(解説者紹介)
太・北:読みは「ター・チェ」。中央ゲルマ公国の第6公女にして外交官。
「マーベラス・メイガス」に一身上の理由から参加。
故郷、中央ゲルマ公国の人々の為に大会の様子をリポート。
今回より、試合に参戦。
晴・嵐:読みは「シャ・ラン」。中央ゲルマ公国第2公女、太・北の異母姉。
気分屋で、何故か大阪弁。
丸・木:読みは「ム・スン」。太・北に付き従う忠実なる老侍従。
常にその側に従い、身の回りの世話等を行っている。

〜14日目〜

(以下、実戦生中継)

観 衆:(ざわざわざわざわ・・・)
晴・嵐:(片手にポップコーン)ん・・?どうしたんや?ター・チェの試合は、未だなんか?
丸・木:(マント姿)おお・・、シャ・ラン様(がふ)ええ・・、何かトラブルがあったらしいで
すな・・(がふ)
うぐ嬢:お客様にご連絡します。第1階「守護者」到着の遅れがあり、今日の試合は第2階、沙耶
選手VS草薙瑞樹選手の戦いからとします。繰り返します(以下略)
晴・嵐:なんや・・、しまらんなあ・・(怪訝)
丸・木:・・・・・ここで我らがとやかくいっても仕方ありますまい(がふ)とりあえず、上へ参
りましょう・・(がふ)

〜14日目・第1試合「破戒巫女沙耶殿VS正統派巫女瑞樹殿」〜

うぐ嬢:14日目、第1試合、沙耶選手VS草薙瑞樹選手を開始します。
観 衆:(おおおおおおおおおお・・・)
晴・嵐:「銃を手にした破戒巫女」と「弓を手にした正統派巫女」の戦いかあ・・・。
丸・木:非常に対照的な二人ですな(がふがふ)
沙 耶:あんまり手間をとらせるな・・、高くつくぞ?
瑞 樹:兄様のため・・・、負けるわけには参りません!
音 :(たーーーーーーーーーーーーーーん!!!)
晴・嵐:おっ、おっ!「銃」と「弓」、同時かっ?
丸・木:いえ、撃ったのは沙耶殿が少し速いですな、しかし・・(がふ)
沙 耶:く・・・、だせえ・・・(がくっ)
晴・嵐:当たったのは・・・、瑞樹はんの方か・・。
丸・木:ええ・・(がふ)
瑞 樹:待っていてください・・(弓を下ろす)
うぐ嬢:第1試合勝者、草薙瑞樹選手!!
観 衆:(わぁああああああああああああああ)
うぐ嬢:それでは、敗者沙耶選手の陵辱に入ります。皆様暫し陵辱場でお楽しみください☆
沙 耶:くぅ・・・(猿ぐつわをはめられて陵辱場へ引きずられていく)
晴・嵐:もーちょい、沙耶はん、行くと思ってたけどなあ・・(ポップコーンぱくぱく)
丸・木:まあ・・、惜しかったですな・・(がふ)
晴・嵐:一歩間違えれば、明日はター・チェの身・・、気楽には見れへんか・・(ぽん)

〜14日目・第2試合「大守護キサナ殿VS魔王マルドゥーク殿」〜

うぐ嬢:14日目、第2試合、キサナ選手VSマルドゥーク選手の昇格戦を開始します。
観 衆:(わあああああああああああ・・・)
晴・嵐:ほ〜お、さすがは、勝ち抜けてきた二人の試合だけあって、もの凄い熱気やな。
丸・木:・・・・・・ですな(がふがふ)
キサナ:また・・来た・・。止めておけば・・、良いのに・・。
魔 王:・・ちょっと先から「塔」にいるからとてのぼせるでない・・。・・絶望に身悶え・・、
暗黒に身を落とすが良い・・。
観 衆:(・・・・・・・・・・・しぃいいいいいん)
晴・嵐:お互い、えらいあっとー感やなあ・・(ぼそ)
丸・木:ええ・・(がふ)勝ち抜けてきた実力、伊達ではありますまい。
魔 王:・・・・・・・・・(無言で重い一撃)
キサナ:「フルガード」・・・・・・(どぉおおおおおおおおん!!!)
(中略)
晴・嵐:・・・・長いな。
丸・木:ええ・・、でも、キサナ殿の方が確実に決めております・・。このままなら・・。
キサナ:これで・・、おしまい・・(ピアッシング)
魔 王:・・・・・・・・・・くっ(崩れ落ちる)
うぐ嬢:第2試合勝者、キサナ選手!!
観 衆:(おぉおおおおおおおおおおおおおおおお!!)
魔 王:我が野望は・・、見果てぬ夢となる果てるのか・・(ぐ・・・)
キサナ:だから言ったのに・・。
晴・嵐:キサナはん・・、えろう、強いな・・。
丸・木:ええ・・(がふ)・・・・・・・・・・・(がふ)
うぐ嬢:それでは、敗者マルドゥーク選手の陵辱に入ります。暫し、お楽しみください☆
魔 王:なに・・・?ここ・・、で?や・・、やめろっ、馬鹿は・・・、よせっ!いやっ・・・、
いやあああああああああああっ!

