『夢の中で』 byMORIGUMA グラッセンは、皇帝と呼ばれる王の元、強大な軍事力を誇り、 圧倒的な兵力で国家を形作っていた。 だが、力ゆえの帝国は、力にしか頼る術を見いだせなくなっていく。 東方の歴史ある島国に、次のような名言が残っている。 「道徳無き経済(力)は暴力であり、  経済(力)無き道徳は寝言である。」 勤勉をたたえ、学問を重んじた偉人は、そう看破していた。 興廃を繰り返し、百年程度の浅い歴史しか持たぬグラッセンには、 真理に触れるほどの教育も無く、 真理を看破できる程の人物も、数えるほどしか存在しなかった。 そして、不幸な事に、 宝石に等しい真理は、往々にして嘲笑され、 黄金に等しい知性は、無知の足に踏み敷かれる。 王宮の巨大な柱の並ぶ回廊、 白い大理石に鮮やかな黒い髪がなびく。 ほっそりとした姿に、たおやかで儚げな美貌、 聖女の清楚、女性のあでやかさ、 質素な黒い服も、彼女の美を高めこそすれ、落とすことはできない。 だが、深海のような群青色の瞳は、 憂いを含み、見る者の心を痛ましく掻き立てる。 神官戦士ユナ 「グリューネワルトの聖女」とまで呼ばれ、 傷ついた者を見れば、敵味方を問わず、己の力を与え救う生粋の女性神官である。 実力のみで編成されるグリューネの騎士の一員であることから、 その力は並々ならぬものがあるが、性格は優しく、大人しいと言われる。 心を何事かにとらわれていたユナは、 目の前に立たれるまで、気付かなかった。 「どうした?」 深く激しい黄金の目。 ユナを見るそれは、優しくいたわるような視線。 「あ・・・グリューネ様。すみません、ぼーっとしていて。」 武術の達人であり、鎧を着けていないチェニック姿の彼女は、 ほとんど足音を立てない。 だが、180を超える長身に、息をのむような美貌と、 エメラルドグリーンの流れる髪、目立たない方がどうかしている。 ユナがよほど何事かに気を取られていた証拠だ。 わずかにグリューネが息をつく。 「うまくゆかなかったようだな。」 恥ずかしそうにユナが頭を垂れた。 か弱き民のため、哀れな子どもたちのため、 貴族たちに、必死に救済を願い出ていることは、 グリューネの耳にも届いていた。 「いつなりと、私の名を出してくれて良いのだぞ。」 「いいえ、私の力不足なのです。  グリューネ様の騎士に加えていただき、  多くの方々に願い出る機会を許されました。  これだけでも、もったいないほどの厚遇です。」 中世の階級社会において、平民と貴族の間には、絶望的なほどの壁がある。 グリューネの騎士の一員であり、聖女の名と美貌ゆえに、 貴族も面会を許すのだ。 ユナからすれば、これにグリューネの名を使うのは、 神が与えてくれた試練を、自分で汚すに等しい。 試練は自分の力で乗り越えねばならない。 『それに・・・グリューネ様の立場もあります。』 彼女は口に出さなかったが、 皇帝の絶対の信任は、同時に貴族たちの嫉妬と憎悪の対象でもある。 聡明なユナは、貴族たちの言動の端々から、 それを敏感に感じ取っていた。 たとえ面と向かって言われても、 グリューネは気にも留めないだろうが、 彼女の名を振りかざすことだけは、絶対に避けねばならない。 「信仰も、武術も、誰かに頼っていては、真の力にはなりません。」 グリューネが白い歯を輝かせ、高らかに笑った。 ユナの見事な覚悟に、感服した証拠だ。 だが、グリューネとて武人。 己の武と力への誇りこそが最大の矜持たる者。 それゆえに、真理に気づくことは出来なかった。 いや、彼女の明晰な頭脳は、気づいてはいたのかもしれない。 この国の未来を憂い、必死に支えようとし続けていたのだから。 だが、武と力への誇りは、それを認めることを困難にしていた。 