっ・・、はーっ・・(滝のように流れ落ちる汗・・)
死体男:・・・・・・・・・・・・・・。
宮殿の中に響く声:何故ここにいるのだ?「裏切り者」の子が・・(ひそひそ)
宮殿の中に響く声:火に包まれて、もろともに死ねば良かったものを・・(ひそひそ)
宮殿の中に響く声:「狼少王」も気まぐれな。お陰で継承争いにまた障害が・・(ひそひそ)
晴・嵐:(顔を右手で覆う・・)思い出せ・・、うちは・・、偉大なる大ハーン示・顕の孫にして、
「狼少王」を継ぐただ一人の存在・・、うちは・・、偉大なる大ハーン示・顕の孫にして、
「狼少王」を継ぐただ一人の存在・・、うちはっ・・(繰り返す、右手が汗とは違う「濡れ」
を感じ取る・・)・・・・?
幼い金髪の少女:大・・、丈夫?お姉・・ちゃん?泣いて・・るの?(そっと抱きしめてくる・・)
寂・・しいの?私が・・ついて・・
晴・嵐:(一瞬、涙に濡れた表情が和らいだかと思った後・・、ぴき・・ぴきぴきぴきっ!!!)
ああああああああああああああああああ!!!(俯き・・、絶叫と共に少女の影を振り払
うかのように振り回される右手。同時に巻き起こる無限の嵐刃・・)
死体男:・・・・・・・・びぎんっ、びぎびぎびぎっ!!(嵐刃の中、壁に叩きつけられ、刻まれ
ながらのたうっている・・)
晴・嵐:だからっ・・・(俯いたまま大きく息を乱している)だからっ!!おまえのことがっ!!
大ッ嫌いやねんっ!!!ター・チェ!!!(俯いたまま・・血を吐くような叫び・・)
死体男:・・・・・・・・・・・・・・・・(バラバラになって床に「落ちて」いる)
晴・嵐:・・・・・・・・・ははっ、ふふっ・・、く、くくくく・・(床に落ちて割れ、僅かに光
をともしていた魔法のランタンの光が消え・・、全てが闇に包まれる)

闇に響く声:ター・チェ、同情はせんで・・、時代を見れなかった・・、おまえがアホなんや・・
(くっくっくっく・・)