〜14日目・第3試合「皇女太・北嬢VS???殿」〜

晴・嵐:(「守護者」側の選手を見て、眉を潜める)あれ・・?なんや?
丸・木:どうかされましたか・・?(がふ)
晴・嵐:い・・、いや・・、雲を突くような大女やって情報聞いていたんやけど・・。
うぐ嬢:お知らせします・・。第3試合、「守護者」ヴルカノン・アッコ選手、酒場での乱闘で負
傷したため、代理として、流砂選手が参戦します☆
観 客:(おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!)
晴・嵐:な・・・・・・・・・・・・、なんやてええええええっ?!!!(愕然)
丸・木:相手をご存じだったのですか?(がふ)いやさすがはシャ・ラン様、情報がお早いですな
(がふがふ)で・・、そんなにショックと言うことは・・、ター・チェ様が勝てる見込みが
あったのですかな?(がふがふ?)
晴・嵐:あ・・、ま・・・、まぁな(汗)・・ま、まあ、相手は関係ない・・。勝てばええんや、
勝てば・・(相手がな・・)
丸・木:ええっ、ええっ、そうですともっ(がふがふ)(マントをバサアッ、と脱ぎ捨てる・・。
中から派手な金ラメで「太・北様、命!!」と書かれた法被、お腹に大太鼓、背中にパイプ
オルガン・・)今日は、ワシ、必ず、ター・チェ様を勝たせて見せますじゃっ!(がふ)
晴・嵐:な・・、なんやなんやっ!??(びくうっ)
丸・木:ふれええええええええっ!!!(がふ)ふれえええええええええええっ!!(がふふふ)
ター・チェさまっ!!(がふ)フレッフレッター・チェ様、フレッフレッター・チェ様!!
(がふ)おーおーおー!!(がふぴがどんどんがふぴがどん!!)(以下略)
晴・嵐:や・・・、やめえっ!!!ム・スン、やかましいっ!!!(汗)
太・北:あ・・・、ム・スン!!お姉ちゃんっ!!(二人に気がついて、手を振る)
丸・木:おおおおおおっ・・・、ター・チェ様、今日は必ず、ワシの応援でター・チェ様を勝たせ
てみせますぞおっ!(がぴーーーーーーーーっ)
うぐ嬢:「鳴り物」は禁止されております。直ちに中止ください。「鳴り物」は(以下略)
丸・木:な・・・、ぬあんですとっ!!!(がふっ)
太・北:ム・スン・・、良いから・・(にこ)
丸・木:し・・、しかしっ、この応援はっ!!
太・北:大丈夫・・、丸・木の強い気持ちは・・、伝わってるから・・、絶対、負けない(緊張を
ほぐすように指をパキポキと鳴らして・・)
うぐ嬢:14日目、第3試合、太・北選手VS流砂選手の試合を開始します。
観 衆:(おおおおおおおおお・・・)
太・北:ようは・・・、速攻でしばき倒せば・・、良いんだよね?(静かに見る)
流 砂:(同じく、静かな目で)・・・とりあえず、勝てば良いんだよね?・・「力」よ(きぃいん)
太・北:・・・・・・・・・・・・・・(たんっ・・、姿が・・、消える)
流 砂:・・・・・・・・え?!
晴・嵐:(あの子・・、「魔道防壁(フルガード)」、持ってへんのかっ?(くっ))
太・北:・・・・・・・・・・・ごめん(たんっ!:至近距離から鳩尾に一撃!)
流 砂:・・・・・っ!!!(・・・・・・・どさ)
丸・木:・・・・・・・・ター・チェ様・・(がふうる)
太・北:(小さく肩を振るわせてうつむいていた顔を上げる、そして)ん・・・・・・・・・・、
はつ・・しょーりっ!!!(丸・木&晴・嵐に向かってガッツポーズ!!!)
丸・木:ターチェ様あああああああああああああっ!!!(がふ感激)
晴・嵐:・・・・・・・(く・・)
観 衆:(おおおおおおおおおおおおおおおおっ!!!)
うぐ嬢:第3試合勝者、太・北選手!!
太・北:ム・スン、お姉ちゃんッ!勝ったよ〜〜〜〜〜〜っ!!!
丸・木:ううっ・・、ううっ・・・、ター・チェ様あああ・・、ワシは感動していますぞっ!!!
(がふがふがふがふ)
晴・嵐:(少し、肩が震えているの押さえて・・)・・よお、やったやないか、ター・チェ(優しい
微笑み、しかし・・、少し引きつってる)
流 砂:負けちゃった・・・、あの人にどう・・・。
太・北:・・大丈夫?(そっと手を貸す・・)
流 砂:う・・・、うん・・・、ありがとう・・・。
うぐ嬢:それでは、敗者流砂選手の陵辱に入ります。皆様暫し陵辱場でお楽しみください☆
観 客:(ぞろぞろぞろぞろ・・・→陵辱場へ・・・)
男たち:・・・・・・・・・・・(左右から、がしっ、と流・砂の肩を掴む)
流 砂:えっ・・・?
太・北:ちょ・・・、ちょっと!!!(思わず止めようとする)
砂 煙:(ぶわああああああああっ、と、舞い上がって、太・北の前をふさぐ・・)
太・北:えっ・・・、な・・・・、なにっ?!
丸・木:た・・・・・・・・、ター・チェ様っ???!!!(がふっ)
砂 煙:(砂煙の中から、うっすらと姿が浮かび上がってくる)あー・・、君たち・・。
流 砂:え・・?ええっ・・?
アッシュ卿:(砂煙が消え・・・、完全に姿が現れる・・)この大会の「趣旨」わかっているのか
ね?(どーん!)