力は、より強い力があれば、倒すことができる。 力の論理は単純明快であり、何の容赦も逃げ場もありはしない。 やがて、それはグリューネにも返っていく事になる。 「痛てぇ、痛てぇぇぇっ!」 転げまわる兵士を見ておれず、ユナは押さえつけて癒しの力を発した。 右腕を貫通した矢傷はかなりの苦痛だ。 「き、き、きさまらの矢だぞ!、このくそアマ、放しやがれっ!」 敵兵は、汚らしく叫び、唾を吐きかけた。 ユナの美貌にくさい唾が白く広がる。 だが、彼女は黙って癒しを続けた。 敵兵を打ち倒しながら、その苦痛を見ておれず癒すなど、 噴飯ものではないか。 だが、すでに戦いの決着はついた。 そして、震えながら戦った臆病な自分に、 できることは、これだけだ。 やがて、痛みが去ったのか、敵兵はおとなしくなった。 治癒魔法をかけられたことに、ようやく気付いた。 「おめえ、馬鹿か?」 「かも、しれません・・・私にはこれしかできませんから。」 敵兵は、なんと言っていいか分からぬ顔をし、 やがて、ひどく傷ついた目をして、引き立てられていった。 負傷兵は、簡単に死ぬ。 敵であれば、即座に殺され、 味方であっても、見込みがなければ見捨てられ、 あるいは苦しまないようとどめを刺される。 ケガが無ければ、すぐには殺されない。 ふと、重量感のあるフレイルを見た。 おびえながらも、何度も敵を打ち倒し、あるいは叩き伏せた。 愛を説きながら、人を倒し、あるいは殺す。 これほどの矛盾があるだろうか?。 自分は、聖女などではない。 いや、穢れた唯の兵士でしかない。 けれど、力無ければ、誰かを守ることもできない。 『もっと大勢を助けたいとは思わぬか?。』 初めて出会ったとき、グリューネはそう言った。 盗賊団に襲われた村を救おうと、 死に物狂いで戦っていた。 ろくな武器も無く、イスを振りかざし、 岩を投げ、敵から奪った槍を振り回し、 愛していた村人を、可愛い子供たちを、 皆を守りたい一心で、血まみれになって戦った。 そして、輝く黄金の鎧が、 おびただしい盗賊たちを、なぎ倒した。 グリューネの言葉に、ユナは涙を零しながらうなずいた。 けれど・・・救える命は哀しいまでに少なかった。 力が無くては、誰も守る事はできない。 けれど、力だけでは、救うことが出来ない。 力の争いの後に、おびただしく残される犠牲者たち。 国家が強大になれば、争いは無くなるのだと言う。 けれど、争いが無くなるなど、 ありえるのだろうか?。 力なきは罪と、弱き者は邪魔だと。 必死に救済を訴える彼女に、 返る言葉は、ごくわずかに過ぎなかった。 『自分の夢は、愚か者の恥夢なのでしょうか・・・?』 「きさまは騎士だろうが、  騎士は勝つことのみを考えておればよいのだ。」 顔中に醜いイボのある、太った貴族が、 せせら笑うように言った。 グリューネ嫌いで知られた、かなり高位の貴族だが、 嫌味でも言いたくなったのか、珍しくユナに会ってくれた。 「騎士である前に、私は神官です。  お願いでございます、どうぞ哀れな民たちに、  お慈悲をご配慮いただきますよう、  伏してお願い申し上げます。」 必死に頭を垂れるユナに、しばし目をすえ、 かすかに口元を緩めた。 「ほほう・・・騎士の前に神官であると?。  そのようなたわ言を、いかにして信じよと?。  グリューネの脇に並び、戦場を疾駆する騎士団が一人、  その武功も、名誉も、意味は無いと?。」 決然とうなずくユナに、悪魔のように笑う。 「では、武功も、名誉も、  自分で投げ捨てて見せてもらおう。」 「騎士を捨てよとおっしゃるのであれば・・・」 ゆっくりと、貴族は首を振る。 「物には対価というものが必要なのをご存知か?。  