〜 さいしょに… 〜

 先日、ワイズナーでお知り合いになりました「sheilLさん」から「アリエ」のCGを頂き、久しぶりにあの頃の熱意(キャラ萌?)がニョキニョキ〜っと目覚めて、ふと思いついたこんな作品を投稿させていただきました。

 ワイズナー企画をご存知の方なら説明するまでも無いですが、私の娘(キャラクター)こと「賢者アリエ」は、「凌辱」どころか「捕縛」すら無かった、企画の中でも稀有な一人でしたので、最後まで楽しめた反面、DPCさんに描いてもらったイラストは「お蔵入り」となってしまいました。
 お蔵入りのイラストに敬意を払う意味で、アリエ自身の18禁の絵は遠慮していたのですが、「もう三ヶ月も経つから、いいだろう(笑)」と思って描き始めて一週間。多少は人気があった「メガネのアリエ」を使って、何とか完成いたしました。

 いちおう、「Wizener 
(リポート? リターン? リベンジ? ……リード?)」なんて銘打ちましたが、「if」のひとつになるといいなぁ……?





 龍神(ドラゴンルーラー)の加護による繁栄を約束された「クルルミク王国」。
 半年前の、"龍神の迷宮"を舞台とした魔道士・ワイズマンによる占拠と、ハイウエィマンズ・ギルドの暴挙が終息し、消滅した平穏の―――。


 暢気な昼下がりを当たり前に貪る王都の町並み。その一角に、とある娘の姿があった。
 名を「アリエ」という。
 食事処の給仕として働く彼女は、ちょうど休憩の合間を使って店頭を掃除に勤しんでいた。

 ふと、対岸の道端に落ちていた、一冊の雑誌に目を留める。
 気になって、思わずその手に拾ってしまった。

「……ん、なんだろう? これ…」

 それは、半年前に壊滅した『ハイウェイマンズ・ギルド』の発行した「ギルドニュース(古)」だった!

「?!……」

 そこに記されているのは……かつて捕まった何人かの仲間の顛末記事。
 驚きと戸惑いで、アリエの乾いた喉が、思わずの租借で鳴った。
 観てはいけないもの……触れてはならない過去の事件。

(「どうしよう……で、でも……―――」)

 迷う指先が震え、その行動を躊躇させる。
 しかし、しばらくしてアリエは、圧し秘めていた好奇心に――負けた!

 アリエは、こっそり「ギルドニュース」を手に入れた!

 そうっと店の一角に隠れるように腰を下ろすと。
 アリエは捲るページの紙面(なか)の人物を、想像で自分に置き換えて読み始めた……



 ワイズナー(Wiznere)  クルルミク歴 ?月??日


アリエ
(女/20歳)
L-賢者 (元僧侶)  <方針:堅実> 
(初のデフォルメ全身作品(笑))
実力Lv
??
経験Lv
??
HP
??/??
攻撃力
??
防御力
??
装備Lv
??
名声Lv
??
探索力
??
回復力
??
発言力
??
運勢Lv
??
才能Lv
??
経験値
??
成敗数
??
正常
 オプション
「人徳」「潔癖」「信仰」「光源」「鑑定」「開眼・賢者」

 

賢者・アリエはドワーフの酒蔵亭で仲間を募った…
 
「『龍神(ドラゴンルーラー)』の導きと加護に、感謝します……」





仲間三人と迷宮に赴き、地下??階を堅実に進み始めた…
 
「『義務』はありますけど……『義理』まで無いですから――あたしの場合は」

罠を発見した! 回避した!

敵(イベントモンスター)と遭遇した!
 
「――自分の正しさを、確かめてみるまでです!!」

敵の攻撃!
アリエは??ダメージを受けた。
アリエは倒れた。





アリエが倒れたことを知った???人のならず者が
一斉に襲いかかってきた!

アリエは???人のならず者によって捕縛された!!


「ひ、卑怯者ッ――!」






監禁玄室??F-??