丸・木:ア・・、アッシュ卿・・!!!(がふう)
晴・嵐:・・・・・・・・・・・(現れよったか・・)
太・北:あ・・・、ああ・・・(な・・・、なんなの?この・・・、存在感?こわ・・・、い?)
アッシュ卿:(にやり・・、と愉快そうな笑み)まあ・・・、良いんだけどね・・。・・・連れてけ
(男たちに目線で指示)
男たち:(引きずり出す・・・)
流 砂:え・・・、え・・・、ええっ?あ・・・(ばたんっ:陵辱場の扉が閉まる音)い・・・、
い・・・、いやああああああああっ!!!(扉越しに響く絶叫)
太・北:・・・・・・・・・・・・(下唇を噛んで、アッシュ卿を見る。)
アッシュ卿:これが・・、ここのルールだ・・(ふふ・・)知らずに参加したわけでもあるまいが・・、
それでも気に入らないと言うなら・・、せいぜい勝ち抜いて・・意地を見せてみたまえ・・
(皮肉げな笑み。マントを翻えし、背を向ける)
太・北:・・・・・・・・・・・・・っ!!!
丸・木:ター・チェ様っ!!(がふっ)(観客席から飛び降りて駆け寄る)おめでとうございます
じゃ!!!(笑顔&がふぴがどんどんっ)
太・北:ム・スン・・(力無い微笑みを返す・・)
丸・木:・・・・・・・ター・チェ・・様?(ぴが?)
太・北:・・・・・・ありがとう(何かをこらえると、にこ、と微笑みなおします)
丸・木:・・・・・・・・ター・チェ様・・(がふ)

(参考)「大守護」キサナ嬢VS「魔王」マルドゥーク殿=履歴3F−2
破戒巫女沙耶殿VS正統派巫女瑞樹殿=履歴2F−8
公女太・北嬢VSとんがり耳の流砂嬢=履歴1F−14
公女太北嬢VS正統派巫女瑞樹殿=履歴2F−9
聖騎士ヒルト嬢VS機会仕掛けのノイエ殿=履歴1F−15

(欄外)

晴・嵐:どういうことやねんっ!(がんっ、と壁を叩く音)
暗・仁:は・・、どうやら昨日の晩、急に起きたトラブルらしく・・。
晴・嵐:言い訳はええっ!!(どんっ、と蹴る音)・・・むっちゃ、気分悪いわ!!・・・まさか、
ム・スンが何かしたんやないやろうねっ?!
暗・仁:(う・・)いえ・・、ム・スン殿も配下の者も今回は動いておりません・・。
晴・嵐:く・・・、腹立つなぁ・・・(指の爪を噛む)
暗・仁:それにしても・・・・・、アッシュ卿、初めて目にしましたが・・、恐ろしいお方にござ
いますな・・。
晴・嵐:あ・・?・・何がやねん?(怪訝)確かに長生きしとって知識も豊富かもしれんけどな、
あんな枯れたエロ親父の何が怖いっちゅうねん?おまーも、公国一のスナイパーならなぁ
もう少し度胸持ちいなっ・・(がつっ)ったく、ほんま・・、太・北やあるまいし・・。
暗・仁:・・・・・・・・・・・・申し訳ありません・・。
晴・嵐:あーーーーーーっ、おもろなっ!!あいつはいっつも・・、正室の子っちゅうだけで、の
らりくらりと・・。
暗・仁:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
晴・嵐:・・・・・・・・・まあ、ええ(ふん・・)明日明後日の相手も強敵・・・、特にキサナ
はんになら、100%ター・チェが勝つことはありえへんのやろ?
暗・仁:は・・、何度もシュミレートいたしましたが・・、結論は、同じにて・・。
晴・嵐:そうか・・・(くく・・・)楽しみやなあ・・・(ふふ・・・、ふふふ・・・)
暗・仁:・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。
晴・嵐:とりあえずは・・、今の作業、続けといてんか?(優しい目・・)悪かったなあ、蹴った
りして・・。
暗・仁:いえ・・・・、では・・・・(闇に消える気配・・・)
晴・嵐:さて・・・・・、「果報」は寝て待て・・・、やな(静かに微笑むと・・、部屋の明かり
を消します)