慈悲などかける言われは無いが、  きさまが、グリューネの騎士でいながら、  騎士の武功も、名誉も、投げ捨てて見せる見世物になるなら、  それなりの対価は払ってやろう。」 「見世物・・・・・・?」   美しい顔を曇らせ、その意味を必死に考えた。 だが、ユナには分かるはずも無い。 「いったい、いかにすればよろしいのです?」 「なあに、簡単なことよ。  恥を晒し、屈辱を受け入れ、惨めに穢れて見せればよい。」 さっと、白い頬に血がのぼる。 「私に、女を捨てろと?」 「いや、ただの女である証を見せよ。  グリューネの騎士といえど、ただの女だとな。」 ユナは理解した。 この男の本当の憎悪は、やはりグリューネなのだ。 グリューネの大事なものを、晒し、蔑み、穢せればそれでよいのだ。 ここを立ち去るのは、簡単だった。 貴族も止めはしないだろう。 ユナは、静かに立ち上がった。 決然とした表情に、むしろ貴族の方が一瞬おびえた。 プツ、プツ、プツ、 服を止めているボタンを、ゆっくりと外した。 「グッ、グケッ、ケッ、ケッ、」 奇怪な笑い声の中、白い、透き通るような肌が、 薄暗い部屋の中に浮かび上がる。 聖女とまで呼ばれ、穢れの一切を知らぬような肌。 まだ18だというのに、 その肉体は華麗で豊かに、ふっくらと盛り上がり、 その肌を切り取るかのように、黒い光を帯びたような髪が、 肌に流れ落ちる。 その肌が、赤みを帯び、震えていた。 恥じらいに染まる頬が、息を呑むほどに美しく、 震える乳房が、かぶりつきたくなるような柔らかさを見せる。 可憐な小ぶりの乳首が、羞恥に染まり、強く勃起していた。 小さなかわいらしいへそから、 その下の小さくとも濃い茂みが、あえぎ、動いた。 「クケケケケ、なんとも、なんともいやらしい体ではないか。」 グイと、爪が乳房に食い込み、握り締める。 「ん・・・・っ!」 「おおお、この柔らかさよ、吸い付くようじゃな。」 もう一つの手が、無遠慮に茂みをまさぐった。 「っ・・・・・んあ・・・」 びくっ、震える、あえぐ、目を閉じ耐える。 「これが、グリューネの騎士だと?、ただの女が。」 握られ、はみ出した乳首が、痛々しく震えた。 曲げられた指が、まだ乾いた襞を広げ、 痛々しくのけぞるユナの中を穿った。 「ひ・・・・っ!」 「んん?」 指の先に着いたかすかな血、 「ほほほ、処女かきさま。」 醜い顔を歪め、舌なめずりすらする。 そして再び、指を滑り込ませる。 閉じようとする体、必死に耐えようとする意志、 悶える肉体が、これ以上は無いほどの淫靡に揺れる。 「ワシなどにいたぶられるのは、つらかろう、苦しかろう、  どうじゃ、今ならまだ処女は無事ぞ、逃げても良いぞ。」   言いながら赤い舌を伸ばし、はみ出た乳首をチロチロとなめる。 醜く、おぞけをふるうような顔を、胸に、首に、顔にすりつける。 クチャクチャと、探り、もてあそび、嬲る指先が、 ユナの狭い胎内を、次第に犯し、嬲っていく。 だが、ユナは哀しげに、あえぎ、歯を食いしばり、耐えた。 「ふん」 豪奢なじゅうたんの上に突き飛ばされ、しりもちをつくと、 細い両足首をつかまれ、広げられ、持ち上げられる。 ユナの顔が真っ赤に染まる。 黒い巨大な幹に、紫の醜くいやらしげな血管が暴れ、 凶悪な亀頭が、カリを反らし、膨れきってのけぞっていた。 押し曲げられ、広げられた陰唇が、 叩かれ、ねじられ、突き入れられた。 ビチビチッ、ズブズブズブリュッ 「いっ、いたっ、ひーーーーーーーーーーっ」 情けも、容赦も無い突入が、まだ濡れてもいないユナを一気に貫き、 引き裂かれた胎内は、悲鳴をあげた。 血にまみれた幹が引き出され、亀頭が興奮にはちきれそうだ。 