アリエは玄室に監禁された…

 
「数なんか、で……! い、嫌ッぁぁ!! やめてぇ――!!」




アリエは天の助けを祈った……しかし助けは現れなかった
 
「み、みんな……――」

アリエは脱出の機会を窺った……しかしチャンスは巡って来なかった
 「…ごめんなさい―――あたし……あたし…」


アリエは身包み剥がされた…

(装備レベル ??→0)



「へへへ、おい『あの』アリエを捕らえたって?」
ターゲットランキング?位のアリエを「犯せる」と聞いて、更になんと???人のならず者が玄室に集まってきた

(オプション 「潔癖」 発動)

アリエは、ならず者達ごときに貞操を許すまいと、決死の抵抗を試みた!
しかし、儚い抗いだった。


「や、止めなさい!! こ……こんなこと――許され、ない……」














「い、嫌ぁぁ……――だ、誰かぁあぁぁ!! 誰か……助けてェェ!!!」





賢者・アリエは、













ならず者達に、かわるがわる凌辱された…














 「ッい、痛ッいぃぃ!! こんな……こんなこと、嫌ァァ、ヤァァ(泣)―――!!!」


※ DPCさんに希望したエロ絵構図は、
「髪を掴まれ、股間の現実を突きつけられての輪姦」でしたので
想像で書いてみました(笑)



 「―――負け、な…い――あた、しは―――あ、ああ………」




 
「……ま、また…するッ――の?  い、嫌ぁぁッ!! もういやぁ…許して………お願いィィ――!!」


賢者・アリエは嬲られながら、己の賢者としての自負が、一気に削り取られていくのを感じた……

(実力レベル??→0)


アリエは激しい凌辱に耐え切れず、
ついに冒険者としての全ての気概を失った。
そして、女である己はしょせん男達の性奴隷に過ぎないことを悟ると、虚ろな目で男達に宣言した


「あたしは……ただの『牝』で、
皆様に使われる為に生きる『人形』でしか、ありません……」



男達はそれを聞いて満足げに頷くと、アリエを担ぎ上げ玄室を後にした…













 
「―――に、兄さ…ん―――ダメだった………あたし…」


* アリエ はギルドの性奴リストに記載されました *










 


 アリエは時間が経つのも忘れて、その誌面に釘付けになったまま。
 その「世界」の自分の末路の想像に、引き込まれるように眺めていた――が。

(じぃ〜〜〜、ドキドキ………―――)
「――お姉ちゃん?」   
「! はひッィィ?!」


ガタン! ガタガタッ!! ズズッ―――

 心臓が鷲掴みされたような驚きと一緒に。
 アリエは、声とは反対に椅子からずり落ちて、腰を抜かしたように情け無い声を漏らして後ずさった。
 その視線の先に、クリッとした幼い眼を輝かせた、この店の店長の娘の姿があった。

 アリエは、慌てて手にあった「ギルドニュース」を背中側に隠した。

「ただいま!」  
 「…お、おかえり――今日は…早かったのね……」
「? ……それ、な〜に」  
 「な、なんでもないわ……そ、それより、ほら。
  上で早く、宿題とか済ませた……ら?」
「うん!  じゃあ、後で一緒に遊んでね!!」  

 学校から帰宅したばかりと言う様に、無邪気に背中の大き目の鞄の重心を揺らしながら、少女は二階の自室へと姿を消した。

 店の娘の追撃から、アリエはなんとか逃げ延びた!

 アリエは、そのまま立ち上がると急いで厨房に入り、竈の置き火にそのまま雑誌をくべた。
 乾燥していた雑誌は直ぐ火に包まれ、直ぐに真っ白な灰になる。

 アリエは「ギルドニュース」を失った!

 ホッとしたアリエは、日常の自分の戻った。
 ……しかし。
 アリエの火照った身体と、欲望に濡れた精神(こころ)は、それから数日の間、欲求不満のように彼女に留まり続けたそうな……。


  (END?)




〜 あとがき 〜

 と、言う訳で、お蔵入りとなった「アリエ」の痴態を描いてみましたが、いかがだったでしょうか?
 ルーチン処理の順序や、ルールにそぐわない点もありますが、愛嬌と思ってご了承下さい。
 本当は「
トラップ(ギルドスペシャル)からの凌辱」とか「救出組(パーティ)がカオス傭兵に裏切られ凌辱!」、「vsワイズマン=セニティに敗北」、或いは「探索ではあり得ない vsギルドボ」なんてアイデアもあったのですが、オーソドックス・パターンで責めてみました。
 過去に仲間だったキャラで、希望するプレイヤーさんがもしいるのなら、仕様を試してみてもいいかも……(嘘です(笑))
 DPCさんが、いずれワイズナー本を発行するとかしないとか……それまでの妄想の橋渡しになるのであれば、本望です。

 では、また何かの機会がありましたら、作品を通じてお目にかかりたいと思います。

 HN:Arie でした〜。