「どうだ、奪ってやったぞ、きさまの処女を、  おらっ、おらっ、おらあっ」 痛みと、悲鳴が、必死に食いしばる歯の間を、 かすかにもれ出る。 狭い胎内が、震え、わななき、痛いほどに締め付ける。 血にまみれ、突き込み、引きずり出し、 広げられた肉体の、腿も、下腹部も、血まみれになる。 激しい突き上げに、身体がこすれ、引き裂かれ、ずり動かされる。 太った獣の動きが、細く長い足を広げ、 こじ開け、凶暴な陰茎をさらに奥へねじ込み、のしかかる。 血のにおいと赤い雫、 狂喜する本能が、すぐさま沸点を迎えた。 痙攣する裸身が、赤く、白く、色を変え、のたうち、 のけぞり、打ち震えた。 ビクッ、ビクビクッ、 弾けるように膨張するそれが、 痛みと恐怖と、絶叫を最奥へ叩きつけた。 黒髪が乱れ、肌があえぎ、 細い背筋が、激しくのけぞった。 「いあぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・!!」 ドボッドボッドボッドボッドボッドボッ 鈍く、重い爆発が、 粘りつく濃厚なほとばしりが、 根元まで突き刺さった陰茎から、 ユナの子宮口に突き刺さり、最奥めがけて、轟き、撃ち放たれた。 開ききった両足が、脈打ち、痙攣を繰り返す。 あふれ、駆け巡り、押し寄せる。 自分の全てが、陵辱される。 痙攣しながら、その全てを刻み付けられる。 中に、ドブドブと、音をたてて、 赤く潤んだ子宮の中へ、大量の精が、噴き上げるように詰め込まれていく。 のけぞっていた肥満した体が、 足を下ろさせ、あえぐユナの腰をグイと引いた。 「ひぐうっ!」 バツンッ 引き付けられた細腰に、獣の凶暴な腰が激突する。 敏感な粘膜が、 涎をたらし、突進する獣に突き開かれ、えぐりぬかれる。 激しい音が、ユナの芯までえぐった。 グチャッ 中にあふれた精が、激しい律動に吹き出す。 「いひいいいいいいっ!」 ユナの悲鳴に、目をギラギラさせ、醜く笑う。 バツッバツッバツッバツッバツッバツッ 叩きつける律動が、柔らかい粘膜を強姦し、 処女を失ったばかりの胎内を、残酷にいたぶる。 「ひっ、ひっ、イッ、いたっ、いひいっひいっ、ひっ」 獣のように、後ろから犯す、 細く、白い、のたうつ裸身、 それを見下ろし、叩きつけ、悲鳴を上げさせる。 声の悲鳴、 「ひいんっ、ひいっ、ああっ、いたっ、いひいっ」 肉の悲鳴 グチュッグジュッズブッグリュッグチュッ 悲鳴が、ぞくぞくする。 泣き叫ぶ体が、陰茎にビリビリ感じる。 亀頭が狭い肉洞を広げ、こじ開ける。 美しい華奢な肉体の、のたうつリズムが、 押し広げる刺激と、締め付けて痛いほどの快感が、 興奮となって、陰茎の高ぶりを膨らませる。 のたうつ細い腰が、のけぞり、波打ち、広げられる。 身体が二つに裂かれていく、 頭がぐちゃぐちゃになり、身体が奴隷のように屈し、 目が、潤み、何も見えない。 白い闇の中、あがき、のたうつ、 白いふくらみが、じゅうたんにつぶれ、 激しい高ぶりに、乳首が痛く、こすれる。 長い黒髪が、白い背に張り付き、乱れ、流れる。 広がった腿が、白と赤の混ざり合った汁に汚れていく。 白く桃のような盛り上がった尻、 指を食い込ませ、広げ、刺し貫き、突きえぐり、叩き伏せる。 女の悲鳴、泣き叫ぶ背筋、興奮が、膨張し、とどまることを知らぬ。 頭に、火花が、弾け、弾け、弾け散った。 「うおおおおおおおっ!」 細い腰が浮き上がり、 腿が、足が、痙攣する。 えぐれる、広げられる、ねじ込まれる、 必死に閉じたそこが、無理やりに犯される。 小さなつま先があがき、折れ曲がり、一気に突っ張った。 「い・や・あ・ああああああああああああぁぁぁぁぁ!!」 ドビュグッドビュグッドビュグッドビュグッ 絶息し、痙攣する。 力を失い、投げ出した肢体が、灼熱する噴出に奥の奥まで焼けただれる。 煮えたぎった溶岩、飛び散る火炎、 ユナの胎内に穿ち抜いた陰茎が、凶悪な亀頭が、 ただれるばかりに、おびただしい精を、 ユナの子宮にねじ込み、射精し、噴出し、出し尽くす。 ドロドロのわななきが、ユナの全てを犯し、 身体に染み入るおぞましい感覚に、己の聖なる場所が穢される。 「ぜっ、ぜっ、ぜっ、ひっ、ひっ、はっ、はっ、」 力なくあえぐユナを、 のしかかった細い腰を、そのまま横に倒し、 左足をひきずり上げた。 声も無く、いやいやと首を振る。 彼女の赤く腫れた秘所が、無数のろうそくに晒され、 ドロドロの濁液が、腿を濡らし、いやらしく光らせる。 細く長い美麗な足を、なめずり、噛み、歯形を付け、 のけぞる汗と体液まみれの若い肢体。 醜い太った腰を、打ち振った。 バシンッ 「ひうっ!」 太った腰が、ムチのようにしなり、 凶悪な欲望の滾るままに、ユナの胎をえぐり、膣をこねくり、子宮口を蹂躙した。 「だ、ダメッ、えぐれっ、るうっ、壊れ、壊れ、ひいっ」 バシバシバシバシバシバシ 股間が、ヴァギナが、引き裂かれるような衝撃、 恥骨が悲鳴を上げ、意識が朦朧とし、 手が、弱々しくあがくように動く。 輝いていた瞳は朦朧となり、 汚され抜いた身体に、汗と、汚れた雫が、 流れ、飛び散り、彼女の顔にまではね散る。 ズチュルルルル 思いっきり引き寄せたかと思うと、 ズドッ 「ひぎいっ!」 一気に根元まで、ユナの最奥まで突入する。 また抜けるまで引き抜き、閉じかける陰唇をぶちのめす。 「ひいいっ!」 嬲る、嬲る、しずくが飛び、悲鳴が走る。 根元まで突き入れたまま、急激に腰をくねらせ、 わななく膣をこねくり回し、精液をねじくり、耕すように植えつける。 喘ぎ、痙攣する、びくびくとのたうつ。 壊れるほど、突き出す、突き上げる、突きまくる。 壊れる、壊れる、壊れる、 えぐれる、えぐられる、硬いのが、えぐって、広げて、 もう、もう、死んじゃう、死んじゃう、だめえ、 血の気を失った唇は、もう声すらかすれ、 潤んだ目は、ただ、のけぞり、揺らぎ、 肉襞がうめき、陰唇が収縮を繰り返し、 破壊的な律動を繰り返す陰茎に、意識も肉体も陥落していく。 反りかえる肉が、硬く凶暴な亀頭が、 突き上げ、えぐり、ねじ込み、 泣きながら、あえぎながら、ただ惨めに犯される。 「ひっ、ひっ、あ、い、はひっ、あ、だめ、だ・・め・・」 うめきと、欲望と、残酷な叫びが、 肉ののたうつ中を、駆け抜けた。 脈動が轟き、屈服した子宮に突き抜けた。 ドビュウウウウウウウウウウ 「い、いやああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ・・・・・・」 か細く、悲しい悲鳴と、 猛烈な征服の衝撃が、子宮口を焼きただれさせ、 子宮の中を、蹂躙した。 精が、濁流が、 白い腹を、波打たせ、膨らせ、征服しつくす。 ドビュッ、ドビュッ、ドビュッ、 なお執念深く、突き刺し、ねじ込み、射精し、 わななき、収縮する子宮に、浴びせんばかりに注ぎ込まれる。 ユナの何もかも奪いつくす。 あえぎ、震え、広げきられた足を痙攣させ、 胎内に射精される、ただ穢される、惨めに征服され、 屈していく。 細い、細い呼吸。 打ち捨てられた人形のように、 ユナの白い肉体は、投げ出され、広がったまま、 ピクリとも動かない。 パックリと開いた陰唇が、中に出しに出された男の精を、 あえぐたびに吹き出し、わななくたびに零し、すすり泣く。 「ゲッゲッゲッ、もはや神官などとすら言えんな、  ええ、メス犬、いやメス豚かな?。  子でも孕んで、育てるがふさわしいわ。ゲッゲッゲッ。」 ひとしきり笑ったあと、 「しかしまあ・・・・」 惨めに汚され尽くしたとは言え、 それでも、ユナも裸身も美しさを残していた。 「騎士の武功も、名誉も、投げ捨てた見世物としては、  充分よな。それなりの対価は払ってやろう。」 女の味としても、極上。 満足度も、これまでにない悦楽。 それに・・・・。 グラッセンの教会の一角に、ささやかながら、孤児院が生まれた。 だが、ささやかな幸せは、あまりにも脆い。 権力の一吹きで、綿毛のように飛び散るほどに。 醜いイボだらけの顔が、にんまりと笑った。 「私の友人たちも、『見世物』を見たいと頼まれましてな、  よろしいかな、グリューネの騎士ユナどの。」 わずかに青ざめた顔で、ユナは静かにうなづいた。 脆さの鎖は、彼女をがんじがらめに縛りあげていた。 「んうっ、うっ、ううっ」 豪奢な薄暗い一室に、細いうめきが、延々と響く。 美しい裸身が、淫らに広げられ、 仰向けにされた女体が、激しく跳ね上がる。 しかめた流麗な眉が、下から突き上げるアナルに震え、 突き刺さるヴァギナの、巨大な陰茎に、蹂躙され、 可憐な唇が、無残に広がり、喉まで深く突き刺され、 細い手が、右にも、左にも、握らされ、必死にしごいていた。 男の欲望の激しさに、腰が跳ね上がり、波うち、 喉がこすれ、乳房がぐちゃぐちゃに握られ、 胎内を荒れ狂う両根に、意識が何度も何度も飛ぶ。 「んううっ、うっ、ううっ、ぎっ、んううううっうううううう!!!!」 ドビュルッドビュルッドビュルッドビュルッ のけぞる腹に、噴出が撃ち放たれ、 ドビュグッドビュグッドビュグッドビュグッ 痙攣する膣が、脈動に撃ち抜かれる。 引き抜かれた口が、飛び散る精液にあふれ、 顔が、目も開けられぬほど浴びせられ、白く汚れる。 胸に、身体に、熱く、焼けるような精が、撒き散らされる。 あえぎ、痙攣しながら、ユナは、必死に身体を起こした。 「さあ、今度は上に来てもらおうか。」 がくがくする腰を上げ、そそり立つ陰茎に跨る。 ズブブブブ 「んああああっ」 「ほほう、声が、甘くなって、きましたなっ!」 腰を跳ね上げる動きが、ドロドロの膣を深く突き、 痺れるような、締め付けと、蠢きが、陰茎をさらに興奮させる。 「ではアナルを食ってみるか。」 ぎゅっと、締め付ける感覚と、あえぎのけぞる姿に、 興奮が高ぶり、腰が強烈に蠢き始める。 「んはああっ、ああっ、あひっ、ひっ、ああっ」 口をふさがれ、手に握らされ、 上下から突き責められ、ドロドロの裸身を、 ただ、撃ち震わせる。 『そんなことに意味があるのか?。  いや、自分に、そもそも意味があるのか?。』 男根に深く貫かれ、女の身体がよがり、のたうつ。 「いひっ、ひっ、ああっ、んうっ、んぶっうっ、ううっ」 自分がどうなろうと、そんなことはもう、どうでも良かった。 自分でも、人を、子供たちを、救えるなら・・・。 長い腿が締め付け、そそり立った陰茎が、 ユナの奥に、どっと注ぎ込んだ。 アナルの震えが、のけぞった男の精を浴びて、さらに激しくなった。 反りかえった美しい胸に、ねじつけられ、 柔らかなふくらみを、蹂躙し、こねくり、めりこませる。 ブシュッブシュッ、ブシュッ 熱く熔けるような精が、飛び散り、顔中に撒き散らされた。 いかに穢れようと、どれほど堕ちようと、 誰かを救うことが出来るなら・・・・・・・。 ユナの唇が、生臭く穢れた雫を、ゆっくりと飲み干した。 グラッセンの敗北の後、激しく凶暴な輪姦と蹂躙が、 グリューネとその美しい騎士たちを、 一人残らず貪り尽くした。 だがその中でも、枯れる事も、壊れることも無く、 ユナはただそれを受け入れ、 なおも癒しの力を、敵味方を問うことなく、 必要な者に与え続けた。 そして、いくつもの手が、彼女を救い出した。 FIN